10日前の WWDC では新しい iPad Pro も、新しい MacBook シリーズの発表もありませんでした。WWDC でハードウェアが発表されない年も多いので、それはそれで仕方ないのですが、Face ID 搭載の iPad Pro や CPU が現行世代になった MacBook Pro を待っていた私としてはちょっぴり残念。
■ 何も無さすぎた Apple WWWDC 2018 基調講演
Face ID 搭載の iPad Pro については、iPhone X の FaceID も未だ横画面(ランドスケープモード)で顔認証ができないので、これができないと iPad Pro には載せられないよなぁ、と思っていたのですが、MacBook シリーズも一切放置とはさすがに意外でした。発表はなくても、サラッとマイナーモデルチェンジするかと思っていたのですけどね。
個人的に、今年はデスクトップ機もノートパソコンも買い替え予定で、まずはノートパソコンからの予定でしたが、
てな感じで、ふたたび様子見の方向に。
と同時に、WWDC から数日経ってから、
という思いが過っていましたが、これは毎度のことなので、当然 MacBook シリーズのモデルチェンジまで待つつもりでしたが、予想外の展開に。
仕事上の絡みで、手持ちの少し古めの Windows 機(Windows 10 だけど)では対応できない話が急に出てきて、色々と考えた挙句、今後のことも考慮して手持ちの Windows 機を最新のものに買い換えておくか、と。

■ HP Spectre x360(2017年11月モデル)製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP
メインが Mac なのは変わらないので、Windows 機は今回もコンパクトなノートPC で。近々買おうと思っていた諸々の機材やエアチケットを吹っ飛ばしながら購入したのが、↑上記の HP「Spectre x360」13インチモデルです。
まだ手元に届いていませんが、そろそろ出荷されるようなので、これから何回かに分けてインプレッションをば。
まずは今回、13インチクラスの Windows ノートを新調するにあたって、HP Spectre X 360 を選択した理由を記しておきます。本記事の草稿を書きつつ、整理して諸々勘案して決めた次第です。
■ 何も無さすぎた Apple WWWDC 2018 基調講演
Face ID 搭載の iPad Pro については、iPhone X の FaceID も未だ横画面(ランドスケープモード)で顔認証ができないので、これができないと iPad Pro には載せられないよなぁ、と思っていたのですが、MacBook シリーズも一切放置とはさすがに意外でした。発表はなくても、サラッとマイナーモデルチェンジするかと思っていたのですけどね。
個人的に、今年はデスクトップ機もノートパソコンも買い替え予定で、まずはノートパソコンからの予定でしたが、
13インチ MacBook Pro や Air に搭載の U シリーズの Core i プロセッサは、一つ前の第7世代と現行の第8世代では全然違うから、未だに第7世代 Core i5/i7 搭載のままの 13インチ MacBook Pro は買えないなぁ(´Д` )
てな感じで、ふたたび様子見の方向に。
と同時に、WWDC から数日経ってから、
Windows ノートPC なら、多くのメーカーから第8世代の Core i5/i7 を搭載したモバイルノートが出ていて選り取り見取りだし、コストパフォーマンスの良いメーカー、モデルを選べば、MacBook Pro の同程度スペックで10万は安いんだよなぁ
という思いが過っていましたが、これは毎度のことなので、当然 MacBook シリーズのモデルチェンジまで待つつもりでしたが、予想外の展開に。
急遽 Windows パソコンを至急に
新調しなければならない事態が発生
新調しなければならない事態が発生
仕事上の絡みで、手持ちの少し古めの Windows 機(Windows 10 だけど)では対応できない話が急に出てきて、色々と考えた挙句、今後のことも考慮して手持ちの Windows 機を最新のものに買い換えておくか、と。

■ HP Spectre x360(2017年11月モデル)製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP
