謳い文句では数多くの機能を誇ってる激安活動量計を購入したわけですが、中華製廉価製品というのは廉価ではあるけれど、とことん機能を付けまくるし、とりあえず機能を押し込んでみただけの作りの甘いところが多いこともよくあります。
とはいえ、その “多少作りが甘くてもできる限り機能を押し込む、頑張る” のが中華製激安製品の良いところでもあり、実用的に使えない機能が多少あったところで、決して安かろう悪かろうだけではないのが今の中華製激安IT製品です。
本製品も1ヶ月半近く使ってきて使えない機能は幾つもあれど、
と思っています。ちょっと甘いかもしれませんが(笑)
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【1】腕時計をしない私が試してみた
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【2】長持ちバッテリーとか操作性とか
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【3】通知機能・歩数計・アクティビティ計測・心拍計の実用度は…
もちろん、使えない機能は使えないと前回も記しました。体活動量計として肝心要のアクティビティ計測や心拍計については期待外れでした。(アクティビティ計測については、せめて GPS がないと時間計測だけになるし、同時に心拍計測を行ってくれないのは残念です)
今回は前回紹介した主要4機能以外の細々とした多数の機能について、その内容と使える度・使えなさを記しておきます。
過去記事で書いてきたように、当方が購入した製品(完売済み)以外に Amazon では同種製品が3千円くらいで多数売られており、それらでは事情が多少違う、または改善されている製品もあるでしょうが、だいたい同じようなベースの製品だと思いますので、
を検討している人に参考になれば幸いです。
活動量計本体には全く操作するところも数値を見る画面もないのですが、本製品や同種の活動量計には「睡眠計」という機能があり、本活動量計では連携スマホアプリでその測定結果を見ることができます。
と思うわけですが、要は深い眠り、浅い眠り、覚醒状態(寝てるけど目が覚めてる)それぞれの時間を自動的に計測してくれるというものです。iOS や Apple Watch で言う「睡眠分析」。
どういうアルゴリズムで睡眠状態を判定し、深い睡眠や浅い睡眠を判定しているのかは判りませんが、スマートウォッチにもよくある機能ですし、どんなもんかと思って購入から10日間ほど試してみたところ、
レベルでした(´Д` )
上記例では午前0時半にベッドで横になり、30分ほど覚醒状態が続いたのち深い睡眠に入り、4時半ごろから浅い睡眠、5時過ぎに起きた後また寝て7時に起床した、という睡眠分析結果です。
この夜は、朝5時過ぎに起きたこともなければ目を覚ました記憶もなかったのですが、でも概ね悪くはありません。1時〜7時というのは私の標準的な(まともに寝られる日の)睡眠ペースです。
(ヘルスケアの睡眠分析にも反映される)
こういう感じで測定してくれるなら、「こんなもん使い物になるか!」とは思いませんし、言いません。しかし、上記の測定は半月ほど使っていたベストケース、もしくはレアケースです(>_<)
この日を睡眠計の結果を見ると、18時ごろから寝て22時ごろに起き、午前1時台にまた少しうたた寝して、3時40分くらいから8時過ぎまでまた寝ていたことになっています。
って感じですね。たしかに午前4時前から8時くらいまでは寝てましたけど、それまでは一瞬たりとも寝てない。がっつりパソコンとにらめっこして仕事してた(ご飯食べにも行っていたけど)。なのに睡眠判定されるとは……(´Д` )
上記の結果は更に謎で、午後7時過ぎから寝て、午前1時半に起きてます。いやいや、その間ガッツリ仕事していたし、むしろ午前1時半を過ぎて2時くらいから寝てたんですけど、そこは睡眠に入ってない。
