「ガンバの鹿島遠征がてら CP+ 行けば良かったけど、仕事がなぁ…」と思いつつ、小牧基地オープンベースには日帰りでまったり行こうと準備万端、朝4時に起きたのですが、目を覚ました瞬間、仕事の進捗状況が頭をよぎり、

マッタリ行くとしても明日の仕事に影響が出ると、来週の「区切り」までの作業進行が間に合わなくなるし、ファームウェア・アップデートした E-M1 Mark II と 300mm F4 IS PRO の試し撃ちに行くとしても、今年の小牧はブルーインパルスも来ないし、元々ファイターの機動もないから別にいいかなあ?基地祭にしては空いてそうだけど……


などと日和ってしまって、結局早朝から仕事をしつつ、DAZN で鹿島戦の中継を観ながら、こんなヨタ記事を書いています(^_^;)

また、時期的に確定申告の作業もあって昨年の領収書を整理していると、去年の3〜4月くらいまでは伊丹空港周辺のコインパーキングの領収書がこれでもかという感じでたくさん出てきて、今冬の全く行けなさを改めて実感するとともに、去年も5月以降は急速に伊丹空港周辺の駐車場領収書が減っていくのを見て、

機材ごときで撮影テンションが変わっちゃいけないと判っていても、機材で行く気のテンションが変わるのもまた事実だよな…


なんて心の中で言い訳しながら領収書整理をしておりました。(もちろん趣味にかかった費用は経費になりません…)

まぁ、今週末の遠征は諦めた分、来週末から目白押しのモータースポーツイベントにお出かけできれば良いんですけどねぇ(>_<)

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さて、今週開催されている CP+ は期間内で特別サプライズがあったというわけではなさそうですが、ネット経由で見ていて、個人的に幾つか気になったことを備忘録的にピックアップメモしておきます。



▼ ソニーのヨンニッパ参考展示



昨年のα9、α7R III に続く α7 III 発表で、ハイエンド・ミラーレス機の独り勝ちをさらに固めてミドルクラスへ進出という感じのソニーですが、個人的にやっぱり気になるヨンニッパ 400mm F2.8。

開発中のレンズを海外プロカメラマンに渡して平昌五輪でテストされていた、という話は出ていましたが(αにサンニッパやゴーヨンより太いレンズが刺さってたら隠しようがないですよね)、どうやら本当だったようです。

【イベントレポート】【CP+】ソニー、Eマウント「400mm F2.8 GM」のモックアップを展示 - デジカメ Watch

だったらモックアップ展示だけでなく、その実写画像をちょこっとだけでも出してくれたら…なんて現地へ行っていたら思ったことでしょうが、使ったカメラマンのインタビュー動画が流れいてたようで、
  • 凄まじく軽い
  • シャープでボケも美しい
  • テレコン装着時の描写やAFも非常に優秀

というコメントがあったようです。契約プロが悪いことは言いませんし、CP+ で流す動画ですから褒める以外はないでしょうけど :-)

理論上、望遠レンズに関してはミラーレス機だからコンパクトになるわけではないのですが、「凄まじく軽い」というコメントは気になりますね。ニコンもキヤノンも現行 400mm F2.8 は 3.8kg 前後。これが、もし、ゴーヨン並み(3kg 強)になれば画期的ですが、どうなんでしょう。

ちなみに長さの方は「一眼レフ用ヨンニッパと劇的に変わらないかな?」というのが展示モックアップ写真を見て分かります。



こちらのツイート写真を元に、α9 のホディ厚み(液晶からグリップまで含めて 63mm)とレンズ長を適当に計ってみると……

SonyCPP_400mmF28GM


だいたい 32〜34cm くらいでしょうか。EF400mm F2.8L IS II USM が 34cm 強、AF-S 400mm f/2.8E FL が 36cm 弱ですから、それよりは若干短いかもしれませんが、大差ない大きさはありそうです。口径もφ16cm前後でしょう。

このあたりは光学的なものなので一眼レフ用と変わらないのは仕方ないですが、「凄まじく軽い」というのがどれほどなのか楽しみではありますね。

CP+ ではαマウント用のサンニッパ、ゴーヨンを付けた展示機もあるらしいので、それはちょっと試したかったなあ、と思います。というか、実際α9、α7R III は実戦で試してみたい欲望はありますからね……(α用レンズでもどれくらいAF速度精度が出るのかも)

「一眼レフに戻る」決心はしているし、α9 でも被写体によっては色々聞く話もあるし、個人的にオリンパス以上にソニーの操作体系に慣れられる気はしないけれど、

とりあえず自分で買って実戦で試してみないと判らないよね!


