α9 III があの価格で登場して、APS-C やそれ以下のセンサーで同じ価格帯で売ってるメーカーは今後どうするんだろうなー、と思う今日この頃です。それぞれ特徴、良いところはあるし、マイクロフォーサーズみたいに「レンズ含めて小さい」をひたすらアピールしていって生き残りを賭けるメーカーもあるでしょうが、なかなか大変だとは思います。
と、そんなことを思いつつ、(人並みに)忙しくて、今週末の鈴鹿サーキット・ファン感謝デーも泣く泣く断念して仕事しているのですが、とりあえず先日ファームウェア Ver.2 にアップデートした E-M1 Mark II について一言書いておきたいことがありますので、書きます。
■ E-M1 Mark II ファームウェア Ver.2.0 がリリースされたわけだが……
と書いていて、気がついたら E-M1 Mark II のファームウェア Ver.2.1 が出てるんじゃないですか。
パナ 200mm F2.8 への対応は10日前の Ver.2 で行ったばかりですけど、やっぱり色々あるのでしょうか。マウントが同じというだけで、そもそもカメラ作りの方向性も AF 方式もまるっきり違いますからねぇ。
ともあれ、Ver.2 にしてからの撮影は、まだ試し撃ち少しと実戦ではナイトゲームのJリーグサッカー1試合のみで、細かく具体写真例を示しつつ「あーだこーだ、ここが違う、ここがダメ、ここが良くなった」と言えなくて申し訳ないですし、今後使い込んで意見が変わる可能性もありますが、とりあえず2点記しておきたいことがあります。
予め言っておくと、
です。
けれども、Ver.2.0 がリリースされた時の記事に書いたような
と思っていたようなことはないというか、
という感じ。撮るものを撮れば、感じ取れる変化(改善)はあると思います。(それが結果に結びつくような変化であるかどうかは現段階では何とも言えないですが)
とりあえず E-M1 Mark II の C-AF 性能のダメなところは基本的に変わっていません。
AF の設定まわりは残念ながら全く変わっておらず、上記の点でも少しマシになったかな?変わったかな?と思うところもありますが、気のせいかもしれないし、少なくとも速度変化や動き変化のある被写体に対する応答性、動体予測アルゴリズムにはヒット率に大きく影響を与える変化はない、というのが現段階での感想です。
しかしながら唯一、大きく変わったところは
こと。これは大きく変化しました。
ただ、相変わらず
なので、まだまだ「使える」「信頼できる」機能になったとは言えませんが、今までは
だったのが、
というものに変わりました。
特に被写体の挙動がなかなか読みにくいフィールドスポーツについては、点で被写体(の顔)を追うのは厳しいものがあり、かといって E-M1 Mark II の全点AF は全く意図しないところにフォーカスが当たり、AF速度精度が確実に落ちるので使い物になりませんから、
だと、撮っていて実感しました。(被写体との距離の関係上、9点は使わず殆ど5点を使っていたので、私の今回の感想は5点での話になります)
5点/9点AF ではフォーカスエリア表示を含めた乗り移りがあるものの、全点 AF のような AF 速度精度の顕著な低下が見られるわけではないので(少しあるかも?)、色々問題点はあってもサッカーのような被写体では 1点AF でひたすら頑張るよりは(多少)マシな結果が得られる時がある、と判断しました。
先に書いたとおり、後ろにピントが抜けやすく、抜けたら戻って来にくい C-AF 挙動なのは変わらないのですが、1点ではなく5点で捉えることで後ろ抜けする確率は(多少)減った気がします。
動いている選手をバチピンで捉えるのは E-M1 Mark II では無理だと諦めていますが(被写体が止まった瞬間だとピントばっちりなことは珍しくない)、ちょい甘めでも何とか許容範囲内のピントに収める確率、撮影枚数に対する回収率は若干ながら上がったように思います。(小刻みに動く被写体に対しては相変わらず後ろピンになりがちですけど)
それに、いくら E-M1 Mark II の C-AF では 1点AF のみが安心安定だったとしても、1点でひたすらサッカー選手を追うのは大変ですから、たとえ不備があっても 5点AF を使える方が疲れが違うし、90分の集中力が維持できます。(←これホント重要)
昔はどんなカメラでも(それこそ EOS-1D系でも)動体に対しては中央1点しか信用できない時代が長かったわけですが、そんな時代が終わってから10年くらい経ちますからねぇ……
その他のところでも、「ここは変わったかな?」「この辺、AF の合焦率良くなったかも?」と思うところはありますが、そこまでアレコレ書いたり、例示している余裕がないので、今日のところはこの辺で。
来週は色々と撮影機会が多いはずなので(そのために今週末も頑張ってる ^^;)、それらを撮影してまた思うところがあれば書きたいと思います。
昨年の10月に最後のフリーズをしてから、かれこれ半年間フリーズしなくなったので「もう大丈夫かなー」と思っていたんですけどねぇ。
昨年末にはフリーズ対策?のアップデート・ファームウェアもリリースされましたが、個人的には