というわけで、「この機能は全く使えない」判定を下しました。使えなくても何も困らない機能ですから……
本活動量計のアルゴリズムがアホなだけかもしれませんが、そこまでは求めていないですし、寝てる間まで活動量計なりスマートウォッチを付けたいとは思いませんので全くノープロブレムです。
この睡眠計の機能はオフにすることができず、連携アプリの睡眠タブに勝手に分析結果が表示、蓄積されているようですが、相変わらず座って仕事してると寝てることにされていたり、活動量計を外して寝てる時は起きてる判定になっているようです。
なお、活動量計のいい加減な睡眠分析結果が iOS ヘルスケアアプリに反省され、データー蓄積されるのは困るので、ヘルスケアのソース → SmartWristband から睡眠分析の結果書き込みをオフにしています。
立ち上がりリマインダーは、一定時間動きがないとバイブで座りっぱなしを警告してくれる機能です。
と言えます(^_^)
初代 Apple Watch が発表になった時にも話題になった機能ですが、激安活動量計では Apple Watch の円グラフ?みたいな凝ったことは何もなく、設定した時間動きがないと二度バイブして、画面に体操する人のアニメーションが表示されるだけです。
ただ、こういった機能で凝った演出、機能は不要であり、これくらいシンプルで何も問題ありません。鬱陶しくなくて良いくらいです。
(立ち上がりリマインダーの設定はスマホの連携アプリから)
私の場合、ぶっちゃけ、バイブで座りっぱなしを警告されたところで集中しているとスルーすることは日常茶飯事ですが、それでも自分の座りっぱなし度を自覚できるのは有り難いです。(私は60分座りっぱなしの警告を午前8時〜午前2時まで、の設定で使っています)
座りっぱなしは健康に害悪だという話も一般的になっていますし、
だと思いますし、高いスマートウォッチを買わなくても、こういったお役立ち機能が他の機能と合わせて数千円で持てるのは、なかなか悪くないと思いますね。
ちなみに、寝ている時には動かずとも立ち上がりリマインダーは働かないです。そこにぬかりはないですが、前項で書いたように「寝ている」判定が微妙なので……(^_^;)
スマートデバイス定番のアラーム通知機能もあります。前項の「立ち上がりリマインダー」もそうですが、実際にこういう“腕輪”アイテムを使ってみると、
と感じました。これもこの手のデバイスを使ってみないと判らないことでしたが、気に入りました ;-)
一般的にスマートフォンの通知は何らかの音で通知されますが、今やどれでも通知音が鳴り響いていて、自分自身、使いながらもこの今時の “環境音” は決して良いとは思っていません。時にはマナー違反、KY なこともあります。
しかし、スマートフォンをマナーモードにしていると通知を逃すこともあります。ある程度スマートフォンが身体に密着している時はバイブ通知を感じられますが、必ずしもそういう状況とは限りません。
その点、スマートウォッチにしろ、活動量計にしろ、身体に密着した“腕輪”からバイブ通知されるのは、気づかないことはなく、それでいて音もしない。かなり理想的です ;-)
ただ、激安活動量計の場合、アラームを設定するためのユーザーインターフェースを持ちませんから、
という難点というか面倒はあります。このあたりは UI を極限まで削った激安製品ゆえの制約ですね。
Apple Watch や Android Wear のように声でサクッと設定できるのは便利だと思いますが、そこまでいかなくてもスマホなしで設定できれば、もっと使えるかなあ、と思うので、仕方ないとはいえ残念な部分です。
これでもかと機能を押し込むのが得意中の得意な中華製品なのに、アラーム機能はあってもタイマーがないのは不思議です。
ただ、タイマーを使いたいというのは(例えば調理時やカップ麺の待ち時間など)活動量計だけですぐに設定できないと意味がないから敢えて付けなかったのでしょうか……??
