お盆休みナニソレ美味しいの?お客様がみんな夏季休暇は仕事に集中できる期間ですが何か?という感じの私ですが、昨晩のガンバ大阪の劇的勝利があったので、お盆休みも夏休みもなしに修羅場っていても頑張れます!(^-^)

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さて、先日8月5日は「マイクロフォーサーズが発表されて10周年」という話題がどこかに出ていました。私自身も買っては手放してを繰り返しながら10年。

マイクロフォーサーズ発表時には無関心だったのに、ひょんなことから初号機 DMC-G1 を発売直後に購入し、一度のみならず手放しては戻ってを繰り返しながら、10年経った今も気に入って使っているのは不思議なもんだ


率直にそんなことを思います。

個人的には、今も昔も

マイクロフォーサーズ最大かつ唯一の利点は小型軽量なこと


だと思うことは変わりなく、しかしながら、どこのメーカーもハイエンド機種志向になり、オリンパス、パナソニック両メーカーもそのような傾向であり、今後の噂を見ているとマイクロフォーサーズの小型軽量さを軽視しているかのような製品展開になるなら、ちょっとなぁ…と思いますね。

もっとも、E-M1 Mark II を大きいと思ったことが一度もなく、「オリンパスのカメラで唯一使う気になるグリップ感のカメラはコレだけだよね」なんて言ってる私では全く説得力はないでしょうが、両メーカーとも小さくて写りの良いレンズ展開は保持してほしいものです。



マイクロフォーサーズ10周年ということは、同時に、私に割と進んでいた癌が発覚してからも10年近くということになり、手術前には5年生存率が概ね50%とか言われたのに、

よくまぁ10年、生きてこられたなぁ


という幸運に感慨を禁じえません。(しみじみ)

大学病院で最初の診察を受けた時に「即入院しなければならないかもしれないので今すぐ生検と MRI を」とか言われて、こっそり検索したら年どころか月単位でヤバいタイプの可能性があると知って絶望しかかったのは、今でも忘れえぬ思い出ですが、そんな人生初めての大病がマイクロフォーサーズとの出会いを生んだわけです。

マイクロフォーサーズの初号機は、パナソニックから 2008年に発表発売された DMC-G1、キャッチコピーは「女流一眼」でした。(懐かしい)



Youtube でググったらありました、当時の CM。(↑)

一眼レフでもないのに、一眼ってww
将来は知らんけど、俺に必要なもんじゃないな


と、当時は EOS-1D Mark III を中心に 10kg くらいのカメラバッグを普通に持ち歩いていた私は、そう思って発表を冷ややかに見ていたのですが(でも新しいものだから気にはなっていた)、DMC-G1 発表から程なくして病気が発覚し、それなりに大きな手術とその後の治療が必要になった時に

術後にもう大きな一眼レフシステムを持てなくなるかもしれないし、コンパクトデジカメでは物足りないだろうから、小型軽量なミラーレスとやらを使ってみるか


というのが私とマイクロフォーサーズの出会いだったわけです。(病気のことは術後まで内緒でしたけど)

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX (ルミックス) G1 Wレンズキット コンフォートレッド DMC-G1W-R


DMC-G1 を購入した理由はそれだけでなく、実写サンプルを見るかぎり、低感度なら(当時の)コンパクトデジカメとは段違いで意外と画質も悪くなく、また当時はレンズ交換ができるカメラというのは大きな一眼レフだけでしたから、レンズ交換のできる小さなカメラというのは魅力でありました。

1年後にオリンパスが初めて発売したマイクロフォーサーズ機 E-P1 は、そのコンパクトさから大いに期待して予約購入したものの、色々な点で1年前の DMC-G1 より劣っていて使う気になれず、おまけに後継機が数ヶ月で出るという酷い話で、未だにオリンパス許すまじの思いが消えないわけですが、DMC-G1 の方は今でも中古を買い戻そうかと思うくらい、思い出深い機種です。

Test of DMC-G1 shooting the airplane (4) JAL's B777-200
(当時の DMC-G1 で撮影)


