使い始めて10日間というよりは、もう2週間になりますが、思っていた以上にできることが少ないガッカリさがあった割には、それなりに使い続けられている2週間です。

ぶっちゃけ、使い続けているけれど「ないと困る」「ないと不便」と言えるデバイスではないし、前回記事までに書いたとおり、日常的に身体を動かしてる人でもなければ機能的には5万円も出して買う理由はない、という思いはずっと変わりません。

ダメ元で使い始めた Apple Watch と10日間【前編】 〜現状はヲタクデバイスでしかないけれど未来への妄想は広がる?
ダメ元で使い始めた Apple Watch と10日間【中編】 〜引きこもりにも健康管理器具として悪くない、かも?

それでもしばらく使っていると、ワークアウトなど日常的に身体を動かすことがない私でも健康管理デバイスとして意外と悪くない、と思えるから不思議です。付け心地という点では(時計をする習慣のない私でも)意外とイケる、不快に感じないせいもあるでしょう。

ただ、そう思うのも大病をして多少は健康というものに意識が行き始めた年齢(ジジイに近いオッサン)だからであり、これが 10年前なら「健康云々言われても、そんなデバイス要らんわ!」で終わってたと思います。

そういう意味では、出会うべきタイミングで出会ったがために、それなりに付けることが続いているのかもしれません。まだ半月くらいですけど(^_^;)

AppleWatch4Nike42


さて、前2回は妄想やら書き散らし的な感想だったので、今回は10日間 Apple Watch を使ってきて感じた良い点、ダメな点を以下、箇条書きにまとめてみます。箇条書きだからと言って、さほどまとまってはいませんが……(^_^;)



○ 思いのほか良いと感じる点

  • 時計をつける習慣がない自分には抵抗があったが、アルミニウムボディの 40mm、GPS版という一番軽い(安い)モデルのせいか、身構えていたほど違和感、負担は感じない

  • 最初に付属していたスポーツループバンドは軽くて、付け心地もよく、時計をつける習慣がなかった人間が始めるにはちょうど良いバンドだった印象
    (スーツには全く合わないので、その時は変えるべきだけど)

  • 付け心地と並んで一番の不安要素だったバッテリーの保ちについては、当方の日常生活(ワークアウトはしない、通知と一部アプリを少し使うくらい)の上では、朝起きてから夜寝るまで付けていてもバッテリーが半分になることはなく、概ね60〜70%くらい残るので全く無問題

  • この10日間で一番使った、朝4時から翌日1時まで使って途中ウォーキングのワークアウトを45分試してみた時も残量は51%だったので、バッテリーの保ちについては(ハイキングとかで使わない限り)私には全く問題なさそう

    AppleWatch4Nike51

  • もちろん、1日1回の充電は必要だが、スマートフォンでも同じなので特にストレスを感じていない
    (時計として考えると有り得ないかもしれないが、デジタルガジェットとして認識しているので)

  • 今までの Apple Watch は大して知らないが、今回の Series 4 の動作速度は概ねサクサク動作で、動作速度面ではストレスを感じない(LINE のトーク履歴取得時にもたつくことがあるくらい)

  • 初期状態からサードパーティ製アプリを十数個入れて使っていても、動作速度が体感できるほど低下するようなことはないと思う

  • Series 4 から GPS モデルもストレージが 16GB に倍増されたので、音楽を多く入れたりしなければ、ストレージ容量は十分すぎるくらい余裕ある

    AppleWatch4Nike50AAppleWatch4Nike50B

  • 画面サイズおよび標準設定の文字サイズは通知確認用デバイスと思えば(老眼が入ってきた身でも)十分許容範囲内。従来の 38mm モデルを見せてもらっていた時は少し小さい印象だったが、旧 42mm モデルより大きいという現行 40mm モデルの画面サイズは必要最小限のサイズはあるように思ってストレスを感じることはない
    (最初に設定を iPhone アプリじゃなく Apple Watch でやっていて、1時間近く見つめていたら目がヤバくなったので、見続けるデバイスではないのは確か ^^;)

