保証期間が切れる前に点検調整を頼んでいた E-M1 Mark II その他一式を先日受け取ってきました。預けた時に聞いていた予定より1週間近く延びましたが、SUPER GT 第1戦・岡山へは行けないことが判っていたので、特に焦ることもなくでした :-)

預ける時には気になる点を伝えておいたものの些細なことでしたから、ほぼ、1年使ってきての点検をお願いした、という感じでありました。ですので、戻ってきて特に何が変わった、ということはありません。

返却予定日になって「カメラのファームウェアが Ver.2.0 のままですけれど、Ver.2.1 に更新しておきましょうか?」と電話して確認をくれるなど、オリンパスさんは相変わらず対応が丁寧です。キヤノンだと問答無用にアップデートか、そのままか、その時々でしたが、連絡なんてありませんでしたからね。

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(オリンパスさんには丁寧に点検調整していただきました)


ま、携帯に連絡を下さいと念押しして出しても固定電話にかけてくるとかお茶目なところもありますが、早く修理できて返却できる時はカウンターにある予定返却日より早めに戻って来るので、(フリーズの時みたいに)怒りたい時もあるけど、全体的なサポートへの印象は悪くありません。

極めてシステマチックで、ソツもないけど愛想もヘッタクレもなくてカウンターにある返却予定日より早く返ってくることはほぼないキヤノンも別に嫌いじゃないのですが、オリンパスのサポートは人間がやってる感があって良いですよね。

キヤノンも10年前はそうでもなかった(予定より早く戻ってくることもあった)ことを考えると、結局は規模とコストの問題なのでしょうけれども。

ちなみに、個人情報保護の絡みで修理点検時の連絡事項を留守電に入れられないらしいので(他メーカーも同じ?)、それだと平日昼間に出られないことの多い固定電話は意味ないので登録情報から消してもらった方がいいのかも?と思う今日この頃です。

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さて、E-M1 Mark II と 2本の PRO レンズ、40-150mm F2.8 PRO と 300mm F4 IS PRO は保証期間が過ぎ、その後相次いで購入したバッテリーグリップとテレコンもそろそろ保証が切れる頃です。

そうなると、考えるのは

今後の修理点検に対するケアをどうするか?


であります。

E-M1 Mark II 購入後に加入した、オリンパスのユーザークラブ「フォトパス」の有料プレミア会員もちょうど更新時期になって、先日更新手続き案内のメールが来たところです。こちらの更新も含めて、どうするのか悩みどころです。



E-M1 Mark II を1年間使ってきて、過去に使ってきたミラーレス機で感じてきたボディ周りの華奢さは感じないですし、すぐに経年劣化的な故障が起きそうな印象はないのですが、動産保険の対象にもしていませんから、何らかのケアは考えておくべきかもしれません。

選択肢としては、次の3つ。
  1. 実質2年の延長保証になる「オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」に加入(21,600円、フォトパスプレミア会員費2年分込み)
  2. 点検修理代3割引の「フォトパス・プレミア」を更新する(年3,024円)
  3. 何もせず無料だけど点検修理代1割引の「フォトパス・スタンダード」にしておく

「オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」は絶対的な値段は高め?ではあるけれど、内容説明ページにあるように、定期点検が毎年1回無料、さらにオーバーホールも1回含まれていてシャッターユニット交換などが含まれるなら、むしろ安いと思うくらい。

E-M1 Mark II のオーバーホール作業がいくら掛かるのか知らないけれど(説明ページでは最大32,000円とあるから、かなり安い)、某デジタル一眼レフ中級機でシャッターユニット交換含めたオーバーホールに出した時は7万円以上かかったから、そのレベルも含むなら激安価格に感じるくらいです。

EM1MarkIICare20180414B


それを思えば、

今後も使うなら、2万円くらいだし安心料込みでメンテナンスパッケージ入っておくのがベストかもなー


と思うのですが、冷静?に考えると、
  • E-M1 Mark II を2年先まで使っているのか?
  • デジタル一眼レフに復帰したら E-M1 Mark II の稼働率はグッと下がるし、そこまでしなくても良いのでは?

