なかなかブログを更新できない間、移動中とかにちょこちょこと書きかけたメモが散乱していて、まとめるにもまとまらないものばかりなので、チラシの裏の集合体として本記事で垂れ流しておこうかと思います。
個人的に感じたどうでもいいことばかりなので、ブラウザのバックボタンをクリックしていただくか、もしくはサラッと流していただければ、と :D
とりあえずこの件を先にちょっと。ヒコーキ相手に1時間半、散歩スナップ的に新しい C-AF を30分ほど試しました。
その試し撮りのため、所用の合間に伊丹スカイパークへ試し撮りしに行ったら、新政府専用機が初めて伊丹空港へ来ていてラッキーでしたね。キッカケを作ってくれた新ファームウェア様様?です :-)
で、一番期待の高かった「C-AF で5点・9点 AF における中央優先」ですけど、結論から言うと、私の感覚では正直「ん〜」という感じ。
測距開始における中央優先は実感できるけれど、その後の追尾において中央優先設定にしていても従来と測距点の乗り移り方がそんなに変わってるかなぁ?という印象。測距点がウロウロしがちな基本的な癖は変わっていないと感じました。
このあたりは「ウチの C-AF はこうなんだよ!」と言われればそれまでなので、単に私の感覚にあってないという話でもあります。
ただ、デジタル一眼レフの測距点に比べると1マスが比較的大きめである分、盛んに乗り移られると意図したところとは違うポイントになることも多いので、あまり乗り移りされるくらいなら1点AFで撮る方が良いかな、と思ってしまいます。
(マイクロフォーサーズは被写界深度が深いので、ちょっとくらい測距点がズレても〜と思わなくはないのですが、300mm F4 IS PRO あたりだとそうも言ってられなかったので)
というわけで、E-M1 Mark II での動体撮影は以前と変わらぬ撮り方になりそうです。ここらへんは個々人の好みや被写体に大きく左右されると思いますけど、私の場合はそういうことで。
あと、これは多分私の気のせいだと思うんですが、カード書き込み中の再生やメニュー操作ができるようになったのは良いのですが、もしかして EVF の書き換えフレームレートが(高速設定にしてる時)若干落ちたか、遅延が少し長くなったり……いや、自分の気のせいやな。一眼レフに戻ってそっちに慣れてるせいでしょうね(^_^;)
去年10月に D5 を購入したものの、慣れの面から去年内はずっと D500 がメインのままでしたが、今年はほぼ D5 メイン、画角を稼ぎたい時だけ D500、という本来の想定形になりました。
昨今 4,000万画素超が当たり前のようになっていて、飛行機撮影界隈では D850 を常用、メインとする人も多くて、私もそのトリミング耐性を鑑みて「次はミラーレスよりまず D850 かなぁ」なんて思っていたのですが、D5 の画質の余裕さを身をもって知ると
と実感できて、「D500, D5 と来たら D850 も欲しい」衝動は殆どなくなりました。D850 と D500 の高感度画質に大した差もないですし。
もちろん、高画素機もあれば越したことはないのですが、高感度画質(や AF 性能&連写コマ数)が D5 と同等以上で画素数が増した D6 が発売されるなら D850 よりはそちらの方が欲しいですね。とはいえ、もう一桁機は買えませんけど。
私の場合、最近プリントしても激安フォトブックと、たまの 2L/A4 プリントくらい、あとは 4K じゃない 27インチディスプレイでの鑑賞ですから、2,000万画素でトリミングしても、それなりに十分ということもあります。
ってか、モデル末期とはいえ、D5 がメッチャ安くなっていて 50万ちょいなら結構お買い得な気が。
ですので、動体相手でも標準・広角域が必要な時は E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズレンズを使っています。民間機とサーキットの一部撮影だけですけど。