メインが Mac なのは変わらないので、Windows 機は今回もコンパクトなノートPC で。近々買おうと思っていた諸々の機材やエアチケットを吹っ飛ばしながら購入したのが、↑上記の HP「Spectre x360」13インチモデルです。
まだ手元に届いていませんが、そろそろ出荷されるようなので、これから何回かに分けてインプレッションをば。
まずは今回、13インチクラスの Windows ノートを新調するにあたって、HP Spectre X 360 を選択した理由を記しておきます。本記事の草稿を書きつつ、整理して諸々勘案して決めた次第です。
今回 Windows ノートパソコン新調にあたっての条件は、以下のとおりでした。
書き出してみると、あまりにも多い要求項目であり、もちろんこれら全部の条件がクリアできる機種なんてありません。そもそも要求項目に対して予算が少ない。
今回の仕事ではここまで多くは不要なので、「仕事で最低限必要なところをクリアできる10万円くらいの安い製品でいいや」という考えもあったのですが、どうせ買うなら「今後も使う気になる」製品を買う方向に切り替えました。
ただ、今になっての急な話だったため、今すぐ懐から出せる予算が20万円くらいでしたから、この後は
という話になります。

(選んだ結果が2-in-1だったけど、タブレットとしては使わない気が)
13インチ前後(〜1.4kg)のモバイル向けノートパソコンというのはボリュームゾーンで多くのメーカーから製品が出ているわけですが、購入した6月半ば現在だと、
という、この5つの必須条件で、既にかなり絞られてしまいます(^_^;)
Microsoftの Surface Laptop、Surface Pro は良い製品だけど、プレミアム価格なので 16GB RAM、512GB SSD と足していくと 30万近くになってしまって予算オーバー。
そもそも、Surface Laptop、Surface Pro ともに、MacBook Pro と同じく1世代古い、第7世代の Core i5/i7 を使っているので無理することもない。(Surface Book 2は魅力ある機種だが、予算を大幅オーバーな上、1.5kg 以上あるのでメイン機でもないから除外)
VAIO S13 もミニマムモデルは安いが、Win10 Pro、Core i5、16GB RAM、512GB SSD と選んだところで税込 20万円台半ば、Core i7, 1TB SSD まで行くと30万円超になる。S13 はデザイン面含めてバランス取れて良い機種だと思うんだけど残念。(Z は元々がトンガリ仕様すぎて今となっては…な感)
富士通と世界最軽量路線を争う NEC LAVIE Direct HZ [Hybrid ZERO] はデザインが好きじゃないけど、要求仕様を盛り込んでも 800g 台前半という軽さは魅力だし、値段も予算の20万前後に収まるので魅力だが、搭載メモリ上限が 8GB では仮想環境を使う私にとっては候補脱落。
同じく NEC の「軽量モバイル機なのに激安」な LAVIE Direct NM [Note Mobile] は色々盛り込んでも 15〜16万円で「これくらいでも十分なんだよなー」と思うも、こちらも搭載メモリ 8GB 上限なのでアウト。おまけに LAVIE HZ, NM ともに、2018年春モデルでもまだ CPU が第7世代 Core i5/i7。
NEC と世界最軽量の称号を標榜し合っている富士通 LIFEBOOK UH や LIFEBOOK SH はオンラインショップのセール割引(という名の実質販売価格)も効いて、Win10 Pro、Core i7、20GB RAM、512GB SSD とブチ込んでも20万円強とギリギリ予算範囲内。モバイル機では珍しいメモリ 20GB というのは魅力。
DELL の New XPS 13 もセール割引という名の常時ディスカウントがあるので、Win10 Pro、Core i7、16GB RAM、512GB SSD で22万円弱。微妙に予算オーバーだが、こちらは(メモリ 16GB にすると強制的に)4K ディスプレイなので、それを考えると安い。
DELL と並ぶ海外直販メーカーの HP では Spectre シリーズ2機種はともにシンプルな構成だけどコストパフォーマンスが良く、一般的なクラムシェルタイプの HP Spectre 13 は全モデル Win10 Pro で、Core i7、16GB RAM、512GB SSD の上位モデル選んでも 19万円弱と十分に予算範囲内。かなり魅力的。