中古で DMC-G1 を探すと1万円以下で幾らでも出てくるので、思い出カメラとして買うのも良いかと思うのですが、さすがに程度の良いものは殆どないですし、後継機の DMC-G2 もやっぱり1万円以下で幾らでもあって大差ないだけでなく、DMC-G3 どころか DMC-G5, G6 あたりまでは2万円くらいで程度の良い中古があるので、

DMC-G1 の中古を思い出カメラとして買うのも良いけど、程度の良いものは滅多にないから、DMC-G6 あたりを2万円以下で買う方が実用的かなぁ


なんて迷っていて買えていないんですけどね(^_^;)

the view of airplane window (8) the ridge of Japan North Alps
(マイクロフォーサーズ機は今も昔も機窓を撮るのに便利。今も昼間限定だけど)


とまぁ、10年経っても、メインマウントをデジタル一眼レフへ戻した今でも手放せないマイクロフォーサーズ・システムですけれども、またこの季節になって、

ズボラで適当な私のための E-M1 Mark II


という場面が登場しました。

そう懲りもせず、

手持ち花火撮影


です。

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去年は千歳基地航空祭へ行って前泊した際に、千歳で花火大会があったのを E-M1 Mark II の超強力手振れ補正を活かして手持ちで撮ったわけですが、今年は東北へ出張した帰り、伊丹空港へ到着した直後に淀川花火大会を空港の展望デッキから撮ったわけです。

急に知った花火大会、三脚がなければ手持ちで撮ればいいじゃない 〜E-M1 Mark II で手持ち花火撮影

去年の千歳花火大会は比較的近くからでしたので、明るい標準ズームレンズ 12-40mm F2.8 PRO で撮りましたが、今回伊丹空港から淀川花火までは相当に距離があるので、90-350mm 相当ながら手のひらサイズの望遠ズーム LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm。先日もピックアップした愛用のレンズです。



会議のための出張でしたから、デジタル一眼レフはもちろん、マイクロフォーサーズ・システムでもあまり大きなレンズは持って行きたくはなく、出張先で写真を撮る時間もあるかどうか判りませんでしたので、40-150mm F2.8 PRO ではなく VARIO PZ 45-175mm を持って行ったわけですが、手持ちで花火を撮るには暗いレンズですし、なにより望遠な分、手ぶれもずっと起きやすい。

のですが、

換算200mm相当でも手持ちシャッター速度1秒で
概ね止まる E-M1 Mark II の手ぶれ補正やっぱりスゲー!


という結果になりました。

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もちろん、大前提として「花火は三脚を据えて撮るもの」なわけで、そんなことは百も千も承知なのですが、去年といい、今年といい、花火大会を撮るつもりじゃない時に曲がりなりとも花火が撮れる、というのは、やはり魅力。

(というか、ワイヤーフェンスができてしまった展望デッキで三脚据えて花火を撮る人たちの思惑が全くわからへんけど)

というか、花火は三脚据えて、絞りもある程度絞って数秒単位の露光で撮るので、(レンズの収差とか歪曲とか、カメラのダイナミックレンジとかはあるにせよ)花火撮影は割と機材を選ばずに撮れる被写体だと思いますが、なんちゃって撮影とはいえ、

手持ち花火撮影ができるカメラはそう多くない


と思うのです。

手持ち花火撮影ですから、別にプリントアウトしたり、ちゃんと残しておくというよりは日々の記録写真程度のことですが、それでもサクッと、記録写真程度でも手持ちで花火撮影ができて残せておけるカメラというのは、ズボラで適当な私には魅力。

広角〜標準域なら手持ちでシャッター速度1秒、2秒は当たり前、望遠域でも0.5秒〜1秒くらいは止めることのできる E-M1 Mark II はやっぱり手放せないよねぇ


今年もそう思う夜でした :-)

まぁ、本当は私だって三脚据えてちゃんと花火撮りに行きたかったのですが、ちょっと仕事が修羅場だし、連れ合いと今年は神戸の花火大会を見に行く予定だったけど急遽出張入ってしまったので、このナンチャッ適当花火写真以外は、Twitter や Instagam で素晴らしい花火写真を眺めるだけの夏ですけどね……_| ̄|○