活動量計でも「カメラコントロール可能」と聞けば、
と思いますよね。私も思いました。ところがそうは問屋が卸さないのが激安中華ガジェットの罠(^_^;)
のです。連携アプリ内にあるカメラ機能でしかカメラコントロール機能は使えません。なんじゃそりゃ〜です。
(連携アプリ内に写真撮影・動画撮影機能がある)
(連携アプリの写真機能。iPhone X なのに望遠レンズが使えない)
連携アプリの写真・動作撮影機能は極めてプリミティブな仕様で、iPhone X なのに望遠レンズへの切り替えもできない時点で、やる気なし適当すぎ仕様だということが判ります。
激安で売ってる Bluetooth シャッターボタンですら標準カメラアプリでのシャッターを実現しているのに、ちょっといただけない、使えない機能です┐(´д`)┌
音楽のリモートコントロール機能は、曲の再生・停止、次の曲へスキップ、前の曲へ戻る、の4機能だけですが、ちゃんと使えます。ただし、第2回目の記事で書いたように使い勝手は良くないですし、iPhone では
で、Spotify や Amazon Music その他サードパーティの音楽アプリでは、たとえそれらアプリで再生でも利用できません。(サードパーティ音楽アプリ再生中に、体活動量計の再生・停止ボタンを長押しすると iOS 音楽アプリの再生が始まる)
一般的な Bluetooth イヤホンのリモコンではサードパーティ製音楽アプリのコントロールが可能なので、音楽リモコンの機能も正直イマイチですね。(Mixcloud や Spotify などを聴いてる私には使えない機能です)
これもスマートウォッチや類するデバイスでの定番ですが、スマートフォンを置き忘れて離れてしまった場合の警告(バイブでお知らせ)機能があります。
上記の「紛失した携帯電話を見つける」設定をオンにしていると、スマートフォンと活動量計が離れて Bluetooth 接続が切れてしまった場合に活動量計のバイブでお知らせしてくれます。
自宅内などでもスマホとの距離が遠くなるとバイブが鳴るので鬱陶しい時があるかもしれませんが、
とは思います。周りにしょっちゅうスマホ置き忘れする人がいますから、そういう人には有用かもです。
Bluetooth 接続距離が見通し 10m くらいですが、スマートフォンと本デバイスの接続が切れるのはだいたい 6〜8m くらいでしょうか。途中の遮蔽物の多さや素材にもよります。コンクリート壁の向こう側へ行けばすぐに切れちゃいますが、これは他の Bluetooth デバイスでも同じです。
前項と同じく、これまたスマートウォッチや類するデバイスでの定番ですが、スマートフォンを探す機能があり、逆にスマートフォンから活動量計やスマートウォッチを探す機能があります。
(活動量計本体メニューのスマホを探す項目)
(連携スマホアプリ上の活動量計を探す項目)
ただ、
ので、スマートフォンを置き忘れ警告と違ってこちらはあまり使えそうにもない印象ですし、使ってません。
以上、前回&今回で使っている激安活動量計のほとんどの機能について、どんなものかを説明してきました。使える機能、使えそうな機能、イマイチな機能、さっぱり使えない機能、色々あります。
この手の製品は謳い文句の半分でも実用的なら御の字であり、私の感じるところでは本製品は謳い文句の半分まではいかないけれど、数千円という値段を思えば、まぁこんなものか、と思いますし、それどころか、腕輪型スマートデバイスの雰囲気を感じとるには悪くない製品だと思っています。
とはいえ、その “多少作りが甘くてもできる限り機能を押し込む、頑張る” のが中華製激安製品の良いところでもあり、実用的に使えない機能が多少あったところで、決して安かろう悪かろうだけではないのが今の中華製激安IT製品です。
本製品も1ヶ月半近く使ってきて使えない機能は幾つもあれど、
数千円の活動量計(デジタル歩数計+α)
としてはコスパは悪くないかな
としてはコスパは悪くないかな
と思っています。ちょっと甘いかもしれませんが(笑)
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【1】腕時計をしない私が試してみた
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【2】長持ちバッテリーとか操作性とか
■ 激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【3】通知機能・歩数計・アクティビティ計測・心拍計の実用度は…
もちろん、使えない機能は使えないと前回も記しました。体活動量計として肝心要のアクティビティ計測や心拍計については期待外れでした。(アクティビティ計測については、せめて GPS がないと時間計測だけになるし、同時に心拍計測を行ってくれないのは残念です)
今回は前回紹介した主要4機能以外の細々とした多数の機能について、その内容と使える度・使えなさを記しておきます。
過去記事で書いてきたように、当方が購入した製品(完売済み)以外に Amazon では同種製品が3千円くらいで多数売られており、それらでは事情が多少違う、または改善されている製品もあるでしょうが、だいたい同じようなベースの製品だと思いますので、
- 安価な活動量計の購入
- Apple Watch などスマートウォッチの価格に躊躇ってお試し気分での購入
を検討している人に参考になれば幸いです。
(7)睡眠計はメチャクチャすぎて使えない┐(´д`)┌
活動量計本体には全く操作するところも数値を見る画面もないのですが、本製品や同種の活動量計には「睡眠計」という機能があり、本活動量計では連携スマホアプリでその測定結果を見ることができます。
睡眠計(睡眠分析)って、なんぞ?
