お正月に記した今年の物欲展望記事で、

連れ合いにプレゼントしてから Apple Watch には興味が出てきたけれど、私自身は使うかどうか自信ないから、とりあえず激安中華活動量計あたりで試してみるわ


と書きました。

2018年 物欲展望 【スマホ・タブレット・スマートデバイス編】

そんなことを書きながら Amazon の年始セール絡みでアレコレ見ていたら、在庫一掃セールと題されて激安2千円強で売られていた中華活動量計を発見。


【在庫一掃セール】活動量計 心拍計 スマートウオッチ ウェアラブル 健康管理 スマートブレスレット タッチ操作 スポーツバンド IP67高防水 充電 フィットネスリストバンド 多機能 睡眠計 万歩計 腕時計 カロリー サイクリング GPSスポーツ記録 リモート音楽 撮影対応 長座注意 電話通知 SMS通知line通知 アラーム 日本語アプリ Bluetooth4.0 Iphone Android対応(交換バンド付き)

Amazon の中華製品らしく、商品名にこれでもか!という機能を入れ込んでアピールしていますが、要は

歩数計・心拍計・SNS 通知機能付き
スマートウォッチもどき(体活動量計)


です。

これを1ヶ月少々使ってきましたので、

安価な活動量計がどれくらい使えるか?


について記しておこうと思います。

CheapActivityWatch02


同じような製品は Amazon で山のようにありますが、決めては値段でした(>_<)。そして、この製品、さすがに2千円強という価格は安かったせいもあって、あっという間に売り切れてしまいました。



ただ、上記のように中華製活動量計の類は、中華 IT ガジェット/アクセサリー類でありがちな

同じ中身で名前だけが違う製品
基板・機能が同じで外見だけ違う製品が山ほどある


ので、私が使っているモノと多少違っても同じようなレベルとして参考になるかと思います。(Android ではなく iPhone を母艦にして使っていますので、Android なら少し事情が違うかもしれません)



結論から言うと

1ヶ月以上経っても使い続けています!


ダメ元で買いましたから、すぐに「ダメだ、こりゃ」と放り投げてもおかしくなかったですし、そっもそも

もう長いこと腕時計なし生活の自分が
軽いとはいえ腕輪に慣れる気がしなかった


のですが、まだ付けられている、というか、付けるのにある程度慣れました。

スマートウォッチと違って本体が細くて
チープな素材な分だけ極めて軽い


こともあって腕に対する負担が少ないので、腕時計の習慣がない人でも楽に付けられるように思います。

(チープな分、本体やベルトの素材もチープなので皮膚との相性はあると思いますが、腕時計を締め付けてると荒れる私が常用できるのは軽さのせいかと思います。ただし、劣化は早そうだし、夏場は付けたくない…)

CheapActivityWatch01
(激安品だったが、色違いの予備ベルト付属は高ポイント)


さて、どういったことに使っているのか、使えているのか、と言えば、

歩数計と電話、SNSなどの各種通知機能


だけです。

これだけでも意外と便利だと気づかされましたが、他にも魅力的な機能が謳われていたものの、それらはちょっと使えない印象(^_^;)

私が購入した製品に限らず、たくさんの機能が謳い文句で載っていますが、

この手の激安中華ガジェットを買うなら
謳い文句が全部機能しなくても泣かない


覚悟が必要ですし、実際そうでした(´Д` )

CheapActivityWatch05
(連携アプリの表示言語は英語と中国語のみなのは激安製品の常)

CheapActivityWatch06
(でも日本語マニュアル付属なので特に問題なし)


本製品の謳い文句にある機能は以下の通り。
  • 歩数計
  • ウォーキングや自転車などのアクティビティ測定
  • 心拍数測定
  • 睡眠測定
  • 電話の着信や LINE、Twitter など SNS の通知を受信してバイブで知らせてくれる
  • 1時間動かなかったら通知(座りっぱなし警告)
  • 任意の時間を設定できるアラーム機能(4つまで)
  • 写真や動画の撮影リモートコントロール
  • 活動量計からスマホを探す
  • Android だけでなく iPhone とも専用アプリでデーター同期
  • 防水

こういった機能が謳われていて、

これら謳われている機能は
ちゃんと動くことは動く


ので、決して謳い文句に嘘はありません。(防水については台所の洗い物や洗面で水しぶきがかかる程度は大丈夫なのを何度も確認済み)

(この手の激安中華活動量計には血圧測定もカバーされている製品もありますが、ある程度実績があり真っ当な製品にも使われている心拍数測定はともかく、血圧に関しては現状精度に疑問しかないので、高血圧気味で毎朝の血圧計が欠かせない私も血圧測定機能は無視しています)