マイクロフォーサーズは被写界深度も深いですし、置きピンで撮れたり、S-AF で何とかなることも多いので、それはそれで役割分担と割り切っても良いのですが、とはいえ、夜間など E-M1 Mark II では辛い撮影条件もあるので、Fマウントの標準・広角レンズも必要なのは判っています。
ただ、最近レンズを買おうとすると、どうしても頭の中を過ぎるのが、
というワード。お金出して買って、どれだけ使うんだろ?ということ。
ゴーヨンFL (AF-S 500mm f/4E FL ED VR)、サンヨンPF (AF-S 300mm f/4E PF ED VR)、AF-P 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR の望遠3本は、どれもお金を出した分だけ使ってる、使う機会がある、元を取って行ってる、という確信があります。
D500, D5 のボディ2台含めて、これまでのFマウントへの再投資については選択結果と購入に全くの問題もなく、出したものに見合うリターンと稼働率がなされていると言い切れます。
それだけに、次にレンズを買おうとする瞬間、
と考えて、買う直前に踏みとどまってしまったことが今年は幾度もありました。(趣味のものだし、そればかり考えてると買えないのだけど)
一年前にデジタル一眼レフにへ戻ってきて「これが最後のデジタル一眼レフシステム」と思っているわけですし、きっとそうなると思いますが、だからこそ
というのが本音であります。
あと、悩むのが
というのもあって、さっぱり心決まらずであります。
逆に、ミラーレス機へ移行して Fマウントのレンズを手放している人がどんどん増えているせいか、Fマウントのレンズの中古玉はここ1年で相当に増え、さらに価格も(一部レンズを除き)下落気味なので、中古レンズでコストvs稼働率を上げていく方向かな、と思ったりなんだり。
ちなみに G20 外来機対策で、タムロンまたはシグマの 100-400mm を買おうかと少し悩んでいましたが、どうやら関西も今週半ば、G20 とともに梅雨入りで、期間中は雨模様になりそうなので、わざわざ買うこともないかな、なんて思って、やっぱりスルーであります(^_^;)
ソニーαシステムに飛びものユーザー待望の 600mm クラスのレンズ2本が発表され、某淀さんでちょっと小耳にはさんだところ、FE 200-600mm は発売日確約分が即日で埋まる勢いで予約が入ったとか。
■ ソニー、超軽いロクヨンと「伸びない」廉価超望遠ズーム 200-600mm 海外発表
自分の timeline を見ていても飛行機撮影界隈の人たちは去年からαに買い替え/買い増した人も多いですし、飛びもの動きものを専門にしていない人でも手を伸ばしたくなるレンズなのでしょう。インナーズームというのもポイント高いです。
そんなこともあってか、巷では
といった意見もあれば、逆に
という反論もあったりして喧々諤々ではあります。
個人的には
と感じているので、ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフ上位ボディと超望遠レンズ群の組み合わせがミラーレスシステムに対して優位性をもっていられる期間は、もはやそう長くないように思っています。
特に、ソニーはここが正念場とばかり、機能向上ペースやプロサービスの充実だけでなく宣伝攻勢(単なる広告出稿だけでなくメディアやインフルエンサーに対する様々な機会提供含む)が物凄いですからねぇ。
ソニーが将来の覇権を握れるかどうかは別にしても、5年後のパリ五輪ではミラーレス機のトップボディが、性能的に現行デジタル一眼レフのフラッグシップ機に追いついて、(過半まで行くかどうかは別にして)多くのプロスポーツカメラマンが使っていても驚かない状況になってきました。
