iPhone X が手元に届いて使い始めて2週間。会う人に聞かれるのは Face ID 顔認証のことだったり、ホームボタンがないことの操作感だったり、有機 EL になったディスプレイのことだったり、カメラのことだったりするのですが、

私自身が iPhone X で一番変わったことは
ワイヤレス充電 Qi が手放せなくなったこと


これに尽きます。iPhone X が手元に来て Qi を使い始めて2週間が経ちますが、全くもって快適であり、不満を感じたことがありません。(私の使い方では)

iPhone X でなく iPhone 8 / 8 Plus でも Qi ワイヤレス充電は使えますし、そもそも Nexus 7 (2013) を買った時に Qi 充電器は買って試したことがあるのですが、

充電に時間はかかるし、微妙に音がするからベッドサイドには置けないし、microUSB 突っ込んだ方が早いわ!


ということで速攻使われなくなり、放置されていたところを Galaxy ユーザーの友達が引き取っていったのは、もう2年くらい前の話。

そんな私が、まさかまた Qi 充電器を使うことになるとは思っていませんでしたし(ってか iPhone が採用するとは思いもしなかった)、

いやー、もう充電にケーブル挿すとかやってられんよねー。完全ワイヤレスイヤホンとか言ってるなら、イヤホンケースの充電も Qi 対応にして欲しいよなぁ


などと、Qi 充電器の前で iPhone X 購入以降常用している ERATO VERSE のケースを microUSB 充電しながら思ってしまったりするわけです。(ERATO VERSE については2〜3回後の記事にて)

ERATO_VERSE05


まったく我ながら、どの口が言うか状態だと思うのですが、iPhone X が来てからの2週間で

あっという間に机上もベッドサイドも車内も
全てワイヤレス Qi 充電器で占められることに


なりました。一度本気で使い始めると、止められませんね(^_^;)

(あと、すぐコネクタの根元がダメになって断線しやすい Lightning ケーブルを使わなくて済む、ダメにしなくて済む、というコスト的メリットもあります ;-)

今回、使い始めた Qi ワイヤレス充電器は以下の3製品。



iPhone 8 / 8 Plus 発売以降、Qi 充電器がやたら売れまくって品不足になっているようで、iPhone X 購入前に欲しいものリストに入れていた製品は買いたい時に売り切れになっていて、私が買った製品もその後売り切れてしまったものがあります。

今回はこのうち室内用に購入した2製品を簡単にレビューしていきます。


▼ RAVPower ワイヤレス充電器(スタンドタイプ)


最初に購入した、スタンドタイプの Qi 充電器。スタンドタイプを買ったのは、今まで iPhone 6s Plus は横置きで仕事机の片隅に置いていたのですが、やっぱりスマホは縦置きしたい、と。

ケースを付けていなくて裸利用なら Lightning にせよ、microUSB にせよ、スマホ縦置き充電スタンドが使えるのですが、ケースを付けているとそういったものが使えないのが悩みでした。しかし、

ワイヤレス充電ならどんなケースを付けていても
縦置きスタンドで充電できる\(^o^)/


という強みがあります。ですので、平台タイプの Qi 充電器より、まずスタンドタイプが使いたかった。

さらに、以前の記事でも書いたように、iPhone X の Face ID 顔認証は意外と iPhone と顔の角度に余裕がありません。平台タイプの Qi 充電器に置いたまま顔認証アンロックしようと思うと、被さるように覗き込むしかありません。

1週間使って判った Face ID 顔認証の○と× 〜Touch ID 指紋認証と比べて

また、iPhone X が横置きの状態だと Face ID は絶対顔認証を通しません。ですから、

iPhone X の顔認証も通るし充電もできる
Qi ワイヤレス充電の縦置きスタンドが最適!


と言い切れます。まぁ、Amazon でポチった時は iPhone X を買う前だったので、横置きで顔認証が通らないとか知らなかったんですけどね(^_^;)

充電速度については、Bluetooth ワイヤレスイヤホンが有線イヤホンの音質にかなうことが絶対ないのと同じく、Qi ワイヤレス充電はケーブル充電に比べて充電速度は遅く、特に iPhone 8/8 Plus/X はまだ Qi 急速充電に非対応ですので(もうすぐリリースされる iOS 11.2 で対応らしい?)、確かに充電速度は速くないです。

ただ、Qi の通常充電でも
  • 4時間で 40%→100%
  • 6時間で 20%→100%

くらい充電するので、普段使いの用途、

自宅にいる時、寝てる間に充電するには十分実用的


ですね。2週間使っていて困ったことはないです。充電スタンド自体は Qi 急速充電対応なので、iOS がアップデートすれば、もう少し速く充電できるようになるでしょう。

(逆に言えば、モバイル時の充電に悠長な充電速度の Qi を使おうとは思わない)

あと、充電開始、充電中を知らせる LED ライトの類が一瞬しか光らず、それも大人しい光なので、就寝する部屋で使うのも悪くないと思います。

iPhoneX26


ともあれ、iPhone X にはピッタリ!と何度も強調できるくらい気に入っています。iPhone X 絡みでアホみたいに追加出費が続いて、さすがにちょっと懐が厳しいものがありますけれど、これは買って良かった!と断言できます。

ちなみに、iPhone X を台の上に横置きしても充電できますので、充電用コイルの位置には余裕があるようです。ただ、前述のように iPhone X は横置きすると顔認証しないので、横置きする意味はないですけどね(笑)

Qi 充電器は平置きタイプの方が売れているみたいですが、iPhone X には縦置きスタンドもお勧めです :-)


▼ Anker PowerPort Qi 10


仕事机の上に置くために買った上記の Qi 充電器が超お気に入りになって、「これはベッドサイドでも使わねば!」と思って買ったのがコレ。ベッドサイドなので平置きタイプです。

とにかく iPhone 8 / 8 Plus 発売、そして iPhone X 発売以降、Amazon ではあっという間に Qi 充電器の在庫なしが増えてしまいました。特に Anker など有名?メーカーから売れていくので、どんどんマイナーな中華ブランドの製品しか残っていかなかったり、あったと思ったら旧製品だったり。

しばらく待ってほとぼりが冷めてから…と思ったのですが、iPhone X 需要はこの先もしばらく続くはずなので、待っていても仕方ないと思って Anker の旧製品の方を購入。



最初は安価なマイナーブランドの製品を買おうと思っていたのですが、色々な Qi 充電器が売り切れるに連れ、安かったマイナーブランドの充電器はじりじりと値上げしていって(特に急速充電対応タイプ)、実績ある Anker と大差ない価格になったので、こちらを選択。(と言っても中身は大差ないでしょうけど)

正直言って、可もなく不可もなく、であります。ベッドサイドに置いてる写真を載せたくないので、なにもなしで申し訳ないですが、前述のスタンドタイプの Qi 充電器同様、供給する AC-USB 給電器の出力さえちゃんとしていれば、6時間寝てる間に iPhone X なら残り 20〜30% から満充電できます。

小型タブレットの Nexus 7 (2013) の方はもっとかかるのですが、とりあえずいつもベッドサイドに置いてるところが充電台になったことで、

寝る前の充電ケーブル繋ぎ忘れ、充電し忘れがなくなった


のは大きいですね。充電速度も大事ですけれど、こちらもまた大切です。


スマートフォンの Qi ワイヤレス充電は室内で使うのも良いですが、車で使ってこそ!でもあるので、車載充電器については次回に。