間が空きましたが、前編記事↓の続きです。初日から長くなってしまったので分割しましたが、たぶん分割するのは初日だけのはず…(分割したからと言っても中身が濃いとは限らない >_<)

ガンバ大阪沖縄キャンプと(ちょっぴり)飛行機と 【DAY 1 前編:久しぶりの沖縄本島へ】

5時出発で朝イチのスカイマーク神戸→那覇便に搭乗し、数年ぶりの沖縄本島入り。主目的はガンバ大阪の沖縄・中城村キャンプの見学でしたが、この日は15時からの練習だったため、ちょっと瀬長島に立ち寄った後は嘉手納基地へ向かうことに。

できれば、最近になって嘉手納基地へ何機か配備され始めている「高高度偵察機 U-2S ドラゴンレディ」が見られたなぁ…と言うのが目的。短時間しかいられないので、あまり期待はしていませんでしたが……



久しぶりの瀬長島は、本島と結ぶ海中道路が那覇空港第二滑走路工事のためのトラックが頻繁に行き交う超トラック街道になっているのにもビックリしたが、R331(国道331号)との瀬長の交差点がすっかり改良されていて脳内ロードマップを更新。

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(瀬長島から見る第二滑走路建設現場)


以前は R331 から那覇空港道の名嘉地へ左折する交差点と瀬長島へ右折する交差点が微妙にズレていて、妙な混雑もあったし、ややこしかったが、十字交差になっていてスッキリ。第二滑走路工事絡みで改良したと思われるが、むしろ小禄バイパス作る時にやっとくべきだったと思う。

なんて思いつつ、名嘉地IC から那覇空港道(無料区間)に乗り、そのまま有料の沖縄道を沖縄南IC まで乗る。料金たったの 380円!

空港道が名嘉地までできてからは空港から本島中北部へ行くのは本当に楽になった。豊見城や南風原の丘陵に建つ街並みを見ながら快適ドライブ♪(もちろん、車内はガッツリ冷房の気温)

最初に沖縄へ来た頃には沖縄道が全線開通して間もなくで、もちろん那覇空港道もなく、その頃からずっと空港から恩納村や名護へ行くのには R58 ばかり使っていたけど、無料実験のあたりで便利さに慣らされ、南風原道路(空港道の一部)が無料化された頃から、沖縄でも高速を使うのが当たり前になってしまった。

ま、何度も来て R58 の東シナ海沿いの景色も慣れてしまったことや、無料化実験が終わっても沖縄道は料金が安い(全線 60km 乗っても普通車千円未満)ということもある。

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話は逸れすぎたが、高速を降りる沖縄南IC は既に嘉手納基地と隣接している。そこから十数分、広大な嘉手納基地の周りを半周して、道の駅「かでな」へ。基地北側の道も久しぶりに通ったが、沖縄の南国さというより米国風味があるように感じられる。(天気良かったしね!)

道の駅「かでな」には11時半くらいに着くと、修学旅行生でいっぱいであった。ここの道の駅へ来るのは2回目だが(道の駅ができるまでは「安保の丘」しかなかった)、十数年ぶりだし、ここも修学旅行の周遊ポイントになってるとは知らなかった(^_^;)

修学旅行生をかき分け、嘉手納基地を一望できる4階の展望台へ。ここにも修学旅行生がいっぱいであったが、彼らはしばらくするといなくなったので、ひとまず何か来るのか判らないけど待機。

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(どのくらい広いか判らないくらい広く余裕ある基地…米国基準やねぇ)

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ちなみに、ここで撮影するのは初めて。カメラを持たなかった昔は何も気にならなかったが、幾つかあるテーブルの奥の方には常連さんが屯ってるようだし、写真で観たことのある地元マスコミ専用エリア?もあった。

ヤフーニュースでよく見る沖縄の新聞、テレビが「嘉手納基地に××が飛来!ウンタラカンタラ」「○○が予定外に嘉手納に着陸!」とか騒ぎ立てる時の写真や映像を撮ってる場所がココかぁ
奥の常連さんたち(の一部)が、マスコミがいない時に珍しいモノが離着陸した際に写真撮って「読者提供」とかしてる人たちだな :-D