なので、たまにネットで見られるような、一眼レフ+超望遠レンズユーザーが保身やら認めたくない感情だけで、αシステムのポテンシャルを低く見るのは格好悪いなぁ、と思ってます :D
少なくとも(被写体認識AFなどの機能含めて)伸びしろもは圧倒的にミラーレス機にありますし、ニコンやキヤノンの現行ミラーレス機における AF-C / AI Servo がソニーαに対して周回遅れな現状を鑑みれば、先行きはなかなか大変な気もします。(特にニコン)
反面、望遠・超望遠レンズで動体撮影をする場合においては、一部のミラーレス機ユーザーが(最近の性能アップで)テンション高くなって言ってるようなこと、
なんてツイートやコメントを見ると、頭冷やした方がええんとちゃう?と思ったりもします(´Д`)
AF 性能そのものの向上や被写体認識 AF により、動体撮影においてもヒット率の向上は確実にあるでしょう。ただ、瞳 AF や深度合成機能などミラーレスならではの機能により、歩留まりの向上や従来難しかった撮影が劇的に改善されることもあるジャンルとは同列には考えられないようにも感じています。
少なくとも、いくら被写体追従 AF やカメラの機能が進化しても「動く被写体をフレームに、意図通りに収める」ことはカメラが助けてくれるわけではないですからね。
レンズを被写体へ自動的に動かしてくれるようなカメラができたら、それはもはや撮ってると言えるのかどうか……
もちろん、スポーツ撮影でも状況・条件では顔認識、瞳AF は有用ですし、E-M1X のような被写体認識は魅力的ですが、じゃあその機能を完全に信用しきって撮れるのか?というと、現時点ではまだ難しいように思うのです。
先日あちこちのメディア媒体で記事になっていた、α9 と FE200-600mm, FE600mm F4 のメーカー提供のスポーツ撮影体験のように、単独の選手を撮るだけなら現時点の瞳AF でも十分実用的でしょう。
ただ、サッカーやラグビーのように敵味方入り乱れることのある中で特定の選手を追う場合、果たしてカメラ任せで大丈夫か?信用しきれるか?というと……
将来は完全に機械任せで大丈夫になるとしても、まだしばらくは機械の性能に頼って撮りたいシーンをミスるくらいなら、自分で頑張って狙う方が歩留まりが高いなら、そうすると思うんですよね。
将来的には、被写体ブレすら自動補正して絵作りしてくれる機能ができて、多少被写体が追えなくてもバッチリとブレなく撮れたり、低速流し撮りもカメラ側が良きに計らってブレをなくしてくれるかもしれませんが、それでもフレーム内に適切に被写体を収めることだけは人の手次第ですからねぇ。
(α9 の値ごろ感は D5/EOS-1DX に比べて凄まじいね…)
なんてことは、さすがに1年前デジタル一眼レフに敢えて戻ってきた身としては考えておらず、しばらく静観です。
まぁ相変わらず悪い虫が蠢いて、
なんて思わなくもないわけですが、そこは自重です。たぶん(^_^;)
ごく身近なところにαユーザーがいるので色々と共用できるメリットはあるんですけど、それだけにαの使い勝手が自分の感覚に少し合わせにくいのも知っているので…
あと、望遠レンズでの動体撮影においては、
という点があるので、コストとの兼ね合いも含めて、しばらくはミラーレス機をまたメインにすることは考えなくてもいいかな、と。
特にサンヨンPF を使っていたり、ゴーゴーロクPF を使った経験から、
だと実感しているのも大きな理由です。
(ミラーレス機で AF 測距方式が変わることで、レンズの開放F値が F5.6 や F8 にこだわる必要がなくなり、結果的にレンズの小型軽量化が進むという側面もありますが、被写界深度や高感度画質のこともあって明るいレンズの必要性が薄れるわけではないので)
あと、先にも書いたとおり自分の被写体的に「現状コストをかけてミラーレスにしたところで、特に楽になるわけでも、何か新しいものが撮れるわけでもない」というのも大きな理由。
まぁ、私のことですから1年後に何を言ってるかは判りませんけどね!