CheapActivityWatch08
(SNS 通知は便利。ただ、100% 通知されると限らないのが激安クオリティ ^^;)


ただ、いずれにしても、できることと実際に使えるかどうかは話が別で、例えば心拍数測定。心拍数そのものはちゃんと測れます。

精度は血圧計の心拍数表示と比べると若干多め(5%くらい)ですが、心拍数はそこまで精度を求めるものではないので、精度でどうのこうのはないです。ただ、

心拍数を体活動量計だけで測っても記録されない


です。(他の同種製品では改善されている可能性はあります)

この活動量計は基本的に、体活動量計本体では過去の記録を見るということが考えられておらず、スマートフォンの連携アプリに記録していく、という考え方。それは良いのですが、この体活動量計の心拍数測定モードで計測して出てくる数値は、表示されるだけ。

心拍数を記録するにはスマホの連携アプリから
心拍数測定モードをスタートさせる必要がある


わけです。

連携アプリから心拍数測定をスタートさせると、ちゃんと連携アプリに記録されるし、記録期間中の最大心拍数と最小心拍数は iPhone のヘルスケアアプリにも反映されるので、全く使えないわけではないです。

CheapActivityWatch09A CheapActivityWatch09B
(連携スマホアプリから測定開始すると結果は取り込まれるが…)


ただ、やっぱり

心拍数測定できるというなら、活動量計本体の心拍数測定モードで測定した結果が、データー同期の時に連携アプリに取り込まれて反映されるべきやろ〜。いちいち、スマホの連携アプリから心拍数測定しないとデーターが取り込まれないなんて、ちょっと使えんわ〜


という感じです。(他の同種製品では挙動が違う可能性、改善されている可能性があります)

また、この活動量計には当然ですがアクティビティ測定(ランニングやサイクリング)があり、といってもスマホの連携アプリなしの本体だけでは時間を計測するだけなのですが、

アクティビティ測定時に心拍数を記録しない


という謎仕様。

せっかく心拍数測定の機能があるのに、アクティビティ測定中に心拍数記録しないなんて、何のための心拍数測定なんだよ〜。一番肝心な時に測定しないなんて、心拍数測定付いてる意味ねえじゃん!


という感じしかしません。せっかく機能があるのに、残念すぎます。

心拍数測定はちゃんと測れるけど
実際の使用には殆ど使えない


わけですが、これは心拍数だけでなく他の機能にも言えることです。(詳しくは次回)

CheapActivityWatch10
(歩数も心拍数もスマホアプリに取り込んだ分は iOS ヘルスケアと連携する)


そんなこんなで、結局使っている(使えると判断している)機能は最初の方でも書いたとおり、
  • 歩数計
  • 電話着信や LINE、Twitter など SNS 通知
  • 1時間動かないと通知(座りっぱなし警告)

この3つだけ。SNS 通知は必ずしも安定しているとは言い難いのですが(次回詳しく)、歩数計は思いのほか役立っているというか、気づかされています。

Apple Watch をプレゼントした連れ合いが使い始めてからしょっちゅう言っていたことですが(何度も聞かされた…)

自宅内でも意外と動いているし、動くための行動ができる


ということは、私もこの体活動量計で常時歩数を測るようになって知りました。

外へ出る時には常にスマートフォンを持って、スマートフォンで歩数を測っていますが、自宅内ではスマホを持ってウロウロすることなんてないですからね。自宅にいてもアレコレ家事をやって動いてる日、そうじゃない日が明らかになる気づきはありました :-)

歩数を常時測るだけなら安い歩数計を腰にぶら下げておけば良いだけでしょうが、スラックスだったりジーパンだったり部屋着だったりを変えるたびに付け替えるよりは腕に体活動量計を巻いている方が確実ですし、スマートフォンにも記録されていきます。

iPhone と連携している場合は、iOS のヘルスケアアプリにも記録されていきます(最初の連携許可ダイアログで許可する必要あり)。iPhone で歩数を測ってる分とは上手いこと調整してくれます。

中華な激安体活動量計ならお値段も数千円で買えますから、ちょっとしたお試しには

ダメでも懐の痛みも最小限


で悪くないと思うのです。

ただ、せっかく色々な機能があって、それに惹かれると後でガッカリすることにもなりますので、たくさん謳われている機能の、どれとどれが使えて、どれはダメなのかを詳しく説明します。

激安活動量計(スマートウォッチもどき)はどれくらい使えるか?【2】長持ちバッテリーとか操作性とか


(今は血圧測定可能なタイプも多い。血圧は適当数値だと困るので私には不要)