どこのカメラメーカーでも同じようなことをやっているので珍しくありませんが、オリンパスには写真投稿コミュニティ「Fotopus」というものがあります。

Fotopus(写真コミュニティフォトパス)|オリンパス

オリンパスのメーカー主導型写真サイト「Fotopus」には大きな特徴があって、オリンパス製品を持っていなくても会員になることができる、という他メーカーにはない点があります。(国内メーカーではもう1社あったと思うけど忘れた)

オリンパス製品ユーザー向け「スタンダード会員」も登録無料なのに修理割引(1割引)があるのは太っ腹ですし、入会金と年会費が必要な「プレミア会員」もオリンパスオンラインショップでの 5% 割引や優先予約が可能なほか、修理割引は3割引。年会費約3千円で3割引というのは、こちらもなかなか太っ腹です。(ちゃんと直るなら…)

なにかと E-M1 Mark II(とサンヨン)にはもどかしい感じを抱いて記事でも色々書いていた私ですが、E-M1 Mark II 購入から割とすぐに、この Fotopus のプレミア会員に加入しました。

修理代金3割引とオンラインショップ5%割引、迷いつつも加入してしまったオリンパス Fotopus プレミア会員

その昔のニコン時代には修理割引はあっても会員加入はスルーしていましたし、キヤノンの CPC に入ったのも初代 EOS 5D でマウント移行してかなり時間が経ってからでした。(オーバーホール出す時の修理割引がキッカケ)

それを思えば、購入後すぐに有料会員になった10ヶ月前の私のオリンパス機に対する意気込みと期待のほどが、今さらながらに思い出されます。今は昔だけど……

EM1M2_07


ともあれ、E-M1 Mark II 購入後に速攻で有料の「Fotopus プレミア会員」になったわけですが、「プレミア会員」の特典も Fotopus そのものも、オリンパスオンラインショップで幾つか周辺アクセサリーを買う際に割引で利用した以後は、ほとんど活用できていません。

修理は今のところ保証の効く修理のみですし、最初に一通りレンズを揃えてからは特に買うもの、欲しいものもなく、写真投稿した際にもらえるポイントの使い道はありません。オンラインショップで充当できるポイントは価格の15%という限りがありますので…

写真投稿サイトとしての Fotopus は使い勝手が悪いだけでなく、内容チェックが鬱陶しいので写真投稿も止めてしまいました。

(Fotopus は投稿写真を細かくチェックして商標その他に絡むものや人物が写ってると、いちいち警告してきたり、掲載拒否されるので、最初に見たときにやたら写真に偏りがあると思ったら、自分で投稿してみて納得しました。メーカーの予防措置としては理解できますが、他に素晴らしいサイトがある中で敢えて使う必要も見る必要もない判断)

そんなわけで

全然利用していない Fotopus プレミア会員も今春以降の更新はどうするかなー


という気分。E-M1 Mark II も今のところは売るつもりはないのですが、フリーズなど色々ありましたから保証期間を過ぎて使うのに正直不安はありますから、正直迷うところはありますし。(愛想とサービスは良いけど、それだけでは…)

Fotopus プレミア会員に加えて「E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」にも加入して、自然故障の延長保証を確保する手もありますが、現状の性能と画質ではこれ以上出費する魅力を感じないので、どうしたもんか状態ではあります。

オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ

「E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ」に入らずとも、年間3千円で修理代金3割引の「Fotopus プレミア会員」だけ保険的に継続するのが一番妥当なところ、とは思っていますけど、どうなりますやら。(猶予はまだ2ヶ月以上あるので)

OlympusFotopusDayOsaka1


とまぁ、前置きが長くなりすぎましたが、昨日大阪で開催されたオリンパスのメーカーイベント「フォトパスデー」とやらに行ってきました。

1月20日(土)フォトパスデー 開催!|オリンパスプラザ大阪 イベント一覧|ショールーム・ギャラリー&サービスステーション|オリンパス

ちょうど修羅場モードのピークが超えた直後でしたし、忙しすぎて写真撮影に対する意欲も地平線の遥か下まで落ちているので、少しでも刺激をもらえれば、ということもありましたし、