キャッシュバックキャンペーン効果で某量販店の売り上げランキング1位を獲得したとかなんとかで少し話題になっていましたが、春くらいからちょっと興味は持ってます。
ニコンのミラーレス機については「EVF がとても見やすくて気持ち良いなぁ」以外の感想はないのですが、Fマウントのレンズが使えるからサブ機として買うならアリかも?と見直すようになりました。
先日のファームウェア・アップデートで連写中に AE が作動するようになったのも、かなり評価age です。(個人的には瞳AF より重要)
ミラーレス機こそ高画素機が活きると思えば Z7 なのでしょうが、D850 が余裕で買える、下手すると今ならもう少し出して D5 が買えちゃう金額は全く視野外です。ミラーレスを主力に据えるなら別ですが、サブ機ですから。
となると、Z6 なのですが、個人的に「ミドルクラスのボディで後追いの割には高めだよなぁ」という印象が抜けない。
「ちょっと EVF の気持ち良いα7 III でしょ」というと怒る人がいますが、このクラスは先行者たる α7 III くらいが値ごろ感だと思っているので、多少のキャッシュバックがあるとはいえ、この価格でも量販店のランキング1位取れるくらい、みんな買うんだと感心しました。
元々、
と思っていますので、ニコンがこの内容とこの価格付けでやっていくのなら、将来はキヤノンに戻るか、ソニーに行くかになるような気がします。どちらにせよ、当分は静観ですけどね。
私の中でマイクロフォーサーズ・システムの存在が怪しくなってしまいそうなのも難しいところです。
私にとってマイクロフォーサーズは「レンズ交換式コンパクトデジカメ」として便利に使っていますし、言うまでもなくレンズを含めたシステムのコンパクトさは代わるものはありません。
かといって、ミラーレス機をダブルマウントで維持して使い分けて行ける気はしないですし、E-M1 Mark II に不満がないわけではないので(できるだけ ISO LOW でしか使いたくないとか)、αにせよ、ニコンにせよ、それ以外にせよ、新しいミラーレス機を買うとマイクロフォーサーズを手放すことと直結するので、それはちょっとなぁ…という感じ。
というか、フルサイズのミラーレス機用レンズで沈胴式のコンパクトな標準ズームレンズとか出ないんですかね。今のご時世だと、画質的にネット上でボロクソ叩かれて良いことないのかもしれませんが(´Д`)
とまぁ、色々適当なことを書き散らしていますが、とりあえず今のところは少ない予算で Fマウントの望遠以外のレンズをどう再構築していくか、そしてゴーゴーロクPF はいつになったら買えるようになるのか、が目下の課題なんですけどね!(^_^;)
Ver.3 ファームウェアのせいなのか、先日のオリンパスアプリのアップデートの効果なのか、キッカケはよく判らないのだけど、スマホへの写真転送が従来から劇的に速くなっていてビックリ。
以前のファームウェア・アップデートで、スマホ転送の改善云々があった時には「全然変わってへんやん」と感じたけれど、今回は劇的過ぎてビックリ。
もしかすると Ver.3 のアップデートより前だったのかもしれないけれど、こんなに速くなってなかったとおもうんだよねぇ。ぶっちゃけ、オリンパスのスマホ写真転送って、「なんでこんなに糞遅いの!?」と買った時からストレス感じてたことの一つだからねぇ。
ま、別のアプリに切り替えると転送が中断されて次は最初からやり直し、というのは変わってなさげだけど……
(ニコンに比べ EOS R/RP は良い感じの値段に…)
個人的に感じたどうでもいいことばかりなので、ブラウザのバックボタンをクリックしていただくか、もしくはサラッと流していただければ、と :D
▽ E-M1 Mark II の新ファームウェア Ver.3
とりあえずこの件を先にちょっと。ヒコーキ相手に1時間半、散歩スナップ的に新しい C-AF を30分ほど試しました。
その試し撮りのため、所用の合間に伊丹スカイパークへ試し撮りしに行ったら、新政府専用機が初めて伊丹空港へ来ていてラッキーでしたね。キッカケを作ってくれた新ファームウェア様様?です :-)
で、一番期待の高かった「C-AF で5点・9点 AF における中央優先」ですけど、結論から言うと、私の感覚では正直「ん〜」という感じ。
測距開始における中央優先は実感できるけれど、その後の追尾において中央優先設定にしていても従来と測距点の乗り移り方がそんなに変わってるかなぁ?という印象。測距点がウロウロしがちな基本的な癖は変わっていないと感じました。
