毎年6月の Apple WWDC 基調講演で発表されるアレコレについて記事にすることが多いのですが、今年はマジで特に書くことも書きたいこともないレベルだったので、余裕でスルーしました(^_^;)
さて、前回は撮影した写真をどうするか?ということの一つとして、近年よく使っている激安フォトブックサービス3種類を簡単に紹介、比較しました。
■ ワンコインで作れる激安フォトブック 〜いつも使ってる3つのサービスを比較 【前編】
撮った写真は「基本的に画面上で完結」と思っているクチで、適当に現像してオンラインアルバムや SNS に載せたり、人に送ったりして終わりの私ですが、それでも
という意見はそれなりに理解できています。(それでも、今どきプリント絶対主義者はアホとしか思いませんが)
ただ、基本的に面倒臭がりの私はその昔 A3 出力可能な写真用プリンターを購入したものの、カラーマネージメントも調整も面倒臭くなって放置(^_^;)、今では紙出力をするのは、キタムラなどのお店プリントと、安かろうそれなりだろうの激安フォトブックが中心になっていることは前回記しました。
そんな中、「ワンコイン以下で作れる激安フォトブック」は、よく利用しています。私が常用している激安フォトブック・サービスは以下の3つ。
■ フォトブックを毎月1冊無料で - ノハナ(nohana)
■ 送料無料フォトブック★超人気キャラ表紙多数オシャレなTOLOT
■ フォトブック|お客様満足度第1位【しまうまプリント】198円〜のフォトアルバム
今回はこの3つのサービスの特徴、個人的な印象をそれぞれ個別に記しておきたいと思います。また最後に、これら3つのサービスおよび激安ではないフォトブックとの使い分けにも言及しておきます。
(なお、本記事におけるフォトブックの写真は全部 iPhone 適当撮りのため、画質や色味を写真で判断することはできませんので予めご了承ください)
なお、前回も強調しましたが、再度念押ししておくと、
わけで、解像感、コントラスト、発色いずれも普通のプリントよりだいぶ落ちるのは、3つのサービスとも同じです。
ぶっちゃけ、スマホでちゃんと撮れた写真なら60万円のカメラで撮った写真と大差ないレベルのプリント画質です。そういう意味では、スマホ写真のプリント向けであり、レンズ交換式カメラで撮ったものに対しては不足なのは事実です。
ただ、「数百円レベルで作れるお手軽さ」は何にも代えがたいものがありますし、画面じゃなく紙でシェアできる良さは価格に関係なく、また安い分だけ皆で作ったり配ったりするのも抵抗が小さいのは何にも代えがたい魅力であります :D
フォトブックの仕様が A5スクエアサイズで 20ページと1つのみ、写真は1ページに1枚固定というシンプルさなので、
「載せたい写真を20枚+表紙用1枚選ぶだけで極めて簡単に作れる」
なのが nohana の良さ。文字を入れる制約も少ないので、あれこれ写真に文章を入れたい人にも向いてます。フォトブックの作成はスマホアプリ限定ですが、仕様がシンプルゆえに何も問題ありません。
逆に言えば、1ページに複数枚の写真を入れたいなどレイアウトに変化をもたせたい場合には不向きです。スクエアサイズで1ページに1枚なので Instagram 的スクエアサイズでまとまる写真がベストですが、通常の横長または縦長写真でも余白ばかりというほどではなく(個人的には)ギリギリ許容レベルです。
また、月1冊無料で送料のみという太っ腹なので、月1冊だけ作って自分用に残しておく、複数冊作る予定がない、というフォトブックに相応しい。
もちろん、「月1冊無料」というのは、2冊目以降の注文による利益を見越してのサービスでしょうが、A5スクエアサイズで 20ページで1冊 540円+送料というのは(この画質では)はっきり言って2冊目以降は割高なのは否めません。
複数冊作る可能性がある、あとから焼き増しならぬ作り増しをするかもしれないフォトブックを作るなら、後者の2ついずれかを薦めたいところ。
また、高画質オプションの類いは、最初から高画質なフォトブックのお値段と比べて別段安いわけではないので、最初からそういうフォトブックを作るつもりならレイアウト自由度の高い、定評あるサービスを選んだ方が良いように思います。
ただ、安い価格でフォトブックを作って確認してから高画質なフォトブックを作れる、というのは、本サービスや後述のしまうまプリントの利点です。
