チラホラ噂はあったものの、昨晩遅くにサクッと発表された新型 MacBook Air と 13インチ MacBook Pro。

MacBook Air - Apple(日本)
MacBook Pro - Apple(日本)

どちらもマイナーチェンジでありますが(MacBook Air は昨秋大幅アップデートされたばかりだし)、
  • True Tone サポートの MacBook Air(ただし P3 広色域には非対応のまま)
  • 全モデル Touch Bar 搭載になった 13インチ MacBook Pro

というところが目立つ変更点でしょうか。ただ、それよりも

Air / 13インチ Pro とも少々値下げ


されたことと

MacBook は販売終了


となって、Retina Display ではない MacBook シリーズは消滅したことになります。

MacBookAirProRelease20190710A
(もう Mac のモデルから MacBook は消されている)


個人的に、昨秋 Retina Display 化されたのに True Tone をサポートせず MacBook Pro と無意味に差別化された MacBook Air のディスプレイが True Tone には対応されたのは良さげですけど、広色域 P3 には非対応のままなのは少し残念ですね。

あと、MacBook Air の下位モデルが 12万円切って少し値ごろ感が出てきたのは良いのですが、ストレージが 128GB SSD というのは、さすがに狭すぎると思うんですけどねぇ。まぁウチの古い MacBook Air も 128GB ですけど、サブのサブ機ですから…

で、マイナーチェンジされて、ちょっと良くなっておすすめと言いたいところですが、そうはいきません。



今回発表の新型 MacBook Air / MacBook Pro とも、

発売時からキーボード修理プログラム対象


という、ユーザーを舐め腐ってる仕様。

「新機種だけどキーボードは評判が悪くて故障が出まくってるバタフライキーボードのままだから、新品買って問題が発生したら無償交換するから連絡してね」

というわけです。頭おかしいレベルでワロス、としか言えませんね。2019年モデルからバタフライキーボードを止める、という噂は噂に過ぎなかったようです。

MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム - Apple サポート

MacBook Air はロジックボード不具合云々という噂もありますし、そこらへんも不安です。

Apple がユーザー舐めたモデルを出してくるのは今に始まったことではないので驚きはしませんが、一連のバタフライキーボード問題を一向に解決しようとせずモデルチェンジを繰り返す姿勢は、MacOS 8.x 〜 9.x 時代の終わってる感が漂い始めて、なかなか香ばしい状況になってきたように思えます。

ってか、MacBook Air/Pro を買い替えたくても、このままだと買い替えられません。相変わらずスペックの割には重いままだし ┐(´д`)┌

まぁ Docker などの軽量な仮想環境が整って、さらに WSL (Windows Subsystem for Linux) も 2 になって制限も随分少なくなってマトモに使えそうですし、慣れ親しんだ UNIX 環境だからと Mac にこだわる必要も少なくなってきたしねぇ、と思う昨今です。

(まだ残る優位点?はフォントの綺麗さとか、レジストリとかいう糞なものがないくらいですかねえ)


(去年から軽量化がまた一気に進んだWindowsノートの方がずっと面白い)