昨年の4月1日から E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステムを使い始めたので、ちょうど1年になります。

ということで、4月1日に「使い始めて1年」というような与太記事を書いて E-M1 Mark II のアレコレ書いてきたのを〆とする予定だったのですが、忙しさにかまけて1行も書けず(^_^;)

また、昨日4月3日はマイクロフォーサーズの日だったらしく(知らなかった)、Twitter の timeline 上にはマイクロフォーサーズ機の写真がちらほら見えてました。(最近 Twitter すらちゃんと見てない ^^;)

マイクロフォーサーズ初号機のパナソニック DMC-G1 も、1年近く経って発売されたオリンパスのマイクロフォーサーズ初号機 E-P1 も購入した身としては、4月3日になにか一言書きたいと思いつつ、ツイートすら出来ずじまいでありました。

E-P1 vs DMC-G1 なんちゃって比較 (1)
(当時のメイン機は EOS-1D Mark III。iPhone 3GS や VAIO P を愛用の頃…)


ということで、数日遅れですが、大学病院の長い長い待ち時間の間に仕事していたら、あまりにも待ち時間が長すぎてバッテリーがへたっているノートパソコンのバッテリー残量が残り少なくなってしまいましたので、iPad で マイクロフォーサーズ初号機の思い出やら E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズとの1年を総括?してみる与太記事を記してみます。

当初は「1年前に E-M1 Mark II と 300mm F4 IS / 40-150mm F2.8 PRO レンズを買った、もう一つの理由」という記事で書き始めていたのですが、書いている途中で診察時間が来てしまって時間切れになりましたので、その部分は最後に少々だけ。


ちなみに、マイクロフォーサーズ初号機 DMC-G1 は今でも

1万円未満で売られてる中古の DMC-G1 を懐かしさだけで買ってみようかな?


なんて思うくらい思い出深いカメラです。飾っておくだけになると思いますが……エンジ色ボディは品がありました :-)

(もっとも、どうせなら価格差のない G2 か G3、いや G5、G6 くらいまでなら2万円前後まででリーズナブルに買えるから、そっちの方が実用的…とか思い始めて、しばらくネットで中古の値段を見て、ふと我に返って買わないんですけど ^^;)

発売年の夏の終わりだったかに DMC-G1 が発表された時には

ミラーレス?どうでもいいわ、興味もないし、だいたい “女流一眼" ってwww


と草生やす感じで思っていたのですが、その直後に自身の大病が発覚して、最初は割と本気でヤバい状況を疑われていたので、

この先どれくらい生きられるか、生きてるだけで丸儲けになるかもだし、手術後はもうカメラ(一眼レフシステム)を持てる体力は戻らないかもしれんね……


と思って、術後の体力のことを考えて試しに買ってみたのがミラーレス機変遷の始まりであり、個人的に色々な意味でマイルストーンであり、忘れ得ぬカメラです。

逆に E-P1 は、カメラそのものより(カメラも DMC-G1 から半年以上も後出しの割には…でしたが)予約して買うかどうか迷っていた発売前イベントでオリンパスの中の人(開発陣の人)に堂々と嘘をつかれて「オリンパス◯ね」と思うようになった原因の一つなので、今さら思い出したくもないカメラです。

DMC-G1 + M.Zuiko Digital 17mm F2.8 (1)


もっとも E-3 や E-P1 などの件があって永遠にオリンパスのカメラを買うことはない、と思っていたのが、(別にほとぼりが冷めたわけではないけれど)E-M1 Mark II がどうしても使ってみたくなって購入したのは自分でも驚きでありました。

その主たる理由が

動体撮影を標榜して評判の良さげなミラーレス機を
どうしても実戦で試したかったから


というのは、購入初期の頃から何度も書いてきたとおりで、それが主要因であることは本当であります。

オリンパスの言うことは信用できない、E-3 の頃から誇大広告メーカーとしか見てなかったにも関わらず、どうしても試したくなり、例によって

自分で買って、自分の撮影被写体で試さないと何も判らない


という持論とともに、EFシステムを売却してまで E-1 Mark II と3本の PRO レンズ揃えてしまったわけですが、このことについては、ぶっちゃけ

失敗だったけど後悔はしていない


です。

強がりでもなんでもなく後悔はないですが、でも失敗だったのは事実。自分の被写体(サッカー、モータースポーツ、飛行機)を考えれば、EFシステム売ってまで買うようなものではなかったのは、どうひっくり返っても変えようのない結論です。