2-in-1 タイプの HP Spectre x360 では Win10 Pro モデル(Core i7、16GB RAM、1TB SSD)が、こちらも税込19万円弱。SSD が 1TB と奢っている上に、+1万円のオプションでプライバシーモード付きディスプレイが選択できるのは魅力。
IBM 時代とはすっかり変わってしまったとはいえ ThinkPad も候補に入れると、昔の高級路線とは打って変わっているので、プレミアムモデルの ThinkPad X1 Carbon でも Core i7、Win10 Pro、16GB RAM、512GB SSD を選択しても 20万円強。
通常価格から勝手に Eクーポン割引で12万円以上も引かれているのは、幾ら何でも元値が適当すぎだろ、と思うわけですが、ここらへんは中国系ショップらしいとも言えます。
とりあえず14インチの大型液晶なのに 1.13kg という魅力はあります。ジジイになってきたので、重くなければディスプレイは大きい方が良いわけで……予算以内で大型画面の軽量なモデルは魅力すぎます。
が、よく見たら納期が7月。早めに必要な状況ですので、これは諦めざるを得ません。
ThinkPad X280 や 2-in-1 の ThinkPad X380 Yoga なども Win10Pro、Core i7、16GB RAM、512GB SSD で 20万円前後と予算あたりで収まるものの、やっぱり納期が6月末なので、今すぐ必要になった事情を考えると間に合わないので断念。
あとは、今や日本国内では押しも押されぬビジネスマン御用達のパナソニック Let's Note シリーズ。軽いし、丈夫だし、性能面もキッチリの大定番。
おまけに
という気持ちが全くないわけでは……いや、ない(^_^;)
Let's Note は凄く良い製品ですけど、わざわざ個人で買うとなるとちょっと……的な。会社勤めでもないのに Let's Note を選ぶのはないかな、って感じ(あくまで個人的な感情)。そもそも要求仕様を考えると、予算オーバーになります。
その他、マウスコンピューターとか EPSON Direct とか色々と中小メーカーがあって、何箇所か観に行ったのですが、CPU が第7世代のままだったり、Windows 10 Pro が選択できなかったり、メモリ 8GB 上限だったり、価格が大手メーカーと変わらなくなったり、納期が不透明だったり……で、結局あまり考慮に入れなくてもいいだろう、となりました。

てなことで、要求スペックと予算と納期を勘案して残ったのが、富士通 LIFEBOOK UH、LIFEBOOK SH の2機種、HP から Spectre 13、Spectre x360 の2機種、そして DELL の New XPS 13、この5機種。
それぞれ、第8世代 Core i7、Windows 10 Pro、16GB メモリ、512GB 以上 SSD という要求スペックに応じて自分がカスタマイズした仕様を見ると、DELL New XPS 13 のみが自動的に 4K ディスプレイに、富士通の LIFEBOOK SH が WQHD 液晶を選べる以外は、全部 Full HD (1920x1080 pixels)。若干残念だけど、予算的に妥協せざるを得ないと、そこは納得。
Windows Hello 認証は全て顔認証に対応しているだけでなく、HP Spectre 13 以外は指紋認証に対応しているのでクリア。バッテリー駆動時間は公称10時間をどれもクリアしていて、13〜19時間くらいは確保されているので問題なし。充電は富士通の2機種は専用アダプターだけど、HP と DELL は USB PD。
その他の特徴を見ると、
こういったところでしょうか。

この中から最終的には HP Spectre x360 を選んだわけですが、その最大のポイントとしては、
でした。
やはり、今まで自分のパソコンになかった機能への誘惑は気になります。ボタン一つでのぞき見防止をオンオフできるのは魅力です。使ってみないとモニタの表現力にどういう影響があるのかも判らないですから。
(Apple もディスプレイのプライバシーモード的な機能を特許申請していたはずなので、もしかすると次か、次の次の MacBook シリーズに搭載される可能性はあるかも)
とはいえ、富士通 LIFEBOOK UH の軽さ、HP Spectre 13 の安さ薄さ、DELL New XPS 13 の 4K ディスプレイ、いずれも魅力的で、特に Spectre 13 や New XPS 13 とは(迷う時間はあまりなく短い期間でしたが)かなり迷いました。