とも思えるので、悩ましい昨今です。

結局のところ、今後のケアについて考えるキーポイントになるのは、

オリンパス製品との付き合いがこれからどれくらい続くのか?
E-M1 Mark II は今後どれくらいの頻度で使っていくのか?
フリーズは滅多に起きなくなったけど、今後本当に大丈夫なのか?

によるわけです。

今後も E-M1 Mark II + マイクロフォーサーズシステムをメインに使っていくなら「オーナーズケアプラス」にしておけば、この先さらに2〜3年は安心して使えるでしょう。内容を考えれば、2万円強のお値段は安いものです。

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しかし、主被写体の動体撮影に対して別マウントシステムを揃えるのは(自分の中で)決定事項であり、この1年で十万回近くシャッターを切ってきたけれど、今後はその10分の1のペースにもならないでしょうから、E-M1 Mark II を使い続けてる間にオーバーホールする必要が出てくるかな?と。

さらに E-M1 Mark II では意外と電子シャッターを多用していて、メカシャッターは十数万回のシャッター回数のうち半分にも満たないと思うので、デジタル一眼レフみたいに2〜3年でシャッターユニット交換とかしなくても良い気がするんですよね……

(歪むと困る動体のうち飛行機やモータースポーツなどは常にメカシャッターですが、サッカーは連写コマ数やメカシャッターと電子シャッターでの C-AF 挙動の違い、どうせ激しく動く時はほぼ AF 合わないからメカシャッター消耗は勿体ない、とかいう理由で電子シャッターで撮ることが多かった)

となると、「オーナーズケアプラス」まで担保しておかなくても、修理代3割引の「フォトパス・プレミア」くらいで手を打っておくのもありかなあ……と。

EM1MarkIICare20180414C


何度も書いていますが、デジタル一眼レフに復帰(もしくは他のミラーレス機を購入)にしても、当分は E-M1 Mark II と幾ばくかのマイクロフォーサーズ・レンズは併用し続ける予定です。(ぶっちゃけ懐次第ですが)

デジタル一眼レフは動体専用の長モノ中心になって、標準ズームの領域とかは E-M1 Mark II に任す、旅スナップなどは今後も E-M1 Mark II で、と思っていますから、何もなく無料の「フォトパス・スタンダード」に落としてしまうよりは年3千円くらい払っておこうかという気分でいます。

ただ、オリンパスの「フォトパス・プレミア」、年3千円で修理代3割引は割引率が良くて納得できるのですが、私にとっては

年会費払って魅力あるのは修理代割引しかない


ことを思うと、正直悩みます。

今後オリンパス製品を買い足していくことがあるならオリンパス直販ショップの 5% 割引も効果的でしょうが、当分カメラまわりの資金はは新システムへの投入だけになるでしょうから、マイクロフォーサーズシステムを買い増していくことはなさそうですしね……

(100周年記念とかで E-M1 Mark II の C-AF が見違えるくらい良くなって、カード書き込み中も再生できたり、使い勝手も良くなった製品が同じくらいの価格で出てきたら、転んでしまうかもしれませんが ;-)

キヤノン時代は CPC(キヤノン・フォトサークル)に入っていて、そちらは修理代金2割引というだけでなく、毎月見応えのある写真月刊誌(CANON PHOTO)が送られてきたり、製品モニターの応募もできたり、CPC では1年間修理しなくても年会費を無駄にしたと感じることがなかったです。

それを思うと(年会費に多少差があっても)オリンパスの「フォトパス・プレミア」は、修理代割引以外では、OLYMPUS直販ショップで何か買うことがないと、正直物足りないかな、と。

そう思うと、果たして有料の「フォトパス・プレミア」を継続する必要もあるのか?と、さらに迷うわけで、あと半月まだまだ悩みそうです……


(次に涼しくなってきたらバッテリーは買い増しかな…)