公私ともどもバタバタしているでニュース記事もあまりしっかり追えてないのですが、Photokina が近づいてきてアレコレと噂は出てくる中、ニコンが今年もまた創立記念日に大物を発表するのか、ミラーレス機であろうティーザー広告サイトができたのは周知のとおり。

NikonSpecialSite20180723

Nikon | Special Event 2018

どうでもいい抽象的なイメージ動画の最後にマウント部を強調したディーザー広告は、大口径の新マウントでミラーレスやるで!というメッセージ以外の何ものでもないとないと思いますが、キヤノンも続きそうですから面白くなりそうです。というか、お漏らしもあったようで……

(カウントダウン表示のスクリプトに発表日丸分かりの記述を入れ込むなんて、ど素人もいいところなのですが…大丈夫ですかねぇ)

また、先日富士フイルムが XF レンズのニーニー (200mm F2) を発表したり、何本ものレンズを開発発表したり、ソニーも近いうちに玉があるような噂もある中、4/3 RUMOURS にオリンパスが E-M1 より上位のハイエンド機が出すかも?という噂記事が載っていたのも今さら知りました(^_^;)

(FT1) Impossible rumor? Olympus new Super High End camera to be "teased" at Photokina? - 43 Rumors
(FT3) More confirmation about a new super high end Olympus camera! - 43 Rumors

【追記】と書いて予約投稿していた間に、さらに確定情報として出てきましたね。

(FT5) Confirmed: New Olympus super high end camera will be launched in very early 2019! - 43 Rumors



最初の記事で

もうすぐ9月に E-M1 Mark II より上位の新しいカメラが発表される(発売は来年)という情報をオリンパスから得たで
来年の100周年記念イヤーに大物カメラが OM-D に追加される。メッチャ高いけど現行製品よりずっと良いカメラだぜ


という、信ぴょう性のないと判断された2つのソースからの情報記事が載ったのですが、すぐ後に

私も来年、最上位機のカメラが出ると聞いたで。フォトキナで開発発表するとは聞いてないけど、E-M1 Mark II より上位のカメラと聞いてる


という3つ目のソースを紹介して、4/3 RUMOURS の判定する噂レベルも最低の FT1(信じるに値しない噂)から FT3(中間レベル)まで引き上げられています。(4/3 RUMOURS の噂レベルは FT1 から FT5 の 5段階)

【追記】
さらなる追加記事では、とうとう確定情報扱いの FT5 として、来年早々に出るという噂が掲載されました。E-M1 Mark II を上回る性能であることは確実のようです。

記事中では、E-M5 Mark III なのか、動画志向の新シリーズのカメラなのか、新しいセンサーフォーマットのカメラなのか、いずれかの可能性がある、とだけ触れられていますが、さて……
【追記終わり】

その直前に 300-800mm 相当の M.ZUIKO PRO ズームレンズの噂も記事にされていたので、それとともに E-M1 Mark II レベルではお話にならない動体撮影まで手を出すべく最上位機を出してくるのかもしれません。

(FT2) Is Olympus developing a new 150-400mm PRO Zoom? - 43 Rumors

マイクロフォーサーズシステムで動体を積極的に撮っている人がどれくらいいるのか判りませんが、そういう人には期待が高まる噂かもしれません。

止まっている鳥だとか置きピンで対応できる相手に対しては E-M1 Mark II で問題ないですが、C-AF で撮る被写体に対しては E-M1 Mark II では対応できない/信頼性が高くない被写体も多いと私自身感じていましたから、そこが強化されるなら「小型軽量お手軽超望遠システム」としての良さが補強されるのは間違いないところです。

Komatsu AB Airshow Rehearsal 2017.9.14 (46) Aggressor F-15DJ #074
(ファイターの機動飛行が撮れないわけではないけれど……)


過去何度も書いたように、動体相手の E-M1 Mark II は
  • 300mm F4 IS PRO および+テレコンはコンパクトに 600〜800mm を実現できる素晴らしいシステムだが、超望遠域で高速または不規則に動く動体相手に対応できる C-AF 精度速度とは言い難い

  • フォーカスエリア選択用ジョイスティックがないことだけでなく、あらゆる点で動体を撮影するための機能や操作性の配慮が皆無に近い

  • センサーサイズ的に高感度画質に多くを求められないため、速いシャッター速度を必要とする被写体に対しては撮影条件を選ぶし、C-AF も照度が下がると一気にダメダメになる

