本年もあと1週間となりました。そろそろ今年のまとめ記事を出していこうかと思っています :-)

iPhone との生活も8年くらいになり、常用アプリが大きく変わることもなくなった近年ですが、今年は
  • 64bit 化していないアプリが使えなくなった iOS 11
  • 画面比率が大きく変わった iPhone X 購入

この2つがあって、久々に入れ替えが多少あった年になりました。

その分、昨今あまり買うことのなかった iTunes カードを何度も買い増したり、チャージしていた残高もどんどん減ることが多くなりましたが、アプリの見直しをする良いキッカケになった、と思っています。

アップデートがなく化石になったアプリをいつまでも使い続けていくより、多少の出費はあっても新しいアプリに切り替えていくのは、ある意味正常でしょうし、iOS 11 で古いままのアプリを切り捨てたアップルの決断も、基本的には支持したいと思っています。

(とはいえ、古き良きゲームアプリが悉くプレイできなくなったのは痛いですけれども……。R-TYPE はアップデートしてくれて嬉しかったなあ)

ともあれ、アプリ関係の記事も幾つか書いてきましたが、今年 2017年に使い始めたアプリ、入れ替えたアプリを幾つか紹介しておきます。(どれも定番といえば定番アプリだけど)

(1)280blocker : コンテンツブロッカー280
280blocker : コンテンツブロッカー280 (AppStore)

単独の記事で取り上げたことはないと思いますが、iOS 9 で導入されたコンテンツブロッカー(広告除去プラグイン)を幾つか試しつつも使ったり使わなかったりしてきた私が、今春から使い始めて、

もはやコレなしの iPhone / iPad は考えられない


と思っているのが、この「280blocker」。ポイントは
  • 多くのコンテンツブロッカーアプリが海外製だが、これは日本人が作ったアプリなので国内の広告の除去、特に鬱陶しいことこの上ないフローティング広告の除去率が優秀
  • フィルターを使っていても気にならないレベルで動作が軽い
  • 元の広告部分を空白にせず非表示にして詰めてくれるので自然かつ見やすい
  • 機能がシンプルで誰にでも使えるし面倒がない
  • 肝心要の広告除去ルールのメンテナンスを継続的にやってくれている
    (これがないと新しい広告に対応できず、しばらく経つと使いものにならなくなる)

といったところで、

動作が軽いのにしっかり機能してくれるバランスが最高


です。AppStore 有料アプリチャートで常に上位、1位2位あたりにいるのも当然です。

多くのコンテンツブロッカーアプリが海外製のために広告除去も海外が中心で、日本の広告への対応ができなかったり遅かったりするのですが、国産なのでその不満が最も少ないように思います。(逆に海外サイトをよく見る人は他のコンテンツブロッカーアプリとの併用が必要かも)

また多機能なコンテンツブロッカーは入れて機能を有効にすると、ブラウザの動作がそれまでより一呼吸遅くなるアプリも経験しましたが、iPhone 6s Plus でも入れて遅くなった感じは全くないほど動作がスムースなのも魅力です。

「広告は鬱陶しいけど必要なもの」だと思っているので、以前は広告除去ツールの類はできるだけ使わないでいましたが、昨今スマホサイトに横行する誤タップ狙いのフローティング広告、嘘の危険を表示してのフィッシング広告、TPO 関係なく表示されるエロ漫画広告は酷すぎて、いい加減ウンザリです。

最近は広告を表示しないと記事内容も表示しないサイトがありますから全く問題がないわけではありませんが、これらを消して快適・安全に使えるなら、240円は安いですし、

多少の副作用があっても入れる価値は十分にある!むしろ入れない方がおかしい!


と太鼓判を押せるくらい。

Chrome など Google 由来のアプリなどは適用されませんし、アプリ自身が表示する広告は消えませんが、Safari でのウェブブラウズだけでなく、Twitter などアプリ内でウェブを開いた時にも広告除去の仕組みが働くこともあるのは心地よいです。(アプリ内ウェブ表示で広告除去が働くかどうかはアプリの作り方によります)

iPhone/iPad と Mac では Safari を、Android と Windows では Chrome をメインブラウザにしていますが、これに慣れてからフローティング広告とフィッシング広告が飛び交う Android でブラウジングするのが苦痛です。

(なので Android でも広告除去アドオンが充実している Firefox を使うことが増えている。Chrome その他でもできなくはないが何かと面倒)

Google も来年から Chrome に広告ブロッカーを入れると言っていますが、広告で飯を食ってる Google がどこまでできるのやら、って感じで期待していないので、この点だけでも iPhone / iPad は心地よく安心して使えると思っています。ハードウェアとしてのコスパは悪いけど(>_<)


(2)渋滞ナビ → JARTIC渋滞情報
JARTIC渋滞情報 (AppStore)

