先週から使い始めた iPhone X はすっかり愛機になっています。完全に手に馴染んだとはまだ言えず、たまに誤操作する時もあるものの(後述)、概ね慣れました。

今まで使ってきた iPhone 6s Plus は予備機として手元に置いてあるのですが(家族か周囲の人間が使いそうなら譲るつもり)、たまに使っている時、指を液晶の下から上スワイプさせようとしてホームバーがないのに気づいたり、コントロールセンターを出すのに最上部右側から下へスワイプするようになってきました。

6s Plus で X のジェスチャー操作しそうになるなんて、1週間で完全に iPhone X の操作に慣れてしまってるわ…


と我ながら驚くこともありました。ぶっちゃけ

ホームボタン押すより楽


ですからねえ。ビギナーへの判りやすさは劣りますけど、スマホに慣れた人にはむしろ快適。

人は慣れる生き物でありますが、もちろん、全面ディスプレイ化&ホームボタン廃止に対してよく考えられた UIがあったから慣れも早かったのだと思います。

特に

仮想ボタンやサイドボタンを安易に代用しなかった


点はさすが Apple だと感じています。Android みたいにせっかく全面ディスプレイにも関わらず仮想ボタンを最下部に表示しちゃうのは、その旨味を削りますしね。(ハードとソフトを一体開発できない Android では操作体系一新というのは難しいことではあるでしょうけど)

iPhoneX03


さて、先週 iPhone X が手元に届いて24時間経った翌日、↓こんな記事を書きました。

iPhone X を触りはじめて24時間で感じた12のアレコレ

ここで使い始めた直後のファーストインプレッションとともに、操作感についてアレコレ文句も含めて書いたわけですが、

あまりにも変わった新世代 iPhone に対して
使い始め直後から1週間でどのように印象が変わったか?


というのを記しておきたいと思います。

使い始め当初は文句を言ってたところも慣れたり、未だ慣れられなかったり、逆に使い始めの頃は感じなかった不満が出たり、色々変わった分、時間が経って印象が変わったところもあります。

ですので、この記事に書いた12のアレコレについて、それぞれ今どう感じているかを以下、列挙していきます。



【1】iPhone だけど iPhone じゃないような不思議な感じ

→ 変わらない。1週間ではまだその印象は抜けない。

iPhoneX30


手元の iPhone 6s Plus や iPhone 4S を見ると、由緒正しき iPhone とは別物感は未だしますし、

きっと、X の世代を重ねて、年レベルで解消していく


ことだろうな、と思っていますし、そもそも、こんな違和感、不思議な印象があっても別に困ることは何もないので、どうでも良いといえば良いですね(^^)



【2】Face ID 顔認証は良いけど、ホーム画面への到達の速さは無駄な操作のおかげで指紋認証の方が圧倒的に速いのだけど…

→ これについては次回記事「1週間使って判った Face ID 顔認証の○と×」でまとめていますが、現状は

Face ID 顔認証の方がスムース、便利に感じる場面もあれば
安定した Touch ID 指紋認証よりストレスを感じる場面もある


という、ありきたりな結論以外ありません。単純に Face ID 顔認証と Touch ID 指紋認証のどちらの方が良い、というのはないです。

基本的には端末を見ていれば(正対していれば)Face ID の方がスムースですが、それ以外は Touch ID の方が確実ですし、それ以外の条件でも変わりますから。

iPhoneX17


また、使い始め24時間後のファーストインプレの記事で強調した

Face ID でのアンロック後にホーム画面へ自動的に行かず、上スワイプの一手間が必要なのは面倒くさい


という点は、今でも基本的には変わらない思いです。

ただ、「Face ID アンロックで通知内容が見られるだけなのが良い」という人の気持ちも判るようになってきました。iPhone を横に置いて仕事していたり、打ち合わせしている時にチラ見して通知の概要だけ確認、というのは確かに悪くないです。(アンロックされてるので、通知欄をタップすれば該当アプリへすぐ行けるし)

でも端末を手に持ってる時に、顔認証が終わってホーム画面へすぐ行かないのはイラチな私には未だ慣れないです。ですから、動作オプションを用意してくれるか、できるなら先日の↓記事で書いたように、状況感知してスマートに解決して欲しいですね。

