iPhone X を手にして3週間。すっかり iPhone X が当たり前になってしまいました。特にホームボタンの代わりのジェスチャーについては、うっかり同じホームボタンのない Android 端末でもジェスチャーしてしまうくらい自然に親指が動くようになりました :D
そして、3週間前まで使っていた iPhone 6s Plus に戻ることは確実にないと言い切れる状態になったので、iPhone 6s Plus は売却…ではなく、年老いた母親のスマホデビューに使われることになりました :D
年齢が年齢なのでアレコレ覚えるのは無理ですし、連絡手段として安心安定のガラケーをスマホにリプレイスすることへの不安は本人だけでなく私もあるのですが、iPad はなんとか使えているので、前から興味を示していたスマホデビューさせる良いタイミングだろうと思った次第。
iPhone 6s Plus 自体は iOS 11 でも全く問題なくサクサクで、まだ2年くらいは現役で使えそうですし、何よりも
と思っています :-)
そして、3週間前まで使っていた iPhone 6s Plus に戻ることは確実にないと言い切れる状態になったので、iPhone 6s Plus は売却…ではなく、年老いた母親のスマホデビューに使われることになりました :D
年齢が年齢なのでアレコレ覚えるのは無理ですし、連絡手段として安心安定のガラケーをスマホにリプレイスすることへの不安は本人だけでなく私もあるのですが、iPad はなんとか使えているので、前から興味を示していたスマホデビューさせる良いタイミングだろうと思った次第。
iPhone 6s Plus 自体は iOS 11 でも全く問題なくサクサクで、まだ2年くらいは現役で使えそうですし、何よりも
Plus ならではの文字サイズの大きさは
高齢者に使わせるにはちょうど良い
高齢者に使わせるにはちょうど良い
と思っています :-)
iPhone X の感想記事でも何度か触れましたが、ノーマルモデルや iPhone X にはない拡大表示モードが Plus モデルにはあります。
端末設定のフォントサイズを最大にして拡大表示モードをオンにすれば、かなりの文字サイズ。高齢者向けに作られている「らくらくフォン」と比べても遜色ない大きさになります。
スクリーンキャプチャではイメージつきにくいかもですが(出先の iPhone X で記事書きつつ、6s Plus のキャプチャ撮ってるもので ^^;)、純正アプリや iOS のフォントサイズに従うマナーの良いアプリならかなり視認性は良くなります。
実際に、
と躊躇っていた家族ですが、実際に 6s Plus のサイズ感と重さとともに、このフォントサイズの画面を見せたところ、「これなら大丈夫そう」と了解してくれました :-)
(Plus モデルの大きさについては、ポケットに入れたり持って歩くことなく、ふだんはカバンの中に入れて必要な時しか取り出さないので、あまり気にしていないようです。ガラケーより重いことは多少気にしていましたけれど)
また、フォントサイズや拡大表示モードだけでなく、「文字を太くする」オプションをオンをすれば、
(左:文字サイズ最大、右:さらに文字を太くした状態、以下同じ)
この設定で変わらないアプリもありますが、さらに視認性は増すアプリも多いです。特にホーム画面のアプリタイトルは小さくて老眼には見づらかったのが改善されます(上記スクリーンキャプチャでは変わりづらいけど)。拡大表示モードのないノーマルモデルでもこのオプションをオンにしている人は周囲に何人かいます。
(個人的にはボールドフォントの文字が画面にいっぱい並んでいるのは受け付けないのですが、この想いも将来は背に腹はかえられず、変わるのかもしれません ^^;)
さらに iPhone の場合は、設定→一般→アクセシビリティの項目に「さらに大きな文字」「ボタンの形」「コントラストを上げる」といった見やすさをさらに上げる機能があります。
「さらに大きな文字」の項目をオンにすると、通常のフォントサイズ設定では最大だったフォントサイズが真ん中になるくらい、さらに大きなフォントサイズを指定することができます。
「さらに大きな文字」の項目をオンにしてフォントサイズを目一杯大きくすると……
さすがに、これは大きすぎるやろ…と言うくらい大きくなりますが、目の悪い人にとってはここまで大きくして使えるのは大事なことです。
ただ、iOS のフォントサイズ設定に従うように作られているサードパーティ製アプリでも、このアクセシビリティの設定まで全部網羅しているアプリは少ないようで、先ほど例に出した Google Maps や乗換案内アプリでも、この「さらに大きな文字」の設定は反映されません。(通常のフォントサイズ最大のまま)
