2ヶ月ほど前に買っていました、ニコンのフラッグシップ機 D5。


(モデル末期で結構リーズナブルな価格に)


最初に買った個体が調子悪くて芦屋基地航空祭へは持って行けなかったのですが、ガンバ大阪のマリノス戦、エアフェスタ八尾あたりで試し撮りを始めて、SUPER FORMULA 最終戦、岐阜基地航空祭、そして先週末の百里基地航空祭と使ってきました。

(最初の購入個体はメモリーカード書き込み周りでフリーズしまくって、結局は初期不良交換という嫌な始まり方でした…)

ぶっちゃけ、まだ使いこなせているとは言い難い状態なのですが、D6 が年始早々の CES で発表されるという噂も出てきていますので、年を跨ぐ前に、敢えてこのタイミングで D5 を買った理由あたりなんぞを、使う前使ってみた後の感想込みで、ちまちまと書いておきます。

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(同時にXQD 120GBをもう1枚追加。300GBあれば3日間程度の遠征は十分)


D5 を買うかどうかは別にして、デジタル一眼レフに戻ってきてから早いところフルサイズ機も買わなきゃ、という思いはずっとありました。D500 だけでは何かと不便だし、EOS 時代と同じく

フルサイズ機と APS-C 機を適宜使い分けたい
少なくともデジタル一眼レフ2台体制にしたい


という思いは募るばかり。

E-M1 Mark II はスナップカメラとして、レンズ交換式コンパクト機として使ってる分には文句ないけれど、ヒコーキ撮りのサブ機としては信頼を置くのは難しく、超望遠撮影は止めて 40-150mm F2.8 PRO 程度でも「おい、なんでこのシーンで AF 外すねん」ということも多々ありましたから……

幸いなことに?ニコンのミラーレス機 Z7 / Z6 は何度ニコンのショールームその他で触っても「ファインダーの見え方は良いね」と思うだけで全く心動かなかったので、デジタル一眼レフ2台体制への復帰は、以下の4択に絞られました。



  • ニコン最高速の秒12コマ連写、最高の AF 性能、D500よりハッキリ上の高感度耐性、フラッグシップ機ならではの操作感など魅力満点だが、お値段も最高、画素数はD500と同等でトリミング耐性はあまりない上に、プロ機なのでスマホ対応とか利便性は極端に劣るフラッグシップ機 D5

  • 高感度耐性はD500と大差なく、秒9コマ連写を実現するためのオプションを足すと 50万円クラスになるけど、4,000万画素超のトリミング耐性もある高画素機なのに秒9コマ連写可能な万能機 D850

  • 色々な意味でそこそこ性能で D500 よりグッと動体撮影性能は落ちるし、画像エンジンが古く操作体系もD500と異なるけど、D6 までの繋ぎとして買うなら、D500より安価なフルサイズ機として魅力的な D750(中古の選択もあり)

  • 今年は地震、台風の被害による出費もあったし、これから仕事道具のパソコンその他も買わねばならないので、フルサイズ機は保留にして、広角〜標準レンズも APS-C 用レンズで安く揃えるもりで妥協して D7200〜D7500(中古の選択あり)

この4択からどうするか?と、ずっと悩んでいました。そして、仕事が忙しかったり、自然災害まみれだったこともあって、結局秋まで買えず。

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(分厚い、しっかり書かれたマニュアルは最初の頃は頼りになります)


とりあえず APS-C だけでシステムを組めば安価になるのは判っていましたが、

500mm 単焦点レンズを画角 500mm で使いたい


同じく 300mm 単焦点レンズも 300mm で…というのがありましたので、やはりフルサイズ機で行くことに。

身分相応?なのは D750 あたりだと思うし、ボディにお金をかけずまだ全然揃ってないレンズを充実させる方がベターなのではないかと思ったのですが、D750 だとサッカー撮影は厳しいし、飛行機撮影も D500 と比べて不満が出そう。操作体系も全然違う。

結局のところ、

高感度&連写特化型 D5 or バランス万能型 D850


の二択になるわけですが(両方買えればベストだけど、流石に無理すぎ)、自分がフルサイズ機に一番望むものを考えた場合、特にサッカーのナイトゲーム撮影を考えれば、

D500 より明確に高感度画質の良い機種が欲しい


という点が最大の要望であり、そうなると自分としては技量、懐その他色々と不相応なところもあるのは重々承知ながら、D5 しかありませんでした。

妥協しても思うところは出てくるだろうし、フラッグシップ機というのは技量の足りなさをカメラ側で補ってもらえるところはあるし、何より最後の一眼レフになる可能性は高いから、ここは大枚叩いて D5 を頑張るか……