続・iPhone X の Face ID 顔認証について使い始めてすぐに色々思うこと

あと、上記記事でも触れましたが、

横置きの時に顔認証できないのは、どうにかすべき


だと思います。いくらスマートフォンでも縦画面の時しか認証できないのは酷いでしょう。

いずれ(来年?)iPad にも Face ID を採用する時までには解決するだろうとは思いますけど、早く何とかして欲しいですね。



【3】アンロック以外では指紋認証よりスムースに感じる顔認証

→ これも次回記事でまとめていますが、全くそうです。

アプリ上での認証、Safari のパスワード補完時の認証については Touch ID 指紋認証に戻りたくないですね。「指紋認証より顔認証の方がスムース」というのが、よく感じられます。



【4】マスクしてると顔認証できないから云々と言われるけど、指が濡れてても認証できるメリットを言いたい

→ これも次回記事でまとめています。

冬場のことで言えば、

マスクしてると顔認証ができないけど
顔認証なら手袋していても認証できる利点


があります。それに冬場の乾燥して静電気が微妙にあったりしたら Touch ID の反応も悪いので、マスクのことだけ言うのはどうかと思うんですよね。



【5】ホームボタンが無くなったのはむしろ良いくらい?慣れるのも慣れないのもあるけど、ジェスチャー操作は歓迎!

使い始め24時間後のファーストインプレの記事から思いは変わらないどころか、増しています。

前述のとおり、よくできた操作性を導入したと思います。仮想ボタンその他のボタンを作って代替せず、よくできたジェスチャー操作に切り替えたのは英断だったと思います。

一晩経った時点では慣れられなかった各種ジェスチャー操作について、1週間経った今の感想ですが、
  • ホーム画面の2画面目以降から1画面目に戻るのも画面から下スワイプ
    → 違和感は未だ残るけど、慣れた

  • アプリの強制終了は未だに誤操作しまくる
    → タスク切り替え画面での長押しの必要性が判らないし、これは従来方式に戻すべき!

  • 電源オフは判りづらくなった&電源ボタン長押しで Siri 起動は UI 的に不自然
    → そもそもサイドボタンって押しにくいから、そこに頼るのは疑問(サイドボタンのサイズは大きくなったけど)。ディスプレイのダブルタップとかでは反応できないんだろうか?

  • スクリーンショット時の誤操作
    → たまにタイミングをミスってサイドボタンだけ押してスリープ状態にしてしまう誤操作はあるけれど、概ね慣れたし、従来のサイドボタン+ホームボタンと違って片手でもできるので便利に感じてる

  • 「これはダメだ!」と言っていた簡易アクセス(画面最下部を下ヘスワイプ)
    → だいぶ慣れてきて、アプリ上だと操作ミスは3回に1回くらいに減りましたし、できる時はホームボタン軽く2回タップより心地よくできるのですが、ホーム画面での操作だけはダメですね。未だにミスりまくり。

  • 強制再起動は昔から覚えられていないので今回も忘れる
    → その時はサブの Android 機からググるしかないと思ってます(^^;)

これら以外のジェスチャー操作は完全に慣れましたし、

画面最下部の左右スワイプでアプリ切り替えは最高!


で、これだけでももうホームボタン操作には戻れないかもしれないくらいです。

iPhoneX39


そして、1週間経っても未だ慣れられていないのは、
  • アプリの強制終了
  • ホーム画面での簡易アクセス

この2つ。

アプリの強制終了は iPhone X 以前のやり方に戻してくれれば済みますが、簡易アクセス(とコントロールセンター)については、こうした方が良いという代替のジェスチャーも思い当たらないし、悩ましいですね。

ただ、ホーム画面の簡易アクセスについては、もうすこしジェスチャー開始の縦の範囲に余裕があれば下スワイプも行いやすい、と思うのは使い始めの頃から変わりません。(ホームボタン代わりの上スワイプでもそう思う時がある)

それから、使い始めの頃には気付かず、その後私自身、一瞬戸惑って何をしたらいいのか判らなかったのが、コレ↓

iPhoneX34


AppStore でアプリを購入したり、無料アプリを初めてインストールする際に求められる確認動作が上記の画面。Face ID の顔認証が終わったらこんな画面が出てきて、はぁ?と。

サイドボタンのダブルクリックをせよ、という意味の画面なのですが、今まで経験したことのない画面でしたので、一瞬なんじゃこりゃ?のあと、画面右端の白い部分を何度もダブルタップしておりました(^_^;)

判ってしまえば、かなり恥ずかしいことをしていましたが、「‪iPhone X‬ にもだいぶ慣れてきたかな?」というところでこんな経験をしましたので、まだまだ未経験の、今までの iPhone とは違う UI が残ってるのかもしれません。



【6】Plus 以上の画面サイズだけど iOS の扱いは Plus でなくノーマルモデル仕様、拡大表示がなくて残念!