このあたりは「ウチの C-AF はこうなんだよ!」と言われればそれまでなので、単に私の感覚にあってないという話でもあります。
ただ、デジタル一眼レフの測距点に比べると1マスが比較的大きめである分、盛んに乗り移られると意図したところとは違うポイントになることも多いので、あまり乗り移りされるくらいなら1点AFで撮る方が良いかな、と思ってしまいます。
(マイクロフォーサーズは被写界深度が深いので、ちょっとくらい測距点がズレても〜と思わなくはないのですが、300mm F4 IS PRO あたりだとそうも言ってられなかったので)
というわけで、E-M1 Mark II での動体撮影は以前と変わらぬ撮り方になりそうです。ここらへんは個々人の好みや被写体に大きく左右されると思いますけど、私の場合はそういうことで。
あと、これは多分私の気のせいだと思うんですが、カード書き込み中の再生やメニュー操作ができるようになったのは良いのですが、もしかして EVF の書き換えフレームレートが(高速設定にしてる時)若干落ちたか、遅延が少し長くなったり……いや、自分の気のせいやな。一眼レフに戻ってそっちに慣れてるせいでしょうね(^_^;)
▽ すっかり収まった D850 も欲しい衝動
去年10月に D5 を購入したものの、慣れの面から去年内はずっと D500 がメインのままでしたが、今年はほぼ D5 メイン、画角を稼ぎたい時だけ D500、という本来の想定形になりました。
昨今 4,000万画素超が当たり前のようになっていて、飛行機撮影界隈では D850 を常用、メインとする人も多くて、私もそのトリミング耐性を鑑みて「次はミラーレスよりまず D850 かなぁ」なんて思っていたのですが、D5 の画質の余裕さを身をもって知ると
私には飛行機のリベットや細かい文字がビシッと判別つくより、スポーツ撮影で陰影、輝度差のあるフィールドや、ISO 6400 以上、時には ISO 1〜2万くらいを使うナイトゲームで使える高感度耐性、画質的な余裕がある方が大切だわ
と実感できて、「D500, D5 と来たら D850 も欲しい」衝動は殆どなくなりました。D850 と D500 の高感度画質に大した差もないですし。
もちろん、高画素機もあれば越したことはないのですが、高感度画質(や AF 性能&連写コマ数)が D5 と同等以上で画素数が増した D6 が発売されるなら D850 よりはそちらの方が欲しいですね。とはいえ、もう一桁機は買えませんけど。
私の場合、最近プリントしても激安フォトブックと、たまの 2L/A4 プリントくらい、あとは 4K じゃない 27インチディスプレイでの鑑賞ですから、2,000万画素でトリミングしても、それなりに十分ということもあります。
ってか、モデル末期とはいえ、D5 がメッチャ安くなっていて 50万ちょいなら結構お買い得な気が。
▽ 相変わらず買えていない Fマウントの標準・広角レンズ
ですので、動体相手でも標準・広角域が必要な時は E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズレンズを使っています。民間機とサーキットの一部撮影だけですけど。
マイクロフォーサーズは被写界深度も深いですし、置きピンで撮れたり、S-AF で何とかなることも多いので、それはそれで役割分担と割り切っても良いのですが、とはいえ、夜間など E-M1 Mark II では辛い撮影条件もあるので、Fマウントの標準・広角レンズも必要なのは判っています。
ただ、最近レンズを買おうとすると、どうしても頭の中を過ぎるのが、
出費に対する稼働率
というワード。お金出して買って、どれだけ使うんだろ?ということ。
ゴーヨンFL (AF-S 500mm f/4E FL ED VR)、サンヨンPF (AF-S 300mm f/4E PF ED VR)、AF-P 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR の望遠3本は、どれもお金を出した分だけ使ってる、使う機会がある、元を取って行ってる、という確信があります。
D500, D5 のボディ2台含めて、これまでのFマウントへの再投資については選択結果と購入に全くの問題もなく、出したものに見合うリターンと稼働率がなされていると言い切れます。
それだけに、次にレンズを買おうとする瞬間、
このレンズ買って、果たしてどれだけ使うだろうか?
ン万円、十ン万円出した分だけこれから使うだろうか?
買ってはみたものの防湿庫に入れっぱなしになって、あとで肝心なレンズが買えなくならないだろうか?