今でも
という思いはありますし、Spectre 13 の薄さ、LIFEBOOK UH の軽さを思えば、あとから
と思うことがあるかもしれません。(Spectre x360 の 1.29kg、13.6mm というのも 13" MacBook Pro と比べると軽く薄いのですが、今回の比較相手がみんなもっと軽く薄いですからね)

ただ、そうは言いつつ、
と。それに HP のパソコンを買うのは、個人では多分初めてのはずなので、そういう点でも「モノは試し」な魅力?があります。(昔の仕事で会社の PC として使ったことはあるけど)
自分の悪い癖ですけど、
のは昔から変わらないところで、それで失敗してることは多いのですが、たぶん死ななきゃ治らないでしょう(>_<)

もう一つ悪い癖で言えば、
などと、 2-in-1 を性懲りもなく再度試したい気持ちもなくはないわけです。2〜3回失敗すると学習するのですが、1回だと懲りないことが多くて(^_^;)
いずれにせよ、Sprectre x360 を選んだ結果が正解になるのか、2-in-1 デバイスを見直すことになるのか、それとも「ああ、○◯を選んでおけば良かった」「もう二度と 2-in-1 とか買わねぇ!」となるのか。
私も楽しみです :-)
(こちらは店頭で買える、吊るしのモデルだけど型落ち品なので少し安い)
- 仕事柄、仮想環境は常用するので Windows モデルは、Hyper-V が使える Windows 10 Pro (64bit) 一択
- 軽く薄い方が良いけれど、元々 13インチ MacBook Pro を考えていたくらいなので、重さは 1.3kg 程度以下、厚みは 1.5cm 程度以下なら合格
- 画面比率の理想は 4:3 だけど、それを言うと Let's Note 一択になるので、一般的な 16:9 で我慢。でも 16:10 の方が良いけど…
- 画面解像度は最低限 Full HD (1920x1080 pixels) だが、できれば 4K と言わずとも、もうひと声 2,560 x 1,440 pixels くらいは欲しい
- 仕事メインの機材なので、色表現の正確さなどより、できればプライバシー機能付きのディスプレイが理想
- CPU は今さら「なんちゃって i5/i7」な第7世代以前までの Core U プロセッサのは買いたくないので、第8世代の Core i5/i7 限定
- 仮想環境を使うのでメモリは最低でも 16GB
- SSD も仮想環境用データーを含めるので最低 512GB
- 光学ドライブは不要(必要なら外付ドライブ持ってるし)
- USB ポートの数は 2〜3個あれば良いが、USB Type--C だけではなく Type-A もあるのが望ましい
- LTE 内蔵は理想だけど、製品選びが極端に制限されるので全くこだわらない
- Windows Hello は顔認証だけでなく指紋認証も欲しい
- バッテリー駆動時間は公称10時間以上は必須
- できるだけ USB PD 充電可能な機種が良い
- Surface での経験から Windows のタブレットモードは使えない、使う気にもならないので 2-in-1 機能は不要(あっても良いけど考慮外)
- 2-in-1 は不要だが、ディスプレイはタッチ対応の方が望ましい(MacBook でもよく画面を触ってしまう昨今)
- デザインは最優先ではないけど、デザイン度外視ビジネス向けモデルはあまり惹かれないので…
- 堅牢性はモバイルノートで重要な項目だけど、満員電車で押しつぶされる予定は当分ないので今回は重視しない
- 急な話で早めに必要なので納期は1週間以内、遅くとも10日以内
- とはいえ、妥協して店頭売りモデルを買うよりコスパの良い直販モデルにしたい
- 予算は30万円以内と言いたいところだが、急な話だったので余裕がなく20万円くらい
書き出してみると、あまりにも多い要求項目であり、もちろんこれら全部の条件がクリアできる機種なんてありません。そもそも要求項目に対して予算が少ない。
今回の仕事ではここまで多くは不要なので、「仕事で最低限必要なところをクリアできる10万円くらいの安い製品でいいや」という考えもあったのですが、どうせ買うなら「今後も使う気になる」製品を買う方向に切り替えました。
ただ、今になっての急な話だったため、今すぐ懐から出せる予算が20万円くらいでしたから、この後は
どこを妥協して、どこを妥協しないで行くか?