なんて思いつつ、しばらく基地を眺めていたが、とにかく暑い。基地に向かって南向き逆光の場所なので、長袖ワイシャツをまくっていても暑いし、さらに熱い。

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米軍さんの飛行機は戦闘機以外さっぱり判らないので、輸送機?か何かが何機が行き来してるのを適当に撮ってみたけど、ただそれだけである。常連さんたちは見向きもしないので、そういうことなのだろう。

30分くらいで12時になり、基地も昼休みでロクに来ないだろうと思って、下のレストランで昼食をとることに。道の駅のレストランなのに、お値段がかなり高め。

といっても、沖縄に来たら、大好きな沖縄そばかソーキそばが基本の私は、ソーキそばを注文。670円。このレストランではおそらく最安。

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外の人間で毎日食べ慣れていないこともあって、沖縄そばやソーキそばをマズいと思うことはまずないし、ここのソーキそばもマズくはなかった。ただ、このレストランで二度目はないけどね :-P

とっとと昼食を終えて、再び 4階の展望台へ。ガンバ大阪の練習は15時から。ここからガンバ大阪のキャンプ地「ごさまる陸上競技場」まで、高速をちょびっと使って30分程度。初めての場所だから練習見学の前に様子見もしたいので、道の駅「かでな」に居るのは14時が限界。

それまでになんかこう目ぼしいものが来ないかなぁ?と思いつつ見ていたが、輸送機?かなんかが行き交うだけ、一機はタッチ&ゴーの訓練をしているなぁ…と思って、よく見たら US NAVY。海軍の飛行機も来て訓練するのね。(←ド素人)

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午後1時前になって、やたら大きなエンジン音がすると思ったら、早期警戒管制機 E-3 AWACS が手前側の誘導路を通って行くところであった。見た目のデカい皿(アンテナ)よりも、タキシング中でも下の交通量の多い道路の雑踏音を遥かに上回る結構耳障りな音が印象的であった。



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その後、やっと F-15 イーグル2機がお出ましになったのだが、普天間から来たっぽい海兵隊さんのヘリが着陸して何やらやっていたので15分ほど待ってからの離陸。

ちなみに、聞いていた嘉手納の TWR 管制さんの英語は、英語力さっぱりダメダメの私でも意外と聞けるというか、ぶっちゃけ日本の空港管制官の英語より全然聞き取りやすかった。岩国だとサッパリなことも多いので、たまたまかもしれないけど。

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判ってたけど、ド逆光で、何の変哲も無い普通の離着陸を撮っていて

こんなの撮ってて意味あるん?


という思いが募るばかりでありました。

飛行機を撮るのは好きではあるけど、ミリヲタ(軍ヲタク)じゃないし、スポッターでもないので、こういうのを漫然と撮っていても面白くも何ともないよなー


と。こればかりは個人の好みの問題であります。伊丹空港でいうと、スカイパークで漫然と横から撮ってるだけ、という時と同じ気分。(もちろん、特別塗装機や珍しい機体だと一度はスカイパークできっちり押さえたいわけですが)

ちなみに2本ある滑走路の近い方は絶賛工事中で遠い方の滑走路で運用しているため、陽炎の影響も結構厳しい状況でした。風はかなり強いものの、気温が25℃近くの暑さでしたからねぇ。

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そんなわけで、ジリジリと顔を焼かれるのを感じるだけで何もテンションが上がらず(´Д` )。途中から日陰のベンチに座って休んでいたけれど、朝4時過ぎ起床と前日までの疲れ、さらに15℃ある気温差と久しぶりの暑い日差しに負けた感(´Д` )

高高度偵察機 U-2S ドラゴンレディが見られたらなぁ、なんて思いでやってきたけど、本来日本にはいない機体なのだから、ちょっと数時間立ち寄っただけで見られるなんて砂糖より甘々だったよねぇ


なんて思いつつも、一応ギリギリまで粘っていたけれど、見ることは叶わず。

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タイムリミットになって14時過ぎに道の駅「かでな」を撤収して、ガンバのキャンプ練習見学へと向かう。が、翌日の新聞で知ったのだけど(滞在中はネットニュースじゃない新聞の内容を読むため、現地沖縄2紙を買ってた)、