と考えて、買う直前に踏みとどまってしまったことが今年は幾度もありました。(趣味のものだし、そればかり考えてると買えないのだけど)
一年前にデジタル一眼レフにへ戻ってきて「これが最後のデジタル一眼レフシステム」と思っているわけですし、きっとそうなると思いますが、だからこそ
将来メインシステムをミラーレスへ移行することを思えば、稼働率が低いだろう Fマウントの標準・広角レンズをどこまで投資すべきか悩むなぁ
というのが本音であります。
あと、悩むのが
稼働率が低いからと言って廉価なレンズで手を打ったとして、それで納得できるのだろうか?買ったレンズに納得できなければ、余計に使わなくなる悪循環になる気が…
かといってメインの望遠レンズと一緒に持って行くことを考えれば、標準・広角レンズであまり大きく重いレンズは避けたい(体力なし虚弱体質としては)
というのもあって、さっぱり心決まらずであります。
逆に、ミラーレス機へ移行して Fマウントのレンズを手放している人がどんどん増えているせいか、Fマウントのレンズの中古玉はここ1年で相当に増え、さらに価格も(一部レンズを除き)下落気味なので、中古レンズでコストvs稼働率を上げていく方向かな、と思ったりなんだり。
ちなみに G20 外来機対策で、タムロンまたはシグマの 100-400mm を買おうかと少し悩んでいましたが、どうやら関西も今週半ば、G20 とともに梅雨入りで、期間中は雨模様になりそうなので、わざわざ買うこともないかな、なんて思って、やっぱりスルーであります(^_^;)
▽ αブーム?に思う徒然
ソニーαシステムに飛びものユーザー待望の 600mm クラスのレンズ2本が発表され、某淀さんでちょっと小耳にはさんだところ、FE 200-600mm は発売日確約分が即日で埋まる勢いで予約が入ったとか。
■ ソニー、超軽いロクヨンと「伸びない」廉価超望遠ズーム 200-600mm 海外発表
自分の timeline を見ていても飛行機撮影界隈の人たちは去年からαに買い替え/買い増した人も多いですし、飛びもの動きものを専門にしていない人でも手を伸ばしたくなるレンズなのでしょう。インナーズームというのもポイント高いです。
そんなこともあってか、巷では
ミラーレス機随一の AF &連写性能と EVF のα9 があるソニーが、これから動体撮影分野でも大きなシェアを取るね
東京五輪前にα9 II が出たら、もう敵なしになるんじゃないの
といった意見もあれば、逆に
ソニーの超望遠レンズが出たからって、まだまだニコンやキヤノンの上位ボディと超防汚円レンズ群の組み合わせには敵わねえよ
という反論もあったりして喧々諤々ではあります。
個人的には
現状はまだニコンやキヤノンの一眼レフに分はあるけど、動体撮影の多くの分野で慣れと技術でカバーできるレベルになりつつあるし、近い将来に逆転される可能性は強い
と感じているので、ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフ上位ボディと超望遠レンズ群の組み合わせがミラーレスシステムに対して優位性をもっていられる期間は、もはやそう長くないように思っています。
特に、ソニーはここが正念場とばかり、機能向上ペースやプロサービスの充実だけでなく宣伝攻勢(単なる広告出稿だけでなくメディアやインフルエンサーに対する様々な機会提供含む)が物凄いですからねぇ。
ソニーが将来の覇権を握れるかどうかは別にしても、5年後のパリ五輪ではミラーレス機のトップボディが、性能的に現行デジタル一眼レフのフラッグシップ機に追いついて、(過半まで行くかどうかは別にして)多くのプロスポーツカメラマンが使っていても驚かない状況になってきました。
なので、たまにネットで見られるような、一眼レフ+超望遠レンズユーザーが保身やら認めたくない感情だけで、αシステムのポテンシャルを低く見るのは格好悪いなぁ、と思ってます :D
少なくとも(被写体認識AFなどの機能含めて)伸びしろもは圧倒的にミラーレス機にありますし、ニコンやキヤノンの現行ミラーレス機における AF-C / AI Servo がソニーαに対して周回遅れな現状を鑑みれば、先行きはなかなか大変な気もします。(特にニコン)
反面、望遠・超望遠レンズで動体撮影をする場合においては、一部のミラーレス機ユーザーが(最近の性能アップで)テンション高くなって言ってるようなこと、
次の世代機では今まで撮れなかったものが撮れるようになるかも!?