ぶっちゃけ、ノハナのフォトブックの仕様や出来自体にはあまり魅力を感じないのですが、
になっているので、そういう意味では有難いサービスだったりします(^_^;)
(後述するように、ノハナでフォトブックを作るのをキッカケに、同じ素材、ノハナでフォトブック作るためにセレクトした過程の写真で他のサービスでもフォトブックを作る、という感じになってます)
≪独断と偏見でノハナが向いている人≫
文庫サイズに近い小ささだけどボリュームある 64ページ A6仕様、ページ数は3分の1だけど一回り大きい B6仕様、ともにきっちり税込み、送料込みワンコイン 500円という判りやすさが魅力の TOLOT。
最初から送料込みなので、複数冊注文時に送料分が…というのはあるけれど、それ以上に価格的な判りやすさが魅力だと思うのでマイナス点にはならないと感じてます。
個人的にも、TOLOT の判りやすいワンコイン・フォトブックというコンセプトに惹かれて、最初に激安フォトブックを注文したのが TOLOT で、それが現在(画質その他に妥協しつつも)ちょくちょく激安フォトブックを作るようになったキッカケです。
特に A6 文庫サイズで 64ページで500円キッカリというのは、かなりのコスパ感があります。透明のブックカバーが付いている点も、実際の紙質・画質による「それなり」の印象からちょっぴり良くしてるのも〇です。
ただ、いずれのフォトブック・サイズも縦判型で、写真の配置も基本的に1ページ写真1枚でレイアウトの自由度はないので、横向き写真がメインの場合には全く不向きです。
縦向き写真や Instagram のようなスクエア写真、もしくは元写真が横向きでも縦にトリミングして構図として成り立つような写真が多い場合にしか向きません。そういう意味でもスマホ写真向けと言えます。
私自身、他のフォトブック・サービスで使う写真と共用して横向き写真メインで作ってみて、何度も「うーん」な感じになっているので、横向き写真ばかりの場合に使うのはお勧めしません。
また、ノハナやしまうまプリントに限らず他のフォトブックサービスと比べると、やや露出アンダーっぽく、若干暗めに出力されるので、TOLOT を使う時は、できるだけ縦向き写真にトリミングするとともに、白飛びしない程度に明るさも調整した方が良いように思います。
あとは、とにかく注文から到着まで時間がかかるのが難点。ワンコインの判りやすさで注文しやすいのですが、毎回半月以上、3週間近くかかることばかりなので、最近はあまり TOLOT は使わなくなりました。
1冊作って確認してから追加で注文となると1か月半くらいになりますから、いくら安いと言っても物事にはタイミングというものがありますからねぇ。
≪独断と偏見で TOLOT が向いている人≫
しまうまプリントは激安フォトブック・サービスではもっとも使われているサービスだと思いますし、
の三拍子が揃っているので、私も一番よく使うサービスです。(画質は激安フォトブックのそれなり画質なので「旨い」はない ^_^;)
何と言っても、「レイアウト自由度があって1ページに複数写真が配置できて横向き写真でも無駄がない」ことと「注文から到着までが速い」、この2つに尽きます。
サッカー写真以外だと 95% くらい横向き写真で撮っていますし、サッカー写真でも半分以上は横向きですから、たとえトリミングその他で調整できるとはいえ、やはり横向き写真を無駄なく配置できるレイアウトの自由度があると作りやすいです。
パソコンで作成する場合には 1ページに写真を3枚以上配置できますから、「小さくても良いから、これらの写真も入れておきたい」というような写真がある場合には、少ないページ数で(=安価に)多くの写真枚数を入れられます。
特に A5 サイズは他の2つのサービスのフォトブックより一回り大きなサイズですので、横向き写真は他のフォトブックより大きなサイズで、より多くの枚数を少ないページで効率よく入れることができます。
A5 サイズのフォトブックは 32ページで税別送料別でギリギリ 500円以下ですが、写真の大きさと多くの枚数を入れられることを考えると、かなり良いコストパフォーマンスと思います。