→ これについても稿を改めて書く予定ですが、とりあえずフォントサイズの拡大(iOS の設定、各アプリの設定とも)とともに「リーダー表示」の利用を増やしました。

ウェブサイト側でフォントサイズを固定数値で指定しているような場合は、iOS の設定、各アプリの設定でフォントサイズを大きめに設定しても意味がなく、文字が小さく表示されてしまうことが多く、老眼が入ってきた目には読むのが厳しくなってしまいます。

iPhoneX46B
(ウェブ側でフォントサイズが固定されていてもPlusの拡大表示は文字が大きい)


ピンチで拡大すれば文字は見えるものの左右にスクロールする必要ができて読むのが大変ですし、サイトによってはピンチによる拡大縮小を制限しているところもあります。

ですので、活躍するのが Safari や各アプリのウェブ表示で使える「リーダー表示)

iPhoneX35C
(リーダー表示ならフォントや文字サイズ指定も独立して自由自在)


記事本文だけを抜き出し、広告やらバナーやらを全部排除する快適に見られるモードなのでモバイルにぴったりです。昔からあったのですが、初期の頃はあちこちのサイトで表示がおかしくなっていましたが、今は多くのサイトで問題なく快適に見らえるようになりました :-)

iPhone X になって、拡大表示であらゆる全部が拡大表示できなくなっただけに、このリーダー表示をよく使うようになりました。ほぼ常用と言っても良いでしょう。

ただ、それでも、老眼のために iPhone X にも拡大表示を入れて欲しいですね!



【7】握りやすさは 4.7インチ iPhone の感覚でちょうど良い!けど、操作性や取り回しは Plus の感覚に近い

→ いや、Plus よりずっと操作しやすかったですね。

1〜2日経って 6s Plus を触ったら、「あれ、こんなにデカかったっけ?」という感じで、手に持て余し度が増えた感じでした。

ただ、画面の広さという点では、拡大表示のことも合わせて

あゝやっぱり Plus のディスプレイは縦横ともに広くて見やすいなあ


と感じますね。インチ数では iPhone X の方が上でも、体感的な画面の広さは 6s Plus の方が上で、画面の内容も読みやすいです。

iPhoneX50
(幅が広い分、写真も画面サイズの小さなPlusの方が大きく表示できる)


ただ、それでも、ノーマルモデル+αの幅である iPhone X は

安心して握れる、持てる端末はコレくらいが限界だよね


Plus は手に余る、というのを改めて感じています。

とにかく使ってて Plus より安心できる


サイズ感です。ポケットの中に入れていてもポケットの中の存在感が Plus と全然違います

iPhone は尻ポケットに入れてることが多いのですが、今までの Plus があまりにも尻ポケットで大きな存在感だったものですから、iPhone X に変えてから「あれ?さっきの店で iPhone 置き忘れた?」と思って、尻ポケを触って確認して「あったわ」と安心したことが、この1週間で何度もありました。

それくらいサイズの違いを実感しています。



【8】バッテリー残量が数字で表示されないけど、コントロールパネルを出したら判るから別にいいや

→ 一度も不便と思ったことはない。

「コントロールセンターを引き出してすぐ確認できるなら、そんなにとやかく言わなくてもええんじゃない?」と書いていましたが、今でも変わりません。バッテリー残量が減ってきて残り何%くらいなのか気になる時はありますが、すぐ確認できるし、四六時中バッテリー残量を眺めてるわけではないので、全く気にならないですね。



【9】コントロールパネルの使い勝手が悪くなったのは(仕方ないけど)残念

→ これはもはや、どうしようもない ┐(´д`)┌

そもそも迅速によく使う機能へアクセスするためのコントロールセンターなのに、片手で操作できなくなって、どうするの?と思いますし、Android に対する操作性優位点の一つだと思っていたのですが……

ホームボタン代わりの下から上へスワイプのジェスチャーがあまりにも快適すぎる上、1週間使っていても他に相応しい操作方法も見当たらないので、どうしようもないですね。さすがのアップルにも解決策が見出だせず、妥協してああなったのだと思うしか(´Д` )