と思うわけですが、要は深い眠り、浅い眠り、覚醒状態(寝てるけど目が覚めてる)それぞれの時間を自動的に計測してくれるというものです。iOS や Apple Watch で言う「睡眠分析」。
どういうアルゴリズムで睡眠状態を判定し、深い睡眠や浅い睡眠を判定しているのかは判りませんが、スマートウォッチにもよくある機能ですし、どんなもんかと思って購入から10日間ほど試してみたところ、
いい加減どころか無茶苦茶すぎて使えない
レベルでした(´Д` )
上記例では午前0時半にベッドで横になり、30分ほど覚醒状態が続いたのち深い睡眠に入り、4時半ごろから浅い睡眠、5時過ぎに起きた後また寝て7時に起床した、という睡眠分析結果です。
この夜は、朝5時過ぎに起きたこともなければ目を覚ました記憶もなかったのですが、でも概ね悪くはありません。1時〜7時というのは私の標準的な(まともに寝られる日の)睡眠ペースです。
(ヘルスケアの睡眠分析にも反映される)
こういう感じで測定してくれるなら、「こんなもん使い物になるか!」とは思いませんし、言いません。しかし、上記の測定は半月ほど使っていたベストケース、もしくはレアケースです(>_<)
この日を睡眠計の結果を見ると、18時ごろから寝て22時ごろに起き、午前1時台にまた少しうたた寝して、3時40分くらいから8時過ぎまでまた寝ていたことになっています。
修羅場ってて午前3時半過ぎまで仕事してたのに、寝てるわけないやろ!このクソボケ睡眠計が!
って感じですね。たしかに午前4時前から8時くらいまでは寝てましたけど、それまでは一瞬たりとも寝てない。がっつりパソコンとにらめっこして仕事してた(ご飯食べにも行っていたけど)。なのに睡眠判定されるとは……(´Д` )
上記の結果は更に謎で、午後7時過ぎから寝て、午前1時半に起きてます。いやいや、その間ガッツリ仕事していたし、むしろ午前1時半を過ぎて2時くらいから寝てたんですけど、そこは睡眠に入ってない。
というわけで、「この機能は全く使えない」判定を下しました。使えなくても何も困らない機能ですから……
本活動量計のアルゴリズムがアホなだけかもしれませんが、そこまでは求めていないですし、寝てる間まで活動量計なりスマートウォッチを付けたいとは思いませんので全くノープロブレムです。
この睡眠計の機能はオフにすることができず、連携アプリの睡眠タブに勝手に分析結果が表示、蓄積されているようですが、相変わらず座って仕事してると寝てることにされていたり、活動量計を外して寝てる時は起きてる判定になっているようです。
なお、活動量計のいい加減な睡眠分析結果が iOS ヘルスケアアプリに反省され、データー蓄積されるのは困るので、ヘルスケアのソース → SmartWristband から睡眠分析の結果書き込みをオフにしています。
(8)立ち上がりリマインダーは単純だけど自分には良い機能
立ち上がりリマインダーは、一定時間動きがないとバイブで座りっぱなしを警告してくれる機能です。
パソコンと何時間でも睨めっこしちゃう私には
大変ありがたい機能
大変ありがたい機能
と言えます(^_^)