という話になります。

(選んだ結果が2-in-1だったけど、タブレットとしては使わない気が)
13インチ前後(〜1.4kg)のモバイル向けノートパソコンというのはボリュームゾーンで多くのメーカーから製品が出ているわけですが、購入した6月半ば現在だと、
- Windows 10 Pro
- CPU は第8世代の Core i5/i7 で
- メモリ 16GB 積んで
- SSD が 512GB 以上
- これで予算20万円前後
という、この5つの必須条件で、既にかなり絞られてしまいます(^_^;)
Microsoftの Surface Laptop、Surface Pro は良い製品だけど、プレミアム価格なので 16GB RAM、512GB SSD と足していくと 30万近くになってしまって予算オーバー。
そもそも、Surface Laptop、Surface Pro ともに、MacBook Pro と同じく1世代古い、第7世代の Core i5/i7 を使っているので無理することもない。(Surface Book 2は魅力ある機種だが、予算を大幅オーバーな上、1.5kg 以上あるのでメイン機でもないから除外)
VAIO S13 もミニマムモデルは安いが、Win10 Pro、Core i5、16GB RAM、512GB SSD と選んだところで税込 20万円台半ば、Core i7, 1TB SSD まで行くと30万円超になる。S13 はデザイン面含めてバランス取れて良い機種だと思うんだけど残念。(Z は元々がトンガリ仕様すぎて今となっては…な感)
富士通と世界最軽量路線を争う NEC LAVIE Direct HZ [Hybrid ZERO] はデザインが好きじゃないけど、要求仕様を盛り込んでも 800g 台前半という軽さは魅力だし、値段も予算の20万前後に収まるので魅力だが、搭載メモリ上限が 8GB では仮想環境を使う私にとっては候補脱落。
同じく NEC の「軽量モバイル機なのに激安」な LAVIE Direct NM [Note Mobile] は色々盛り込んでも 15〜16万円で「これくらいでも十分なんだよなー」と思うも、こちらも搭載メモリ 8GB 上限なのでアウト。おまけに LAVIE HZ, NM ともに、2018年春モデルでもまだ CPU が第7世代 Core i5/i7。
NEC と世界最軽量の称号を標榜し合っている富士通 LIFEBOOK UH や LIFEBOOK SH はオンラインショップのセール割引(という名の実質販売価格)も効いて、Win10 Pro、Core i7、20GB RAM、512GB SSD とブチ込んでも20万円強とギリギリ予算範囲内。モバイル機では珍しいメモリ 20GB というのは魅力。
DELL の New XPS 13 もセール割引という名の常時ディスカウントがあるので、Win10 Pro、Core i7、16GB RAM、512GB SSD で22万円弱。微妙に予算オーバーだが、こちらは(メモリ 16GB にすると強制的に)4K ディスプレイなので、それを考えると安い。
DELL と並ぶ海外直販メーカーの HP では Spectre シリーズ2機種はともにシンプルな構成だけどコストパフォーマンスが良く、一般的なクラムシェルタイプの HP Spectre 13 は全モデル Win10 Pro で、Core i7、16GB RAM、512GB SSD の上位モデル選んでも 19万円弱と十分に予算範囲内。かなり魅力的。
2-in-1 タイプの HP Spectre x360 では Win10 Pro モデル(Core i7、16GB RAM、1TB SSD)が、こちらも税込19万円弱。SSD が 1TB と奢っている上に、+1万円のオプションでプライバシーモード付きディスプレイが選択できるのは魅力。
IBM 時代とはすっかり変わってしまったとはいえ ThinkPad も候補に入れると、昔の高級路線とは打って変わっているので、プレミアムモデルの ThinkPad X1 Carbon でも Core i7、Win10 Pro、16GB RAM、512GB SSD を選択しても 20万円強。