保証の切れる春以降は色々と選択を迫られる状況を考えると、オリンパスのイベント、Fotopus 会員のイベントへ行く機会も最初で最後かもしれない


と思うと、とりあえず一度行ってみるかな、と :-)



昨日のフォトパスデー大阪のイベントスケジュールは、
  • 12時半から虫上智氏による夜景写真のセッション(1時間)
  • 14時15分から森誠氏による鉄道写真のセッション(1時間)
  • 16時から「Fotopus Grand Prix 2017」入賞作品講評会

という内容でした。

15時半からガンバ大阪の新体制発表会の YouTube Live を見なければならなかったので(笑)作品講評会はスルーしましたが、今後に少しでも役立つところがあればと思って、プロカメラマンお二人のセミナーを聞くことにしました。

最初のセッションが始まる 12時半に会場のオリンパスプラザ大阪でへ着いたら、もはや人がいっぱいで隅の方から見るしかない状況でした。

OlympusFotopusDayOsaka2


いくらフォトパス会員向けイベントとはいえ、誰でもOKなイベントだったみたいで(オンラインの招待券も特典不要なら見せずに入れた)、来場者に対するキャパがオリンパスプラザ大阪で足りるの?と思っていたのですが、最初のセッションはギリギリと言っても良いくらいの大勢の人が来ていました。

ニコンやキヤノンのイベントのように大きな会場を借りるほどではないでしょうから難しいところでしょうけど、これ以上来場者が増えるなら富士フイルムの時みたいにちょっとしたレンタルスペース程度の会場を借りて欲しい気はしましたね。

来場者プレゼントとして Fotopus 3,000ポイントをプレゼントということですが、使わないまま貯まってるポイントをどうしますかねえ。オリンパスオンラインショップで使えるにしても、ポイントは購入金額のごく一部しか充当できませんし、特に買いたいものもないので……(^_^;)

ちなみに Fotopus プレミア会員は「フォトパスオリジナル OM-D Tシャツ」というのが貰えました↓

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OLYMPUS とか OM-D とかがデッカく書かれた Tシャツだったら、即メルカリ行きだったと思いますが、これは悪くないです。メーカー純正アパレル商品としてはセンス良いと思います :-D

信者でもなければ、店頭販促員でもないのにカメラメーカーのロゴがデカデカと書かれた服を着るのは、どこのメーカーであろうと、ちょっとキツいですからねぇ。



さて、最初のセッションである、虫上智氏による夜景写真セミナーは工場夜景を題材に「これから工場夜景写真を撮る人」向けに、準備段階のことからかなり懇切丁寧に説明されていました。

セミナー時間が1時間と長めだったこともあり、撮影写真を見せて簡単に説明して終わり、というのではなく、時間の半分ほどは用意するものや撮影前準備のことに費やし、小道具一つを取っても安価なものと高価なものの差を説明してくれたのは良かったですね。

また、プロカメラマン氏がセミナーでスマートフォンアプリの活用を多く説明する姿は、一昔前にはないことで時代を感じました。会場に多くいたお爺ちゃんたちには有用だったでしょう :D

あと

インスタ映えという言葉が最近ありますが、そういうのは私たち昔からやってるんですよね、フィルムの時から。プロビアで撮れば普通な色合いですが、ベルビアで撮れば派手な色で撮れたわけです
インスタ映えみたいなレタッチというのは当たり前なんですよ、写真は自己表現ですから


というように、やたら “インスタ映え” というキーワードに触れていましたが、去年の流行語大賞をキャッチーなワードとして使っただけなのか、それとも何か思うところがあるのか…ちょっと気になりましたね(^_^;)