JARTIC の渋滞情報(主に渋滞の地図表示)をチェックするアプリは昔からあって、長らく「渋滞ナビ」というアプリを使っていたのですが、ある時から渋滞情報メインのアプリからナビメインのアプリに変わっていました(-_-;)

普段、下道の渋滞情報は
  • Yahoo! カーナビ:Yahoo! アカウントでログインすれば地図上に JARTIC 渋滞情報が表示され、渋滞考慮のナビが無料で使える
  • Google マップ:JARTIC と関係なく独自に収集したデーターを元に渋滞情報が地図上に表示される

この両方を見比べて参考にしていますが(JARTIC より Google マップの方が渋滞発生から表示まで速いが、渋滞していないのに渋滞または逆という例も多い)、出かける前にざっと渋滞の状況を JARTIC の渋滞概要図で見たい時があります。

(ナビ、地図アプリ上の渋滞表示は一瞬見ただけで渋滞状況を把握するのには向かないので、馴染みあるエリアなら JARTIC の簡易地図渋滞情報が一番視認性が良い)

高速道路の JARTIC 渋滞情報は

iHighway交通情報 (AppStore)

西日本ユーザー鉄板?のコレで見られるのであまり困ってなかったのですが、下道に関しては iPhone X 購入でアプリを見直した時に「渋滞ナビ」アプリから入れ替えたのが、この「JARTIC渋滞情報」。

名前からしてそのまんまですけど、
  • アプリが軽く無駄な機能がないので起動が速い
  • 見たいエリアを登録してすぐ選択できる
  • いつものエリアの渋滞情報が起動時にすぐ表示される
  • 規制情報、工事情報、所要時間情報などの文字情報にもワンタップで切り替えられる

ということで、何の特徴もないですが、逆にそれが特徴でもあり、シンプル・イズ・ベストです。

私の使っていた「渋滞ナビ」もそうですが、この手のアプリはマネタイズのためか、気がつけばどんどん機能が増えて(だいたい不要な機能)、アプリの動作が重くなるばかりでしたので、こういうシンプル単機能アプリは重宝します :-)

広告なし有料版アプリもしくは広告除去アドオン課金があったら尚良かったのですが、画面下部のバナー広告だけなので縦長画面の iPhone X だと殆ど気にならないので問題ありません。(アプリ制作側としては安い金額で広告なしアプリを売るよりずっと広告表示した方が儲かることも多いですしね)


(3)GoodReader → File Explorer Pro
FileExplorer: File Manager (AppStore)
FileExplorer Pro: File Manager (AppStore)

以前の記事で書いたとおり、AppStore 開設初期から定番中の定番アプリであった、私自身愛用してきた GoodReader を iPhone X 購入に伴って捨てました。

1年前から新バージョンの方のアプリも放置プレイされて縦長画面に対応される見込みもないし、すっかり評判落としてるので、捨て時としてちょうど良いキッカケです。

GoodReader と比べるとクラウドとの同期がない、PDF 編集ができないのが大きな欠点ですが、ローカルにファイルを保存してオフラインでも閲覧できる用途はこなせるし、PDF 絡みの処理は他アプリに任せれば済むので、とりあえず問題なしです。GoodReader よりは使いやすいですし。

純正「ファイル」アプリのダウンロード済みファイルの扱いがもう少しスマートなら本アプリは不要で Pro版購入の出費も不要だったのですが、アップル純正アプリに機敏を求めてはいけないので、これで満足しています :-)

Plus から iPhone X の縦長(横狭)画面に買い換えて変化したこと【後編】〜とうとうGoodReaderも捨てました


(4)Flightrader 24 旧版(アドオン課金)→新版(月額課金)
Flightradar24 | フライトトラッカー (AppStore)

これも以前の記事で書いたとおり、iPhone X の縦長画面対応が欲しくて(旧バージョンで買った有料アドオンを泣く泣く捨てて)新アプリに移行しました。

実際に新アプリの方をしばらく使ってみると、機能的には大きな変化はなくても使い勝手は随分と進化しているのを実感しまして、旧バージョンで買った有料アドオン機能と同じことをやるには月額課金を払うしかなかったのですが、納得して払うことにしました。(さすがに GOLD プランは高いので、カスタムアラートの少なさを我慢して SILVER プランですが)

Plus から iPhone X の縦長(横狭)画面に買い換えて変化したこと【後編】〜とうとうGoodReaderも捨てました


(4)くるまきカレンダー → Ucカレンダー
Ucカレンダー シンプルで見やすい人気のスケジュール帳(広告あり無料版) (AppStore)
Ucカレンダー - シンプルで見やすい人気のスケジュール帳(広告なし有料版) (AppStore)