と。サッカー撮ってなければD850 だったと思うのですけどねぇ(´Д`)ハァ…

これでレンズ予算は食い潰され、購入を考えていた AF-S 70-200mm f/2.8E FL ED VR は当面買えなくなりましたが、仕方ありません(>_<)

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また、D5 を買う選択に関しては金銭的な重い負担(そしてレンズ予算の食い潰し)だけでなく、
  • バッテリーグリップ一体型だから手軽にフルサイズ機を持って行きたい時に困るかも

  • EOS-1D 系でも同じだが、バッテリーが馬鹿でかいのに充電器はバッテリー2個同時充電タイプの馬鹿でかさ↓

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  • フラッグシップ機は本体も高いが修理代も高い

という点で悩ましいものでしたが、

お気軽撮影は E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムがあるし、デジタル一眼レフを持ち出すのは動体撮影目的で、どうせ D500 もバッテリーグリップ付けっぱなしだったのでデカいボディは今さら
フラッグシップ機のバッテリーはかなり保つから、航空祭など1泊2日レベルの撮影旅行なら充電器不要、予備バッテリーもう1個持って行けば大丈夫でしょ


と考えて納得しました。

実際、予備バッテリー1個で1泊2日の航空祭撮影は十分乗り切れています。というか、D500 との2台体制だと、バッテリー1本でも前日予行など2日間賄えそうなくらい保つのは、さすがです。(予備バッテリー1個持っていけば 2泊3日までは安心)

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ただ、D5 のスペックに大満足して買ったかというと微妙にそうではなく、高感度画質や AF 性能については期待しているものが得られると思っていたものの、
  • (C-AF 追従時の)連写速度が秒12コマのままで、EOS-1D X Mark II と比べて秒2コマも遅い
  • プロフェッショナル機の宿命としてワイヤレス機能はオプション(有線LANはある)なので、D500 / D850 のように Bluetooth で常時スマホ連携みたいな便利なことはできない

というのは少々気になる点でした。

今どき当たり前のワイヤレス関連の機能が標準装備ではないのは、電波を発する機器の取り扱いは国ごとに異なるため、コンシューマー機ではないプロフェッショナル機ゆえ、どこでも問題なく使えることを優先した結果ではありますが、5万円のオプションで Wi-Fi を使えるようにしても、スマホ連携、画像転送みたいなことはできないのは時代遅れといえば時代遅れです。

また、D5 では D4S と同じく連写速度が秒12コマのままで EOS-1D X Mark II に差をつけられたので、D5S で追いついてくるかと思いましたが、今回 S モデルの D5S は発売されず。本機ミラーレス機 Z7, Z6 の開発があるのに D5S まで開発リソースが回らなかったのでしょう。そして来年早々には D6 の噂。

D5S の発売を様子見して秋まで待てたものの、来年出るという噂のある D6 までは待てなかったというのは、

年内に色々テスト撮影しておいて
来シーズンに備えたい


ということがありました。(来シーズンが始まる頃には D6 が出ているかもしれませんが ^^;)

それに何より「秋の航空祭シーズンに2台体制で行きたい」というのがありましたので……

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というわけで、EOS-1D Mark III 以来のフラッグシップ機、ニコンでは初めてのフラッグシップ機購入なのですが、必要な道具を買った感が強く、

こんな高いカメラを買ったのに全然高揚感がなく、半年前の D500 購入時の方がずっとテンション高かったわー


というのを思うと、我ながら苦笑せざるを得ません(^_^;)

少なくとも「一桁機を買ったった!」というようなテンションはゼロです。D500 同様、既に商品サイクル末期に入っていることもあるので新製品購入テンションもないですしねぇ。

ただ、

使い始めた途端に感じるフラッグシップ機ならではの良さ


は実感せざるを得ません。ファインダーとレリーズの良さは、さすがニコンのフラッグシップ機。

それに、やっぱり 500mm のレンズを 500mm で撮れるのは心地よいですしねぇ。

逆にスマホ連携ができないことや、D500 と D850 は操作系がほぼ同一と言ってもいいくらいなのに、D5 は操作系も挙動も微妙に違っているところがあって、ちょっと戸惑ったり、使いづらかったり、ストレスを感じる点は皆無ではありません。

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ま、底辺ド素人の私ごときがプロ向け機材について、あーだこーだ言う資格もないでしょうが、とは言え、やはり素晴らしい、ミラーレス機にはまだまだない点もあれば、「うーん、これはちょっと…」と思わざるを得ない点もあるので、自分が感じた備忘録としても、そのあたりはまた別記事で記しておきたいと思います。


(モデル末期になってきたせいか、ぐっとお安くリーズナブルに)