ここ数年、ちょくちょくカメラ事業からの撤退報道をあちこちから流されては否定するの繰り返しが続くオリンパスさん。
■ 【オリンパス】医療特化とデジカメ撤退に信憑性、「物言う株主」受け入れの意味 | ダイヤモンド・オンライン
■ オリンパス新社長激白、米ファンド介入でも「デジカメ撤退」はない | ダイヤモンド・オンライン
今月もまた Bloomberg で「カメラ事業は撤退対象にならなかったけど、もはやそうとは限らない」と発言したと報道され、そこから否定しただの、してないだの盛り上がったり、E-M5 Mark III 発売イベントでは「まだまだレンズ出すよ」と言ったりで、オリンパス大好きな人には大変だったと思います。
■ Olympus May Cut Jobs in Aggressive Push to Increase Margins - Bloomberg
■ 【OLYMPUS】OM-D E-M5 Mark IIIを体感! OLYMPUS PHOTOFESTA 2019 レポート | THE MAP TIMES
そもそも、経済メディア向けに発言する内容とカメラファン向けに発言する内容が違うのは当たり前ですが、そんな騒動をとりあえず打ち消すためなのか、オリンパスがレンズロードマップを更新しました。
■ 「M.ZUIKO DIGITAL」レンズロードマップの最新情報を公開:2019:ニュース:オリンパス
今回追加されたのは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4 PRO」、「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」と名称未定の PRO 望遠ズームレンズの3本。
最初見た時に「12-100mm F4 IS PRO があるのに IS なしの 12-45mm F4 PRO なんて需要あるの?」と思いましたが、パンケーキズームで PRO を冠する F値一定のレンズが出るという噂。それなら素晴らしい。E-M5 Mark III と同時発売にすればベストだったのでしょうけど。
■ 【オリンパス】医療特化とデジカメ撤退に信憑性、「物言う株主」受け入れの意味 | ダイヤモンド・オンライン
■ オリンパス新社長激白、米ファンド介入でも「デジカメ撤退」はない | ダイヤモンド・オンライン
今月もまた Bloomberg で「カメラ事業は撤退対象にならなかったけど、もはやそうとは限らない」と発言したと報道され、そこから否定しただの、してないだの盛り上がったり、E-M5 Mark III 発売イベントでは「まだまだレンズ出すよ」と言ったりで、オリンパス大好きな人には大変だったと思います。
Takeuchi also backtracked on some of his comments in the past that the camera business was not for sale, saying that may not be the case anymore.
■ Olympus May Cut Jobs in Aggressive Push to Increase Margins - Bloomberg
また、海外メディアで度々お名前を見掛ける役員の方から嬉しい話が。曰く「OM-D E-M5 Mark III誕生は、新たなスタートライン。これを起点に、ボディ2台・レンズ3本を毎年リリースする意気込みで開発に取り組みたい」との力強いメッセージを頂きました。
■ 【OLYMPUS】OM-D E-M5 Mark IIIを体感! OLYMPUS PHOTOFESTA 2019 レポート | THE MAP TIMES
そもそも、経済メディア向けに発言する内容とカメラファン向けに発言する内容が違うのは当たり前ですが、そんな騒動をとりあえず打ち消すためなのか、オリンパスがレンズロードマップを更新しました。
■ 「M.ZUIKO DIGITAL」レンズロードマップの最新情報を公開:2019:ニュース:オリンパス
今回追加されたのは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4 PRO」、「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」と名称未定の PRO 望遠ズームレンズの3本。
最初見た時に「12-100mm F4 IS PRO があるのに IS なしの 12-45mm F4 PRO なんて需要あるの?」と思いましたが、パンケーキズームで PRO を冠する F値一定のレンズが出るという噂。それなら素晴らしい。E-M5 Mark III と同時発売にすればベストだったのでしょうけど。
レンズロードマップには他にも、既に開発発表されてイベントでも展示されている「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」や、名称未定の超広角ズーム、超望遠ズーム(2本?)、明るい単焦点レンズといった PRO レンズ数本が記載されています。
ま、正直言って「この状況下で、そんなに開発リソース/余裕があるの?」っていう気もしますが、具体的に名称が出てきた3本のレンズは来年発売されるでしょうから、
と、このところ不安に思っていたユーザーに思わせる効果はあったように思います :-)
ただ、こういうことを言うとオリンパス信者の皆さまには怒られるでしょうけど、ぶっちゃけ言って、個人的にはニコン以上に将来的な事業存続は厳しいのでは…と思っています。3年後5年後はともかく、10年後は??と思うのです。
このままカメラ事業を続けて行って安定した利益が出せる見込みがあるか?という点が厳しいままだと、必ずどこかの時点で選択は迫られます。
少なくともここ数年、ミラーレス機の「台数」シェアでオリンパスは上位にあったにも関わらず、収益が決して良くなったことは事業継続判断にネガティブ要因でしょう。
パナソニックのようにフルサイズに手を出せる余力があるとも思えませんし、利益率の高い映像(動画)分野で一定のシェアを今から確保するのも現実的ではない状況。
