昨今、今年の新型 iPhone、特に iPhone XR の売れ行き不調や大幅減産が話題になっていますが、当たり前だろ…という感想しかないですね。日本人にとっては無駄にデカいし(デカい方がコスト削減になるけど)、世界的に見ても無駄に高い。
やっぱり iPhone 5c と同じ運命でしたね。廉価モデルと言いつつ、うっかりするとすぐ10万円超える値段。なのにフラッグシップモデルじゃなくて、色々ケチられてる。買う方も躊躇って当然ですわ。
価格に負けず突っ込んでいく新しいもん好きは去年の iPhone X を買っていて、馬鹿高い出費または分割払いをしているのですから、その手の需要は今年は減っているでしょうしね。
いずれにせよ、去年の iPhone X も今回の新型 iPad Pro も買った自分が言うのもなんですが、
としか思えません。端末あたりの単価を上げて利益が上がったとしても、台数が減れば AppStore などサービス部門の減収につながるわけですから、自らの首を絞めてるとしか思えません。iPhone でできることは何も変わらないわけですし。
MacBook Pro の売れ行きも落ちてるみたいですが、とにかく昨今の Apple 製品は調子ぶっこいて強気値段すぎます。いくら高付加価値高価格路線だといっても、Macで50万100万当たり前の時代とは違う、マスに売ってこその存在だと認識するといいのですがねぇ。
というわけで、この半月間、仕事も含めて色々なシーンでアレコレ使ってきた新型 iPad Pro(11インチ、GPS + Cellular、256GB ストレージモデル)への感想も、ごく端的に言えば
であり、
これに尽きます。
個人的には高すぎる価格が全ての良さをスポイルしていると言ってもいいくらい。中身はほとんど文句つけようがないのだけど、人に勧めにくい高価格。
これは決して新しい iPad Pro が価格に見合わない内容と言っているのではなく、むしろ高い価格に見合った中身を持つタブレットであるのは間違いないです。処理性能だけでなく薄さ、軽さのバランスとそれに比した画面の大きさ、そしてスピーカーまで全部タブレットの最上位でしょう。
とはいえ、
という命題に、現状では明確な答えを返せないのも事実。私自身も今のところはまだ「速い iPad Air 2」としてしか使ってませんしね……
もちろん、iPad Air 2 を4年間ほとんど不満なく使い続けられたように、
と思えますし、何より
と思っています。(もちろん希望的観測込み)
個人的にはそう思っていても、iPad は Pro だろうが何だろうがパソコンの完全な代わりにはなりませんし(逆に Windows がいくら 2-in-1 とか言ってもタブレットとしては低レベルなのと同じ)、結局タブレットを持つにしてもパソコンと併用となると、パソコン以上に高いタブレットを勧めるのは、いくら良いデバイスだと思っていても難しいところです。
些細な、特に気にしていない点を除けば、完璧に近いタブレット。だけど薦めにくい、もどかしさ。今回の iPad Pro に対する私の感想は、これに尽きます。
さて、これで言いたいことは終わったので終了、というわけにもいかないので、以下に半月使って気づいた点を列挙しておきます。
とりあえず現時点では、こんなところでしょうか。
Smart Keyboard Folio と第二世代 Apple Pencil についてもまとめていたのですが、長くなりすぎたので次回に改めて。
(Apple Pencil 充電対応ケースも発売され始めているようです。試しに注文済み)
やっぱり iPhone 5c と同じ運命でしたね。廉価モデルと言いつつ、うっかりするとすぐ10万円超える値段。なのにフラッグシップモデルじゃなくて、色々ケチられてる。買う方も躊躇って当然ですわ。
価格に負けず突っ込んでいく新しいもん好きは去年の iPhone X を買っていて、馬鹿高い出費または分割払いをしているのですから、その手の需要は今年は減っているでしょうしね。
いずれにせよ、去年の iPhone X も今回の新型 iPad Pro も買った自分が言うのもなんですが、
昨今の Apple 製品の高価格化はちょっと行き過ぎ
としか思えません。端末あたりの単価を上げて利益が上がったとしても、台数が減れば AppStore などサービス部門の減収につながるわけですから、自らの首を絞めてるとしか思えません。iPhone でできることは何も変わらないわけですし。
MacBook Pro の売れ行きも落ちてるみたいですが、とにかく昨今の Apple 製品は調子ぶっこいて強気値段すぎます。いくら高付加価値高価格路線だといっても、Macで50万100万当たり前の時代とは違う、マスに売ってこその存在だと認識するといいのですがねぇ。
というわけで、この半月間、仕事も含めて色々なシーンでアレコレ使ってきた新型 iPad Pro(11インチ、GPS + Cellular、256GB ストレージモデル)への感想も、ごく端的に言えば
良い点は価格を除く、ほぼ全て
であり、
悪い点は高すぎる価格
これに尽きます。
個人的には高すぎる価格が全ての良さをスポイルしていると言ってもいいくらい。中身はほとんど文句つけようがないのだけど、人に勧めにくい高価格。
これは決して新しい iPad Pro が価格に見合わない内容と言っているのではなく、むしろ高い価格に見合った中身を持つタブレットであるのは間違いないです。処理性能だけでなく薄さ、軽さのバランスとそれに比した画面の大きさ、そしてスピーカーまで全部タブレットの最上位でしょう。
とはいえ、
並みのパソコン以上に速くても(今は)できることは 4万円の iPad と大差ないのに、2倍以上も高い iPad を買う必要あるの?
