オンラインショッピングする時の支払いは、なんだかんだでクレジットカードが多いのは私だけではないと思います。

コンビニ支払いや銀行振込は手間がかかるだけでなく、それらや代金引換は追加の手数料がかかることもあります。また、配送日時の指定も即時決済できる支払い方法でないとできないことも多いので、商品受け取りまでのことを考えると選択肢は狭まります。

中小のショップではショップ側が決済機能を持っているわけではなく、多くはクレジットカード決済代行業者を通すので、クレジットカード情報がショップ側へ渡るとは限りませんが、ぶっちゃけクレジットカード決済代行業者も色々ありすぎて全部が全部、最初から信用できるわけでもありません。

最近はネットショッピングの電子マネー決済も一般的になってきましたが、海外では昔からネット上の決済サービスとして PayPal が広く普及していて、特に不安な海外ショッピングでは必須のサービスともいえるものでした。(今も)

私自身、PayPal があるからこそ、早い時期から気軽に海外ショッピングすることができました。国内で扱ってないもの、代理店がぼったくってるものを個人輸入でよく買っていましたし、少し前の円高の時代は特に有用でした。(円安続きの昨今は購入意欲も減ってしまった ^^;)

残念ながら国内のオンラインショップで PayPal を導入するところは少ないままでしたが、最近たまに見かけるようになってきたのが Amazon Pay。

Amazon Payで簡単で安心なオンライン決済を | Amazon Pay

オンラインショッピングの強者である Amazon が、自社サイト直販や自社サイトでのテナント貸し(マーケットプレイス)だけでなく、ショップ独自サイトでの決済サービスも提供しているのですが、決済サービスの選択肢にこの Amazon Pay を見かけることも、ちょくちょく出てきました。(まだメジャーとは言えないけど)

AmazonPay01


決済として Amazon Pay を使うのは何も難しくなく、Amazon にログインするだけで商品代金の決済は済むので、

クレジットカードやデビットカードの情報が相手ショップに行かない


ですから安心ですし(Amazon ギフト券のチャージ残高は使用できない)、一応マーケットプレイスと同じような仲介保証があるのも、ないよりはマシです。

(PayPal の時は、一度だけ海外ショップから商品が送られてこなくて代金払い戻し措置を受けたことがありますが、Amazon がどこまでやってくれるのかは判りません)

AmazonPay10


ただ、唯一注意すべきは、使用しているブラウザでセキュリティのことを考えてクッキーの制限を強化していると、Amazon Pay での支払い途中でエラーになります

今回初めて Amazon Pay を利用して、その状況にあたったので、設定を含めた状況を以下に説明しておきます。



Amazon Pay に対応しているオンラインショップで「Amazon アカウントでお支払い」を選ぶと、ポップアップ・ウィンドウで Amazon へのログイン画面が出てきます。

AmazonPay02

AmazonPay03
(二段階認証を設定している場合はそれも行う)


本来なら、この

Amazon にログインするだけで支払いが完了


して、Amazon ログイン用のポップアップ・ウィンドウは消え、ショップページは次の画面に切り替わります。

AmazonPay05


また、ここで

送付先住所は Amazon の登録住所が自動的に記入される


という便利さもあります。もちろん、送付先住所は別の住所にもできます。(住所の自動記入機能はショップにもよるみたいです)

ところが、ブラウザでサードパーティ・クッキーを禁止する設定にしていると、Amazon にログインしたのち、

AmazonPay04


このようなエラーが出て先に進めなくなります。私自身、何度かトライ&エラーして「なんで?」と思ったのですが、ブラウザでサードパーティ・クッキーを制限する設定にしていたのが原因でした。

AmazonPay06A

AmazonPay06B
(Safari の例。環境設定の中にある)


サードパーティ・クッキーは広告における個人追尾などに使われていてロクなもんじゃないと思っているので、常用ブラウザでは制限するように設定しているのですが、Amazon Pay ではサードパーティ・クッキーに依存しているようで、これをある程度許可する設定にしないと使えません。

PayPal では全くそんなことはないので、Google Chrome 以外のブラウザはサードパーティ・クッキーに制限を加える流れだけに Amazon Pay もサードパーティ・クッキーに依存しないやり方に変えて欲しいものです。広告で飯食ってる Google ですら使わない方向に切り替えたのですから。

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(Google Chrome のクッキー設定はかなり奥にあり判りづらい)

AmazonPay07C
(デフォルトはブロックしません。広告で食ってるGoogleですからね…)

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(ブロックする設定だと Amazon Pay は使えません)


このような注意点を書きましたが、それは私がサードパーティ・クッキーを制限しているからで、

ブラウザの初期設定のままなら問題なくAmazon Payを使えます


ので、あくまで Amazon Pay でエラーが起きた場合の措置として記しておきました。

いずれにせよ、Amazon をよく利用している、Amazon にクレジットカード情報を設定してしまっている人なら、

相手のショップへクレジットカード情報を渡さないだけでなく、よく知らないクレジットカード決済代行会社にカード情報を与えるくらいなら、いつも使ってる Amazon で決済した方が安心


というのはあると思うので、これから Amazon Pay での支払いが可能ならば、私も使っていこうかなと思っています。連絡先メールアドレスにフリーアドレスを使っちゃうような業者は、ちょっと壁を作っておかないと…と思いますから。

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(注文後、ショップだけでなくAmazon Payからも支払い情報メールが届く)

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(その後、決済が完了するとAmazon Payからその旨のメールが届く)

AmazonPay11A
(Amazon Pay にログインすると購入履歴が表示される)

AmazonPay11B
(注文詳細画面)


また、Amazon Pay で決済した内容は上記のように Amazon Pay 購入者向け画面で確認できます。

購入者様 | Amazon Pay

クレジットカードなど決済情報が Amazon からショップ側に伝わらないだけでなく、逆に購入した商品名などは Amazon に伝わらないようなので、そういう意味でも安心?ですね。

ま、別に Amazon の宣伝をしても何も得はありませんが(上記リンクにはアフェリエイトも貼ってません。下のには貼ってるけど)、PayPal が普及していない日本でこういうサービスが普及すればいいな、と思っています。