「カメラ事業(レンズ)の技術という基礎があってこそ、収益の柱である医療事業の他社優位性が保てる」なんて言われますが、カメラ事業を売却して民生用レンズを売らなくても光学事業、光学技術を確保できるわけで、売却方法の問題だけです。
きっと、今後もカメラ事業売却の噂は流れて、オリンパスのカメラユーザー/ファンにとっては厳しい状況が続くことになるでしょうが、会社はユーザーじゃなく株主のモノですから、そこは割り切るしかないわけですけど、反面、
とも思うのです。そういう意味では将来のことを思うより十分に「今を楽しむ」ことができるのではないかなあ、と。
もちろん、レンズはまだまだカバーしきれていないところを補ったり、II型になったとはいえ設計が古いままの 75-300mm の代わりに 100-400mm F5.0-6.3 IS をリリースするような更新は必要でしょう。
個人的にはコンパクトな超広角レンズが欲しいと思っていますし(9-18mm は超広角としては広さが弱い)、PRO レンズばかりで値段と性能がバランスした PREMIUM レンズはどこへ行ったの?なんてことも思います。
けれども、現時点でもマイクロフォーサーズというフォーマットを十二分に活かした強烈な手振れ補正や小型高画質なレンズ、コンパクトな超望遠レンズなどのメリットを打ち出したオリンパスのボディやレンズは素晴らしいものがあって、他にないオンリーワンな特長がマイクロフォーサーズには幾つもあります。
ボディ側でこの先どれだけ新しい魅力を出せるのか?という点を考えるとド素人的には見えてこないことも多いですが、
と思うんですよね。
まぁ、動体相手の AF や EVF がもっと向上して欲しいとか高感度画質が〜と思いますけど、それはこっちが進歩したら、もっと先を行くカメラは絶対にあると思うので、いつまで経ってもキリはないと思うんですよねえ。(画質的にはセンサーサイズの違いもありますし)
なんてことを思いながら、最近の噂やらレンズロードマップ更新やらを見ていたという、どうでも良い与太話でした(^_^;)
追伸)ロードマップ更新と同時に PRO レンズ値上げのリリースもされていたけど、他社は価格改訂とかなくてもここ半年でガッツリ値上がりしてるレンズが多数ある状況なので、むしろ敢えてリリースした方が好感が持てる…かも?(よく言い過ぎ)
■ 一部交換レンズの出荷価格および希望小売価格改定のお知らせ:2019:ニュース:オリンパス
ま、正直言って「この状況下で、そんなに開発リソース/余裕があるの?」っていう気もしますが、具体的に名称が出てきた3本のレンズは来年発売されるでしょうから、
オリンパスさん、まだしばらくは大丈夫かな
と、このところ不安に思っていたユーザーに思わせる効果はあったように思います :-)
ただ、こういうことを言うとオリンパス信者の皆さまには怒られるでしょうけど、ぶっちゃけ言って、個人的にはニコン以上に将来的な事業存続は厳しいのでは…と思っています。3年後5年後はともかく、10年後は??と思うのです。
このままカメラ事業を続けて行って安定した利益が出せる見込みがあるか?という点が厳しいままだと、必ずどこかの時点で選択は迫られます。
少なくともここ数年、ミラーレス機の「台数」シェアでオリンパスは上位にあったにも関わらず、収益が決して良くなったことは事業継続判断にネガティブ要因でしょう。
パナソニックのようにフルサイズに手を出せる余力があるとも思えませんし、利益率の高い映像(動画)分野で一定のシェアを今から確保するのも現実的ではない状況。
「カメラ事業(レンズ)の技術という基礎があってこそ、収益の柱である医療事業の他社優位性が保てる」なんて言われますが、カメラ事業を売却して民生用レンズを売らなくても光学事業、光学技術を確保できるわけで、売却方法の問題だけです。
きっと、今後もカメラ事業売却の噂は流れて、オリンパスのカメラユーザー/ファンにとっては厳しい状況が続くことになるでしょうが、会社はユーザーじゃなく株主のモノですから、そこは割り切るしかないわけですけど、反面、
マイクロフォーサーズって、割ともう完成形では?
とも思うのです。そういう意味では将来のことを思うより十分に「今を楽しむ」ことができるのではないかなあ、と。
もちろん、レンズはまだまだカバーしきれていないところを補ったり、II型になったとはいえ設計が古いままの 75-300mm の代わりに 100-400mm F5.0-6.3 IS をリリースするような更新は必要でしょう。
個人的にはコンパクトな超広角レンズが欲しいと思っていますし(9-18mm は超広角としては広さが弱い)、PRO レンズばかりで値段と性能がバランスした PREMIUM レンズはどこへ行ったの?なんてことも思います。
けれども、現時点でもマイクロフォーサーズというフォーマットを十二分に活かした強烈な手振れ補正や小型高画質なレンズ、コンパクトな超望遠レンズなどのメリットを打ち出したオリンパスのボディやレンズは素晴らしいものがあって、他にないオンリーワンな特長がマイクロフォーサーズには幾つもあります。
ボディ側でこの先どれだけ新しい魅力を出せるのか?という点を考えるとド素人的には見えてこないことも多いですが、
今あるもの+α(近々出るもの)だけでも十分に凄くない?十分にやっていけると思わない?
と思うんですよね。
まぁ、動体相手の AF や EVF がもっと向上して欲しいとか高感度画質が〜と思いますけど、それはこっちが進歩したら、もっと先を行くカメラは絶対にあると思うので、いつまで経ってもキリはないと思うんですよねえ。(画質的にはセンサーサイズの違いもありますし)
なんてことを思いながら、最近の噂やらレンズロードマップ更新やらを見ていたという、どうでも良い与太話でした(^_^;)
追伸)ロードマップ更新と同時に PRO レンズ値上げのリリースもされていたけど、他社は価格改訂とかなくてもここ半年でガッツリ値上がりしてるレンズが多数ある状況なので、むしろ敢えてリリースした方が好感が持てる…かも?(よく言い過ぎ)
■ 一部交換レンズの出荷価格および希望小売価格改定のお知らせ:2019:ニュース:オリンパス
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