今回年老いた家族向けには、拡大表示モードと通常フォントサイズを最大くらいで始めて、少し様子を見て必要なら「コントラストを上げる」の両方の項目ともオンくらいで使い始めて、「文字を太くする」オプションをオンにするかどうかは使ってみての本人の希望次第、という予定です。
iPhone の操作方法については、何年か iPad を使っているので基本操作(アイコンやボタンをタップする、ホームに戻る程度の操作)は大丈夫だと思うのですが、自宅内で iPad を触るのと基本的に外出先で使う iPhone ではまた状況が違いますから心配といえば心配です。
(子供なら基本的なところを教えれば、勝手にアレコレ試して、いつの間にそんなことまでできてるの!?という感じで慣れていきますが、お年寄りの多くはそう簡単にいきませんからね。仕事柄そのようなことは多く経験していますし)
ただ、iPhone / iPad の場合、
という技が使えるのが安心です(安心でした)。
少しでも理解のある人なら全く問題ない状況でも、慣れない人や恐る恐る使っている人だと
と、プチパニックに陥りがちです。(仕事上のサポートでも電話で対応する場合は、こういった状況が一番厄介です ^^;)
そんな時 iPhone / iPad なら、正面下部にあるハードウェアなボタンを押せば、いつでも「いつもの画面」に戻ってくることができます。それだけでも慣れない人のプチパニックは抑えられ、安心感や冷静さを与えることができます。
個人的に iPhone / iPad の一番の良さはここにある、と思っています。仮想ボタンじゃないハードウェアなボタンで、いつでも「いつもの画面」へ戻れること。
(今まで常にあったホームボタン…)
ただ、全面ディスプレイの iPhone X ではそれができなくなりました。私自身、ホームボタン代わりのジェスチャーはよく考えられた馴染みやすいものだと思っています。けれど、
と思うと、ちょっと厳しいように思うのです。
確かにホームボタン代わりのジェスチャーはよくできています。私自身はホームボタン操作の iPhone へ戻るつもりはありません。
だけど、ホームボタン代わりの画面最下部から上へのスワイプが誰にでもすぐできる、誰でも慣れられる、と考えている人がいるなら、それは IT 機器に慣れた人の、慣れすぎた人の奢りです。
これらはジェスチャー操作では決して得られるものではありません。
ホームボタンはお年寄りなどスマートフォンや IT 機器に慣れられない人や一部の障碍者の方にとっては貴重なアクセシビリティだと思うのです。
アップルも壊れやすい機械部品点数をできるだけ減らしたいだろうとは思いますし、操作体系をいずれ統一したいと思っているでしょうが、
と思います。できるだけ長く iPhone らしく優しい今までの iPhone を残して欲しい。(Plus モデルもできるだけ絶やさないで欲しい)
iPhone X を使っていて、逆にそう思う昨今です。
端末設定のフォントサイズを最大にして拡大表示モードをオンにすれば、かなりの文字サイズ。高齢者向けに作られている「らくらくフォン」と比べても遜色ない大きさになります。
スクリーンキャプチャではイメージつきにくいかもですが(出先の iPhone X で記事書きつつ、6s Plus のキャプチャ撮ってるもので ^^;)、純正アプリや iOS のフォントサイズに従うマナーの良いアプリならかなり視認性は良くなります。
実際に、
iPad は大きな画面だから良いけどスマホは画面が小さくて…細かい文字を見るのは辛い
と躊躇っていた家族ですが、実際に 6s Plus のサイズ感と重さとともに、このフォントサイズの画面を見せたところ、「これなら大丈夫そう」と了解してくれました :-)
(Plus モデルの大きさについては、ポケットに入れたり持って歩くことなく、ふだんはカバンの中に入れて必要な時しか取り出さないので、あまり気にしていないようです。ガラケーより重いことは多少気にしていましたけれど)
また、フォントサイズや拡大表示モードだけでなく、「文字を太くする」オプションをオンをすれば、
(左:文字サイズ最大、右:さらに文字を太くした状態、以下同じ)
この設定で変わらないアプリもありますが、さらに視認性は増すアプリも多いです。特にホーム画面のアプリタイトルは小さくて老眼には見づらかったのが改善されます(上記スクリーンキャプチャでは変わりづらいけど)。拡大表示モードのないノーマルモデルでもこのオプションをオンにしている人は周囲に何人かいます。
(個人的にはボールドフォントの文字が画面にいっぱい並んでいるのは受け付けないのですが、この想いも将来は背に腹はかえられず、変わるのかもしれません ^^;)