道の駅を出て1時間後に、4機目のU-2Sが嘉手納に飛来


したとのこと。マジかよ〜 _| ̄|○

さすがに翌朝それを知った時は落ち込みましたが、とはいえ、今回の主目的はガンバ大阪の沖縄・中城村キャンプの見学だし、道の駅でテンション低いまま粘る気力はなかったので止む無し、縁がなかったということですね……

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そんなことはつゆ知らず、30分ほど車を走らせて本島中部東海岸にある中城村の「護佐丸(ごさまる)陸上競技場」に到着。R329 から陸上競技場のある公園の方へ入っていくと、道路の両側にガンバ大阪のキャンプ歓迎の幟が並んでいて、歓迎具合が感じられ、ちょっぴり嬉しくなったのはファンの性であろうか。

沖縄とはいえ1月末の最も寒い時期とは思えぬ暑さと、抜けるような青空は、まさにキャンプ日和。到着後に入った公園のトイレですら、開放感いっぱいの沖縄らしさを感じられて、そういうのだけでも来て良かったと思うくらい(^_^;)

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ごさまる陸上競技場の観客席は競技場西側中央にあるロッカールーム的な建物の上に石段の観客席があるが、トラック周囲の芝生エリアのうち、ロッカールーム的な建物(以下メイン側)左手のエリアとロッカールームとは反対側のエリア(いわゆるバック側)の芝生エリアが見学のために開放されていました。

(両サイドのゴール裏とロッカールーム的な建物の向こう側サイドは立ち入り禁止)

練習開始20分ほど前にメイン側左手の芝生エリアに座ると(順光位置)、選手たちはまだ来ていないものの、宮本恒靖監督、山口智ヘッドコーチをはじめとするスタッフは既に到着し、スタッフ自ら練習のための準備を行い、それが終わると軽くボール遊びをしていました。

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J2降格への土壇場まで追い込まれた昨夏、前監督を解任し、ガンバ大阪生え抜きで(ガンバ大阪ユース1期生!)日本代表キャプテンを務めて二度のW杯出場、日本人としては2人目/元プロ選手としては初めての FIFAマスター卒業生でもある「恒さま」こと宮本恒靖氏が監督に急遽就任、9月からは怒涛の9連勝で J1 残留どころか中位まで上がってフィニッシュ。

愛するクラブのレジェンドだった選手が、クラブの危機に監督を引き受け救世主となる。いま振り返っても出来すぎというか、去年7月末の時点で良い方に予想し得た以上の結果はガンバ大阪ファン、サポーターなら、ちょっと夢のようなストーリーでした。

(もちろん、大した実績もないのに隣りのクラブが持ち上げていただけの監督を連れてきた当時強化部の失態や、9連勝したものの内容的にはギリギリの試合も多かったなど、終わり良ければすべて良し、で片付けてはいけない昨シーズンでしたけどね)

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ただ、宮本恒靖監督が練習を指導する風景をじっくり見る機会はあまりなく(宮本監督就任後は非公開練習が多くなったし)、監督と同じくガンバ大阪黄金期のメンバーだった山口智ヘッドコーチ、松代直樹 GK コーチ、そして同じくガンバ大阪 OB の児玉新コーチが揃っているのを、指導しているのをゆっくり眺めたい、というのが今回の旅の目的でありました(^_^;)

三冠時代などからファン、サポーターになった人には判らないでしょうが、ガンバ大阪がまだ弱小クラブであった時代から全盛期を迎え、今の川崎フロンターレみたいに

ガンバ大阪のサッカーは楽しい
ガンバの試合は面白いからサッカー観戦初心者にはオススメ


などと言われた時代を支えた選手たちが、スタッフとなってクラブに戻ってきて指導しているのを見るのは感慨深いものがあります。

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特に、ミスターガンバ大阪と言われた松波元監督がクラブの致命的な愚策によって犠牲になった悔しさは、ファン、サポーターなら J2 降格とともに忘れえぬ思い出でしょう。(戻ってきてくれて昨夏の体制変更時から強化部長に就任されましたが)

それだけに最後の切り札であったはずの「恒さま」がシーズン途中で、松波元監督の時より悪い状況で監督就任した際には不安が先行していたものの、期待通りどころか、それ以上の手腕をスタッフとともに発揮してくれたのを見ただけに、今年のキャンプは彼らを見に行きたいなぁ、と思ったものでした :D

