キリスト教徒ではないけれど、メリークリスマス!

Santa Claus 20171223


最近忙殺されまくりで先月書き溜めた記事も残り少なくなり、色々言葉足らずのままな記事だよなあ…と書いたモノの掲載がクリスマスイブになったので、こんなこともしてみましたが、とりあえず E-M1 Mark II の話を久しぶりに。

この春に、一眼レフシステムを売却してまで購入した E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステム。年を越す前にきっちり自分の心の中でも方をつけておかないと気持ち悪いのですが、山ほど言いたいことのある動体に対する細かなアレコレは年が明けてからにして(年末年始も仕事あるけど ^^;)、

今年最も金を注ぎ込んだモノに対する
自分なりの総括


をしておこうと思います(^-^)

MountMove201703A

EM1M2_02


オリンパスが声高に宣う動体撮影能力を試したくて、それならオリンパスが自信を持ってリリースした望遠系マイクロフォーサーズレンズとともに使ってみよう、試してみよう。そう思って購入した結果を言うならば、

E-M1 Mark II の動体撮影能力はレンズ含めて
期待したレベルに遠く及ばなかった


ですし、はっきり言って E-M1 Mark II は

高速 or 不規則動体相手は AF だけでなく色々な点でダメなカメラ


であり、小型軽量さだけを望むのでなければ、

20万出すなら一眼レフ中級機を買った方が
動体相手には遙かに楽に、確実に結果を得やすい


というのは、自分の中で早い段階、購入して半月後には概ね結論は出ていました。

(E-M1 Mark II で動体撮影が全くできないわけではなく、むしろ従来のミラーレス機よりはずっとやりやすいけれど、デジタル一眼レフ機の安定さ、性能にはまだまだ及ばない、ということ)

それを認めたくなくて(^_^;)、何とかならないか、本気でじっくり使っていけば変わるか、と思いながら使ってきましたが、9ヶ月経ってもその思いは変わりません。

自分が下手くそであることの影響を最大限除いても結論は変わらないし、むしろ優秀なカメラやレンズは下手が使っても(性能は引き出せなくても)逆にそれなりに撮れるものですから、そういう点でもやっぱり厳しいものがあります。

正直なところ今年の撮影テンションをかなり落としてしまった要因の一つでありますが(同じ条件で同じだけ費やしても従来システムとの歴然とした差を感じるばかりだったので)、結局それは

自分の選択ミス、判断ミス


であり、自己責任だけのものです。別にオリンパスを逆恨みするようなことはありません。

もっとも、自己責任とはいえ本音では……


オリンパスの謳い文句に期待した俺が馬鹿だった……
またオリンパスに期待して失敗しちゃったわ
7年くらい前に「もう二度と買わねーよ」(AA略)と思ったのに……


という思いは心のどこかにあります(^_^;)

ありますが、オリンパスをにどうこうというよりは(フリーズでシャッターチャンスを失った恨みは別だけど)、

自分の見る目、判断力、知見がまだまだなかったわ


という思いの方が先です。もちろん、提灯担ぎまくったライターの記事はブラックリストに突っ込んでますけど :-D

JA802A Final (4)


ただ、誤解されたくないのは、今年 E-M1 Mark II を動体撮影のために買って、そして期待値に遠く及ばない結果だったにもかかわらず、

動体撮影の未来もミラーレス機にある


と確信しています。E-M1 Mark II を使う前より、使ってきた今の方が、より強く思っています

E-M1 Mark II も動体撮影が決して全くダメなわけではなく、従来機よりは随分と撮りやすくなったのは事実ですし、その後 α9 という例もあります。ミラーレス機が動体撮影に向かない、という時代はようやく過ぎつつあります。

その先駆者として E-M1 Mark II に期待したわけですけれど、残念ながらオリンパスには動体撮影に対する技術や知見の蓄積が少なすぎたのでしょう。何かと10年遅れてる感が否めません。(本気で動体撮影をしようと思わなければ関係ないでしょうけれど)

EM1M2GoodPoints20


そういった残念感は私の E-M1 Mark II に対する思いの9割を占めているにせよ、

E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステムは
一度本気で使ってみたかった


と思っていましたし、動体撮影能力とかフリーズ問題に対してボロクソ思うところはあるにせよ、

E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステムを
本気で使ってみて良かった


と思っています。コレ本当に。(ブログで建前を言う気はサラサラないし、取り繕ったところで何の益もない)

そうでなければ、とっくにマイクロフォーサーズ・システム一式は手元にありません。速攻売り払ってます。

というか、修理に二度出してもフリーズを直せなく、フリーズで2回目の決定的な瞬間を撮り逃した時点で、

この糞カメラ、C-AF はウンコだし、動体相手の操作性も糞のまま直しもしないし、小型軽量以外褒めるところもないのに、フリーズばかりで撮りたい瞬間を撮り逃すなんて、もう堪忍袋の尾が切れた!叩き売って一眼レフへ戻る!!


