一眼レフシステムを捨ててミラーレスへ移行する人は少なくないのですが、周りでニコンから富士フイルムへ移行した人が2人いて、さらに最近また一人移ったのを知り、9月の某カメラ屋の販売ランキングでニコン待望のミラーレス機 Z7 を凌いで富士フイルム X-T3 が首位になったのも何となく納得してしまいました。(値段も倍以上違うけど)

富士フイルム Xマウント一式を手放した時に「またいつか戻ってきたい」と言っていた私ですが、最近過去の写真を見ていて、また Xマウント欲しい気分が高まり、X-H1 を買った友達に「X-T2 売る時には一応声をかけて」なんて言っていたりします( ̄ー ̄)

もっとも、マイクロフォーサーズ含めてトリプルマウントを維持できる財力はないため、現状だとマイクロフォーサーズと入れ替えになるでしょうけど、レンズ交換式コンパクトデジカメとしてのマイクロフォーサーズは気に入っていて手放したくないので、Fマウントに続く Xマウント復帰の道は険しそうです……

(動体を撮るカメラとして使うつもりはないので、ボディは X-T2 のお古で十分、レンズは以前持っていた単焦点レンズ、XF14mmF2.8、XF23mmF1.4、XF35mmF1.4、XF60mmF2.4 Macro あたりで十分なのですけどね)

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さて、前回は業界がフルサイズ・ミラーレス機へと大きくシフトしていく中で、再びデジタル一眼レフに出戻って、ニコン Fマウントへ戻って半年間、色々と思っていたことを吐き出しました。

百花繚乱ミラーレス機が出揃う中、一眼レフへ出戻って半年【前編】 〜 最後に最高のAPS-C機に出会えた

あくまで私自身が感じることなので、人それぞれ賛否色々思うところはあるでしょう。撮るもの、立場が違えば感じ方も違うでしょうから他人の思うところを否定しようとは思いません。別に正解とかはないでしょうし。

いずれにせよ、最後のデジタル一眼レフシステムとしてニコン Fマウントに戻ってきて、その結果には満足していますし、D500 は過去に使ってきた APS-C 機の中で最高と思えるものだということは前回記しました。

ただ、D500 を半年使ってきて、D500 というかニコン機、ニコン Fマウントの仕様として、どうしても「コレはアカン」と思う点がないわけではないです。

ぶっちゃけ、自分自身の使い方と合わない点でもあるので、これまた普遍的にダメな点とは言い切れないのですが、褒めてばかりでも仕方ないので、十数年ぶりにニコン機へ戻ってきて少々ストレスを感じている僅かな点を挙げておきます。



▼ 画像削除(コピー)で範囲指定がない、タッチパネルで画像選択できない


画像選択で範囲指定がないのはニコンだけでなくキヤノンやオリンパスその他でも同じで、個別選択か全削除(プロテクト画像は除外)しかないのが普通ですが、GR Digital で指定範囲の最初と最後の写真を選んで削除(コピー)する機能を体験してからは、「削除の範囲指定は欲しいよなぁ」と常に思っています。

何枚も撮影してから設定を思い切りミスっていたことに気づいて撮り直す時、連写設定の時に誤ってレンズを下向けている時にシャッターボタンを押して結構な枚数の無駄ショットを削除する時……などなど、範囲指定削除は便利なんですけどねぇ。

あと、タッチパネルで便利に使えるのですけど、何故か画像削除の個別画像選択の時にタッチ操作、フリック操作が使えず、ボタンでちまちま指定していかなきゃならないのも不思議。そこもタッチ操作で画像選択させてくれよ!操作を統一させてよ!と思います。(できない理由、させない理由が思いつかない)

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また、これもニコンに限らないことですが、画像再生時にレーティング指定できるカメラはもう普通なのですから、

削除やコピー時にレーティングで指定できるようにして欲しい


と思いますね。

特にニコンの場合は、レーティングで☆1〜5だけでなく除外候補の指定も可能なのですから、

削除時にレーティングで除外候補の画像を削除する設定があればすごく便利なのに!


と思うのですけどねぇ。もったいない。超もったいない。(ソフト的には全く難しくないはずなので仕様を決める側だけの問題のはず)


▼ メモリーカード内で千カット毎にフォルダが作られる


1回(1日)の撮影枚数が100枚に満たない人や、せいぜい数百枚という人からすると

なに言ってんだコイツ ┐(´∀`)┌ヤレヤレ
そんな細かいところでイチャモン付けんなや(-_-メ)


と言いたくなる点でしょうが、航空祭やサーキットで週末に数千枚撮って、さて写真データーを読み込もうとすると

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こんな風にたくさんフォルダができているわけです。

私の場合、1日1場所1フォルダにまとめて管理、バックアップしているので、このように細切れにフォルダができると、撮影写真のコピーが面倒なんです。ええ、単に私の写真管理と合わない、というだけの問題です(^_^;)