初代 Apple Watch が発表になった時にも話題になった機能ですが、激安活動量計では Apple Watch の円グラフ?みたいな凝ったことは何もなく、設定した時間動きがないと二度バイブして、画面に体操する人のアニメーションが表示されるだけです。
ただ、こういった機能で凝った演出、機能は不要であり、これくらいシンプルで何も問題ありません。鬱陶しくなくて良いくらいです。
(立ち上がりリマインダーの設定はスマホの連携アプリから)
私の場合、ぶっちゃけ、バイブで座りっぱなしを警告されたところで集中しているとスルーすることは日常茶飯事ですが、それでも自分の座りっぱなし度を自覚できるのは有り難いです。(私は60分座りっぱなしの警告を午前8時〜午前2時まで、の設定で使っています)
座りっぱなしは健康に害悪だという話も一般的になっていますし、
パソコン他、机に向かって集中する人には
健康のために役立つ便利機能
健康のために役立つ便利機能
だと思いますし、高いスマートウォッチを買わなくても、こういったお役立ち機能が他の機能と合わせて数千円で持てるのは、なかなか悪くないと思いますね。
ちなみに、寝ている時には動かずとも立ち上がりリマインダーは働かないです。そこにぬかりはないですが、前項で書いたように「寝ている」判定が微妙なので……(^_^;)
(9)バイブ通知のアラーム機能は良いけれど、設定はスマホから
スマートデバイス定番のアラーム通知機能もあります。前項の「立ち上がりリマインダー」もそうですが、実際にこういう“腕輪”アイテムを使ってみると、
音でなく“腕輪”のバイブ機能による通知は良いね
と感じました。これもこの手のデバイスを使ってみないと判らないことでしたが、気に入りました ;-)
一般的にスマートフォンの通知は何らかの音で通知されますが、今やどれでも通知音が鳴り響いていて、自分自身、使いながらもこの今時の “環境音” は決して良いとは思っていません。時にはマナー違反、KY なこともあります。
しかし、スマートフォンをマナーモードにしていると通知を逃すこともあります。ある程度スマートフォンが身体に密着している時はバイブ通知を感じられますが、必ずしもそういう状況とは限りません。
その点、スマートウォッチにしろ、活動量計にしろ、身体に密着した“腕輪”からバイブ通知されるのは、気づかないことはなく、それでいて音もしない。かなり理想的です ;-)
ただ、激安活動量計の場合、アラームを設定するためのユーザーインターフェースを持ちませんから、
アラームを設定するのに
いちいちスマホでやらなきゃならない
いちいちスマホでやらなきゃならない
という難点というか面倒はあります。このあたりは UI を極限まで削った激安製品ゆえの制約ですね。
Apple Watch や Android Wear のように声でサクッと設定できるのは便利だと思いますが、そこまでいかなくてもスマホなしで設定できれば、もっと使えるかなあ、と思うので、仕方ないとはいえ残念な部分です。
(10)アラームがあるのにタイマー機能がない
これでもかと機能を押し込むのが得意中の得意な中華製品なのに、アラーム機能はあってもタイマーがないのは不思議です。
ただ、タイマーを使いたいというのは(例えば調理時やカップ麺の待ち時間など)活動量計だけですぐに設定できないと意味がないから敢えて付けなかったのでしょうか……??
