前回記事で書いたとおり、デジタル一眼レフに戻ってきました。Nikon 1 は数年前まで使っていたものの、ニコンのデジタル一眼レフは十数年ぶり。

水曜日のお試し撮影では設定もロクにせず(できず)、だいぶカメラ任せで撮っていた部分もありましたが、昨晩は露出も WB もマニュアルで固定して後処理で弄る必要もなくなり(E-M1 Mark II はコレができなかったからねぇ)、AF 絡みの設定もだいぶ良い塩梅を見つけて、ホント撮る時も撮った後も楽になりました :-)

というか、オートフォーカスが自分の意思どおりに合うこと、自分で「間に合わなかった」「ミスった」と思った時はピン甘、ピンボケで、けれど「今のはキッチリ収めた」「もらった」と思ったシーンはしっかり撮れてる、そんなことがこんなに幸せだとは、当たり前だと思っていた1年前までは思いもしませんでしたね……

D500_340PF18
(ダービー勝利に向けて最後のピンチをゴールに戻りながら弾くGK林瑞樹)


もっとも、操作方法は概ね把握したものの、十数年前のニコン機とはメニュー周りも機能の細かさも変わっていますから、細かな設定まわりはまだまだ全然で、

あれ?水曜日は選択した画像だけがスマホ転送できてたのに、今日は撮った写真が全部どんどんスマホ転送されちゃうよ、スマホの写真アプリが埋め尽くされちゃうよ、どうなってんのー?
静止画撮影メニューが A/B/C/D と分かれているのが他社のカスタムCモードに相当するので良いんだよな?な?
でもカスタムメニューも A/B/C/D に分かれてる?何これ?静止画撮影メニューとどう違うの??
静止画撮影メニューもカスタムメニューも A/B/C/D 間で設定がコピーできないの?の??


などと戸惑いながら使ってます(^_^;)

とはいえ、どこぞとは違って、ちゃんと全ての機能も設定も操作方法も記載されている分厚いマニュアルがあるのに加え、ウェブ上には AF やら機能まわりの多くの補完マニュアル PDF が用意されているので、その点は安心です。

というか、これが当たり前なわけで、メモリーカードへの書き込み中に画像再生できたり設定変更できることといい、この1年は、できて当然のことができなかったので、本当にストレスが減りました(^-^)

D500_340PF13


ともあれ、デジタル一眼レフ復帰、ニコン出戻りとはいえ、実際には新しいマウントを追加したのと同じであり、カメラとレンズだけでなく、アレコレと物入りです。

実際に撮り始めると、思っていたより多く必要なものもあって、結構出費が嵩むなぁ、というのが今の思い。仕方ないですけど(´・ω・`)


とりあえず、ボディ周りだけでも
  • バッテリーグリップ
  • 予備バッテリー
  • XQD カード
  • XQD カードリーダー
  • 接眼目当て
  • 液晶保護ガラス

といったアクセサリー類も買うことになるわけで、バッテリーやメモリーカードなどで従来機材からの使い回しができない分、それなりのお金が出て行きます。D500 を買って「え?接眼目当ては付属してないの?」ということもありました。

キヤノンに比べてバッテリーグリップは高いし、メモリーカードも「独自」だし、接眼目当ては追加で買わないと斜光には弱いし、何かと金がかかるねぇ


などと、文句言いつつも買う、買わざるを得ないのですけどね(^_^;)

そして、ニコン機に必要なもので微妙の最たるものは XQD カード。

いまや作っているのもソニーだけという(元レキサーの面々が再生産するという話もありますが)、先々が怪しいかもしれない XQD カード。いやホント、どうしますかねぇ。



これが XQD カードしか使えない、XQD カードじゃないとストレスが溜まる、ということなら、即 256GB 分を揃えますが、キヤノンと違ってニコン機の SD カードスロットは UHS-II 対応であり、UHS-II SDXC カードが実用的に使えて、手持ちにたっぷりあります。

先日のお試しサッカー撮りでは XQD カードは買っていなかったので、手持ちの UHS-II SDXC カードを使って撮影したのですが、バッファ 200枚分あれば余裕もあり、SD 使って RAW + JPEG で撮ってもバッファが詰まって困ることはありませんでした

(ちなみに、E-M1 Mark II は UHS-II 対応の割にはメモリカードへの書き込みも削除もやたら遅かったと感じてましたが、D500 で同じカードを使うと段違いに速いので、やっぱり E-M1 Mark II のカードアクセス周りの処理はダメだったんだね、と再認識)

さらに、圧倒的に性能差がある D500 を追加した今、E-M1 Mark II で高速連写をすることはもう無さげなので、手持ちの UHS-II SDXC カードを全て D500 で使っても良いわけで、そうなると、

将来性不安な XQD カードとか買わなくても良いんじゃね?


