オリンパス E-M1 Mark II、ソニー α9、パナソニック G9 PRO に続き、また一つ動体撮影志向っぽい?ミラーレス機が富士フイルムから登場しました。
■ FUJIFILM X-H1 | 富士フイルム
■ X-H1 | レンズ交換式ミラーレスデジタルカメラ | FUJIFILM X
■ X-H1 発売記念Wキャンペーン | 富士フイルム
昨年の統計でミラーレス機の売り上げが2年ぶりにプラスになるだけでなく販売単価もかなり上昇していますし、ミラーレス機に注力する各メーカーも上位機志向(といってもデジタル一眼レフ的には中級機クラス)になってきたようですね。
個人的には X-E1/E2 や X-T1 を使っていた頃の売り方、開発の方向性、またイベントその他でお話しさせていただいた時の印象では、当時の富士フイルムはこういう方面を狙うような雰囲気はなかったのですが、やはりボトムラインの伸びが鈍っている中で金城湯池と目されているエリアには参戦ということでしょうか。
X-H1 の基本性能は連写や BOOST モードなども含めて X-T2 と変わっていないようで、X-T2 のチューンナップ版、ボディ内手ぶれ補正搭載版と言える印象ですが、個人的にはボディ内手ぶれ補正よりも以下の(地道な?)改良が良さげです。
実戦での動体捕捉性能が X-T2 からどれくらい上がったのか判りませんが、X-T2 の時点で AF スタートボタンや測距点選択ジョイスティックは装備しているし、AF-C のカスタマイズはそこそこ指定できますから、暗所 AF やズーム操作中の AF に大きな進歩があると、随分と印象は変わってくるんじゃないでしょうか。
(ただ、動体撮影で AF 性能と同じくらい重要な、EVF の像消失だけ一切語られてないのが気になりますが……。EVF の解像度は上がったけれど、そのあたりが変わってないとすると動体相手にはウィークポイントのままになるように思います)
また、富士フイルムとしては初めてシャッターストローク調整の有料サービスもするのも良いですね!昔 X-T1 のイベントで「お金は出すからシャッターストローク調整できるようにして欲しい」と言った記憶がありますが、やっと実現するのですね……
と思ったら、プロサービスのみですか┐(´д`)┌ ニコンやキヤノンはフラッグシップ機を買ったユーザならプロアマ関係なくやってくれるのに、そんなに殺到して困るようなものじゃないところで差別しても損をするだけだと思うんですけどねぇ。
いずれにせよ、X-T2 がリリースされてから間隔をあまり開けずに、さらに上位機を出してくるのはなかなかアグレッシブというか、中判デジタルやレンズも含めて今の富士フイルムの勢いそのまま、という感じです。(本業というか今の主力分野、参入分野が大変好調ゆえでしょうけど)
昨年半ばに X-T2S とかで噂されていた時は「え?もうモデルチェンジするの?」と半信半疑でしたが、これをみると早くから(というか X-T2 を出す頃から)企画はあったのでしょうね。私がまだ X マウントユーザーだったら
とブツクサ文句言いながら X-H1 を買う算段をしていたことでしょう :-)
売りたくて売った Xマウントではなかったし、今でも気になっているけどさすがに買えないので、残念ながら「どうなんだろうなー」と見守るだけですが。
(X-T2 を 100-400 と一緒にメーカーレンタルしたい気持ちはいつもあるのだけど、心惹かれる部分が残ってるだけに使ってみて血迷ってはいけないので借りれない…… ^^;)
そういえば、X-H1 とは関係ないけれど、もう一つ気になっていた Panasonic LUMIX G9 PRO (とニーニッパ 200mm F2.8)。
具体的に手を出すつもりはなかったものの、像面位相差 AF を採用しないパナ機独特のウォブリング動作が目立たなくなっていて、E-M1 Mark II と比べて AF 性能がそれなりの差があったら考えざるを得ないかなー、と思っていたのですが、一般ユーザー含めた幾つかのレビュー記事を見る限り、良いのか悪いのか判りませんが、とりあえず一安心っぽいですね。
最近では、メーカーに最大限配慮する某サイトでは珍しい、ちゃんと良し悪しがしっかり判るプロカメラマンのレビュー記事が載っていて参考になりましたし、
という感想が書かれていて、
と、メーカーが変わっても変わらないのを再確認した次第。
先のレビュー記事の締めには、
と書かれていて、確かにそうなのだけど、それは結構昔から言われてきたところで、最近は
と、思う昨今であります。
いずれにせよ、動体撮影志向のカメラも「過渡期」ではあるのは確かですから、いま手を出すのはなかなか判断が難しいところです。
(X-T2 が凄く安くなってるので価格差10万は悩みどころかも)
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■ X-H1 発売記念Wキャンペーン | 富士フイルム
昨年の統計でミラーレス機の売り上げが2年ぶりにプラスになるだけでなく販売単価もかなり上昇していますし、ミラーレス機に注力する各メーカーも上位機志向(といってもデジタル一眼レフ的には中級機クラス)になってきたようですね。
個人的には X-E1/E2 や X-T1 を使っていた頃の売り方、開発の方向性、またイベントその他でお話しさせていただいた時の印象では、当時の富士フイルムはこういう方面を狙うような雰囲気はなかったのですが、やはりボトムラインの伸びが鈍っている中で金城湯池と目されているエリアには参戦ということでしょうか。