DMC-G1 テスト@千里川 (3)
(DMC-G1 も購入当初から飛行機撮ってたみたい…まだ厳しかった ^^;)


ただ、以前にも書いたように E-M1 Mark II を自分の被写体で試したことで、民間機くらいなら余裕だし、モータースポーツも条件が良くて、フェンスが絡まないシーンでは問題ないかも、と思うほか、正直厳しいサッカーを撮っていても、

これは近い将来スポーツ撮影もミラーレス機になるな。ミラーレス機×高速動体では AF 以上に厳しかった EVF も十分実用的になってきたし、ニコンやキヤノンが本気を出してきたら変わるだろうな


と感じるものでした。まぁ実際にゲームチェンジャーになったのはニコンやキヤノンではなく、ソニーでしたけれど。

いずれにしても、今のマイクロフォーサーズの様々なポテンシャルを感じ取れたのは収穫ですし、その中で自分の主被写体の撮影だけでなく、

スマートフォンを持つようになってから、どのコンパクトデジカメにも満足できなかったけれど、やっとコレだ、というものに出会えた気がする


というのはありました。個人的に、ストレスなく使えるボディは最低限コレ(E-M1 Mark II)くらいであることも判りました。

マイクロフォーサーズシステムをコンパクトデジカメ扱いするのは怒る信者さんも居られるでしょうが、私の中では、良い意味で「レンズ交換式コンパクトデジカメ」だと感じています。

望遠 PRO レンズをコンパクト扱いするのは無理がありますが、12-40mm F2.8 PRO くらいだと少し前まで多かった高倍率ズームコンデジと大差ないサイズですし、望遠レンズでもパナソニック G X 45-175mm PZ なんかはマイクロフォーサーズならではの小ささで、コンパクト望遠デジカメとして「これが欲しかったんだよなー」と満足しています。(写りと最短撮影位距離の長さは妥協)

E-P1予約キャンペーン特典フォーサーズアダプター到着
(使われることのなかった予約購入特典……)


1年前 E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステムを購入した理由(とその後)としては、こんなことを書いてきたわけですが、実を言うと E-M1 Mark II と2本の PRO レンズ、300mm F4 IS PRO と 40-150mm F2.8 PRO を購入したのは、もう一つ理由がありました。

端的に言うと

スタジアムでのサッカー撮影に、もう少し画角の長いレンズを、もう少しコンパクトに使いたかった

ということですね。

自分が思うような写真を撮るのに、もう少し長いレンズが欲しいけれど、スタジアムの観客席で長いレンズは周りの迷惑です。みんなお金を払って観に来ているのですから、航空祭などとは訳が違います。クレームがあれば、他のスタジアムみたいに望遠レンズ禁止になってもおかしくありません。

ですから、フードを外して思いきり身体を引いて左右の人の迷惑にならないよう心がけても、500mm、600mm の超望遠レンズは厳しい。安い超望遠ズームレンズでも収納時に短くともテレ端で使う時は凄く長いですから。

それを思うと(いくら隣の席の方々に理解してもらっているとはいえ)これ以上長いレンズは無理だし、その打開策として換算距離が2倍になるマイクロフォーサーズではどうか?というのが、マイクロフォーサーズを試したかった理由の一つでした。

観客席とフィールドの近さが日本でも指折りのパナソニックスタジアム吹田でそんなに長いレンズが必要になるのか、という点は図入り実写入りで説明したくなるけど誰も興味ないだろうし、吹田スタジアムになってガンバ大阪を応援する気もなく写真を撮るだけのために来てマナー違反、ルール違反してる輩も多くなってgdgd書きたくなるので、この辺で終わっておきます(^_^;)

P.S.
一式預ける時に「5日までにはご返却できると思います」「そうでない場合でも5日までには必ずご連絡します」と言ってたオリンパスさん、どうなってるのでしょう……今週末の SUPER GT Rd.1 岡山には行けないから別にいいですけど…連絡くらいあっても……

もしかして連絡先に携帯電話を書いておいたのに、昨日昼間に自宅の留守電に「オリンパスです。改めて連絡します」とだけ入っていたのが、あれが連絡なのでしょうか…(´Д` )