最近の記事で Qi ワイヤレス充電器を屋内でも車内でも設置したり、イヤホン端子がなくなってイヤホンは完全ワイヤレスタイプの ERATO VERSE を、車内でも Bluetooth レシーバーを導入するなど iPhone 6s Plus から iPhone X に買い換えて “本体以外” のところでも色々変化があったことを記しました。

ERATO VERSE 【前編】 〜初めてのケーブルレス完全ワイヤレスタイプ Bluetooth イヤホンにコレを選んだ理由
ERATO VERSE 【後編】 〜ほどほど価格の完全ワイヤレスイヤホンを1週間使ってみた感想
Bluetooth 非対応カーナビなので iPhone X に買い替えて Bluetooth レシーバーを車載用に導入

とはいえ、やっぱり一番大きな変化があったのは iPhone X 本体そのもの。ただ、狭額縁全画面ディスプレイ採用によってホームボタン廃止、Face ID 顔認証採用といった「iPhone X ならではの変化」のところは、心配が全く杞憂なほど(概ねのところは)あっさり馴染んだことは何度も書きました。

有機EL の綺麗な画面も、使い始めて1ヶ月近くが経とうというのに未だ

このディスプレイはホンマ、はめ込み合成みたいやなあ


と思うことがあります。

iPhoneX31


ただ唯一、iPhone X の縦長画面、Plus モデルからの移行だと “横狭画面” とも言えるわけですが

iPhone Xの画面サイズ変化に対してだけは色々と対応を迫られた



のはあります。従来にない縦横比、そして Plus モデルにあった拡大モードがないことも含めて、ザッと思いつくだけでも従来の iPhone 使用環境から3点の変化がありました。

そのうちの一つは、

ウェブ閲覧時に「リーダー表示」モードを多用するようになった


ということです。


iPhone も Android もできることに大差なく、方やセキュリティ的に多少有利であったり、方や自由度が高くパソコン的な扱いができるなどの差はあっても、どちらの方が良いとは言い切れない(はっきり言って好みの問題)わけですが、その中で私が iPhone (iOS) を評価することの一つに
  • コンテンツフィルター
  • ウェブサイトのリーダー表示

があります。

コンテンツフィルターといっても、事実上ほぼ広告削除フィルターです。アップル自身はその機能を提供していないけれど、プラグインで組み込める仕組みを OS レベルで提供しています。

280blocker | モバイル広告ブロッカー(いま断然お勧めのコンテンツフィルター)

最近 Android スマホを中心にウェブサイトを見ていると急にウイルス検出の画面が出てきて、クリックしたら詐欺サイトへの誘導だったという騒ぎがありましたが、それは広告に仕込まれたもので(パソコンでは見慣れた詐欺広告です)、iOS でコンテンツフィルターを使っていたら「え?なにそれ?」レベルのものです。

大半の広告が出ない、特にあの鬱陶しい画面内を移動して誤クリックを誘うフローティング広告もないのでウェブサイトの閲覧は快適ですし、ウイルス詐欺広告も出ることはありません。一度慣れると Android でのウェブ閲覧は辛いです。

OS レベルで実装されているので、iOS 上の Safari ブラウザだけでなくアプリでウェブを閲覧する時でも有効な場合が多く、その点でもかなり快適です。(Google アプリや Chrome アプリでは当然広告ブロックは効きません)

私自身、無料サイト/アプリにおける広告表示は必要なものだと思っていますが、昨今のスマホ広告は悪質すぎてやってられないので、今年になってから iPhone / iPad にはコンテンツフィルターを導入しています。(パソコンには入れていない)

iPhoneX57A iPhoneX57B
(同じサイトとは思えない使用前・使用後)

iPhoneX58A iPhoneX58B
(誤クリック狙いのフローティング広告がないだけでも全然違う)


広告を表示しないと記事内容を表示させないサイトもありますが、その場合は余程のことがない限り見ません。サイト側も広告収入を運営の源泉としているので、そういったポリシーを否定はしませんが、いちいちコンテンツフィルターの設定をオフにしてまで見に行く気が起きることは少ないです。

アップルはコンテンツフィルターの仕組みだけ提供してフィルティングには関わっていませんが(賢いね)、それとは別に、広告その他ページの付加部分を除外して本文だけを抽出して表示する「リーダー表示」という機能を持たせています。

必ずしも完全にウェブサイトの本文だけを上手く抽出するとは限らず、今まではあまり使っていなかったのですが、iPhone X にしてからよく利用するようになりました。

iPhoneX35A iPhoneX35B
(左:通常のウェブページ表示、右:リーダー表示)


理由はただ一つ、老眼対策 ←またか(^_^;)

今まで iPhone 6s Plus を使ってきたのですが、X には Plus 系列にある「拡大表示」設定がありません。iPhone X では拡大表示がない代わりにフォントサイズを標準から1段階大きくしているのですが、ウェブサイトによっては文字サイズをサイト側で固定サイズで指定していて、iOS のフォントサイズ設定の効果がない場合があります。

iPhoneX44B
(右 Plus と違って、左 iPhone X には拡大表示のスイッチがない)

iPhoneX45
(左 iPhone X では iOS のフォント設定を標準から1段階大きくしたのだが…)

iPhoneX46A
(フォントサイズ標準、拡大設定のみの Plus の方が文字は大きく見やすい)

iPhoneX46B
(記事本文の細かい文字になると Plus 拡大表示の恩恵は大きい)

iPhoneX48
(地図でも文字サイズの違いは老眼にとって重要)


Plus にある拡大表示設定では全てを拡大表示するので、ウェブサイト側の文字サイズ設定も拡大してくれたのですが、X ではそうはいかなくなりました。そこで利用することになったのがリーダー表示。

本文の記事や写真以外を全て消し去って、本文だけに集中できる素晴らしい表示モードであり、このモードでは文字の大きさ、フォントを自由に設定できます。小さな文字が辛くなったお年頃にはピッタリです。

iPhoneX35C
(リーダー表示は独自に表示設定が可能)


以前と違って多くのサイトで本文記事の抽出が上手く行くようになっていますが、たまにおかしくなることもありますし、本文中のはずの写真が削られてしまうこともあります。ただ、老眼が入ってきた身には、デメリット以上のメリットがあります。

コンテンツフィルターとリーダー表示は Android スマホ、タブレットを使っていても欲しいと思うのですが、どちらも広告を排除してしまう機能なので、広告で飯食ってる Google には決して取り入れられない機能です。ですが、iOS から離れられない理由の大きな一つであります。

(後編に続く)


(この手の本がいっぱい出てますけど本当ですかねえ…)