X-H1 の基本性能は連写や BOOST モードなども含めて X-T2 と変わっていないようで、X-T2 のチューンナップ版、ボディ内手ぶれ補正搭載版と言える印象ですが、個人的にはボディ内手ぶれ補正よりも以下の(地道な?)改良が良さげです。
- 富士フイルム機のみならず一部メーカーを除くミラーレス機がデジタル一眼レフ機と比べて弱いところでもある AF の低照度限界が 1.5EV 改善された。
(といっても -1EV なので、まだまだだけど) - 「フェザータッチ」と銘打った軽いシャッター
(E-M1 Mark II のレリーズ感触に不満の私は羨ましい……) - 被写体追従中の AF-C 性能改善
(これは E-M1 Mark II も何とかしてほしいんだけどねえ。ズーム操作するとピンボケになるのは辛い) - ボディ上面のサブ液晶モニター
- 重く大きくなっても大きなレンズを付けるのに相応しいボディ剛性強化
- X-T1 の時は角材の組み合わせみたく酷いレベルだったバッテリーグリップが、一新された X-T2 以上に良くなった感
実戦での動体捕捉性能が X-T2 からどれくらい上がったのか判りませんが、X-T2 の時点で AF スタートボタンや測距点選択ジョイスティックは装備しているし、AF-C のカスタマイズはそこそこ指定できますから、暗所 AF やズーム操作中の AF に大きな進歩があると、随分と印象は変わってくるんじゃないでしょうか。
(ただ、動体撮影で AF 性能と同じくらい重要な、EVF の像消失だけ一切語られてないのが気になりますが……。EVF の解像度は上がったけれど、そのあたりが変わってないとすると動体相手にはウィークポイントのままになるように思います)
また、富士フイルムとしては初めてシャッターストローク調整の有料サービスもするのも良いですね!昔 X-T1 のイベントで「お金は出すからシャッターストローク調整できるようにして欲しい」と言った記憶がありますが、やっと実現するのですね……
と思ったら、プロサービスのみですか┐(´д`)┌ ニコンやキヤノンはフラッグシップ機を買ったユーザならプロアマ関係なくやってくれるのに、そんなに殺到して困るようなものじゃないところで差別しても損をするだけだと思うんですけどねぇ。
いずれにせよ、X-T2 がリリースされてから間隔をあまり開けずに、さらに上位機を出してくるのはなかなかアグレッシブというか、中判デジタルやレンズも含めて今の富士フイルムの勢いそのまま、という感じです。(本業というか今の主力分野、参入分野が大変好調ゆえでしょうけど)
昨年半ばに X-T2S とかで噂されていた時は「え?もうモデルチェンジするの?」と半信半疑でしたが、これをみると早くから(というか X-T2 を出す頃から)企画はあったのでしょうね。私がまだ X マウントユーザーだったら
おい、マジかよ、1年ちょい前に X-T2 買ったばかりやんけ。いくらなんでも早すぎるやろ〜。シリーズ型番変えて上位機と言えば許されるもんちゃうで!?
とブツクサ文句言いながら X-H1 を買う算段をしていたことでしょう :-)
売りたくて売った Xマウントではなかったし、今でも気になっているけどさすがに買えないので、残念ながら「どうなんだろうなー」と見守るだけですが。
(X-T2 を 100-400 と一緒にメーカーレンタルしたい気持ちはいつもあるのだけど、心惹かれる部分が残ってるだけに使ってみて血迷ってはいけないので借りれない…… ^^;)
そういえば、X-H1 とは関係ないけれど、もう一つ気になっていた Panasonic LUMIX G9 PRO (とニーニッパ 200mm F2.8)。
具体的に手を出すつもりはなかったものの、像面位相差 AF を採用しないパナ機独特のウォブリング動作が目立たなくなっていて、E-M1 Mark II と比べて AF 性能がそれなりの差があったら考えざるを得ないかなー、と思っていたのですが、一般ユーザー含めた幾つかのレビュー記事を見る限り、良いのか悪いのか判りませんが、とりあえず一安心っぽいですね。
最近では、メーカーに最大限配慮する某サイトでは珍しい、ちゃんと良し悪しがしっかり判るプロカメラマンのレビュー記事が載っていて参考になりましたし、
近接描写では「お見事! 値段に見合う」とこれだけでも存在価値を感じるが、遠景描写に「もう少し刻んでくれ! でもマイクロフォーサーズセンサー由来だからしょうがないか」と少し悔やみ、
(中略)
「そこはキャッチしてくれ!」と、発光部など極端な高輝度が入ると捉えないのには黙してしまい、静止物の手ブレ補正には「さすがのボディ内+レンズ内補正。これは異次元!」と手放しで喜ぶものの、流し撮り補正には「弱い加速度も、斜めも細かく検知し、補正に反映させて!」と、それぞれで悲喜こもごもな印象を持った。
という感想が書かれていて、
ホントそうなんだよなぁ
と、メーカーが変わっても変わらないのを再確認した次第。
先のレビュー記事の締めには、
AFや流し撮り補正に至っては、その気になればソフトウエアの改良で進化が見込める。もう少し、あとちょっと安定感が増せば、私は「本気度」が預けられ「手軽さ」の中で業務が遂行できるかもしれない。
と書かれていて、確かにそうなのだけど、それは結構昔から言われてきたところで、最近は
ハードの進化は順当に進んでいても、ノウハウの塊たるソフトの進化が一番難関なのかもなぁ
と、思う昨今であります。
いずれにせよ、動体撮影志向のカメラも「過渡期」ではあるのは確かですから、いま手を出すのはなかなか判断が難しいところです。
(X-T2 が凄く安くなってるので価格差10万は悩みどころかも)
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