ゴールデンウィークも過ぎ去って…と言いながら、本記事はゴールデンウィークが始まる頃に書いてます。ゴールデンウィーク明けたら、ブログ記事をアレコレ書いてる暇は当分ないので、後日気がついたところだけ修正しつつ予約投稿です。すいません。
ということで、1年ぶりにデジタル一眼レフへ復帰して D500 を手にして、十数年ぶりにニコンのデジタル一眼レフへ戻ってのちょっとした感想の続き。仕事の気分転換に書いてるヨタ記事です。D500 も発表されてもうすぐ2年、今さらの話ですけど。
■ 今さら D500 をレビューするつもりはないけれど、十数年ぶりで気づいたことを書いてみる【前編】
前編では『ニコンとキヤノンでは回転方向あらゆる逆問題』の戸惑いを中心に書いたわけですが、今回は各部各所、使っていて思ったところをちまちま書いてみます。
長くニコンを使っている人にとっては「なんでそんなところに疑問や不満が?」と思うところはあると思いますが、そこはまぁ余所者が入り込んできた瞬間の印象なので、一つご容赦を。
また、使い始めた初心者なので、ちゃんと調べ切れていないこと、誤認があればご指摘いただければ幸いです。
ということで、1年ぶりにデジタル一眼レフへ復帰して D500 を手にして、十数年ぶりにニコンのデジタル一眼レフへ戻ってのちょっとした感想の続き。仕事の気分転換に書いてるヨタ記事です。D500 も発表されてもうすぐ2年、今さらの話ですけど。
■ 今さら D500 をレビューするつもりはないけれど、十数年ぶりで気づいたことを書いてみる【前編】
前編では『ニコンとキヤノンでは回転方向あらゆる逆問題』の戸惑いを中心に書いたわけですが、今回は各部各所、使っていて思ったところをちまちま書いてみます。
長くニコンを使っている人にとっては「なんでそんなところに疑問や不満が?」と思うところはあると思いますが、そこはまぁ余所者が入り込んできた瞬間の印象なので、一つご容赦を。
また、使い始めた初心者なので、ちゃんと調べ切れていないこと、誤認があればご指摘いただければ幸いです。
- ▼ Bluetooth 接続の ScanBridge は素晴らしい!
- 以前、周りのニコンユーザーさんからあまり良いことを聞いていなかったし、ネットでもそんなことを目にしていたので少々構えていたのですが、実際使ってみるとScanBridge メチャメチャ良いじゃないですか!(^o^)
出てきた頃から時間が経って熟成、進化して良くなったのかもしれませんが、Bluetooth 常時接続でサクサク勝手に転送、必要な時には Wi-Fi 接続に切り替えるやり方は良いですね。
いちいち Wi-Fi で繋ぐより相当に快適ですし、なにより
画像のスマホ転送をバックグラウンドでやってくれる
のは見習ってほしいメーカーも多いです。
一つ、二つのメーカーだけではないですが、転送中に他アプリへ切り替えると転送が切断され、アプリに戻ると初期画面に戻って一からやり直しになる連携スマホアプリとか糞すぎでしょ┐(´д`)┌
Bluetooth での転送は時間がかかりますが、バックグラウンドで自動でやってくれるなら問題なしです!(必要なら Wi-Fi 経由の写真転送も可能ですから言うことなし)
(開梱したD500ボディにScanBridgeのタグがかかってたのにはビックリ)
他社でも Bluetooth 接続を取り入れてるところはありますし、ニコンの ScanBridge が一番良いかどうかは知りませんが、
私が使ってきたスマホ画像転送アプリではダントツに良い
ですね。今後苦労することもあるのかもしれませんが、第一印象は「最高」です。
また、今までデジタルカメラのスマホ連携アプリはいっぱい使ってきましたが、スマホの GPS 連携を使う気になったのは初めてです。Bluetooth で低消費電力で常時接続ゆえ、何も面倒くさいことがないのが良いです :-)
もちろん、カメラのバッテリーもスマホのバッテリーも消費しますが、スマホ側は GPS を有効にしていてもバッテリー消費量の増加は+α程度で許容範囲です。が、カメラ側は Bluetooth オンでスマホと接続していると、バッテリー消費量は結構影響していますねぇ。
加えて、縮小転送のサイズが 2M (1680x1080 pixels) しかなくて、これではトリミング前提の写真は SNS にアップするのも憚られるので、せめて 4M (2400x1600px) くらいのサイズが欲しいところ。
大きなサイズで転送したければ Wi-Fi 転送を使えよ、という方針ですが、チェックしたものを自動転送してくれるのは便利ですし、Bluetooth では転送に時間がかかるとしてもバックグラウンドでやってくれますから、自動転送とかではなく転送枚数が少なければ問題ない気がするのですけどねぇ。 - ▼ バッテリーが少なくなるとスマホ写真転送は動作しなくなるが…
- バッテリーが少なくなると(20%を切ったくらい?)ScanBridge によるスマホへの写真転送は動作しなくなります。それは仕様として納得できるのですが、
ボディとバッテリーグリップ両方にバッテリーが入っているのに、片方のバッテリーの残量が減ったら、もう一つのバッテリーが満タンでもスマホ写真転送を止めてしまうのはおかしくね?