【10】よくある青白な有機 EL 端末じゃないから安心だけど、初めての True Tone はまだ慣れないね

→ 未だに「やっぱりちょっと黄色いなあ」と思います。

これが正しい色だったとしても、今までが今までだっただけに、慣れるのには時間がかかりそうだし、複数端末を併用していると厳しいかも。

iPhoneX44A

iPhoneX44B
(露出が違うけど、True Tone オンオフ時の6s Plusとの比較)


True Tone をオフにすれば、今までのような色になるわけですが、それはそれで負けた気?がしますからねぇ(笑)

ただ、写真も黄色い感じになるのは、特に青空が濁った感じになるのは、ちょっと辛いかな(^_^;)



【11】従来機より熱を持つのか?

→ また急激に寒くなってきたので正直判らないです。半年後、それ以降に色々と感じていくことになるかと。



【12】まだまだ X 最適化されていないアプリは多いし、そのせいでキーボードの変化に慣れられない

→ この状態は変わらず。

iPhone X が手元に届く頃(iPhone X 発売6日後)あたりまでは、毎日多くのアプリが iPhone X の画面に最適化するためのアップデートをしていましたが、今では1日に1個程度。

iPhone X を使い始め時、手持ちのアプリで iPhone X 対応はまだ3分の1くらいだったのですが、それから1週間で微増程度に留まっています。特に Gmail や Google Maps、LINE もまだ、といった状況が変わらないのは何だかなーであります。(追記:12月上旬にいずれも iPhone X 対応になりました)

iPhoneX22A iPhoneX22B
(左:iPhone X 最適化済み、右:未最適化アプリ)


iPhone X 最適化アプリとそうじゃないアプリで仮想キーボードのレイアウトが若干異なるので、iPhone X の新しいキーボードレイアウトに慣れきらないのは1週間経っても同じですね。なにせ、LINE や Gmail、常用しているテキストエディタ iText Pad が古いキーボードレイアウトのままですから……

加えて、iPhone X の画面に最適化したアプリにもだいぶ慣れてきたせいか、

iPhone X に最適化されていないアプリがかなり嫌に


なってきました。‪iPhone X‬ に最適化されていなくても問題なく使えるのですが、

上下の黒枠部分が無駄無駄無駄ムダァァァァァァ!


という嫌な感じが、使い始めの頃より気になるようになってきました。

例えば、飛行機位置把握アプリとしてすっかり有名になった Flightrader24 は少し前に月額課金制の新アプリに移行したのですが、有料アドオンを購入した旧アプリがまだ使えているのでそのまま使っていたのですが、

iPhoneX37B iPhoneX37A
(左:新アプリ、右:旧アプリ)


Flightrader24 の新アプリの方は既に iPhone X に対応していると聞いてインストールして比べてみたところ、見える広さが圧倒的に違いすぎて、これまた月額課金の奴隷になることにしました_| ̄|○

このところ、常用アプリの追加、入れ替えがほとんどなかったのですが、‪iPhone X‬ の画面に最適化されないままだと代替アプリへ入れ替え対象になって、iPhone X で久しぶりにアプリの入れ替えが多少出てきています。


以上、「iPhone X を触りはじめて24時間で感じた12のアレコレ」で書いた12の項目について、1週間使って変化したこと、変化しなかったことを記してみました。

ちなみに、私自身は特に気にならなかったため、この “12のアレコレ” では特に触れませんでしたが、かなり多くの人がノッチ(画面上部中央のセンサー部のはみ出し)が気になって、「iPhone X はノッチの存在が許せない」という人もいるようです。挙句、↓こんなアプリも出ていました(笑)

iPhoneX41


単に壁紙の上部をノッチの縦幅に合わせて切るだけのアプリみたいですが、こんなアプリが出て食いつきがあるくらい、ノッチが気になる、嫌な人がいるのは私には不思議です。むしろ、

ノッチはホームボタンに代わる新世代の iPhone の象徴


と思って、これがないと本当にただの黒い板になり、Android 機と見分けがつかないので、全然あって OK、X 世代の iPhone のアイコン的存在になって欲しいと思うくらいなんですけどねえ。感じた方は人それぞれですね……

iPhone X を触りはじめて24時間で感じた12のアレコレ


(スマホのカメラにもプロテクターを付ける時代ですか…)