ただ、写真を読み込む時だけでなくカメラ内で画像再生していても、千カット単位でフォルダが変わって画像の通し番号が急にゼロに戻るのは未だに違和感ありますね。

ファイル名の通し番号は4桁なのだから、わざわざ千カット単位でフォルダを切る必要はないと思うし、1万カット(厳密には9,999カット)ごとにフォルダを作る方がシンプルだと思うのですけど、ニコンの流儀ということなのでしょうねぇ。

そんなにバカスカ撮影枚数が増えない人、ソフトを使って読み込んでいる人には関係ない話なので、あくまで個人的に「ちょっとこの仕様はなぁ」というだけのことですが、微妙な仕様だと感じています。


▼ 撮影設定の個別設定保存が特殊(そして使いやすくもない)


これは購入直後の記事でも書きましたが、ニコンの一定以上機種の個別設定の保存は
  • 静止画撮影メニュー
  • カスタムメニュー

の2種類に分かれて、それぞれ4セット保存できるようになっています。

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基本的な撮影設定の「静止画撮影メニュー」と細かなカスタマイズ項目の「カスタムメニュー」それぞれ別に設定を保存できて、それら2種類を柔軟に組み合わせられるようになっています。

と、購入前は仕様やらマニュアルやら店頭で触っていて思っていましたが、実際に使ってみると

静止画撮影メニューとカスタムメニューを別に設定保存する必要なくね?呼び出す時も両方変える必要があるし。
両方とも4セットずつ保存できるようになっているけれど、現在の設定を保存することができず、4セットいずれも初期設定の状態からカスタマイズしなきゃならないから、A を作って、それをベースに変更したのを B に保存する、というやり方ができなくて、手間ばかりかかる


という感じ。その感想は半年経っても変わりません。

修理その他何らかの理由で設定が初期化されたり、新しいカメラを買ったら、また A〜D までの4セットを、それも静止画撮影メニューとカスタムメニューの2つを、合計8回、1からセットアップしていくとか超面倒以外の何物でもない。考えた奴はアホとしか思えない。

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(ボタンやダイアル設定も4回初期状態からカスタマイズの馬鹿馬鹿しさ)


はっきり言って

柔軟さより異常に面倒臭いだけ


としか思えない。A〜D間の設定コピーがあればかなり違ったけど、これでは機能先行、使い勝手後回しすぎ。

D7xx, D4桁機と同じような、他社と同じようなカスタムモード方式、現在の設定をモード U1〜U3 に保存する方式にしてくれれば使いやすかったのに、と思います。Z7 もモードダイアルのある中級機扱いのせいか、そうなっていますね。

ミラーレス機でも上位機ではこのやり方を継続するのかもしれませんが、個人的にはこれが賢いやり方とは思えません。


▼ 世の中に反するマウント回転方向は半年経っても慣れる気がしない


キヤノンやオリンパスとニコンは、フォーカスリング、ズームリング、マウント脱着と、あらゆる回転方向が反対です。

歴史的なこともあるし、仕方ないわな。そのうち慣れるやろ


そう思っていた時期が私にもありました。

が、

マウント脱着回転方向だけは慣れる気がしない


です。これは無理。半年経っても間違う戸惑う。

今でも、しょっちゅうレンズキャップを脱着する時に逆に回して

あれ、外れない、あ、逆やった


というのがあります。もしくは最近だと、レンズ脱着前に一瞬考える(笑)

いずれにせよ、レンズ交換は EOS 時代やマイクロフォーサーズほど素早くできず、自らの手際の悪さを感じ、八つ当たり込みで「なんでニコンだけ、こんなクソ仕様なんだよ!」と思うわけです。(そして手間取ってるうちにゴミが入る ^^;)

フォーカスリングとかはマウント毎に違っていても吸収できなくはないし、さほどストレスを感じていないけれど、マウント脱着だけはアカン。というか、

ニコンだけ世の中のねじ回しと逆方向なんだから
人として慣れるわけないやんけ……


と思って、諦めることにしました。コンタックスがどうとか知ったこっちゃねー ┐(´д`)┌

不変だった Fマウントですからニコン一筋何十年という方におかれましては何の問題もないでしょうけど、まぁ他マウントと併用していると、世の中の摂理と逆な分だけ慣れるのに相当かかりそうと実感しました。

もっとも、ここまで書いていて気づいたのですが、私にとって最初に買った一眼レフはニコンだったわけで、当時はこんなことを思った記憶はないので、やっぱり慣れというか、加齢による環境への適応の遅さでしょうかねぇ(涙)

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というわけで、些細な、というか、私個人の使い方に起因するところも多いのですが、半年間使って来ても、ちょっと納得できていない点を幾つか挙げてみました。

全体的な使い勝手や能力に比べると極めて些細な点ではあるので、D500 の満足度にそう影響しているわけではありません。前回も書いたようにD500 は本当に買って良かった、と思っています。

今後ニコンがどれだけ一眼レフボディの開発にリソースを割くことができるか疑問であり、全体からすればニッチな需要しかない APS-C ハイエンド機 D500 の後継機が出るとはあまり思いませんし、D500 の満足度から後継機を強く望むわけでもないですが、画質そのままで 2,400万画素化したものが出れば買っちゃうかもなぁ、とは思いますね。



(D500 随分と安くなりました。動体相手ではコスパ最高!でしょう)