と思っていましたが、まさか半年経ってまた起きるとは……_| ̄|○
というか、冬の寒気が戻ってきた夜の試合での撮影でしたから、気温は冷え冷え、7〜8℃か、それ以下でしたから、暑さ寒さは関係なかったのかもしれません。
ただ、今回は以前と違って
ので、もしかするとバッテリー絡みのフリーズだったのかもしれません。
(サッカー撮影中で悠長にしている暇はなかったので、状況を細かくチェックする余裕もなかったし、状況写真を撮ることもなかったです。そんなの撮っていて、シャッターチャンス逃したら本末転倒だし)
もっとも、電源ボタンのオフオンで復帰したとはいえ、フリーズするまでに設定変更したものは全部消えてしまいましたから、フリーズ的な不具合であることは間違いないと思います。
先日は1回だけのフリーズでしたが、今後また、以前のように頻発するようなことがあれば、いくら良いところがあっても、ファームウェア Ver.2 で改善があったとしても、システム一式売ります。
もうすぐ購入して1年が経ちますし、自分に非のないフリーズを直すのにサービス持ち込んで金取られるのは馬鹿らしいですし、そこまでして拘るようなモノではないですからね……
(ちょっと誘惑される今日この頃……)
と、そんなことを思いつつ、(人並みに)忙しくて、今週末の鈴鹿サーキット・ファン感謝デーも泣く泣く断念して仕事しているのですが、とりあえず先日ファームウェア Ver.2 にアップデートした E-M1 Mark II について一言書いておきたいことがありますので、書きます。
■ E-M1 Mark II ファームウェア Ver.2.0 がリリースされたわけだが……
と書いていて、気がついたら E-M1 Mark II のファームウェア Ver.2.1 が出てるんじゃないですか。
パナ 200mm F2.8 への対応は10日前の Ver.2 で行ったばかりですけど、やっぱり色々あるのでしょうか。マウントが同じというだけで、そもそもカメラ作りの方向性も AF 方式もまるっきり違いますからねぇ。
ともあれ、Ver.2 にしてからの撮影は、まだ試し撃ち少しと実戦ではナイトゲームのJリーグサッカー1試合のみで、細かく具体写真例を示しつつ「あーだこーだ、ここが違う、ここがダメ、ここが良くなった」と言えなくて申し訳ないですし、今後使い込んで意見が変わる可能性もありますが、とりあえず2点記しておきたいことがあります。
【朗報】全く使い物にならなかった5点/9点AFが、致命的にダメなところが2つありながらも改善されて我慢して使えるレベルになったため、不規則動体に対するヒット率は若干改善した
予め言っておくと、
E-M1 Mark II の C-AF に対する評価を
改めるほど劇的な改善はない
改めるほど劇的な改善はない
です。
けれども、Ver.2.0 がリリースされた時の記事に書いたような
「静止画撮影時のC-AFの性能を向上しました」。まぁ期待……いや、後ろの方に軽く書かれているだけでは期待できなさそうかな
と思っていたようなことはないというか、
C-AF は使ってみて変化を感じないレベルかと思っていたら
意外と変わってるんじゃないの?
意外と変わってるんじゃないの?
という感じ。撮るものを撮れば、感じ取れる変化(改善)はあると思います。(それが結果に結びつくような変化であるかどうかは現段階では何とも言えないですが)
とりあえず E-M1 Mark II の C-AF 性能のダメなところは基本的に変わっていません。
- C-AF では AF の食いつきが悪い
(半押しから全押しまでの時間が短いと1コマ目の合焦率が極めて低い) - 日陰など低照度時の AF 速度精度の落ち込みが激しい
- 被写体の速度変化・方向転換への追従能力がない
- 横移動する被写体はともかく、向かってくる被写体への合焦能力が低い
- 5点/9点 AF、全点 AF で合焦開始点が選べない
- 全点 AF では AF速度精度が落ちて使い物にならない
- 相変わらずフォーカスエリア内でも背景に抜けやすく、抜けるとなかなか戻ってこない
- 追従感度を最低限にしていても、かぶった被写体にもって行かれやすい(1点AF)
AF の設定まわりは残念ながら全く変わっておらず、上記の点でも少しマシになったかな?変わったかな?と思うところもありますが、気のせいかもしれないし、少なくとも速度変化や動き変化のある被写体に対する応答性、動体予測アルゴリズムにはヒット率に大きく影響を与える変化はない、というのが現段階での感想です。
しかしながら唯一、大きく変わったところは
5点/9点 AF でフォーカスエリアが乗り移りして
フォーカスエリア表示が表示したまま移動するようになった
フォーカスエリア表示が表示したまま移動するようになった
こと。これは大きく変化しました。
ただ、相変わらず
- 合焦開始点が選べず、5点・9点のどのフォーカスエリアから合焦するかはカメラにお任せなので、極めて使いにくい
(E-M1 Mark II はフォーカスエリア1つ1つが面なので 5点9点だとかなりエリアが広くなるので、顔に合焦させたいのに別のところへ飛ぶのは日常茶飯事) - フォーカスエリアが乗り移りするのは良いけど、被写体の形や色を見てなくて距離的に近い部分に乗り移ってるようにしか見えない