とはいえ、私が一番よく作るのは A5 サイズの長辺を切った A5 スクエアサイズ(ノハナと同じサイズ)で、税別送料別ながら 36ページで 300円以下で作れるのはコストパフォーマンスが高いです。
1ページに複数写真が入れられたり、フチなしでめいっぱい大きく写真を入れることもできますので、大きく見せたい写真、小さくても色々載せたい写真が自由に入れられ、観ていても単調になりません。それで 1冊300円以下は躊躇いなく作れます。
また、午前中に注文すれば当日に、そうではない場合も翌日に発送され、送料100円のメール便でも1週間あれば十分に届くので、ひとまず作ってみて確認して追加注文というサイクルもやりやすく、ストレスがありません。
まず、安い通常版で作ってみて、納得がいったら高画質オプションで綺麗なフォトブックを作る場合でも、半月少々あれば足りるのではないかと思います。(高画質オプション選択時は発送まで数日かかる)
そんな、しまうまプリントのフォトブックですが、唯一最大の欠点が
という超制約。そして、サブタイトルもなければ、奥付も入れられないという制約。作るたびに、
とツッコミを入れたくなる欠点であります。
これさえなければ(画質のことは別にして)文句なしに勧められるのになぁ、と思いますが、この欠点があっても、やっぱり一番便利なサービスでしょう。
初めてフォトブックを作ってみる人にとっては、ノハナや TOLOT のシンプル&簡単さが良いと思いますが、多少慣れたら、やっぱりしまうまプリントの自由度というか無駄なく配置できるところなどがおススメになるかと思います。注文から届くのも速いですしね!
激安フォトブックの画質はどれも五十歩百歩ですから、そういうところが魅力だとやっぱり選びたくなります :-)
≪独断と偏見でしまうまプリントが向いている人≫
以上、私が使っている激安フォトブック・サービス3種について、使ってきて感じている良し悪しを述べてきました。
画質については仕上がり傾向や紙質の違いで各自好みが判れると思いますが、2千円以上のフォトブックサービスや、ノハナ・しまうまプリントの高画質オプションで作られるフォトブックの画質とは大きな開きがあり、それに比べると大差ないレベルというのは何度も書いてきたとおりです。
また、製本についても
みたいなモノですので、ハードカバーのアルバム的なフォトブックを望むなら数千円レベルの方へどうぞ、ということになります。
ともあれ、3つのサービスともそれぞれの良さ(と欠点)があり、高価格帯のフォトブックも含めた私のフォトブック・サービスの使い分けは、以下のような感じです。
こんなところでしょうか。PHOTOPRESSO や Photojewel S を使うことがちょくちょくあるのは、長年キヤノンユーザーだったために何かとクーポンやら DM が来ていたから、という理由です。(使うキッカケなんて、そんなもん)
数千円以上の高画質フォトブックでは「フォトレボ」と「フジフォト」を選択と書きましたが、前者は3回、後者に至っては1回だけしか使ったことがありません。そんな高価なフォトブックは自分用には作りませんので、そうそう利用する機会もありませんしね(^_^;)
■ PHOTOPRESSO - 日常をすてきな一冊に。
■ 子供の成長や思い出に、自動で簡単フォトブックPhotoJewel S|キヤノン
■ フォトブックで思い出を「ストーリー」にして残そう|フォトレボ
■ フォトブック・アルバムならフジフォト株式会社|Fujiphoto
巷のフォトブック比較サイトなどでは不思議なことに(?)みんな「ビスタプリント」推しだったりしますが(笑)、私自身はサイトの作りからして使おうと思わないですし、あまり手を広げる必要もないので、これくらいで十分です。
ただ、今まで使ったことはないサービスの中では
と思っています。ちょうど今月は割引キャンペーンもやってるみたいですしね。
■ DNPフォトブックDreamPages
ということで、私がここ1〜2年で使っている激安フォトブックサービスを紹介してみました。何度も書いてきてるように、激安フォトブックは画質的なことがあるので基本的に記録写真用フォトブックですが、何も躊躇うことなく手軽に作れる価格はホント素晴らしいです。
気軽に作れて、見せた人が欲しくなっても気軽に買い足せる値段というのは、オンライン以外に写真をシェアするという点でもオススメです :-)