と云う気持ちを抑えるのに精一杯の昨今のソニー攻勢ではあります(^_^;)


▼ オリンパス 300mm F4 IS PRO カーボンバージョン



サンヨンだけでなく現行製品が色々と渋いスペシャルデザインで展示されているらしいオリンパスブース。発売予定は現在ないらしいですが、去年のニコンと同じく、オリンパス100周年記念モデルに向けてこれらの製品を展示して反応を探ってる、というところじゃないかと邪推しています(^_^;)

【イベントレポート】【CP+】オリンパスブースに、超個性派カスタムのカメラ10台が登場 - デジカメ Watch

個人的にはデジカメ製品は道具、それも消耗品に近い感覚でいるので、見た目の格好よさだけで+5万10万出すようなことはないですけれども、サンヨンはセンサーの小さなマイクロフォーサーズ用なのに、フルサイズ用サンヨンよりデカい重い高いの三拍子が揃ってるだけに、軽いカーボンバージョンが出ればボディとのバランスは良いかもしれません。

300mm F4 IS PRO くらいのレンズを特に重いとは思いませんが、300mm F4 IS PRO を使う時は縦撮りしなくても重量バランスを撮るために E-M1 Mark II にバッテリーグリップを装着したくなりますから。


▼ レオフォト三脚

どこかのニュース記事でチラッと名前を見た気がする程度のメーカーですが、以下の記事で紹介されている小型三脚はなかなか個性的に良さげ。

【CP+】中国発の高精度三脚「レオフォト」がお目見え - デジカメ Watch

センターポールなし、という割り切り仕様は個人的に好感が持てるし、その分アルミの削り出しなのに軽いのも良いのだけど、全高1,200mmだと少々物足りないかな。雲台と合わせて 130cm 弱だと、あと 10cm 欲しくなることは多いから、縮長をもう少し長くしても…と思ったり。

それでも Amazon で価格を見ると、別売りのアルカスイス互換自由雲台付きで、3万5千円ほど。安い!



中国のカメラアクセサリーメーカーがもはや安かろう悪かろうではないことは証明済みだし、私自身 GITZO の 4型と 2型トラベラーが主力三脚だけど(他にベルボンと SLIK が1本ずつ)、4型はともかく 2型トラベラーを今どき10万近く出して買うよりコスパの良い半額程度の中国系ブランドで十分と感じてます。

自分の所有欲を満たすブランドにお金を出すのは止めることではないし、後悔しないためには良いことだけど(それで客観視できないのは問題だけど)、充てられる金額に限度があれば、同程度の剛性・使いやすさの三脚を半額にすれば、レンズはもう1本買えるかもしれないし、遠征にもう1〜2回行けるかもしれないですからね。

ちなみに、三脚の雲台用ネジ穴が、1/4ネジ、3/8ネジ兼用で、ちょっと操作するだけで、どちらのネジサイズの雲台もそのまま付けられるのは素晴らしいですね!(ちゃんと剛性が確保されてるなら)

うちも雲台は両方のネジがあるので、たまに付け替える時にネジを外してひっくり返さなければならない時がありますから、他メーカーでもこういうのは採用されると良いかも。


▼ リコー GR 復活?

CP+ と直接関係はないものの、CP+ に合わせて、リコーが「GR 再発進」と題して Facebook に公式ページを作ったと話題になっていますね。

GR復活の狼煙、CP+2018で上がる、9月にも新製品登場か - BCN RETAIL
GR - ホーム (Facebook)

BCN は 9月に新製品発表を予想しているので、2年に1度の、今年開催される Photokina あたりで発表されるのかもしれません。

それにしても、PENTAX 吸収後にリコー本体から GR の開発部門は完全に消えたという話を関係社の方から聞いたのですけど、再発進するにしても GR はどこの誰が企画開発するんでしょうか……

リコー自身も業績予想を上方修正したかと思えば、虎の子のコカコーラ株を全部売却して減損処理するとかしないとかもありますし、GR をもう一度やる余裕があるのにはビックリですね。


それにしても、CP+ には出てくると噂されていたニコンのミラーレス機も音沙汰なしで、まぁ D850 が絶好調だから水を差すこともないし、じっくり開発できる時間が取れるということなのでしょうが、私自身の次の一手をどうしたらよいものか、ホント悩みますね……

ニコンやキヤノンが Photokina に向けて仕込みまくってるとしたら、そこまで待つべきですかねぇ。って、今シーズン終わっちゃう(>_<)


(D850のつもりだったけどD500で様子見しようかという方向も…)