  • リフレッシュレート高速設定なら EVF での動体追従は問題ないが、動体を追いながらピントの判断は現状の EVF では困難(思いきりデフォーカスしたら判るけど、それ以外は…)

  • 今どきメモリーカード書き込み中に画像再生ができないカメラなんてウ×コ

  • 動体撮影時にありがちな大量の撮影に対してカメラ内で取捨選択する時の配慮が全くなく、また UHS-II 対応とは思えないほどにメモリーカード周りのレスポンスが悪くて、拡大再生してピントチェックしながら画像を取捨するのが苦痛なので、撮影後もストレスが溜まる

  • 複雑怪奇なメニュー

  • とにかく色々とカタログスペックは高いが、設定の組み合わせ次第で処理落ちすることが多く、安心して使える設定の幅が狭い上に、素早い操作に向かないレスポンスの悪さ

という問題点があり、「謳い文句やカタログスペックほど動体撮影には向いていないカメラ」というのが、1年間メインで使ってきた私の中での結論であることは以前述べたとおり。

逆に、これらが新たな最上位機種で解消されるなら、評価が全く異なるカメラになるやもしれません。

SUPER GT Official Test at Suzuka Circuit 2017.7.1 (27)
(単純な横流しには強力手振れ補正がめっぽう威力を発揮)


が、正直なところオリンパスが解決すべきことは多いし、動体撮影相手の問題点を全てクリアできるほどのノウハウの蓄積があるかどうかも微妙ではある上、そもそも、

そんなハイエンド機をオリンパスユーザーが求めてるの?


と思いますし、もっと言えば、

そんなハイエンド機を作ったところで、それに見合うほど多くの動体撮影ユーザーがオリンパスに流れてきてくれるのかなぁ?


と個人的には感じてしまいます。

確かに、使っていて「E-M1 Mark II では 300mm F4 IS PRO の能力を活かしきれていないかもなぁ」と思ったことは一度や二度ではなく、それを活かしきるボディが出るなら間違いなく良いことでしょうし、

体力のなくなった高齢者向け超望遠システム


を目指すなら、ボディ性能をさらに上げて(ついでに価格帯もさらに上げて)いく方向は決して間違ってるとは思いませんが、ニコンのゴーゴーロク(500mm F5.6 PF)のように DO/PF レンズを使った超望遠レンズの小型化を、ミラーレス機とともにフルサイズ機メーカーが推し進めていくと、その方向性も楽ではないように思います。

なんだかんだ言って超望遠で動体を追う場合、感度を上げる or 上がってしまうことは少なくないわけで、そうなるとセンサーサイズに起因する物理的な差は埋められないですし、動体追従アルゴリズムの精度や信頼性、そして既存使用マウントから変える様々な問題を考えると、ハードルは低くないと思いますので……

JASDF Chitose AB Airshow 2017 (54) PACAF F-16C - 92-887


それでも、もし本当に出すなら戦略の一つとしては面白いし、10万円以下のボリュームゾーンでのシェア維持も、そのゾーン全体の先行きも明るくない状況で、他社と同じくハイエンド志向になるのは判らなくもないですね。

いずれにせよ、そんなハイエンド機が出てくるなら、今度はスペックカタログではなくどこまで本当に動体相手に使えるカメラになるのか、お手並み拝見したいところです。

まさか、ちょっと AF が良くなって、フォーカスエリア選択用ジョイスティックが付いただけ、なんてことはないでしょうし、オリンパス伝統のメモリーカード書き込み中に画像再生ができないウ×コ仕様もさすがに直してくるでしょうしねぇ。

もっとも、個人的には E-M1 Mark II より高性能の上位機が出ても生暖かく見守らせていただく所存。オリンパスのスペックカタログに騙される惹かれる仏の顔も三度まで。四度目はないです。

と言いながら、また血迷う可能性はあるし、何かがあって一眼レフシステムを持つのが厳しい状況になるかもしれないので、他社ミラーレス機ともども買わないとは言えないのですが、

マイクロフォーサーズシステムをサブに戻したら
落ち着くところに落ち着いた感ありすぎ


で、その立ち位置がフィットしているんですよねぇ、個人的には。

再び気楽なサブ機的なスタンスに戻すと、E-M1 Mark II もストレスなく心地よく使えるし、便利に使えてます。

本来はそんな「サブに戻したマイクロフォーサーズシステム雑感」を書くつもりでいたのですが、長くなりましたのでまた項を改めて。


(E-M1 Mark II 本体は安くならないけど、サンヨンは結構下がってきて悪くない)