前回記事では購入してすぐに(大阪北部地震でメイン機が壊れた関係上)本機 Spectre x360 をメインのパソコンとして使うようになって1か月半が経って、最近ちょっと思うところを幾つか記しました。

HP Spectre x360【7】 〜Lightroom で思う「やっぱり普通のノートPCにもタッチパネルは必要!」

本当は前回記事では、1か月ほど前に購入した HDMI 出力付きの USB-C ハブというか USB-C マルチアダプターの簡単なレビューをしようかと思っていたので、今回はその製品について少々。

私が Spectre x360 を選んだ理由の一つとして、USB Type C(以下 USB-C)端子だけでなく、旧来からの USB Type A 端子を持っていることが理由でした。Type A 端子があることで従来の手持ちデバイスが使えたのですが、

お仕事で HDMI 端子は要るから
結局 USB-C アダプターは必要


というのは購入当初から判っていたことなので、とある会議の前に購入しました。

USBC_MultiAdaptor201807A


USB-C ハブというか各種インターフェース付きアダプター製品は非常に多くの製品があり、特に中華製品を取り扱っている Amzon や楽天で検索するとビックリするほど色々な製品が出てきますが、私が購入した製品はコレ↓


USBハブ NOVOO USB3.0 TypeCアダプター HDMI SD MicroSD USB3.0 高速ポート*2 MacBook2016 MacBook Pro/ChromeBook対応

結論から言えば、Spectre x360 で本製品は全く問題なく動いています。本製品は
  • HDMI 出力
  • SD / microSD カードリーダー
  • USB Type-A 端子×2

の3種類の機能があるわけですが、いずれも全く問題なく、カードリーダーも爆速というほどではありませんが、USB 3.0 対応のカードリーダーとしてそれなりに速く読み込めています。

USBC_MultiAdaptor201807D


また、相性問題の多い HDMI 周りですが、Spectre x360 との相性も問題なければ、手持ちの2種類の HDMI ケーブルでも全く問題なく自宅の HDMI 対応モニター、テレビとの接続はできましたし、某社で使っているプロジェクターにも接続可能でした。


(2本の HDMI ケーブルのうち 1本は Amazon ブランドの安価な製品)


この USB-C アダプター製品のカラーは5色展開されていますが、セール時などは色によって値段が違う時もあるので、購入時には注意が必要です。(元々6色あったのですが、私が購入したオレンジは売り切れてから復活していません)

で、この NOVOO というよく知らないブランドの USB3.0 TypeC アダプターを何故選んだかという理由は単純です。


まず購入条件として
  • LAN アダプターや USB PD などの端子は不要で、HDMI が付いていればシンプル&安い製品で OK
  • 自宅では使わず、持ち歩くことしかないので、製品サイズが大きくなる多くの機能や端子は不要

ということでした。

この NOVOO というブランドの製品でも、私が購入した「HDMI、SD/microSD カードリーダー、USB 3.0 Type A ×2」この3種類の端子に絞られた製品以外に、
  • SD/microSD カードリーダーの代わりに USB PD 対応 USB Type-C 端子がある製品
  • HDMI、SD/microSD カードリーダー、USB 3.0 Type A ×2 に加えて USB PD 対応 USB Type-C 端子がある製品
  • HDMI、SD/microSD カードリーダー、USB 3.0 Type A ×3 に加えて USB PD 対応 USB Type C と LAN ポートまである全部入り的な製品
  • 前項に加えて VGA 出力まで追加された製品

など色々な製品が発売されています。同じような感じで、多くの中華ブランドから発売されているのですから、検索すれば山のように製品が出てくるのも当然であります。(中には、見た目も中身も同じでブランド名だけが違う製品も少なくない)



ちょっと前までなら「プレゼンで使用することを考えると、プロジェクターの仕様が判らない時もあるから VGA 出力は有った方がいいよねー」と思ったものですが、さすがに今や HDMI 端子のないプロジェクターを使っているところは少なくなりました。(公共団体系はまだあるけど)

ので、カバンの隅に入れても全く邪魔のならないサイズ優先で、私はシンプルなものにしました。(結果的に安い製品になりました)

ノートパソコンからの出力端子が USB Type-C 1端子のみという MacBook を使っていると、「充電しながら HDMI 出力」「充電しながらメモリーカード読み込み」を行うために USB-C アダプターにも USB PD 対応端子があった方が良いわけですが、Spectre x360 には USB Type-C 端子が2つあるので、それも不要。

それよりは「出先へ持って行った時に SD カードが読めた方が良いかな」と思いましたので、最も機能がシンプルな製品でも USB PD 対応製品ではなく、SD / microSD カードリーダー付きを選択しました。

USBC_MultiAdaptor201807E
(出張でも小さなデジカメは持っていくことがあるので、その時に便利)


そして何よりも購入で決定的だったのは

必要になった時の Amazon のセールで安かった


からであります。○○日までには用意しておきたい、そう思った時に一番リーズナブルな製品を選んだ次第です :-)

USBC_MultiAdaptor201807B
(パッケージの中身はこれだけ)


正直、この手の製品はパソコンとの相性だけでなく、 HDMI ケーブルやその先の HDMI 機器との相性が存在するので、ある程度の動作実績を見て、えいや!と試すしかないと思っています。(レビューとか同じメーカーの製品展開とかはチェックするけど)

それだけに、ある程度リーズナブルな製品を試していった方が良いのでは?と、セールで安くなっていた製品を購入した次第。安物買いの銭失いになってはいけないですが、高い国内ブランド品だからといって、必ずしも相性問題が存在しないわけではないですから。

実際 USB-C マルチアダプターの類いは検索すれば雨後の筍のごとく沢山の製品があり、モバイルバッテリーや USB 給電器と同じく、良く知らない中華ブランドの製品がいっぱい出てきます。


(ごくごく一例)


これらのどれが信頼性がある、どれなら自分のパソコンに安定して使えるか、というのは、なかなか判りません。MacBook/MacBook Pro には対応が明記されていたり、互換性レビューが多いのですが、星の数ほどある Windows ノートPC に逐一対応が保証されているわけでもありません。

中華ブランド製品はすぐに販売終了して次製品になることも珍しくありませんから、USB-C アダプターとたくさんのノートパソコンを集めて相性テストしたところで賞味期限は短いですしね……

Amazon 製品ページのレビューも参考にしましたが、Amazon のレビュー欄が信頼できるかどうかは内容次第であり、結局は

ある程度☆とレビュー数の付いている製品だし、セールで安かったからダメでも諦めはつく(^_^;)
MacBook シリーズで動くのは明記されてるから、万が一 Spectre x360 で動かなくても、近い将来 MacBook Pro を買った時に使えればいいや


という思いで購入しました。

前述したように結果的には、全く問題なく Spectre x360 で使えています :-D

USBC_MultiAdaptor201807C


というわけで、製品の選択理由は、Amazon のセールで安かった、というのが一番という身も蓋もない結論になるわけですが、あまり多くの機能を求めずシンプルな製品にしたことで小型軽量、持ち歩くことに関して全く荷物にならない良さは感じています。

直付けのケーブルがちょっと硬めではありますが、質感も悪くなく、安物っぽさはあまりないので、そういう点でも気に入っていますね :)