さて、前回は撮影した写真をどうするか?ということの一つとして、近年よく使っている激安フォトブックサービス3種類を簡単に紹介、比較しました。
■ ワンコインで作れる激安フォトブック 〜いつも使ってる3つのサービスを比較 【前編】
撮った写真は「基本的に画面上で完結」と思っているクチで、適当に現像してオンラインアルバムや SNS に載せたり、人に送ったりして終わりの私ですが、それでも
写真はプリントしてナンボ
という意見はそれなりに理解できています。(それでも、今どきプリント絶対主義者はアホとしか思いませんが)
ただ、基本的に面倒臭がりの私はその昔 A3 出力可能な写真用プリンターを購入したものの、カラーマネージメントも調整も面倒臭くなって放置(^_^;)、今では紙出力をするのは、キタムラなどのお店プリントと、安かろうそれなりだろうの激安フォトブックが中心になっていることは前回記しました。
そんな中、「ワンコイン以下で作れる激安フォトブック」は、よく利用しています。私が常用している激安フォトブック・サービスは以下の3つ。
■ フォトブックを毎月1冊無料で - ノハナ(nohana)
■ 送料無料フォトブック★超人気キャラ表紙多数オシャレなTOLOT
■ フォトブック|お客様満足度第1位【しまうまプリント】198円〜のフォトアルバム
今回はこの3つのサービスの特徴、個人的な印象をそれぞれ個別に記しておきたいと思います。また最後に、これら3つのサービスおよび激安ではないフォトブックとの使い分けにも言及しておきます。
(なお、本記事におけるフォトブックの写真は全部 iPhone 適当撮りのため、画質や色味を写真で判断することはできませんので予めご了承ください)
なお、前回も強調しましたが、再度念押ししておくと、
200〜500円で作れるフォトブックに
画質や造りを期待してはいけない
画質や造りを期待してはいけない
わけで、解像感、コントラスト、発色いずれも普通のプリントよりだいぶ落ちるのは、3つのサービスとも同じです。
ぶっちゃけ、スマホでちゃんと撮れた写真なら60万円のカメラで撮った写真と大差ないレベルのプリント画質です。そういう意味では、スマホ写真のプリント向けであり、レンズ交換式カメラで撮ったものに対しては不足なのは事実です。
ただ、「数百円レベルで作れるお手軽さ」は何にも代えがたいものがありますし、画面じゃなく紙でシェアできる良さは価格に関係なく、また安い分だけ皆で作ったり配ったりするのも抵抗が小さいのは何にも代えがたい魅力であります :D
【1】ノハナ(nohana)
- 月に1冊無料、送料 (226円) のみで作れるのが最大のセールスポイント
- A5サイズの長辺を切り落としたスクエアサイズ(14x14cm)で、28ページ(写真20ページ)の単一仕様
- 単一仕様かつ、1ページに写真1枚というシンプルなレイアウトゆえ、作る時には迷う余地もなく判りやすい
- ただし、配置などで良きに計らえ的なところが多いため、周囲に余裕のない写真だと上下左右が不用意に切れてしまうことが多く、注意が必要
(下写真右ページの宮本監督の頭部分も意図せぬ切れ) - 激安フォトブックの画質ではなく、真っ当なプリント画質で作成する「高画質オプション」(+1,188円)や、一回り大きなサイズ(18cm×18cm)でハードカバーフォトブックに仕上げる「プレミアムオプション」(+3,240円)が用意されている
- 月に1冊無料だが、月に2冊目以降は1冊 540円+送料 226円と、14x14cm で 20ページというボリュームの割にはかなり高くなる
- 最初に注文した頃は「無料だからこんな糞画質もしゃーないな」という印象だったが、今は観られるレベルにはなった
- というか、個人的に3つのサービスの中では画質的に一番マシかも?(とはいえ、五十歩百歩)
- ブックカバーはないが、簡易ビニール袋入り、背表紙もある
- 作成はスマホアプリ限定
- タイトルや奥付けの文字数には余裕があり、ページごとに文章も入れられる
- デザインは無地(白背景)が基本で、月代わりデザインや誕生日やお祝い用などのデザインも用意されているが、無地以外のデザインは全部有料(108円)
- 注文後フォトブックが届くまでは実体験で1週間〜10日(公称2週間)、早くはないが待ちくたびれるほど遅くない印象