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閑話休題。しばらく監督コーチ、スタッフの様子を眺めていると、15時前になって選手たちが複数台のマイクロバスに乗って到着。すぐ目の前を通って、ロッカールーム的な建物へと入っていく。

ホームスタジアムでも年間シートの席が前方で選手も監督もすぐ近くで見られるのだが、ごさまる陸上競技場の観客エリアは視点が低く、座っていると選手の目線と大差ない(グラウンドレベルから 2m くらい)ので、かなり新鮮な感じで見られる。(スタジアム横の練習場はフェンスとネットの二重網越しだから心理的には遠い)

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この日の練習見学者は、30人くらいだったでしょうか。メディア取材もこの日はなさそうでした。

県外(大阪・関西エリア?)から遠征してきたと思われる熱心な女性ファンも見受けられましたが、地元の人っぽい方も多かったですね(あと関係者)。バック側の芝生に数名いる以外は、みんなメイン側左手のエリアでの見学。

フィールドプレーヤーはランニングから練習開始。前日に TM(練習試合)を行っているので、今日は回復トレーニング日でなくても軽いメニューのはず。GK(ゴールキーパー)メンバーは既にボール練習を開始していました。

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アップやストレッチ系のメニューが終わってからは4人ずつのグループに分かれ、5ヶ所でそれぞれ別のボールを使ったトレーニングメニューが用意され、それを数分ずつローテーションでこなしていく練習が行われていました。

反対側ピッチで行われていたので、どういう内容か細かいところまでは聞こえなかったが、ちょっとしたゲーム感覚で、それぞれの目的に応じた5種類のトレーニングをこなす感じ。

そして何よりも

みんな笑顔だなぁ(^o^)


というのが印象的。ファインダーを覗いていて、こちらまで心地よくなる笑顔ばかり。

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いや〜、笑顔、笑顔、笑顔。本当に良い笑顔。真剣な表情とともに、初夏のような暖かさの夕暮れに輝く笑顔多数 :-D

もちろん、普段の地元での練習時も基本的に明るい練習風景なのだけれども、やはりまだシーズン前のせいか、表情が違う。9ヶ月以上にも渡って人生をかけた真剣勝負が続く時とは違いすぎる。

良いキャンプ、過ごせているんだろうなぁ
ガンバらしく、今年もみんな良い雰囲気でチームがまとまってそうだなぁ


そんなことを感じられてしまう笑顔の選手たち。彼らの笑顔を見ていたら、来て良かったなぁ〜と思うと同時に、さっき道の駅でテンション低く飛行機を撮っていた時のドヨーンとした気分が抜けていくような心地よさ。好きなクラブの選手たちの笑顔は、何にも勝るね!

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個人的に、今ちゃん(元日本代表 今野泰幸選手)が屈託ない笑顔を見せている時は、チームの雰囲気も状態もきっと凄く良いんだな、と思えるバロメーター。

以前、自身が決勝ゴールを決めた試合のヒーローインタビューで(途中出場した直後に同点ゴールを決められた責任を感じて)「舌を噛んで死にたいと思いました」という衝撃の言葉をスタジアムのみんなに発した、そんな彼が明るく笑っているのは、順調にキャンプが過ごせているのだろうなぁ、と(^-^)

だから彼が良い笑顔を見せていると、本当に嬉しい。去年も彼の怪我からの復帰が J1 残留と快進撃の主因の一つでもあるしね。足の状態は完全ではないらしいけど、無理のない範囲で頑張って欲しい!

(今年のレプリカユニフォームの背番号は迷ったけど、1年通しての活躍を願って 15 です :-)

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今オフに移籍してきた田中達也、青山直晃両選手も初めて拝見。今オフの移籍選手はファビオの代わりに獲得した韓国代表CB キム・ヨングォン選手を除いては彼らだけ(あとはガンバユースと大学から新人1名ずつのみ)という小規模補強だっただけに、彼らにかかる期待も大きい。

ぶっちゃけ、1ファンとしては若干物足りない今オフの補強具合でもあったが、昨オフみたいに(タイトル)「奪還」というスローガンを掲げつつ出ていく選手ばかりで補強さっぱり、来たのは結果を残せなかった監督だけ、という体たらくよりは多分マシなはず。