(相変わらず、動体“予測” してるように見えない。単純な動き以外は外れっぱなし)
なので、まだまだ「使える」「信頼できる」機能になったとは言えませんが、今までは
おい、この 5点AF、9点AF ってのはふざけてんのか?実質 1点AF どころか、合焦するエリアがカメラ任せな分、1点 AF より使いにくいやんけ。AFモード増やしたいだけのカタログスペックかよ┐(´д`)┌
だったのが、
相変わらず「オリンパス判ってないなぁ(偉そう)」というダメな点の多い 5点/9点AF だけど、機能の制約や挙動の癖を勘案しながら 1点AF では厳しい場面で使ってみるかと思う 5点/9点AF になった
というものに変わりました。
特に被写体の挙動がなかなか読みにくいフィールドスポーツについては、点で被写体(の顔)を追うのは厳しいものがあり、かといって E-M1 Mark II の全点AF は全く意図しないところにフォーカスが当たり、AF速度精度が確実に落ちるので使い物になりませんから、
我慢しながらでも 5点AF が多少でも使えるのは大きな一歩
だと、撮っていて実感しました。(被写体との距離の関係上、9点は使わず殆ど5点を使っていたので、私の今回の感想は5点での話になります)
5点/9点AF ではフォーカスエリア表示を含めた乗り移りがあるものの、全点 AF のような AF 速度精度の顕著な低下が見られるわけではないので(少しあるかも?)、色々問題点はあってもサッカーのような被写体では 1点AF でひたすら頑張るよりは(多少)マシな結果が得られる時がある、と判断しました。
先に書いたとおり、後ろにピントが抜けやすく、抜けたら戻って来にくい C-AF 挙動なのは変わらないのですが、1点ではなく5点で捉えることで後ろ抜けする確率は(多少)減った気がします。
動いている選手をバチピンで捉えるのは E-M1 Mark II では無理だと諦めていますが(被写体が止まった瞬間だとピントばっちりなことは珍しくない)、ちょい甘めでも何とか許容範囲内のピントに収める確率、撮影枚数に対する回収率は若干ながら上がったように思います。(小刻みに動く被写体に対しては相変わらず後ろピンになりがちですけど)
それに、いくら E-M1 Mark II の C-AF では 1点AF のみが安心安定だったとしても、1点でひたすらサッカー選手を追うのは大変ですから、たとえ不備があっても 5点AF を使える方が疲れが違うし、90分の集中力が維持できます。(←これホント重要)
昔はどんなカメラでも(それこそ EOS-1D系でも)動体に対しては中央1点しか信用できない時代が長かったわけですが、そんな時代が終わってから10年くらい経ちますからねぇ……
その他のところでも、「ここは変わったかな?」「この辺、AF の合焦率良くなったかも?」と思うところはありますが、そこまでアレコレ書いたり、例示している余裕がないので、今日のところはこの辺で。
来週は色々と撮影機会が多いはずなので(そのために今週末も頑張ってる ^^;)、それらを撮影してまた思うところがあれば書きたいと思います。
【悲報】半年ぶりにフリーズしました【またか】
昨年の10月に最後のフリーズをしてから、かれこれ半年間フリーズしなくなったので「もう大丈夫かなー」と思っていたんですけどねぇ。
昨年末にはフリーズ対策?のアップデート・ファームウェアもリリースされましたが、個人的には
寒くなったから起きなくなったのかもしれないし、暖かくなってから/暑くなってからも何も起きなかったら、フリーズ問題は直ったと判断するわ
と思っていましたが、まさか半年経ってまた起きるとは……_| ̄|○
というか、冬の寒気が戻ってきた夜の試合での撮影でしたから、気温は冷え冷え、7〜8℃か、それ以下でしたから、暑さ寒さは関係なかったのかもしれません。
ただ、今回は以前と違って
- バッテリーを抜かないと電源が切れなかった従来のフリーズと違って、今回は電源ボタンのオフオンが効いた
- フリーズが多分直ったと思っていたので、久しぶりに本体とバッテリーグリップのバッテリー2本挿しだった
ので、もしかするとバッテリー絡みのフリーズだったのかもしれません。
(サッカー撮影中で悠長にしている暇はなかったので、状況を細かくチェックする余裕もなかったし、状況写真を撮ることもなかったです。そんなの撮っていて、シャッターチャンス逃したら本末転倒だし)
もっとも、電源ボタンのオフオンで復帰したとはいえ、フリーズするまでに設定変更したものは全部消えてしまいましたから、フリーズ的な不具合であることは間違いないと思います。
先日は1回だけのフリーズでしたが、今後また、以前のように頻発するようなことがあれば、いくら良いところがあっても、ファームウェア Ver.2 で改善があったとしても、システム一式売ります。
もうすぐ購入して1年が経ちますし、自分に非のないフリーズを直すのにサービス持ち込んで金取られるのは馬鹿らしいですし、そこまでして拘るようなモノではないですからね……
(ちょっと誘惑される今日この頃……)
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