- 支払いはクレジットカード以外にドコモ、au、ソフトバンクのキャリア決済と一部プリペイドカードが可能
フォトブックの仕様が A5スクエアサイズで 20ページと1つのみ、写真は1ページに1枚固定というシンプルさなので、
「載せたい写真を20枚+表紙用1枚選ぶだけで極めて簡単に作れる」
なのが nohana の良さ。文字を入れる制約も少ないので、あれこれ写真に文章を入れたい人にも向いてます。フォトブックの作成はスマホアプリ限定ですが、仕様がシンプルゆえに何も問題ありません。
逆に言えば、1ページに複数枚の写真を入れたいなどレイアウトに変化をもたせたい場合には不向きです。スクエアサイズで1ページに1枚なので Instagram 的スクエアサイズでまとまる写真がベストですが、通常の横長または縦長写真でも余白ばかりというほどではなく(個人的には)ギリギリ許容レベルです。
また、月1冊無料で送料のみという太っ腹なので、月1冊だけ作って自分用に残しておく、複数冊作る予定がない、というフォトブックに相応しい。
もちろん、「月1冊無料」というのは、2冊目以降の注文による利益を見越してのサービスでしょうが、A5スクエアサイズで 20ページで1冊 540円+送料というのは(この画質では)はっきり言って2冊目以降は割高なのは否めません。
複数冊作る可能性がある、あとから焼き増しならぬ作り増しをするかもしれないフォトブックを作るなら、後者の2ついずれかを薦めたいところ。
また、高画質オプションの類いは、最初から高画質なフォトブックのお値段と比べて別段安いわけではないので、最初からそういうフォトブックを作るつもりならレイアウト自由度の高い、定評あるサービスを選んだ方が良いように思います。
ただ、安い価格でフォトブックを作って確認してから高画質なフォトブックを作れる、というのは、本サービスや後述のしまうまプリントの利点です。
ぶっちゃけ、ノハナのフォトブックの仕様や出来自体にはあまり魅力を感じないのですが、
毎月1冊無料が毎月フォトブックを作る原動力
になっているので、そういう意味では有難いサービスだったりします(^_^;)
(後述するように、ノハナでフォトブックを作るのをキッカケに、同じ素材、ノハナでフォトブック作るためにセレクトした過程の写真で他のサービスでもフォトブックを作る、という感じになってます)
≪独断と偏見でノハナが向いている人≫
- 月に1冊だけ、なにかしらの記録写真フォトブックをできるだけ安く簡単に作りたい人
- シンプルに、楽にフォトブックを作りたい人
- 安くフォトブックを作って内容確認してから、高画質なフォトブックを追加で作りたい人
【2】TOLOT
- 税込&送料込みワンコイン(500円)と判りやすい
- フォトブック仕様は B6縦サイズ 24ページと A6縦サイズ(文庫サイズ)64ページの2種類
- A6縦サイズ 64ページは、サイズは小さいが厚みがあって 500円と思うと良コストパフォーマンス感強い
- 高画質オプションの類いはなく、他に千円で B6 サイズ 64ページのフォトブックが作れるのみ
- 基本的に、1ページに写真1枚だが、2ページで写真1枚の見開き写真にすることは可能
- いずれのサイズでも縦サイズのフォトブックで1ページに写真1枚なので、横向き写真は余白ばっかりになるため、載せる写真が縦向きメインでないと不向き
(特に文庫サイズの小さなフォトブックで横向き写真ばかり載せると、かなり残念な感じになる) - ブックカバーが付くのは好印象
- 64ページだと背表紙がつくが、24ページだと背表紙はない
- 他の2つに比べると出力がやや暗めの傾向になるので、事前に調整した方が良い
- フォトブック作成時の写真自動補正は全写真一括でオンオフが選べる
- 写真の自動補正は控えめな印象
(判りづらいけど自動補正の例) - パソコンのブラウザとスマホアプリの両方でフォトブックを作れるが、パソコンでは作れるフォトブックに制約があるなど、基本的にはスマホアプリを使う方針のサービス
- フォトブックのデザインは多数用意されていて(記事執筆時で)全222種類から選べて追加料金不要の太っ腹
- 送料込みで最初から 500円一括なので、複数冊注文してもまとめて送るから送料分安くなることはない