通常価格から勝手に Eクーポン割引で12万円以上も引かれているのは、幾ら何でも元値が適当すぎだろ、と思うわけですが、ここらへんは中国系ショップらしいとも言えます。
とりあえず14インチの大型液晶なのに 1.13kg という魅力はあります。ジジイになってきたので、重くなければディスプレイは大きい方が良いわけで……予算以内で大型画面の軽量なモデルは魅力すぎます。
が、よく見たら納期が7月。早めに必要な状況ですので、これは諦めざるを得ません。
ThinkPad X280 や 2-in-1 の ThinkPad X380 Yoga なども Win10Pro、Core i7、16GB RAM、512GB SSD で 20万円前後と予算あたりで収まるものの、やっぱり納期が6月末なので、今すぐ必要になった事情を考えると間に合わないので断念。
あとは、今や日本国内では押しも押されぬビジネスマン御用達のパナソニック Let's Note シリーズ。軽いし、丈夫だし、性能面もキッチリの大定番。
おまけに
ガンバ大阪ファンなら、親会社であるパナソニック製品を買うべきやろ!?
という気持ちが全くないわけでは……いや、ない(^_^;)
Let's Note は凄く良い製品ですけど、わざわざ個人で買うとなるとちょっと……的な。会社勤めでもないのに Let's Note を選ぶのはないかな、って感じ(あくまで個人的な感情)。そもそも要求仕様を考えると、予算オーバーになります。
その他、マウスコンピューターとか EPSON Direct とか色々と中小メーカーがあって、何箇所か観に行ったのですが、CPU が第7世代のままだったり、Windows 10 Pro が選択できなかったり、メモリ 8GB 上限だったり、価格が大手メーカーと変わらなくなったり、納期が不透明だったり……で、結局あまり考慮に入れなくてもいいだろう、となりました。

てなことで、要求スペックと予算と納期を勘案して残ったのが、富士通 LIFEBOOK UH、LIFEBOOK SH の2機種、HP から Spectre 13、Spectre x360 の2機種、そして DELL の New XPS 13、この5機種。
それぞれ、第8世代 Core i7、Windows 10 Pro、16GB メモリ、512GB 以上 SSD という要求スペックに応じて自分がカスタマイズした仕様を見ると、DELL New XPS 13 のみが自動的に 4K ディスプレイに、富士通の LIFEBOOK SH が WQHD 液晶を選べる以外は、全部 Full HD (1920x1080 pixels)。若干残念だけど、予算的に妥協せざるを得ないと、そこは納得。
Windows Hello 認証は全て顔認証に対応しているだけでなく、HP Spectre 13 以外は指紋認証に対応しているのでクリア。バッテリー駆動時間は公称10時間をどれもクリアしていて、13〜19時間くらいは確保されているので問題なし。充電は富士通の2機種は専用アダプターだけど、HP と DELL は USB PD。
その他の特徴を見ると、
- 富士通 LIFEBOOK UH は何と言っても 1kg を余裕で切る軽さとメモリ 20GB 搭載可能ということ、国産メーカーらしい接続端子の多さ。それでいて、ほぼ20万円。
- 同じ富士通の LIFEBOOK SH は Full HD より一回り解像度の高い WQHD 液晶や、メモリ 20GB、接続端子の多さに、マルチベイに DVD ドライブや増設 HDD、増設バッテリが付けられる自由度が素晴らしい。
- HP のスタンダードなモバイルノートPC であるSpectre 13 は他の4機種に比べると目立つところはないが、薄さ 10mm という点と予算的に少し余裕がある安さが魅力。
- 同じ HP でも Spectre x360 は 2-in-1 コンバーチブルモデルでタブレットスタイルにもなり、1TB 大容量 SSD とプライバシーモード付きモニタが選べることが特徴。