  • 屋外での視認性も問題なく、小さいながらも写真などが綺麗に見えて画面周りは不満なし

  • 竜頭より指操作をしてしまいがちになるせいか、スクロールを含めた操作性は決して良いとは思わないが、ストレスを感じるようなことはなく、限られた中でよくできているとは思う

  • 前回記事で書いたとおり、ジョギングやジムなどワークアウトして身体を動かす、鍛える人向けのデバイスであるけれど、意外と引きこもり体質な人間としても座りっぱなし防止のために良いデバイスだと感じているし、生活の中での数値を可視化するのは良いことだと実感
    (ただし、まだ使い始めて半月のテンションだからそう思えている危険性はある)

    AppleWatch4Nike49AAppleWatch4Nike49B

  • 「スタンド」通知と異なり、不定期に通知される「深呼吸」はスルーすることが多いものの、最近はたまに自分からアプリを起動して深呼吸することもあるくらいで、Apple Watch を使い始めるまでは深呼吸なんて20年くらいしてなかった自分だけに、我ながら驚く(今だけな気がするけど ^^;)

    AppleWatch4Nike46

  • 通知機能なんか大して興味ない的なことを書いてきたけれど、実際あって不便なものではないし、出かけている時は常に iPhone を携帯しているが、むしろ自宅内では iPhone やスマホから遠ざかって家事や雑務をしている時があるので、その時に通知をチェックできるのは良いね、と感じ始めている自分がいる(^_^;)

  • 使っている Watch アプリの中では「空見さん」が、iPhone 側で登録した空港の METER/TAF を Watch でも完全に見ることができるので、これくらいの機能性があれば便利に感じる
    (ただ、速報性を必要とする情報ではないので Watch で見る必要性がどこまであるかというと微妙だが、これくらいの機能性のあるアプリが増えると実用になる例)

    AppleWatch4Nike12AppleWatch4Nike14

    AppleWatch4Nike15AppleWatch4Nike16

    AppleWatch4Nike17AppleWatch4Nike18

  • 「FlightRader24」アプリも Watch アプリがあって悪くはないが、アプリ単体では現在地に近い飛行機10機とフォローしているフライトの情報だけしか見られず微妙で、むしろ iPhone アプリ側で指定しているカスタムアラート(有料プラン限定の機能)の通知が Watch でしっかり見られて秀逸。
    (アプリ側では指定または最寄り空港の離発着パネルが表示できると嬉しいかもだが…)

    AppleWatch4Nike20AppleWatch4Nike21

    AppleWatch4Nike23AppleWatch4Nike24

    AppleWatch4Nike25

  • 前編記事でも書いたように「バッテリーの保ちを確保しつつ、もう少し機能性が高まればスマートフォンはカバンに入れっぱなし or Watch &タブレットで出かけられて、Cellular版が欲しくなるかもなぁ」と思う時がある(が、現状の機能、アプリでは無理)


△ 想定どおり、思っていたとおりな点

  • 時計をつける習慣がなかったため、10日間くらいでは朝起きてすぐに腕輪をする習慣は身につかず、朝起きてしばらくは Apple Watch をせずにしばらく過ごしてしまうことが(まだ)よくある

  • Apple Watch などスマートウォッチの類には睡眠管理なんてアプリもあるらしいが(前に数ヶ月だけ使った激安中華体活動量計にもあった)、寝るときに腕輪したままでは快眠阻害しそうなので無理
    (ただ、疲れている時に Watch をしたまま寝てしまったことはあるので、慣れれば大丈夫になる予感も…)

  • キーボードがないので文字入力手段は音声入力しかないけれど、他の Apple 系デバイスでも使っているように意外と使える
    (他社でもそうだけど、修正はまだ必要なものの日本語音声入力は結構使える)

  • ワークアウトの類いをしないので Apple Watch で音楽を聴くこともなく、イヤホンを使うこともないが、もし使うことを考えれば iPhone や iPad Pro とも共通で使えるマルチペアリングな Bluetooth イヤホンが欲しくなる