- 支払いはクレジットカード払い以外に、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア決済と、LINE Pay、楽天ペイが利用可能
- 注文から発送までに時間がかかりすぎで、忘れた頃に届く
(実体験では最低2週間だが公称2〜3週間なので文句は言えない ^^;)
文庫サイズに近い小ささだけどボリュームある 64ページ A6仕様、ページ数は3分の1だけど一回り大きい B6仕様、ともにきっちり税込み、送料込みワンコイン 500円という判りやすさが魅力の TOLOT。
最初から送料込みなので、複数冊注文時に送料分が…というのはあるけれど、それ以上に価格的な判りやすさが魅力だと思うのでマイナス点にはならないと感じてます。
個人的にも、TOLOT の判りやすいワンコイン・フォトブックというコンセプトに惹かれて、最初に激安フォトブックを注文したのが TOLOT で、それが現在(画質その他に妥協しつつも)ちょくちょく激安フォトブックを作るようになったキッカケです。
特に A6 文庫サイズで 64ページで500円キッカリというのは、かなりのコスパ感があります。透明のブックカバーが付いている点も、実際の紙質・画質による「それなり」の印象からちょっぴり良くしてるのも〇です。
ただ、いずれのフォトブック・サイズも縦判型で、写真の配置も基本的に1ページ写真1枚でレイアウトの自由度はないので、横向き写真がメインの場合には全く不向きです。
縦向き写真や Instagram のようなスクエア写真、もしくは元写真が横向きでも縦にトリミングして構図として成り立つような写真が多い場合にしか向きません。そういう意味でもスマホ写真向けと言えます。
私自身、他のフォトブック・サービスで使う写真と共用して横向き写真メインで作ってみて、何度も「うーん」な感じになっているので、横向き写真ばかりの場合に使うのはお勧めしません。
また、ノハナやしまうまプリントに限らず他のフォトブックサービスと比べると、やや露出アンダーっぽく、若干暗めに出力されるので、TOLOT を使う時は、できるだけ縦向き写真にトリミングするとともに、白飛びしない程度に明るさも調整した方が良いように思います。
あとは、とにかく注文から到着まで時間がかかるのが難点。ワンコインの判りやすさで注文しやすいのですが、毎回半月以上、3週間近くかかることばかりなので、最近はあまり TOLOT は使わなくなりました。
1冊作って確認してから追加で注文となると1か月半くらいになりますから、いくら安いと言っても物事にはタイミングというものがありますからねぇ。
≪独断と偏見で TOLOT が向いている人≫
- 注文から到着まで気長に待てて、ちょっとでも装丁がマシな方が良い人
- フォトブックの全体デザインが無地では寂しく、内容や気分に合わせた柄が欲しい人
- スマホの縦向き写真がメインで、レイアウトとかの面倒なく作りたい人
- 安く64ページのボリュームが欲しい人
【3】しまうまプリント
- 安価なフォトブックサービスなのに、サイズやページ数のバリエーションが豊富
- 小さな文庫サイズ 36ページなら税別200円未満で作れる安さ
(実際には税・送料込みで300円ちょいかかるが、それでも安い) - 1ページに複数写真を配置できたり、見開き写真を配置できたり、安いフォトブックサービスなのにレイアウトの自由度が高い
- 1ページに複数写真を配置できるため、ページ数以上の写真枚数が載せられる&フォトブックの判型が縦でもスクエアでも横向き写真が無駄なく載せられ、余白ばかりになりにくい
- 自由度はあるものの、1ページに写真1枚の自動配置的なこともできるので、簡単に作ろうと思ったら作れる
- とはいえ、スマホアプリで作る簡単さでは他2つの方がシンプル
- 逆にパソコン上で、色々レイアウトを考えて作れるのは3つの中で唯一
- 画質・紙質は決して良くないのだが、上手い調整というか映えるプリントの印象で、3つの中では一番ぱっと見が良くなることも
(よく見れば解像感が足りなかったり、画面上との色が一番乖離していたりするが、お任せと割り切るのが良い) - 写真の自動補正は一括でオンオフできるだけでなく、写真個別にオンオフできる
- 自動補正は他2つより強力で見栄えよくプリントしてくれることが多いが、その分、色が転びやすかったり、黒の締まりが足りなくなったりする場合はある