とも思うわけです。

D500_10
(円高の頃と違って海外通販で買っても国内正規品との差は大きくない…)


ただ、せっかくダブルスロットなのに片方しか使わないのはもったいないし、何よりダブルスロットの両方を使うのは保険でもあります。それに、

新しい酒は新しい革袋に…ではないけど、スポーツ撮影は連写命、もう1コマ2コマ撮れるかどうかで違ってくることもあるのだから、やっぱり最高速 XQD カードは少し持っておくべきだよな。


と考え直して、ヨドバシカメラに残っていたレキサーの XQD カード最後の1枚(64GB)を買いました。が、合わせて割高な XQD カードリーダーも買わざるをえず、やっぱり何だかなーであります。

もっとも、キヤノンみたく EOS-1D X Mark II 以外は「今時まだ CF ?」「SDカードスロットも UHS-II 非対応?そりゃないでしょ」というのも困りものですけどね(−_−;)


(当然 XQD カードリーダーも今はソニーくらいしかない)


とりあえず XQD メモリーカードは買うけれど、必要最小限に留める
とりあえず 64GB を1枚買ったけど、次は航空祭かサーキットへ行くまでにあと1枚、128GB を用意して終わり。将来フルサイズ機を買う時にもう1枚、という方向で……


と書いていたのですが、実際に使ってみると画素数は同じ 2000万画素でも D500 は

同容量で撮れる枚数が従来所有機の7割程度


ということが判り(14bit RAW の影響ですかね)、64GB で 14bit 圧縮 RAW + JPEG L だと 1,500枚程度しか撮れず、これではサッカー1試合分も厳しい。

128GB の XQD カードも早々に買わないといけないし、UHS-II SDXC カードはあるけど、下手するともう一枚 XQD カードが要るなぁ


という思いになった今であります(´Д` )

D500_08
(予備バッテリーを買ったら色が違う…と思ったら型番も違うのね)


さらに D500 のバッテリーが私の以前使っていたデジタル一眼レフのバッテリーの保ちと比べると、思っていたほど保たない感じで(Bluetooth がオンになっていると特に)、

D500 のバッテリーの保ちは、E-M1 Mark II と大差ないレベルじゃん……


ということで、予備バッテリー含めてしばらくはバッテリー3個体制にするつもりでしたが、サーキットで1日撮影するとなると、ちょっと心許なく、もう1〜2個増やしておこうかと思う次第です。

(E-M1 Mark II のバッテリーの保ちって、やっぱりミラーレス機にしては断然良いよなあ、というのも改めて感じましたね)

そんなこんなで、必要な周辺アイテム類を買い足していると、D500 のボディ購入価格は一年前の E-M1 Mark II より安かったのですけど、トータルとしては随分と高くついてます。ま、結果が伴えば文句はないのですが、懐具合には限界がありますからね(^_^;)

D500_07


さらに、レンズもゴーヨン (AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR) みたいな大砲では周辺アイテムが欲しくなります。

とりあえず購入即日に速攻注文したのが、レンズキャップ。今までニコンの大砲使いの人のレンズキャップを見ていて、キヤノンのそれと比べて嵩張って使いづらそうと思っていたのですが、買ってみてすぐに

この純正レンズキャップを常用するのは無理!


と感じたので、すぐに海外のショップへサードパーティのレンズキャップを注文しました。こちらは到着したら、またレポートしたいと思います。

加えて、三脚の雲台や一脚にはアルカスイス互換のモノを使っているので、ゴーヨンのレンズフットもアルカスイス互換のレンズフットに買い換えたいと思っています。

純正のレンズフットの下側にアルカスイス互換のプレートを装着して使っても良いのですが、重量やサイズのあるレンズですからレンズフットを二段構えにして不安定要素、不確定要素を増やすのは避けたいですからねぇ。


(キヤノンのサンニッパではKirk製品を使ってました)


この他にもモータースポーツ撮影では必須の ND フィルターもドロップイン用の 40.5mm が必要になります。キヤノンのドロップインフィルターとは径が違うこともあり、こちらもまた買う必要があります。(どのレンズに使っていたのか覚えはないけど 40.5mm の MCフィルターは持っていましたが…)

こんな感じでボディやレンズのアクセサリー類などを買っていると、レンズをもう1本買いたいのに手が回らなくなりそうです(~_~;)

おまけに、防湿庫に入ると思っていたゴーヨンがギリギリ入らないので、そちらもどうにかしないといけなくなってしますからねぇ。本当にあと 1cm とかいうレベルで入らず……。出費は続くよ、どこまでも、ですね(´Д` )

オートフォーカスの性能の違いが写りの決定的差ではないということを…なんて妄想でした
恥ずかしながら帰ってまいりました( ̄^ ̄)ゞ


(初めてガラスタイプの液晶保護シートを選択。シューカバーは昔買ったコレ)