  • とはいえ、出かける時には iPhone などスマートフォンを常に携帯しているので、Apple Watch で音楽を聴きたいとか、電話したいとか、積極的にメッセージしたいとかは思わない

  • Apple Watch でも Suica や Apple Pay が使えるのは知ってるし、周りでも使っているが、今のところ iPhone から移動させる予定はないし、それで何も困っていない
    (Suica だけは iPhone で使っているメインの Suica とは別にもう一枚 Suica カードを作って、それを Apple Watch へ予備として入れる予定はしている)

  • 日々のアクティビティ達成率に対して色々とメッセージ通知がされてくるけれど、こんなので意識が変わったり、モチベーションになったりはしないのは予想どおり
    (ランニング系アプリでもこういうメッセージで「応援」するアプリが多いけど、むしろこんなのでモチベーションになる人が羨ましい)

    AppleWatch4Nike11

  • 自転車移動を認識させるためにはワークアウトアプリを立ち上げて実行すればいいんだよ、と既存ユーザーの友達に言われたが、ワークアウトするぞ!というわけでもないし、その癖がついてないので常に忘れてしまう
    (なのでワークアウト自動認識が自転車でも働いてくれれば良かったのだが、仕様でダメなのは残念)


× イマイチな点、思っていたよりダメな点

  • 軽いのは良いけれどアルミニウムボディの質感はそれなりで、敢えてシルバーじゃなくブラックにしたけどやっぱり誤魔化せず、まともな質感の金属ベルトを付けるとボディがよりチープに見えてしまいそうで悩ましい

  • 入浴時と就寝時以外はずっと付けていて、現状「この時は無理」という状況はないけれど、キーボードを叩く時に手首と机の間にベルトがあることだけは違和感として慣れきっていない

  • アプリのホーム画面を出すのに竜頭を押すしかないのは正直微妙、なんらかのタッチジェスチャー操作でホーム画面が出るようにして欲しい(竜頭操作よりタッチ操作を多くして欲しい)

  • というか、こんなアプリのホーム画面が本当に使いやすいのか?他にもっと良いアイデアを Apple 様も考え出せないのか?Siri で起動するのは外では無理だし…
    (リスト表示に切り替えればタッチはしやすいが、アプリに辿り着くまでの時間は増えるので悩ましい。お気に入りメニューとか欲しいね)

    AppleWatch4Nike52

  • 基本のアクティビティはムーブ、エクササイズ、スタンドの3要素で構成されているが、1時間に1回立って1分動く「スタンド」は別にして、ムーブとエクササイズの違い、どんなふうに動いている時にどちらとして認識されるか、というより、何がエクササイズとして認識される動きなのが、サッパリ分からなさすぎる(腕を振ればエクササイズになるのか?)

  • 特に自転車を漕いでいる時は、それがどんなに必死で、心拍数が180超えていようが、エクササイズとして認識されるとは限らないのは何だかなーと思う(20分必死にチャリ漕いでエクササイズは5分とか)

  • Watch アプリは iPhone アプリのチャイルド・アプリでしかないため、その多くはリモコンアプリ、通知アプリであり、正直言って Watch ならではの魅力あるサードパーティ製アプリは見つけられていない

  • iPhone への依存性が強く、特定の Watch アプリを使いたければ親となる iPhone アプリをインストールしないと使えないのは微妙すぎ

  • というか、親デバイスは iPhone じゃなく iPad でも良いんじゃね?と思う

  • サードパーティ製アプリに魅力あるものが少ないだけでなく、Apple Watch アプリの提供を打ち切る例も少なくないのは想定外で、Twitter もいつの間にか止めてるし、ヤフー乗換案内も終了の告知が出ている