AI 機能が進めば、プロが撮ってるような写真が自動的に撮れるようになるんだろうね
なんてツイートやコメントを見ると、頭冷やした方がええんとちゃう?と思ったりもします(´Д`)
AF 性能そのものの向上や被写体認識 AF により、動体撮影においてもヒット率の向上は確実にあるでしょう。ただ、瞳 AF や深度合成機能などミラーレスならではの機能により、歩留まりの向上や従来難しかった撮影が劇的に改善されることもあるジャンルとは同列には考えられないようにも感じています。
少なくとも、いくら被写体追従 AF やカメラの機能が進化しても「動く被写体をフレームに、意図通りに収める」ことはカメラが助けてくれるわけではないですからね。
レンズを被写体へ自動的に動かしてくれるようなカメラができたら、それはもはや撮ってると言えるのかどうか……
もちろん、スポーツ撮影でも状況・条件では顔認識、瞳AF は有用ですし、E-M1X のような被写体認識は魅力的ですが、じゃあその機能を完全に信用しきって撮れるのか?というと、現時点ではまだ難しいように思うのです。
先日あちこちのメディア媒体で記事になっていた、α9 と FE200-600mm, FE600mm F4 のメーカー提供のスポーツ撮影体験のように、単独の選手を撮るだけなら現時点の瞳AF でも十分実用的でしょう。
ただ、サッカーやラグビーのように敵味方入り乱れることのある中で特定の選手を追う場合、果たしてカメラ任せで大丈夫か?信用しきれるか?というと……
将来は完全に機械任せで大丈夫になるとしても、まだしばらくは機械の性能に頼って撮りたいシーンをミスるくらいなら、自分で頑張って狙う方が歩留まりが高いなら、そうすると思うんですよね。
将来的には、被写体ブレすら自動補正して絵作りしてくれる機能ができて、多少被写体が追えなくてもバッチリとブレなく撮れたり、低速流し撮りもカメラ側が良きに計らってブレをなくしてくれるかもしれませんが、それでもフレーム内に適切に被写体を収めることだけは人の手次第ですからねぇ。
(α9 の値ごろ感は D5/EOS-1DX に比べて凄まじいね…)
▽ メインシステムのミラーレス機再移行
なんてことは、さすがに1年前デジタル一眼レフに敢えて戻ってきた身としては考えておらず、しばらく静観です。
まぁ相変わらず悪い虫が蠢いて、
3カ月前に予約したけど全く入荷する雰囲気のないゴーゴーロクPF (AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR) を買う金で、α7 III に 200-600mm か 100-400mm なら買えなくもないよなぁ
なんて思わなくもないわけですが、そこは自重です。たぶん(^_^;)
ごく身近なところにαユーザーがいるので色々と共用できるメリットはあるんですけど、それだけにαの使い勝手が自分の感覚に少し合わせにくいのも知っているので…
あと、望遠レンズでの動体撮影においては、
- 現状はデジタル一眼→ミラーレス機にしても、別に撮影は簡単にならないし、ミラーレスでも望遠レンズはレンズが特に軽くならないので、軽量化も知れている
(大型レンズの軽量化が進んでいるけど、それはミラーレスとは別の話) - EVF の高解像度化、フレームレート向上、ブラックアウトフリーは進んでいるけど、光学ファインダーのようにレンズを振りながらピン甘を感じ取れるほどのレベルにはない
- 暗所撮影時など EVF ならではの利点もあるが、スポーツ撮影のように左目でリアルの状況を見ながら右目でファインダーを覗く、という場合の違和感や長時間 EVF を覗いていての眼精疲労が強い点の解決は難しい
(慣れの問題とはいえ、過去の経験上1年経っても慣れきる感じではなかった)
という点があるので、コストとの兼ね合いも含めて、しばらくはミラーレス機をまたメインにすることは考えなくてもいいかな、と。
特にサンヨンPF を使っていたり、ゴーゴーロクPF を使った経験から、
機能的なことや将来の性能は別として、望遠・超望遠レンズユーザーとして劇的に可搬性や軽快さが変わるのは、ボディの変化より新硝材などによるレンズの変化
だと実感しているのも大きな理由です。
(ミラーレス機で AF 測距方式が変わることで、レンズの開放F値が F5.6 や F8 にこだわる必要がなくなり、結果的にレンズの小型軽量化が進むという側面もありますが、被写界深度や高感度画質のこともあって明るいレンズの必要性が薄れるわけではないので)
あと、先にも書いたとおり自分の被写体的に「現状コストをかけてミラーレスにしたところで、特に楽になるわけでも、何か新しいものが撮れるわけでもない」というのも大きな理由。
まぁ、私のことですから1年後に何を言ってるかは判りませんけどね!
