タブレット用のキーボードは初代 iPad の頃から色々と買ってきましたが、いま現在愛用しているキーボードは2種類。

そのうち1つは前回記したロジクール「Keys-To-Go」。3年以上ラフに扱っても壊れていないタフさはモバイルキーボードとして、この上ない安心感があります :-)

Pro じゃない iPad の話(2) 色々買ってきたけど、いま愛用の Bluetooth キーボードその1

そして、もう一つ愛用しているキーボードがコレ↓

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ANKER のタブレット用キーボードカバーですが、モデルの廃番、モデルチェンジが激しい ANKER なので、これと同じものはとっくになく、いま売られている製品だと



これが近いのかもしれません。私の持ってる古いモデルには背面側のスタンド機構はなく、キー形状や電源スイッチの場所も違うなどの差異がありますが、キーボード手前左右端に画面がキーに当たらないようにするクッションがあるなど後継モデルっぽいところも見受けられます。

ただ、後述するような、私が使っている製品と同じように使えるかどうかは判りません

本製品は(後継製品も)キーボードカバーですが、前回記事でも書いたように、以前はキーボードカバーを愛用していたものの、ある時期からキーボードカバーを使うことがなくなり、しばらく本製品も使わなくなり放置されていました。

ところが、ある時、あることに気づいてから本製品を再び愛用し始め、現在は普段 iPad と持ち歩くキーボードのファーストチョイスになっています。その理由は、ただ一つ。

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机の上なら iPad Air 2 を縦置きしても安定して使える


スリットに縦置きして保持されることに気づいてから、この一点だけで愛用しています。(予め書いておきますが、保証外の使い方ですので、私も含めて誰も何も保証しません)

判る人は判ると思いますが、書類などを書く時に縦に長い画面というのは非常に便利です。画面の大きなノートパソコンでも A4 書類が縦に収められるようなことはありません。特にパーソナルモデルではワイド横画面ばかりなので縦は本当に狭くなりました。

ところが iPad を縦置きできれば、A4 書類がそのままのサイズで収まるわけではないものの、ちょっと縮小すれば収まりますし、縮小しなくても縦長書類のかなりの部分が収まります。

使ってみると、

これ、横長画面のノートパソコンより便利じゃね?


と思うようになって、書類作り、キーボードタイピングだけで済むような作業は iPad 縦画面+本キーボードで行うことが多くなりました。

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iPad は画面比率 4:3 なので縦画面でも使いやすいところは、ワイド画面ばかりの Android タブレットとは違う長所です :-)

このスタイルで iPad Air 2 を使うようになってから

出先で行う作業がシンプルなものなら、ノートパソコンより縦画面が使える iPad + 本キーボードの方が楽だよなー


と思うことは増えました。

もちろん、パソコンでなければできないこと、パソコンの方が便利なことも当然多いですが、iOS 11 での iPad に向けた革新的な変更もあって、随分と iPad で作業することが増え、

妥協ではなく本当に出先での作業内容で
ノートPC と iPad+キーボードを使い分けられる


ようになったと感じています。

タイプ感は素晴らしく良いというほどではないものの(iPad に合わせた幅の関係でどうしてもキーピッチは狭め)ストロークはありますし、前回紹介した Keys-To-Go よりは遥かに快適にタイプできるので、モバイルキーボードとしては悪くありません。

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とまぁ、私の中では大絶賛モード使用中なのですが、本来このキーボードのスリットは iPad を横置きして使う製品であり、当然ながら、

縦置きはメーカーの推奨範囲外、保証範囲外


の使い方ですので、

iPad が後ろに倒れて損傷しても泣かない覚悟が必要


です。私も何ら保証もしません。使いたい人は Own Your Risk でどうぞ。

私が半年ほど使ってきた中では、安定した机の上で使っている限りは倒れるようなことは一度もなかったですが、環境・条件によって異なるのは当たり前ですし、

重心が後ろになる膝上で縦置きで使うのは危険


であることは、考えなくても判るかと思います。あくまで机の上で使う時、の話です。

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(縦置きLOVEな私も、揺れる車内の膝上では横置き一択!)


また、この縦置きで安定しているという使い方は、

初代 iPad Air 用キーボード(スリット)に
薄くなった iPad Air 2 を載せて、たまたま実現


しているので(薄い背面ケースを付けています)、他の環境、組み合わせでも実現できるかどうかは判りません。

初代 iPad Air / iPad Air 2 兼用のキーボードカバー製品、現行の廉価第5世代 iPad 用の製品では同じようなことが可能かもしれませんが、このあたりは付けるケースの厚みにも依るでしょうから試行錯誤が必要になるでしょう。(縦置きできたとして安定するかどうかの問題がある)

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ちなみに、一時期、本製品を使わなくなっていた理由として、前述のようにキーボードカバーそのものを使わなくなったこととは別に、

ANKER のキーボードカバーは裏面がツルツルで、机の上に置いた時に滑って安定感が悪いんだよねー


というのがありましたが、これは iPad 本体に装着しているスマートカバーを利用して、

キーボード(のスリット)に iPad をセットする際に外したスマートカバーをキーボード裏面に置くことで、滑りやすい ANKER のキーボードがしっかり机に安定する


ことを発見して、それでなくても多少不安定風味の縦置きで安心して使える理由になっています。

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キーボードカバー製品を iPad のカバーとして一切使わず、iPad 本体にはスマートカバーを付けているので、キーボード使用時には外しておくだけのスマートカバーですが、こういったところで役立ってくれて無駄がないです :-)

というわけで、既に販売が終わってる旧製品の保証外の使い方、たまたま上手くいってるだけの使い方ですが、

iPad 縦置き+キーボードが便利すぎ!


という、いま一番常用している iPad 用キーボードの紹介でした。

前世代の 9.7" iPad Pro は iPad Air 2 と同じサイズだったのでこの技ができましたが、現行 10.5" iPad Pro は横幅が違うため、iPad Air / Air 2 用キーボードカバーでは、たとえ縦置きできても横置きで使えないので、もし 10.5" iPad Pro を買った暁には、また縦置きできる製品を探す旅に出ることになりそうです。

(単独で10インチクラスのタブレットを縦置きするためのスリット付き台座は持っているのですが、モバイルでは少しでも荷物を減らしたいですからねぇ)

もっとも、次期 iPad Pro からホームボタンがなくなれば、9.7" iPad Pro や iPad Air / Air 2 などと同じサイズに戻ってくれませんかねぇ……

リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【1】
リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【2】良いところ編
リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【3】あともう少し編
(↑こちらの記事は初代 iPad Air で使っていた頃の記事です)



(この手のアイテムを持ち歩けばキーボードは何でも良いのですけどね…)