(判りづらいけど自動補正の例) - ノハナと同じく、追加料金(サイズ・ページ数による)で高画質オプション、ハードカバーオプションが選べるので、安く作って確認して高画質のフォトブックを追加注文できる
- 注文当日または翌日発送なので、メール便でも1週間以内に届く速さ(これはホント良い)
- 発送はメール便の料金が安価(100円)なだけでなく、宅配便(600円)も選べる
- 決済方法にクレジットカードだけでなく、コンビニ後払いや代引きが選べる(手数料は別途必要になる)
- 欠点だったスマホアプリも最近新アプリがリリースされてだいぶマシに
- 文字のフォントが見出し、本文別に5種類(ゴシック、明朝、丸ゴシック)から選べる
- フォトブックのデザインは基本的に無地(背景色は選択可)だが、スマホアプリで作成する場合には十数種類のデザインが選べる
- 安いのに自由度が高いサービスなのに、タイトルが13文字(英文字でも同じ)という厳しい文字数制限が最大の難点
- 奥付も入れられないので、必要な場合は最後の写真ページを文字が入れられるレイアウトにして代用するしかない
しまうまプリントは激安フォトブック・サービスではもっとも使われているサービスだと思いますし、
安い、速い、色々できる
の三拍子が揃っているので、私も一番よく使うサービスです。(画質は激安フォトブックのそれなり画質なので「旨い」はない ^_^;)
何と言っても、「レイアウト自由度があって1ページに複数写真が配置できて横向き写真でも無駄がない」ことと「注文から到着までが速い」、この2つに尽きます。
サッカー写真以外だと 95% くらい横向き写真で撮っていますし、サッカー写真でも半分以上は横向きですから、たとえトリミングその他で調整できるとはいえ、やはり横向き写真を無駄なく配置できるレイアウトの自由度があると作りやすいです。
パソコンで作成する場合には 1ページに写真を3枚以上配置できますから、「小さくても良いから、これらの写真も入れておきたい」というような写真がある場合には、少ないページ数で(=安価に)多くの写真枚数を入れられます。
特に A5 サイズは他の2つのサービスのフォトブックより一回り大きなサイズですので、横向き写真は他のフォトブックより大きなサイズで、より多くの枚数を少ないページで効率よく入れることができます。
A5 サイズのフォトブックは 32ページで税別送料別でギリギリ 500円以下ですが、写真の大きさと多くの枚数を入れられることを考えると、かなり良いコストパフォーマンスと思います。
とはいえ、私が一番よく作るのは A5 サイズの長辺を切った A5 スクエアサイズ(ノハナと同じサイズ)で、税別送料別ながら 36ページで 300円以下で作れるのはコストパフォーマンスが高いです。
1ページに複数写真が入れられたり、フチなしでめいっぱい大きく写真を入れることもできますので、大きく見せたい写真、小さくても色々載せたい写真が自由に入れられ、観ていても単調になりません。それで 1冊300円以下は躊躇いなく作れます。
また、午前中に注文すれば当日に、そうではない場合も翌日に発送され、送料100円のメール便でも1週間あれば十分に届くので、ひとまず作ってみて確認して追加注文というサイクルもやりやすく、ストレスがありません。
まず、安い通常版で作ってみて、納得がいったら高画質オプションで綺麗なフォトブックを作る場合でも、半月少々あれば足りるのではないかと思います。(高画質オプション選択時は発送まで数日かかる)
そんな、しまうまプリントのフォトブックですが、唯一最大の欠点が
タイトルが最大13文字
という超制約。そして、サブタイトルもなければ、奥付も入れられないという制約。作るたびに、
文字のフォントが選べる自由度があるのに、なんでそんな厳しい文字数制限やねん!
とツッコミを入れたくなる欠点であります。
これさえなければ(画質のことは別にして)文句なしに勧められるのになぁ、と思いますが、この欠点があっても、やっぱり一番便利なサービスでしょう。
初めてフォトブックを作ってみる人にとっては、ノハナや TOLOT のシンプル&簡単さが良いと思いますが、多少慣れたら、やっぱりしまうまプリントの自由度というか無駄なく配置できるところなどがおススメになるかと思います。注文から届くのも速いですしね!