さらに iPhone の場合は、設定→一般→アクセシビリティの項目に「さらに大きな文字」「ボタンの形」「コントラストを上げる」といった見やすさをさらに上げる機能があります。
「さらに大きな文字」の項目をオンにすると、通常のフォントサイズ設定では最大だったフォントサイズが真ん中になるくらい、さらに大きなフォントサイズを指定することができます。
「さらに大きな文字」の項目をオンにしてフォントサイズを目一杯大きくすると……
さすがに、これは大きすぎるやろ…と言うくらい大きくなりますが、目の悪い人にとってはここまで大きくして使えるのは大事なことです。
ただ、iOS のフォントサイズ設定に従うように作られているサードパーティ製アプリでも、このアクセシビリティの設定まで全部網羅しているアプリは少ないようで、先ほど例に出した Google Maps や乗換案内アプリでも、この「さらに大きな文字」の設定は反映されません。(通常のフォントサイズ最大のまま)
今回年老いた家族向けには、拡大表示モードと通常フォントサイズを最大くらいで始めて、少し様子を見て必要なら「コントラストを上げる」の両方の項目ともオンくらいで使い始めて、「文字を太くする」オプションをオンにするかどうかは使ってみての本人の希望次第、という予定です。
☆
iPhone の操作方法については、何年か iPad を使っているので基本操作(アイコンやボタンをタップする、ホームに戻る程度の操作)は大丈夫だと思うのですが、自宅内で iPad を触るのと基本的に外出先で使う iPhone ではまた状況が違いますから心配といえば心配です。
(子供なら基本的なところを教えれば、勝手にアレコレ試して、いつの間にそんなことまでできてるの!?という感じで慣れていきますが、お年寄りの多くはそう簡単にいきませんからね。仕事柄そのようなことは多く経験していますし)
ただ、iPhone / iPad の場合、
何か判らなくなったらとりあえず下のボタンを押して
このボタン押したら最初の画面に戻るから
このボタン押したら最初の画面に戻るから
という技が使えるのが安心です(安心でした)。
少しでも理解のある人なら全く問題ない状況でも、慣れない人や恐る恐る使っている人だと
え?なにこれ?なんかおかしくなった!壊れたかも!?
と、プチパニックに陥りがちです。(仕事上のサポートでも電話で対応する場合は、こういった状況が一番厄介です ^^;)
そんな時 iPhone / iPad なら、正面下部にあるハードウェアなボタンを押せば、いつでも「いつもの画面」に戻ってくることができます。それだけでも慣れない人のプチパニックは抑えられ、安心感や冷静さを与えることができます。
個人的に iPhone / iPad の一番の良さはここにある、と思っています。仮想ボタンじゃないハードウェアなボタンで、いつでも「いつもの画面」へ戻れること。
(今まで常にあったホームボタン…)
ただ、全面ディスプレイの iPhone X ではそれができなくなりました。私自身、ホームボタン代わりのジェスチャーはよく考えられた馴染みやすいものだと思っています。けれど、
近い将来ホームボタンのない iPhone / iPad ばかりになって、年老いた親がホームボタンじゃないジェスチャー操作を覚えられるか?スムースに操作できるか?
と思うと、ちょっと厳しいように思うのです。
確かにホームボタン代わりのジェスチャーはよくできています。私自身はホームボタン操作の iPhone へ戻るつもりはありません。
だけど、ホームボタン代わりの画面最下部から上へのスワイプが誰にでもすぐできる、誰でも慣れられる、と考えている人がいるなら、それは IT 機器に慣れた人の、慣れすぎた人の奢りです。
「何かあれば、このボタン押せばいいよ」という安心感
誰にでも操作できる確実さ
誰にでも操作できる確実さ
これらはジェスチャー操作では決して得られるものではありません。
ホームボタンはお年寄りなどスマートフォンや IT 機器に慣れられない人や一部の障碍者の方にとっては貴重なアクセシビリティだと思うのです。
アップルも壊れやすい機械部品点数をできるだけ減らしたいだろうとは思いますし、操作体系をいずれ統一したいと思っているでしょうが、
誰にでも判りやすいホームボタンのあるiPhoneを
できるだけ長く残して欲しい
できるだけ長く残して欲しい
と思います。できるだけ長く iPhone らしく優しい今までの iPhone を残して欲しい。(Plus モデルもできるだけ絶やさないで欲しい)
iPhone X を使っていて、逆にそう思う昨今です。
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