という命題に、現状では明確な答えを返せないのも事実。私自身も今のところはまだ「速い iPad Air 2」としてしか使ってませんしね……
もちろん、iPad Air 2 を4年間ほとんど不満なく使い続けられたように、
今後3〜4年使い続ければ高い価格も元は取れるかな?
と思えますし、何より
タブレットには不相応なパワーを使うソリューションが今なくても、この先、このパワーを前提にしたアプリが出てくる可能性はある
Adobe が先陣を切っているように、これだけのパワーを持つ iPad が出たことで iPad用アプリの在り方も変わっていくのでは?
と思っています。(もちろん希望的観測込み)
個人的にはそう思っていても、iPad は Pro だろうが何だろうがパソコンの完全な代わりにはなりませんし(逆に Windows がいくら 2-in-1 とか言ってもタブレットとしては低レベルなのと同じ)、結局タブレットを持つにしてもパソコンと併用となると、パソコン以上に高いタブレットを勧めるのは、いくら良いデバイスだと思っていても難しいところです。
すごく良いタブレットだけど値段がなぁ…
些細な、特に気にしていない点を除けば、完璧に近いタブレット。だけど薦めにくい、もどかしさ。今回の iPad Pro に対する私の感想は、これに尽きます。
さて、これで言いたいことは終わったので終了、というわけにもいかないので、以下に半月使って気づいた点を列挙しておきます。
◯ iPad Pro (2018) 本体の良いところ
- 薄いのは正義!本体が劇薄になったせいか、Smart Keyboard Folio を付けても iPad Air 2 + Smart Cover + 背面ケースの時より厚みが増えた印象があまりなく、これならキーボードカバー常用でも全く問題なし!!
- デザインが iPhone 4/5 世代を思わせるスクエアな感じになっているが、個人的には好みだし、持った時の感触が背面ラウンド形状より良いね
- Cellular モデルで目立っていたアンテナ部分がすっかりアクセント扱いになっているデザインもまた良し
- 薄くなって曲げ圧力に弱くなって折れやすいという海外のテスト記事を見たけど、そんなテストのためだけのテストはどうでもいいし、日常生活で何らかの過失なしにタブレットが折れるとか有り得ない思うので気にすることもない
(Smart Keyboard Folio などカバーしていれば、 特にそう) - 過去何度も書いてきたが、タブレットと Face ID の相性は良いと思うし、Smart Keyboard Folio 利用時は、より便利になる工夫がなされていて GJ!
(後述する欠点もあるが設定で緩和できる) - iPad Air 2(や現行 iPad)の 9.7インチ画面と比べて画面サイズは若干広くなったレベルだと思っていたが、11インチ iPad Pro に慣れてから 9.7インチ iPad / iPad Air を使ってみると、意外と画面サイズの大きな差に驚く
- 筐体サイズが若干しか変わらず(薄くなり)、画面が一回り広くなったことは、動画視聴時にメリットがあるだけでなく、何かしらの作業を行なっている時にも良いことしかない
- 画面が大きくなったことで一番恩恵を得られてるのは、スプリット機能使用時に少しでも画面の狭さがマシになったこと!