  • Twitter は公式アプリがなくなったが「Chirp for Twitter」があって一応使えるので、こういうスマホ代わりになるアプリが Watch が増えてくると違ってくるのになぁ、と思うが、バッテリーと小さな画面を見る自分の目がヤバそうだし、Watch アプリの制約なのかデーターのキャッシュがなくて常に再読み込みなのも微妙
    (なので、DMその他を使うための課金は悩ましい。アプリがなくても通知はされるのでスマホで見ればいいし…)

  • Watch への通知は iPhone での通知の代わり、という考え方だけど、iPhone と同じだけの通知を Watch で受けたいとは思わないので、iPhone の通知と Watch の通知を独立して制御できるようになって欲しい
    (アップル純正アプリは設定でアプリ毎に「iPhone の通知に従う」から独自制御に変更できるものの、サードパーティ製アプリは iPhone の通知制御に従って通知するか、全く通知しないかの二択なので)

  • 前項と同様に、Watch 側へ通知して内容を確認してしまうと、iPhone 側に通知が出ない、消える、既読になる、という仕組みなので、うっかり Watch で確認だけして「あとで iPhone で返信しようと思っていても気づかず既読スルー的なことになってしまうこともあるのが悩ましい
    (アプリ毎に選べるのが理想だが、これまたややこしさが増えることにもなる)

  • そういったことを考えると、むしろ Apple Watch は iPhone から独立した存在になった方が使い勝手が良いようにも思う(将来的にはそうなって欲しい)

  • ウェブブラウザは最も重いアプリの類いだから現状の Watch では色々な面で無理だと思うが、Safari のリーダー表示なレベルなら Watch でも表示可能だと思うので、何らかの形で実装されれば、と思う(Watch OS 6 あたりで)

ジョギングやジムなどで体力作りなんてことをしない引きこもり系オッサンが半月使ってみた感想としては、こんなところでしょうか。

付けていることに、だいぶ慣れてきたかなぁ


と思いますし、徐々にポケットから iPhone や Android 機を出す回数は減った…とまではまだ言えませんが、そうなってもおかしくないかなぁ?とは思うようになりました。(そう思うだけでも使う前、使い始めからすると、だいぶ思いは変わりました)

出かける時の歩数計や行動ログが取れると言われても、私は iPhone などのスマホがあれば十分で、Apple Watch などスマートウォッチを持つ必要はないよ
時刻を見るのにいちいちスマホ出さなくても良いとか言われても、だったら時計でええやろ
スマホの通知が鳴って周りに迷惑かけることないし、確認のためにスマホ出さなくても良いと言われても、スマホはすぐに出せることが殆どだから別にそんなもの必要ない
ICカードで改札通るときにスマホ出さなくても良いと言われても、むしろスマホでいい、スマホが安心です
ポケモンGO が捗ると言われても、もう1年くらいやってないし、もうやらない


このように背中押してくれた友人知人に色々反論していたことについては、今もあまり意見は変わりません。ただ、生活中の色々なヘルスデーターを可視化してくれることによる健康管理、意識づけデバイスとしては思っていたより良いかな、と感じています。

何度も書くように、日々のトレーニングなどをしていない身としては

スマホと違って特に必要性は感じない


ですし、最近の Apple 製品に共通の

良いとは思うけれど、値段がちと高い


という思いは拭えませんから、私は他人に薦めようとは(現時点では)全く思いません。

もし、過去のまだ買っていない自分に対してアドバイスするにしても

悪くはないから興味があって何かしらの余裕があれば買ったらいいけど、別になくても何も困らないし、何かに役立つもんではないから買わなくても問題ないよ


という感じになっちゃいますね。

ただ、買って良かったかどうか?という点においては

使ってみないと判らなかったことが多かった
それだけでも買って使ってみた甲斐はあるかな


と思っています。買わずにアレコレ言っても判らないところの多いデバイスだったのが色々実感できただけでも収穫です :-)

ま、この先ずっと使い続けられるか、数ヶ月または春になって暖かくなって使うのが嫌になるかは現状まだ判りませんので、その点については自分でも楽しみにしています :-D


(充電器をもう一つ欲しいが純正は高いので悩み中…)