激安フォトブックの画質はどれも五十歩百歩ですから、そういうところが魅力だとやっぱり選びたくなります :-)
≪独断と偏見でしまうまプリントが向いている人≫
- 横向き写真が多く、無駄なく写真を配置したい人
- 写真のレイアウト自由度があれば、フォトブック全体のデザインは無地でも問題ない人
- 注文から到着まで半月とか待ってられるか!というイラチな人
- 複数冊注文するつもりの人、最初に1冊作ったのち追加注文する可能性がある人
- 月1冊の制限に関わらず、できるだけ安く作りたい人
- 安価でも少し大きめのフォトブックを作りたい人
- というか、タイトル13文字制限が無理な人以外は、だいたいイケるはず…
以上、私が使っている激安フォトブック・サービス3種について、使ってきて感じている良し悪しを述べてきました。
画質については仕上がり傾向や紙質の違いで各自好みが判れると思いますが、2千円以上のフォトブックサービスや、ノハナ・しまうまプリントの高画質オプションで作られるフォトブックの画質とは大きな開きがあり、それに比べると大差ないレベルというのは何度も書いてきたとおりです。
また、製本についても
激安フォトブックの造りはアルバムではなく文庫や新書
みたいなモノですので、ハードカバーのアルバム的なフォトブックを望むなら数千円レベルの方へどうぞ、ということになります。
ともあれ、3つのサービスともそれぞれの良さ(と欠点)があり、高価格帯のフォトブックも含めた私のフォトブック・サービスの使い分けは、以下のような感じです。
- ノハナの毎月1冊無料につられて、月末の1冊無料期限までにフォトブックをノハナで1冊注文する
(自分用にガンバ大阪の前月一か月分の試合写真をピックアップした記録まとめが多い) - ノハナ用に 20+1 枚の写真をピックアップする過程でセレクトした 40〜50枚の写真で、しまうまプリントの A5 スクエア 36ページ仕様のフォトブックを作る
- その他何か思い立って作る時は、しまうまプリントの A5 スクエア 36p か、大き目で作りたい時は A5 サイズ 32p が多い
- たまに、縦写真が多くて厚みを持たせたフォトブックが作りたい時は、TOLOT の A6 64ページ仕様をチョイス
- 旅写真などの風景写真の多いフォトブック、誰かにプレゼントすることが前提の(自分用ではない)フォトブックを作る場合は、同じ4色トナー印刷でも画質がマシ&サイズも大き目なキヤノン「PHOTOPRESSO」の Grande か、高画質な7色インクジェット印刷の割には安価な「Photojewel S」を使う
(割引クーポンやキャンペーン時を狙っての利用が多い ^^;) - 友人の記念イベントなど特別なプレゼントではン千円〜1万円近くになるけど、「フォトレボ」を、銀塩写真アルバムにしたい時は「フジフォト」を選択
こんなところでしょうか。PHOTOPRESSO や Photojewel S を使うことがちょくちょくあるのは、長年キヤノンユーザーだったために何かとクーポンやら DM が来ていたから、という理由です。(使うキッカケなんて、そんなもん)
数千円以上の高画質フォトブックでは「フォトレボ」と「フジフォト」を選択と書きましたが、前者は3回、後者に至っては1回だけしか使ったことがありません。そんな高価なフォトブックは自分用には作りませんので、そうそう利用する機会もありませんしね(^_^;)
■ PHOTOPRESSO - 日常をすてきな一冊に。
■ 子供の成長や思い出に、自動で簡単フォトブックPhotoJewel S|キヤノン
■ フォトブックで思い出を「ストーリー」にして残そう|フォトレボ
■ フォトブック・アルバムならフジフォト株式会社|Fujiphoto
巷のフォトブック比較サイトなどでは不思議なことに(?)みんな「ビスタプリント」推しだったりしますが(笑)、私自身はサイトの作りからして使おうと思わないですし、あまり手を広げる必要もないので、これくらいで十分です。
ただ、今まで使ったことはないサービスの中では
「ドリームページ」は安価な製品でも比較的画質が良い、という評判も聞くので一度使ってみようかなぁ
と思っています。ちょうど今月は割引キャンペーンもやってるみたいですしね。
■ DNPフォトブックDreamPages
ということで、私がここ1〜2年で使っている激安フォトブックサービスを紹介してみました。何度も書いてきてるように、激安フォトブックは画質的なことがあるので基本的に記録写真用フォトブックですが、何も躊躇うことなく手軽に作れる価格はホント素晴らしいです。
気軽に作れて、見せた人が欲しくなっても気軽に買い足せる値段というのは、オンライン以外に写真をシェアするという点でもオススメです :-)
コメント