こちらも少し前の記事で書きましたが、iPhone X 縦長画面対応絡みで刷新。と同時に、Android スマホと同じアプリにしよう、ということで選びました。

見やすさ最優先、使い勝手も悪くない印象は、変わってません。広告なし有料版の価格(記事執筆現在 240円)もリーズナブルです。縦長の iPhone X だと画面下部にバナー広告があっても大して邪魔にならず気になりませんけど(^_^;)

新年に向けて、久しぶりの iPhone 用カレンダーアプリを変えてみた


(5)メモ → Google Keep(テスト中)
Google Keep

最初に「メモ」アプリを使ったのがいつだったかは思い出せませんが、たぶん MacOS 6.x 時代、漢字Talk 時代の DA(デスクアクセサリ)でその手のソフトがあって使っていた気がします。

実用的にメモアプリを使い始めたのは Palm デバイスを使い始めてから。友達から譲ってもらった PalmPilot Professional を使い始めて、長らく使っていた Palm V(ネットに繋ぎたいがために携帯を赤外線通信可能な Nokia の某機種に変えた覚えが ^^;)、さらには CLIE も Visor も使っていましたが、あの頃からメモアプリは常用していたように記憶しています。

スマホ時代になってからは、Evernote が出てきて「これは便利!」と使い始め、有料版も使ったりしましたが、だんだん多機能化していくとともに重くなるアプリに辟易して、「どうせテキストメモがほとんどだし」ということで、ブザウザベースの wri.pe に。

wri.pe

wri.pe はお気に入りだったのですが、やっぱり画像メモも使いたい時がある、ということで、昨年 iOS 10 からリニューアルした iOS 純正「メモ」アプリを wri.pe と併用して使ってきました。

しかし、Android スマホも買い換えて iOS, Mac だけでなく Android との連携も考えると iOS の「メモ」はさっぱりダメなので、むかし一度使ってみて合わなかった Google Keep を再度試しています。

個人的には Google Keep が使い良いとは今でも思わないのですが、iOS, Android, Mac, Windows などマルチ環境で、画像メモも含めて安定して使えるクラウドメモアプリというのは、そう多くないので、しばらくは使っていく覚悟でいます。

むかし試したいた時には「動作が重い」というのも敬遠した理由でしたが、iPhone X の有り余るパワーで Google Keep も軽快に使えるようになりました。そういう意味では昔「これは重すぎ」と思って止めた「OneNote」も今ならアリかもしれませんが、とりあえずしばらくは Keep で。

来年の今ごろには「あんなもん使ってられへんかったわ」と別のメモアプリに移行しているかもしれませんけど(^_^;)


(6)天文学3D+ → Star Walk 2(出戻り)
Star Walk 2 - 空 マップ: 星や星座 (AppStore)

去年「Star Walk は初代アプリの頃から使ってきたけど重くなりすぎて嫌になった」ということで代替アプリに変えましたが、結局慣れている方が良いと思って戻ってきました(^_^;)

アプリの起動速度もクソ重くなったアプリの動作も iPhone X のパワーがあればストレスを感じないですし、たまにしか使わない分、慣れた方に戻そう、ということで。




とりあえず、このくらいですかねえ。あとは出戻り組として、曲判別アプリ「Shazam」が復帰したり、「どうぶつの森 ポケットキャンプ」を配信から2週間ほどプレイして止めたのち、1年ぶりに「ポケモンGO」をプレイし始めたくらいでしょうか。

テレビ番組表アプリも一時期乗り換え検討しましたが、結局長く使っている「テレBing」が iOS 11 以降も使えるようにアップデートされたので、そのまま使っています :-)

このままだと「テレBing」が iOS 11で使えなくなるかもなので、新しいテレビ番組表アプリを幾つか試してみた【前編】
このままだと「テレBing」が iOS 11で使えなくなるかもなので、新しいテレビ番組表アプリを幾つか試してみた【後編】

今年10万円超の iPhone X を買ったのですから来年は iPhone を買い替える予定もないので(決心)、来年はあまり新しいアプリの導入、入れ替えもないとは思いますが、iPhone X 完全対応のテキストエディタアプリだけは、どうすべきか未だに悩ましいです。

あとは、来年の iOS 12 と macOS 10.13 で iOS アプリと Mac 向けアプリの統合があるとかなんとかいう噂もあるので、そうなるとまた色々変わりそうではあります。Windows はとっくに統合しているし、Android アプリも ChromeBook 上で動くことになりましたから、アップルも追随するのは当然ではありましょう。

もしかすると来年は、アップルの Aシリーズプロセッサ搭載の MacBook とか出るのかもしれませんねえ。アップルは過去に、ベース OS の入れ替えも、CPU の移行もやってきていますから、今さら Intel ベースから ARM ベースに変わっても驚きはしませんが。


(来年はパソコン買い替えもしなければ…タイミングが難しい)