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会場が少し整理されて見やすくなった森誠氏による鉄道写真のセッション。森氏ご本人がやたら緊張しているのを自ら強調していて、そのせいか冒頭から寒いギャグ連発で正直帰ろうかと思いましたが(^_^;)、徐々に調子が上がっていって途中からは良い感じのトークショーになっていました :-)

(色々な意味で中井精也氏の影響があるだろうと初めてトークショーを拝見した私には感じられたものの、トークショーのスタイルまで真似しなくても…という気が。場数踏めばまた違うのだろうけど)

森氏のセッションでは、いかにもな鉄道写真より鉄道をキーワードにしたスナップ写真を題材に、どこかで撮ってきた過去の作品を見せるというのではなく、フォトパスデーの直前に撮った大阪の日常的な写真を、ほぼ撮って出しのまま見せてのお話でした。

また、今回森氏がセミナーで見せた作品は、ほぼアートフィルターを利用したものばかりで、ある意味オリンパスらしい、オリンパスユーザーに向けた内容だったと言えましょう。

ミラーレス機は各メーカーとも使った経験はありますが、オリンパスのアートフィルターはその手の機能の先鞭をつけたのと同時に、今でもセンスの良さは随一ですから、作品作りに使うと言われても違和感がありません。

ただ、私個人としては、

エフェクトなしの正攻法の写真ですら満足に撮れるわけでもないし、センスがあるわけでもない私にとって、アートフィルターで作品撮影なんて敷居が高いよなあ


と改めて思ったりもするわけで。遊びで適当撮りするならともかく、その先は難しいですね。

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(20日ぶりにカメラを手にして、渡辺橋の上で2秒手持ち夜景)


オリンパスイベントでのプロカメラマン氏のセッションというのは初めてだったわけですが、両氏とも
  • オリンパスご自慢の「アートフィルター」を普通に使う

のは、ある意味当然だとしても、
  • 手持ち1秒2秒当たり前でしょ感覚(もちろん長秒露出では三脚を使うにしても)
  • デジタルテレコンにも抵抗がない

ような語り口は新鮮でしたね。特に森氏はアートフィルター常用のスタイルのせいか、デジタルテレコンを普通に使っておられたのも印象的でした。

デジタルテレコンは個人的な感覚としては非常用以外に使うのはないし、プロカメラマン氏が「パソコンで後で解像度上げるより画質が良い」と言うことにも賛成しかねますが、手持ち1秒2秒当たり前というのは、ホント E-M1 Mark II を使い始めて、そうなりましたね。

E-M1 Mark II を使っていて、標準域かそれ以下ではシャッター速度1秒台なら全く躊躇することはありません。広角側なら三脚がなくても2秒前後は全然余裕だし、3〜4秒までは E-M1 Mark II の手振れ補正を信頼してトライするのは普通になりました。(柱に寄りかかったり手を置けるなら割と止まる確率は高い)

フォトパスデーのあと、ミナミで所用をこなしての帰り道に撮った上記写真もシャッター速度2秒ですが、自分の手ブレより橋の上を車が走って揺れる方がミスショットの原因になるくらいです。(あと、この程度の照度でも E-M1 Mark II は AF 精度が甘くなる確率が高いのが問題)

この感覚に慣れてしまうと他のカメラ、特に一眼レフをスナップ機として使うのは辛くなりましたね。小型軽量なことも含めて、最強スナップ機というのはホント実感します。自分の欲しかったコンパクトデジタルカメラって感じです。



と話は逸れましたが、色々な意味でオリンパスのイベントで、オリンパスユーザーのプロカメラマン氏のトークショーを聞くのは新鮮であり、興味深いものでした。ありがとうございました。

あ、そうそう、モニター画面の映りだけは唯一気になったかな。素晴らしい作品を見せていただけるなら、そこはもうちょっと…と思ったりしましたね。



(使い続けるなら真っ当な外部ストロボをそろそろ…という頃合いではある)