- DELL はNew XPS 13 は 2万円ほど予算オーバーだけど、4K モニタ搭載ながら薄くて重さもほどほど、バッテリーも 4K モデルの割には公称11時間と、素晴らしく高いレベルでバランスが取れている。
こういったところでしょうか。

この中から最終的には HP Spectre x360 を選んだわけですが、その最大のポイントとしては、
プライバシーモード付きのモニタを試してみるか
でした。
やはり、今まで自分のパソコンになかった機能への誘惑は気になります。ボタン一つでのぞき見防止をオンオフできるのは魅力です。使ってみないとモニタの表現力にどういう影響があるのかも判らないですから。
(Apple もディスプレイのプライバシーモード的な機能を特許申請していたはずなので、もしかすると次か、次の次の MacBook シリーズに搭載される可能性はあるかも)
とはいえ、富士通 LIFEBOOK UH の軽さ、HP Spectre 13 の安さ薄さ、DELL New XPS 13 の 4K ディスプレイ、いずれも魅力的で、特に Spectre 13 や New XPS 13 とは(迷う時間はあまりなく短い期間でしたが)かなり迷いました。
今でも
4K ディスプレイなのに薄く軽く値段も手頃な DELL New XPS 13 にしても良かったかもなぁ
という思いはありますし、Spectre 13 の薄さ、LIFEBOOK UH の軽さを思えば、あとから
別に 2-in-1 なんて必要じゃないし、あっちの方が持ち運び時に楽だったかもなぁ
と思うことがあるかもしれません。(Spectre x360 の 1.29kg、13.6mm というのも 13" MacBook Pro と比べると軽く薄いのですが、今回の比較相手がみんなもっと軽く薄いですからね)

ただ、そうは言いつつ、
- 富士通、HP、DELL の中ではデザインが一番良さげ(ヨドで見た店頭モデルでの個人的印象)
- DELL New XPS 13 には惹かれるが従来の USB Type--A ポートがないので、セキュリティキーを挿す時に USBハブをぶら下げることになって鬱陶しい
- 相変わらず富士通のパソコンには山盛りプリインストールアプリが入っているのはキツい(最初からレジストリが汚れてるのは嫌)
- 2-in-1 は不要だが、あって困るわけじゃない
と。それに HP のパソコンを買うのは、個人では多分初めてのはずなので、そういう点でも「モノは試し」な魅力?があります。(昔の仕事で会社の PC として使ったことはあるけど)
自分の悪い癖ですけど、
未体験のモノが多い方に魅力を感じる
のは昔から変わらないところで、それで失敗してることは多いのですが、たぶん死ななきゃ治らないでしょう(>_<)

もう一つ悪い癖で言えば、
Surface 3 で「ノートパソコンみたいなデカくて分厚い端末で、タブレットスタイルとかないわ、Windows ノートで 2-in-1 とか金輪際要らね!」と思ったけど、もう一回くらいなら再チャレンジしても良いかな?多分使わんけど……
WWDC 2018 で新しい iPad Pro が発表されず、まだしばらく iPad Air 2 を使うのは良いが、最近ちょいちょい動作の重さも感じるし、プレゼンとか動画再生とか一部の役割は Sprectre x360 に移せるかも?(Keynote 使えないけど)
などと、 2-in-1 を性懲りもなく再度試したい気持ちもなくはないわけです。2〜3回失敗すると学習するのですが、1回だと懲りないことが多くて(^_^;)
いずれにせよ、Sprectre x360 を選んだ結果が正解になるのか、2-in-1 デバイスを見直すことになるのか、それとも「ああ、○◯を選んでおけば良かった」「もう二度と 2-in-1 とか買わねぇ!」となるのか。
私も楽しみです :-)
(こちらは店頭で買える、吊るしのモデルだけど型落ち品なので少し安い)
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