(11)想定から斜め上のカメラコントロール機能
活動量計でも「カメラコントロール可能」と聞けば、
お、スマホカメラのシャッターを腕輪から切れるというのは、ちょっと便利そう。スマホを簡易三脚とかで固定して撮ったり、集合自撮りに使えそうやね
と思いますよね。私も思いました。ところがそうは問屋が卸さないのが激安中華ガジェットの罠(^_^;)
激安活動量計のカメラリモコン機能は
iOS 標準のカメラアプリでは使えない
iOS 標準のカメラアプリでは使えない
のです。連携アプリ内にあるカメラ機能でしかカメラコントロール機能は使えません。なんじゃそりゃ〜です。
(連携アプリ内に写真撮影・動画撮影機能がある)
(連携アプリの写真機能。iPhone X なのに望遠レンズが使えない)
連携アプリの写真・動作撮影機能は極めてプリミティブな仕様で、iPhone X なのに望遠レンズへの切り替えもできない時点で、やる気なし適当すぎ仕様だということが判ります。
激安で売ってる Bluetooth シャッターボタンですら標準カメラアプリでのシャッターを実現しているのに、ちょっといただけない、使えない機能です┐(´д`)┌
(12)音楽リモコン機能が使えるのは iOS 純正音楽アプリだけ
音楽のリモートコントロール機能は、曲の再生・停止、次の曲へスキップ、前の曲へ戻る、の4機能だけですが、ちゃんと使えます。ただし、第2回目の記事で書いたように使い勝手は良くないですし、iPhone では
iOS 純正の音楽アプリに対してのみ操作可能
で、Spotify や Amazon Music その他サードパーティの音楽アプリでは、たとえそれらアプリで再生でも利用できません。(サードパーティ音楽アプリ再生中に、体活動量計の再生・停止ボタンを長押しすると iOS 音楽アプリの再生が始まる)
一般的な Bluetooth イヤホンのリモコンではサードパーティ製音楽アプリのコントロールが可能なので、音楽リモコンの機能も正直イマイチですね。(Mixcloud や Spotify などを聴いてる私には使えない機能です)
(13)スマホ置き忘れ防止機能は良いね
これもスマートウォッチや類するデバイスでの定番ですが、スマートフォンを置き忘れて離れてしまった場合の警告(バイブでお知らせ)機能があります。
上記の「紛失した携帯電話を見つける」設定をオンにしていると、スマートフォンと活動量計が離れて Bluetooth 接続が切れてしまった場合に活動量計のバイブでお知らせしてくれます。
自宅内などでもスマホとの距離が遠くなるとバイブが鳴るので鬱陶しい時があるかもしれませんが、
スマートフォンの置き忘れ防止には有効かも?
とは思います。周りにしょっちゅうスマホ置き忘れする人がいますから、そういう人には有用かもです。
Bluetooth 接続距離が見通し 10m くらいですが、スマートフォンと本デバイスの接続が切れるのはだいたい 6〜8m くらいでしょうか。途中の遮蔽物の多さや素材にもよります。コンクリート壁の向こう側へ行けばすぐに切れちゃいますが、これは他の Bluetooth デバイスでも同じです。
(14)スマホを見つける、リストバンド(活動量計)を見つける機能
前項と同じく、これまたスマートウォッチや類するデバイスでの定番ですが、スマートフォンを探す機能があり、逆にスマートフォンから活動量計やスマートウォッチを探す機能があります。
(活動量計本体メニューのスマホを探す項目)
(連携スマホアプリ上の活動量計を探す項目)
ただ、
- 激安活動量計にはバイブ機能しかない(スピーカーがない)ので、目視で探せなかった活動量計をスマホからバイブで振動させたからといって見つけるのは困難
- 活動量計からスマホを探す機能を使って、スマホから着信サウンドが無かった試しがない
ので、スマートフォンを置き忘れ警告と違ってこちらはあまり使えそうにもない印象ですし、使ってません。
☆
以上、前回&今回で使っている激安活動量計のほとんどの機能について、どんなものかを説明してきました。使える機能、使えそうな機能、イマイチな機能、さっぱり使えない機能、色々あります。
この手の製品は謳い文句の半分でも実用的なら御の字であり、私の感じるところでは本製品は謳い文句の半分まではいかないけれど、数千円という値段を思えば、まぁこんなものか、と思いますし、それどころか、腕輪型スマートデバイスの雰囲気を感じとるには悪くない製品だと思っています。
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