- 画面が大きくなったけれど、フットプリントも重さもほとんど変わらないレベル(微増)だから、画面サイズ拡大は手放しで褒められる
- 有機EL の iPhone X 系列ほどじゃないけど、ディスプレイの色域の広さと色の安定性は写真を取り扱うのに安心できる
(写真を扱う時にこの点が並みの Windows ノートパソコンや Android タブレットでは賄えないところ) - 従来の iPad Pro との比較は判らないが、スピーカーから出る音は意外と低音も出ていて予想外に良かった!し、iPad Air 2 と比較にならないレベルで、チャチな USB / Bluetooth スピーカーは不要
- 画面サイズの拡大とスピーカーの良さで、iPad Air 2 / 9.7インチ iPad と比べると動画視聴環境はかなり良くなってる感がある
(11インチiPad Proに最適化されてないダメなJスポーツのアプリ例だけど…) - 過去2回の記事でも書いたように、USB-C 採用による外部デバイスの接続性の圧倒的改善、SDカード以外の撮影画像取り込み環境の劇的改善は、これだけでももう二度と lightning 時代の iPad には戻れない
■ 新型 iPad Pro (2018) の USB-C 端子に色々つないでみた【メモリーカードリーダー、カメラ編】
■ 新型 iPad Pro (2018) の USB-C 端子に色々つないでみた【アレコレ雑多編】 - ぶっちゃけ何をしてもサクサク俊敏なのは心地よい
- 並みのノートパソコンより速い処理能力をこれだけ薄いボディで実現しているだけでなく、ファンレスでこれだけの能力を実現しているという点は賞賛以外の何ものでもないし、ベンチマークアプリをぶん回しても特に不快に熱くなることもない
- 最新 iOS 12 にアップデートした iPad Air 2 でも日常的なタブレット用途の大抵なことはストレスなくできていたが、Office アプリや Lightroom などの一部アプリでは多少もっさり感、重いドキュメントを処理する際には辛い場合があったが、新しい iPad Pro では何してもストレス、待ちも感じない
- 発表直後の iPad Pro 試用レビュー記事で「Smart Keyboard Folio」「第2世代 Apple Pencil」の3種の神器と一体で使うべき、とあって内心ちょっと提灯記事扱いしていたが、実際に使ってみるとまったくその通りと思わざるを得ない出来…
(そして、どれも高め価格なので出費が増えるばかり >_<)
× iPad Pro (2018) 本体のイマイチなところ
- 何度でも書くけど高すぎ価格(多少性能が低くても、2万円安かったら周囲に絶賛背中押しだった)
- 11インチモデルは従来の 10.5インチモデルと解像度も画面比率も変わっているため、11インチ iPad Pro に対応していないアプリではアプリに微妙な隙間ができたり、場合によってはスプリット機能が使えるはずのアプリで使えなくなっている
(この半月のアップデートで各アプリの対応は随分進んだが、アップデート放置気味のアプリでは我慢するしかない)
(最適化されてない例:Photoshop Express)
(同じ Adobe 製でも Lightroom は最適化済み) - 画面が大きい分、Face ID 認証時の顔の向きによる影響が大きく iPhone X 系より顔認証を失敗する確率が高い
- iPhone X 系より認証を失敗する確率が高い理由の一つは、デフォルトで「Face ID を使用するには注視が必要」が有効なため、スマートフォンより大きな画面の端にある Face ID 用カメラが目線を認識するには意識的に顔を中央に持っていく必要があり、Face ID カメラと逆方向に顔が向いていると認証が失敗しやすい
- そのため、多少セキュリティレベルは下がるが、設定で「Face ID を使用するには注視が必要」をオフにすると Face ID の顔認証の失敗確率が下がってマシになる
(これでも顔認証はちゃんと行われる。寝てる時に勝手に顔認証を通される危険が発生するけど)
- あとは横にして持ってる時に、うっかり手がカメラを隠していて顔認証に失敗する時があるので、その点は気をつける必要がある
(失敗してもやり直せば良いだけだが) - カメラの仕様は前モデルと変わってないと言いつつ、背面カメラの手ぶれ補正がなくなっているダウングレードがあったりしてちょっと残念
- スプリット機能はそろそろ同一アプリでスプリット機能が使えるようになって欲しい
(アプリ側で画面分割機能を持つものもあるけれど、OS レベルで仕組みを作って欲しい) - セキュリティ的なことを思うと iOS で自由にファイルを扱わせない仕組みを支持しているが(それが嫌ならパソコンを使えば良いだけ)、USB-C を採用したことを思えば、せめて「ファイル」アプリだけでも外部ストレージとのファイルやり取りは実現してもバチは当たらないと思う
- これだけ処理性能を爆上げしたのに、1TB ストレージモデル以外はメモリー容量をケチった、4GB で前モデルと同じまま、という点は、価格以外で唯一、今回の iPad Pro のスペックでの欠点、画竜点睛を欠く点
- ボディは薄くなったけど、背面カメラの出っ張りが酷いのはデザイン的に醜い。ただ、背面ケースをせずに裸で使うことはないから、個人的には背面カメラの出っ張りはどうでもいい話
- 第2世代 Apple Pencil の仕様、iPad Pro 本体との磁気吸着&充電が発表まで非公開だったせいか、サードパーティから Apple Pencil 充電に対応したケースが出てくるのに時間がかかった(現時点でもまだ数が多いとは言えない)
■ 今までと違う!気をつけたい新型 iPad Pro のケース選び 〜 iPad Pro (2018) のファーストインプレ追記とともに - あちこちに強力なマグネットが仕込まれているので、磁気カードなどバッグの中へ一緒に入れるものにはマジで気をつける必要がある
(というか、これだけマグネットを本体内に埋め込んでおきながら iPad 自身には何の影響もないのは凄いけど) - iPhone(スマートフォン)からイヤホン端子がなくなったことは大して気にしてなかったが、iPad からイヤホン端子がなくなったのは正直ちょっと不便
(マルチペアリングの Bluetooth イヤホンに買い換えなきゃ……) - おまけに安価な USB-C → イヤホンプラグ変換アダプターは使えず、変換アダプター内に D/A 変換回路が入っている製品じゃないと使えない罠(´Д` )
とりあえず現時点では、こんなところでしょうか。
Smart Keyboard Folio と第二世代 Apple Pencil についてもまとめていたのですが、長くなりすぎたので次回に改めて。
(Apple Pencil 充電対応ケースも発売され始めているようです。試しに注文済み)
コメント