▽ ニコン Z6
キャッシュバックキャンペーン効果で某量販店の売り上げランキング1位を獲得したとかなんとかで少し話題になっていましたが、春くらいからちょっと興味は持ってます。
ニコンのミラーレス機については「EVF がとても見やすくて気持ち良いなぁ」以外の感想はないのですが、Fマウントのレンズが使えるからサブ機として買うならアリかも?と見直すようになりました。
先日のファームウェア・アップデートで連写中に AE が作動するようになったのも、かなり評価age です。(個人的には瞳AF より重要)
ミラーレス機こそ高画素機が活きると思えば Z7 なのでしょうが、D850 が余裕で買える、下手すると今ならもう少し出して D5 が買えちゃう金額は全く視野外です。ミラーレスを主力に据えるなら別ですが、サブ機ですから。
となると、Z6 なのですが、個人的に「ミドルクラスのボディで後追いの割には高めだよなぁ」という印象が抜けない。
「ちょっと EVF の気持ち良いα7 III でしょ」というと怒る人がいますが、このクラスは先行者たる α7 III くらいが値ごろ感だと思っているので、多少のキャッシュバックがあるとはいえ、この価格でも量販店のランキング1位取れるくらい、みんな買うんだと感心しました。
元々、
最後の一眼レフはニコンに戻ってきたけれど、ミラーレス機までニコンと心中するつもりはないなぁ
と思っていますので、ニコンがこの内容とこの価格付けでやっていくのなら、将来はキヤノンに戻るか、ソニーに行くかになるような気がします。どちらにせよ、当分は静観ですけどね。
▽ というか新しいミラーレスを買ってしまうと…
私の中でマイクロフォーサーズ・システムの存在が怪しくなってしまいそうなのも難しいところです。
私にとってマイクロフォーサーズは「レンズ交換式コンパクトデジカメ」として便利に使っていますし、言うまでもなくレンズを含めたシステムのコンパクトさは代わるものはありません。
かといって、ミラーレス機をダブルマウントで維持して使い分けて行ける気はしないですし、E-M1 Mark II に不満がないわけではないので(できるだけ ISO LOW でしか使いたくないとか)、αにせよ、ニコンにせよ、それ以外にせよ、新しいミラーレス機を買うとマイクロフォーサーズを手放すことと直結するので、それはちょっとなぁ…という感じ。
というか、フルサイズのミラーレス機用レンズで沈胴式のコンパクトな標準ズームレンズとか出ないんですかね。今のご時世だと、画質的にネット上でボロクソ叩かれて良いことないのかもしれませんが(´Д`)
とまぁ、色々適当なことを書き散らしていますが、とりあえず今のところは少ない予算で Fマウントの望遠以外のレンズをどう再構築していくか、そしてゴーゴーロクPF はいつになったら買えるようになるのか、が目下の課題なんですけどね!(^_^;)
▽ E-M1 Mark II の新ファームウェア Ver.3 追記
Ver.3 ファームウェアのせいなのか、先日のオリンパスアプリのアップデートの効果なのか、キッカケはよく判らないのだけど、スマホへの写真転送が従来から劇的に速くなっていてビックリ。
以前のファームウェア・アップデートで、スマホ転送の改善云々があった時には「全然変わってへんやん」と感じたけれど、今回は劇的過ぎてビックリ。
もしかすると Ver.3 のアップデートより前だったのかもしれないけれど、こんなに速くなってなかったとおもうんだよねぇ。ぶっちゃけ、オリンパスのスマホ写真転送って、「なんでこんなに糞遅いの!?」と買った時からストレス感じてたことの一つだからねぇ。
ま、別のアプリに切り替えると転送が中断されて次は最初からやり直し、というのは変わってなさげだけど……
(ニコンに比べ EOS R/RP は良い感じの値段に…)