と思うのですけど。
Bluetooth をずっとオンにしていると結構バッテリーが減るのが早いせいか、この挙動には既に3〜4回引っかかっていて、せっかくのバックグラウンド転送できるのに、気がついたら全然転送されてなかった、なんてのは勿体ない気分です。(この罠に気づいたら優先使用バッテリーを変えていますが、ちょっと残念仕様) - ▼ AF と高感度画質は 7D Mark II より上
- E-M1 Mark II と比べると、あまりの違いを言及せざるを得ず、また怒られてしまうので割愛しますが、1年前まで使っていた EOS 7D Mark II と比べても AF-C での動体捕捉能力と高感度画質は明らかに上と断言できる差はあります。
この1年間主力として使ってきたカメラの関係上、D500 の評価は甘くなりがちかもしれませんが、同じ場所(スタジアム)で同じ被写体(サッカー)を撮り続けているので、EOS 7D Mark II 時代の撮影結果と比較するのは簡単ですし、さすがにまだ忘れてもいません。
使用レンズが EF レンズ最速 AF の EF300mm F2.8L IS II USM と、AF 速度は激速でもなければ遅くもない印象の AF-S 300mm f/4E PF ED VR では、レンズ性能が違いすぎてフェアな比較ではありませんが、それでも D500 に軍配を上げて良いように思います。
被写体への食いつきそのものはレンズの差もあってか EOS 7D Mark II と D500 で大きく変わる印象はないのですが、食いついた時の精度、それから被写体追従は、まだ慣れてなく設定も追い込めているかどうか判らない状態でも D500 の方が平均的にだいぶ良いと感じてます。
今後もっと D500 の撮り方や設定を追い込めていけば、もっと良い結果が得られるかもしれませんし、ちょっと苦手なのかな?と思うシーンも改善できるのだろうと思います。ニコンが 300mm F2.8 をリニューアルして買うことができれば、さらに違うかもしれません :-)
高感度画質は D500 が出てきた時に見たとおり、2/3〜1段くらい差があると感じます。暗部ノイズにだいぶ差があり、後処理で露出やトーンカーブを持ち上げるような操作をした場合で随分と違いを感じます。(ノイズの少なさが優先される絵作りではありますが)
EOS 7D Mark II でのスポーツ撮りでは ISO 1600 を超える設定はできれば使いたくなくて(初代 7D から4年も経って改善は最小限だったからねぇ)、ナイトゲームの撮影には F2.8 レンズが必須だったのですが、D500 では F4 レンズでも何とか見られるギリギリかなぁ?と感じています。
(もちろん、300mm F2.8 と 300mm F4 のレンズクオリティの違い、鮮鋭度、ボケ量の違いによる物足りなさ、近くの選手と絡んだ時の写真の印象が違うなどの点は否めませんが)
あと、7D Mark II あたりまでのキヤノン APS-C は少し感度を上げるだけでもザラザラ感が出る条件があったのですが、D500 はそういったことが少なく低感度〜中感度域での画質が安定しているのも良いですね。
いずれにせよ、APS-C 機で高感度を使わざるをえない撮影をしている私としては、D500 が出てきた時に「ニコンへ移りたいボディが出たなぁ」と思ったのは間違いなかった、と実感しています ;-) - ▼ モードダイアルがないのは好みだが、個別設定記憶はカスタムモード方式の方が好き
- D500 にモードダイアルがないのは個人的に好みであり、キヤノンも一桁機は全部 EOS-1D 系と同じモードダイアルなしにして欲しかったくらいなので全然問題ないのですが、ニコンの場合はカスタム設定がモードの中になくて、
- 静止画撮影モード
- カスタムモード
の2種類に分けて、それぞれ4つずつ設定を記憶することができます。
柔軟性に富むカスタム設定ではあります。が、実際に使ってみると
- 静止画撮影モードとカスタムモードの設定を分ける必要性って、そんなにあるのかなぁ?
(両者を柔軟に組み合わせる良さは判るが、若干の煩雑さとバーターではあるので) - 「A」で変えていった今の設定状態を「B」に覚えさせたい、というやり方や、「A」の設定を「C」にコピーというのができないので不便
とは感じます。
他社のカスタムモードの場合、調整していって設定が決まったらカスタムモード(C1〜C3 のどれか)に保存する、というやり方が一般的なので、最初から A〜D の設定パターンを選んでから調整していくのは慣れていないし、あまり直感的とは思えないのが最初の印象。
特に私の場合、設定の多くは共通で少しだけ違う設定を、それぞれのカスタム設定で覚えさせたいことが多く、ちょっと面倒くさいと感じます。
使い続けていけば、いずれニコン流のやり方に染まるのかもしれませんが、まだ今の段階では馴染めなく、若干ミスにも繋がっているので悩ましいですね。 - ▼ カード書き込み中に再生できて、縦横位置別に測距点記憶があって、マイメニュー機能のある幸せ
- キヤノンではコンパクトデジカメにすらあったマイメニュー機能だったので、どこのカメラ(メーカーのフラッグシップ機なら特に)あって当たり前と思っていましたけれど、メニューが複雑怪奇でもマイメニュー機能がないことがあるのだなあ、と以前のカメラでは勉強になりましたが、こんな些細な点でもストレスだったんだな、と今改めて感じますね。
(マイメニューに登録する項目はまだ試行錯誤中)
もちろん、メモリーカードに書き込み中に撮影画像を順次再生できて、画像削除するのもサクサクでき、操作する毎に待たされてイライラすることもないのは、高速連写機では AF 性能その他と同じくらいか、それ以上に重要だと改めて言いたい。
AF 性能機能はメーカーの技術的蓄積の差があるから仕方ないと諦められても、使い勝手まわりは言い訳効かないですからね。
ちょっと箇条書きで書くだけのつもりでしたが、毎度ごとくアレコレ書いて長くなってしまいましたので、もう一回続きます。
コメント