先週、毎年恒例 Adobe MAX で Photoshop/Lightroom などの 2019年版がリリースされ、Windows 環境の方はすぐにアップデートして使っているのですが、Photoshop は画面まわりの設定が初期化されてしまって四苦八苦しております。設定を引き継いでくれるようにチェックをしていたはずなのに……(´Д`)

iPad 版のフルバージョン Photoshop CC が出るのも楽しみですが、それに合わせて Windows 版 Photoshop CC のタッチ操作が Lightroom と同等になるかと思ったらそうでもなく、Lightroom と比べるとタッチ操作周りが微妙なままというのが残念でもあり、iPad版が心配でもあり…な今日この頃です。

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さて、D500 でデジタル一眼レフへ戻ってきて半年経ってのアレコレ雑感の最後は、D500 と同時期に購入した2本のレンズの感想をば。

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この半年は仕事が忙しくて物欲が蠢く余裕もなかったため、レンズは D500 と同時期に購入した AF-S 500mm f/4E FL ED VR と AF-S 300mm f/4E PF ED VR の2本だけのままで、その後は x1.4倍テレコン (TC-14E III)を買ったくらいで、全く増えてません。

色々足りてない画角やレンズはありますし、それをマイクロフォーサーズ で補うにも限界がありますが、とりあえずこの2本で撮ってるものの8割くらいはカバーできているので、なんとなく半年間買わないまま来てしまいました。(地震に台風連発で家の被害もあってお金もないし)

そして AF-S 500mm f/4E FL ED VR と AF-S 300mm f/4E PF ED VR の購入レンズ 2本についても、D500 同様に満足しているのは半年経っても変わりません。


AF-S 500mm f/4E FL ED VR については、さすが大口径超望遠単焦点レンズだけあって、描写、AF 速度その他、非の打ちどころはないです。ド素人がアレコレ不満を言う余地は皆無です。

一つ言うならば、シーンによっては APS-C 機でも RAW だと周辺減光が感じられるので、フルサイズ機だと目立つこともあるかな?と思いますが、周辺減光くらいはカメラ内 JPEG でも RAW 後処理でも対応できるので、特に気にはしていません。

重さも 3kg ちょいで、ひ弱な私でもとりあえず手持ちで振り回せるレベル。ただまぁキヤノンの新しいロクヨン EF600mm F4L IS III USM の方が軽いという時代になると、ゴーヨンとしてはとてもじゃないが軽いとは言えなくなりました…

(来年出るという噂の EF500mm F4L IS III USM は、どれだけ軽くなるのやら、ですね。お値段の方がガッツリ重くなりそうですけどw)

とにもかくにも AF-S 500mm f/4E FL ED VR はボディの D500 とともに

絶大に信頼でき、言い訳のできないレンズ


でありますし、EF時代のサンニッパ同様、こういう絶対的な基準となるレンズがあるのは自分にとってプラスになると思っています。



それに比べると AF-S 300mm f/4E PF ED VR は「絶大に信頼できる」とまでは言えず、
  • ぶっちゃけ AF 速度は遅いとは言わないけど速くもない(スポーツ撮影には足りない)
  • 解像感も悪くはなく開放から使えるレベルにあるけど、キレキレというわけではない

という印象は購入前にレンタルで試し撮りした時から変わりません。

小型軽量さを求めたレンズですので開放からキレキレのレンズを望むのは酷ですけれども、AF 速度はもうちょっと頑張って欲しかったなぁ……というのはありますね。飛行機くらいでは不満は感じないのですけど。

とはいえ、

300mm なのに圧倒的なコンパクトさ


という利点は、多少の不満点を吹っ飛ばす満足度を与えてくれます。

D500 との組み合わせで、これだけコンパクトに 450mm が使えるというのは、色々な場所で規制が入ることの多い昨今では目立たなくて良いですし、周りに迷惑をかけないレンズと言う意味でも素晴らしいです。

点光源相手では回折系レンズ独特のフレアが出る欠点はありますが、今のところ殆どそういうシーンで撮ってないため、その欠点で不満に思うようなこともありません。

まだ APS-C 機のみでの印象であり、フルサイズ機で使うとまた違う感想が出てくるかもしれませんが、運搬重量の負担軽減という点からもありがたいレンズです。

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とはいえ、300mm 単焦点レンズの本命はサンニッパ 300mm F2.8 でありました。けれども、ニコンは何故か、望遠・超望遠単焦点レンズ群の中でサンニッパだけモデルチェンジがなく、重くて SPORTS VR のない古いモデルのままです。

デジタル一眼レフへ戻ると決めてから今春に D500 を買うまでの半年の間も含めて、「さすがにそのうち出すやろ」と思っていたのですが、何も音沙汰のないまま。

もしかするとミラーレス Z マウント専用の望遠レンズとして出すのかも?と思ったりするわけですが、どうなんでしょうねぇ。300mm f/4E PF ED VR は小型軽量で良いレンズですが、やはり F2.8 の明るさと開放からキレキレのサンニッパが欲しいのですが……

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サンニッパが出そうにないので、その予算をフルサイズ機やこの先のレンズ購入に充てる方向でいるわけですが、悩み深いのは今後のレンズ購入ロードマップ。

本来、年内あたりに揃えたいと思っていたレンズ群は、
  • 16-35mm F4 あたりの超広角ズーム
  • シグマ 35mm or 50mm F1.4 Art
  • 適当な標準ズームレンズ(フルサイズ対応)
  • AF-S 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 100-400mm レンズの望遠ズーム

あたりですが、地震やら台風やらで被害を受けた自宅修理の代金やフルサイズ機も購入しなければならないということもあって、だいぶ縮小せざるを得ない状況です。

お値段的に真っ先に AF-S 70-200mm f/2.8E FL ED VR を諦めざるを得ないですし(^_^;)、標準ズームもあまり必須な状況ではないのでスルーするとして、
  • 超広角ズームはマイクロフォーサーズ に任すべきか、やはり Fマウントで揃えるべきか(純正 16-35mm f/4G か、サードパーティ製か)

  • SPORTS VR モードのない純正 80-400mm を頑張るべきか、テレ側の F5.6 を超える暗さ(と AF 性能への影響)を我慢しても懐に優しいシグマ/タムロン 100-400mm にすべきか


EOS / EF マウントに戻っていたなら、以前愛用して信頼できるレンズだった EF16-35mm F4L IS USM と EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM を、他を我慢してでも間違いなく買っていたでしょうけれど、ニコンの純正 16-35mm f/4G と 80-400mm f/4.5-5.6G にそこまでの執着はないので悩ましいです。

使用頻度や想定する使用状況、さらにはなるべく早く AF-S 70-200mm f/2.8E FL ED VR を手に入れるために出費を控えるべくサードパーティ製のレンズになりそうな気もしますが、なかなか踏ん切りがつかないまま時間が過ぎていくばかりです……



(SPORTS VRのない80-400はリニューアルしないのだろうか…)