いずれにせよ、宮本監督としては去年のシーズン後半戦途中に緊急登板的な形で監督就任して、自らが考えるサッカーをチームに落とし込む時間は殆どなかったはずなので、

今年が宮本監督の本当の1年目


と言えるだろうし、1ファンとしてそういう心持ちで見ていきたいと思っている。

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個人的には、今季一つくらいタイトルが取れれば御の字だけれども、それよりも「GAMBAISM」(ガンバイズム)というスローガンに相応しい、ガンバ大阪らしいサッカーを取り戻してくれるのが先決。

最低限の結果(残留争いはしないとか)は必要だし、ガンバ大阪の伝統?として ACL 出場権はできるだけ確保して欲しいが、決して安くはない年間シートを払って毎試合観に行っている身としては、どこぞの監督時代のように結果だけはあってもつまらないサッカーは嬉しくないからねぇ。

贅沢を言っているのは承知の上だけど、観に行って良かった、楽しかった、というのが、ガンバ大阪全盛期のサッカーだった。時代が違うから、今のスタッフが活躍していた00年代のガンバ大阪全盛期と同じサッカーとはいかないだろうけど、相通じるサッカーが戻ってくることを期待したい :-)

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ボールを使ったトレーニングメニューが終わった後は、4グループに組み直して2面で軽くミニゲーム形式の練習を何セットか行って、この日の練習は〆。

1時間半少々の練習時間でしたが、真冬で雪チラ予報もあった大阪では考えられない暖かさ(というか暑さ)と良い天気に恵まれた、ガンバ大阪・沖縄中城村キャンプ見学初日でした :-)

本音を言えば、選手の笑顔がたくさん見られて「もう満足したし、幸せ気分だし、このまま帰りたいくらい」なんて思うほどでしたね。(まぁ正直ちょっと疲れていたこともある ^^;)

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そして本来ならサクッと帰路、もとい今夜の宿へ向かうところですが、私としては極めて例外中の例外的に、ファンサービスで選手や監督にサインをお願いすることに。もちろん、自分のためではなく、今回来れなかった連れ合いのため。

沖縄へ行くならいつものように一緒に、と考えはしたのですが、家庭事情やら、今回は観光一切なしの予定だったこともあって一人だけの沖縄。その罪滅ぼし?に、選手の、そして大好きな恒さま(宮本恒靖監督)のサインを貰ってあげるべきかな、と(^-^)

昔のお仕事上のことも含めて公私ともに色々な方とお逢いする機会はありましたが、サインが欲しいとか思わない性格だし、おっさんにファンサねだられても選手も面倒なだけでしょ、とか思ってるので(笑)、ファンサをお願いするのは10年以上ぶり(記憶にないくらい昔)で、ちょっと緊張しました(^_^;)

地元の練習日の後にもファンサービス対応を行っていただける日があるものの、長蛇の列になっていることも珍しくない中、この日の見学者は 30人もいるかいないか。ファンサをお願いするのも十数人程度なら、あまりお手間、ご迷惑にもならないと思った次第。

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選手たちは練習後にクールダウンと着替えが終わったらすぐにホテルへ向かうので、その時にファンサービスをお願いするのですが、スタッフは練習後に片付けやミーティングなどがあるせいか、なかなか出てきません。

普天間基地へ向かうであろう海兵隊のヘリ部隊が大きな音を立てて頭上を通り過ぎていくのを見上げると、さっきまで青一色だった空は南から急速に雲が覆い始めていました。

練習終了後から1時間ほど経ってスタッフの皆さんも撤収されることになり、宮本監督にもファンサービス対応を取っていただき、これで連れ合いのためのミッションは完了。12人の選手の皆様、宮本監督、本当にありがとうございました。

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宮本監督からサインをいただいた頃には、すっかり雲が空を覆い尽くし、レンタカーに乗り込んで競技場を出る頃には雨が降り始め……と思ったら、あっという間の土砂降りに。朝から吹いていた強い南風と相まって、ちょっとした嵐に。

これもまた沖縄らしい天気だけど、1月に来てスコールに遭うとは思わなかったなー、と思いつつ、車を宿へ走らせること30分。普天間基地すぐそばにあるウィークリーマンションに到着。

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たった2泊だけど、都市部の一人旅というか観光目的じゃないならホテルよりウィークリーマンションの方が気が楽だし、安い。管理人さんの性格もあるのか、かなり清潔感の高い、心地よい部屋でした。

そしてカーテンを開けると普天間基地が見え、滑走路も近くに見えます。ベランダへ出ると基地から漏れ出る音が全部聞こえるし、部屋にいても換気口を開けていれば色々な音が聞こえる。

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ぶっちゃけ、

部屋から普天間基地が見えるなら、夜にオスプレイ動くときの光の輪が撮れるかな?