とブチ切れた時点で一度は全部売却してやろうと思ったのですけれども、次期主力機候補の D850 がなかなか手に入らない(今も)という間に冷静になって、その後ふと気づくことがあって、今は

今後デジタル一眼レフへ戻った時にも、できることなら E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズレンズ(の一部)は残しておいて、併用していきたいかもなぁ


と思っているくらいです。

KomatsuABarishow2017Rehearsal07


本来の購入目的であった動体撮影は期待値には遠く及ばず、散々フリーズに泣かされてきた糞カメラ扱いだったのに、「使ってみて良かった」「今後一眼レフへ戻ったとしても使っていこう」と思い直している理由は、ただ一つ。

本気のレンズ交換式コンパクトカメラと思えば
こんなに便利なシステムはないのかも?


と。まぁ「一眼レフに戻る」と決心したからこそ、思えるようになった余裕?なのかもしれません。

ちょうど 1年前に、それこそ “コンパクトデジカメ” 代わりとして E-M10 Mark II を買い、マイクロフォーサーズへ戻ってきましたが、E-M10 Mark II は決して使いやすいとは言いづらいカメラでした。

コンパクトデジカメよりはずっと使いやすく、システム的な柔軟性もあってよかったですけれど、カメラとして納得して使えるのは E-M1 Mark II が圧倒的に上。廉価機と(一応の)ハイエンド機ですから当たり前です。

と同時に、

やっぱりスマホ時代の今、敢えてカメラを持つならこれくらいが最低限の使い心地だよなあ


と思えるのが E-M1 Mark II であることにも気づきました。(そんな E-M1 Mark II も動体撮影時の使い勝手は酷いもんですけど)

EM1M2_22
(チルト派だけど以前ほどバリアングルに抵抗はなくなった ^^;)

横に飛んでいくものを追うくらいなら問題ないけど、向かってくる被写体とかは全然甘々なことが多いし、不規則に動く被写体にはお手上げだし、今時の一眼レフ中級機にも及ばないレベルであの大言壮語な宣伝はないよなぁ
小型軽量だけが取り柄なシステムなのに、一眼レフ用より重くデカく値段も遥かに高いサンヨンが普通の良レンズの域ってのも、何が PRO なのか判らんわ
センサーサイズが小さい割には画質は頑張っているのは判るけど、ISO 1000 超えると辛いし、そもそも低感度でも不自然にハイライトが抑え込まれてたりで微妙すぎるよなー


などと色々不満に思うところはあったものの、それは一眼レフシステムのそれなりのボディやレンズと比較するからであって、

コンパクトデジカメと思えば上出来で不満にならない


と思い直せます。

EM1M2sample03


昔は「レンズ交換式コンパクトカメラ」という言葉に対して半分本気、半分揶揄だったけれど、今は

マイクロフォーサーズの生きる道って、やっぱりそういうところじゃないかな


って本気で思っています。静止体相手に、ほどほどの十分画質の小型軽量システム。

いくらミラーレスでも望遠レンズはセンサーサイズが大きくなれば一眼レフシステムのレンズと変わらないサイズになりますから、望遠レンズも小さくできるのはマイクロフォーサーズの特権。だから、LUMIX 45-175mm とか 40-150mm F2.8 PRO とかは「マイクロフォーサーズで良かった」と思える(便利)レンズ。

E-M1 Mark II を放り出さずに使い続けてみたら、自分にちょうど良いポジションが見つかった、コンパクト望遠デジカメとして考えれば、色々な不満も許容できる。

動体相手については購入時に期待したものには到底及ばない、オリンパスの謳い文句は相変わらずだったと思わせる、ちょうちんが持ち上げるしかないレベルだったとしても、違う面で良いところは見いだせた。

そう思えば、

E-M1 Mark II を買ったのも悪くはなかったかな


と思えるのです。だいぶ代償的思考が入っていますし、買った自分に対する言い訳っぽいですけれど、今はそんな感じですかね。

EM1M2sample40


ある意味、E-M1 Mark II より期待していたかもしれないサンヨンに関しては、「こんな程度だったか」というガッカリ風味な気持ち以外が浮かんでこないのですが、
  • 12-40mm F2.8 PRO と 40-150mm F2.8 PRO(と x1.4 テレコン)
  • 12-40mm F2.8 PRO と LUMIX 45-175mm

という組み合わせでの軽量なお出かけシステムは、かなり気に入っています :-)

ただまぁ、いくらレンズ交換式とはいえ、“コンパクトデジカメ” に 80万円近く注ぎ込んだ、と思うと、さすがに自戒せざるを得ないところはありますが、使ってみないと判らないことばかりですからね。

とはいえ、E-M1 Mark II、10万円くらいなら他人にも勧められるし、納得のコストパフォーマンスだっただろうけれど、その倍くらいの金額でコレでは、やっぱり動体撮影を志向する人間にとっては納得できるレベルのカメラではないですねえ。

正直言って、ロクに使わないような機能ばかり多くあるよりも、もっと基本的な性能が欲しかったし、動体撮影時の操作性を考えて欲しかったですね。何度も繰り返してますが、そう思います。


(望遠コンデジならα9譲りのRX10 Mark IVで十分な気が… ^^;)