という下心があったのも、この宿を選んだ理由の一つですが、それ以上に

色々問題になっている普天間基地の移転だけど、実際普天間基地の騒音って、どんなもんだろうか?夜間だけでも実際を感じてみたい


という思いが、キャンプ地からほど近い、中城村のウィークリーマンションからこちらを選ばせる理由になりました。

実際、この日も宿に到着した頃はスコールがまだ吹き荒れていたせいか離着陸する機体はなかったのですが、その後22時くらいまで結構ヘリの音がしていた、特に22時近くは多くて、結構喧しかったのは実感できました。ま、その日の強風による音の方が常時やかましくて気になりましたけど……

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到着してチェックインを行い、機材清掃などで一息いれていると、すっかり雨も止み、風はまだ強いものの、外へ出かけられる状況になったので(傘は持ってきていなかった ^^;)、宿を出て晩ご飯を物色。

徒歩5分圏内にファミレスもスーパーもコンビニもあったけれど、タコライスの有名店があったので晩ご飯はそこへ。ノーマルなタコライス以外にチーズ、テリヤキ、シーザー、アボカドなど多種のタコライスがメニューにあり迷ったけれど、最初なので ABC タコライスのセットを。(↑写真)

ABC というのは、アボカド、ベーコン、チーズ入り。サイズも4種類選べたので、上から2番目のラージ。結構腹ペコだったし。セットはタコス。タコライスにタコスセットって、どうかと思ったが、タコライスが美味いならタコスも美味いだろう、と(笑)

で、お味の方はといえば、

美味かった、満足!


昼飯がアレだっただけに余計に上手く感じる。というか、ベーコンやチーズが合うのは当然としても

アボカド入りってどうなんだろ?ってか、オレ、アボカド好きじゃないんだけど…


と思っていたのだが(注文時には ABC の意味が判ってなくて注文後に知った ^^;)、これが美味かった。合う。知らなかった……

そこそこボリュームがあってセットで千円弱なら、節約旅でも納得のお値段。いいね、気に入ったわ。(ということで、翌日の夜食?にも来ちゃうわけだが ^^;)

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タコライスに満足した後、すぐ近くのスーパーに立ち寄って、翌朝の朝ごはんやらペットボトルやらを仕入れる。沖縄料理の類いはソバを除いてさほど好みではないのだが、沖縄へ来ると飲み物は、さんぴん茶になる。今はどこでも買えるけど、

なにこの安さ(笑)


って感じ。ポッカのは別に全国値段だけど、地元資本のは激安すぎて笑うくらい。↑写真の缶値段もそうだけど、2L ペットボトルも 68円だったからなぁ。安すぎ。助かるけど。

その後、コンビニで沖縄の新聞とパンを追加購入して(スーパーにあまりパンの種類がなかった)、宿の部屋へ戻る。いちいちフロントに寄らなくても自由なのが、ウィークリーマンションの良さ。部屋には電子レンジも調理台もあるしね。

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宿というか部屋へ戻ってからは、バックアップのために撮影データーを取り込みつつ、一応エアバンドレシーバーを付けっぱなしにして普天間基地の離着陸の様子も部屋の中から伺ったり。

D5 + 500mm f/4E FL は付けっぱなしで、オスプレイの夜間飛行があればすぐにベランダへ出て撮影できる体制をとっていたけれど、残念ながらこの日は何もなし。

22時を過ぎると行き交うヘリの音も止み、早朝起床と疲労溜まり気味の私も、早々に就寝。さっきも書いたけれど、ヘリの音よりも未だ強い風の音の方がうるさかった。

おまけに気温の変化も大きく、昼間は冷房全開、宿に到着した時もドライをかけないと不快なくらいだったが、夜が更けてくると軽く暖房を入れるかどうか迷うくらいであった。

(続き)→ ガンバ大阪沖縄キャンプと(ちょっぴり)飛行機と 【DAY 2 午前:恒さまが監督と実感する時間】