人間、慣れとは恐ろしいもので、ホーム画面に戻るなど一番使いそうなジェスチャーは1時間もすれば十分慣れてしまい、他のジェスチャーも日常的に使うのは数日でだいたい迷わず操作できるようになりました。

未だに戸惑う、ミスるのは
  • アプリ終了
    (タスクスイッチャーで長押しのワンアクション追加を忘れて上へ弾いてしまう)
  • ホーム画面での簡易アクセス
    (ホーム画面以外のアプリ使用時はだいぶ慣れたがホーム画面だけはミスりまくり)
  • 普段あまり使わない電源オフとか
    (サイドボタン長押しして Siri が起動する羽目に)

くらいになってきたでしょうか。

と同時に、画面最下部で左右フリックによるタスクスイッチ、サイドボタン+ボリュームアップボタンによるスクリーンショットのように、慣れてしまうと

ホームボタン使わない操作の方が楽


と思えるものもあります。ホーム画面へ戻る操作もボタンより iPhone X のジェスチャーの方が楽と言えば楽です :-)

(ただ、前にも書いたように、何か判らなってもホームボタンを押せばホーム画面に戻れる判りやすさ、安心感は、iPhone が多くの人に受け入れられる素地として重要だと思っています)

10年間の iPhone の操作と決別した全く新しい操作体系ですが、これほど速く慣れられるのも、よく考えられたジェスチャーであるからだと思いますし、

ホームボタン時代から下へ指を出す操作に馴染んでいた


こともあるからだろうと思います。

iPhoneX22A iPhoneX22B
(iPhone X に最適化されたアプリと、そうでないアプリ)


また、そういった「操作の慣れ」と同時に「狭額縁全面ディスプレイ」というのも、あっという間に慣れてしまいました。

iPhone X が手元に届いた当日や翌日あたりは iPhone X に最適化されていないアプリを操作していても(キーボードの違いを別とすれば)大して気にもならなかったのですが、数日もすると

iPhone X に最適化されていない
上下に黒い隙間のあるアプリの無駄ぐあい


が気になってきました。縦長だけど、せっかく広い画面なのにもったいない。気になり始めると、どんどん気になります(笑)

(あと、電車内とかで上下ベゼルのあるスマホを見るとなんか古くさく感じるようになってしまいました…と言うと Galaxy などが出てきたときには何も感じなかったのに、自分が持ってみるとそう思えてしまう身勝手さは度し難いですね ^^;)

というわけで、手元の iPhone X にインストールしてあるアプリで、記事執筆現在(2017/11/13)、iPhone X に最適化されているかどうかのリストを以下に記しておきます。

あくまで記事執筆現在ですし、私の iPhone X に入れてある、ごく一部のアプリの話ですが、何かの参考になれば幸いです。(画面キャプチャまで入れてる余裕はないのでご容赦)

なお、iPhone X に最適化されていても問題のあるアプリも少なからずありますので、その事例は次回に記します。



  • Google 関連は Google アプリや Chrome、Youtube、Google フォトは iPhone X 最適化対応済み。発売前に対応していたアプリも複数あり。しかし、肝心要の Google Maps や Gmail はまだ未対応(´Д`)

  • 日本の Yahoo! Japan は iPhone X へ積極的に対応。利用している Yahoo!乗換案内、Yahoo!カーナビ、Yahoo! MAP は迅速に対応されていました。

  • Amazon 関連はプライムフォトと Amazon Music(プライムミュージック&Unlimited Muisc)が iPhone 最適化対応済みだが、肝心なプライムビデオが未対応という状況。プライムフォトのベースになっている Amazon クラウドドライブのアプリも未対応。

  • Adobe は Lightroom CC の対応は速かったけど、Photoshop Express、Photoshop Fix は未対応のまま。

  • マイクロソフトはモバイルへの対応が早くて、Word、Excel、PowerPoint、OneNote といった Office アプリなど既に多くのアプリが iPhone X に最適化対応済み。ただし、Microsoft Pix(消音カメラアプリ)は未対応。

  • Dropbox も iPhone X 最適化対応済み

  • Twitter と Instagram の公式アプリは最適化対応済み。Twitter 非公式アプリの Tweetbot 4 も対応済み。

  • しかし、LINE の iPhone X 最適化が遅れているのは微妙な気分。使うのに支障があるわけではないのですが、開く回数が多いだけに上下の黒余白が気になる回数が多いので(^_^;)

  • RSS リーダーで使っている Feedly がまだ iPhone 未対応なのは、支障はなくてもウェブを閲覧するツールであるから縦に長い画面を有効に使えないのは痛い。会社として余裕がないようなので無理は言えないけど。

  • 後で読むサービスの Instagram は最適化対応済み

  • 使っていないけれど Facebook も Facebook Messenger ともども最適化対応済みというのは友人から聞いています。

  • カレンダーアプリは「くるまきカレンダー」を愛用しているけれど iPhone X 未対応。iPad 版がなくなってしまったくらいなので、対応は期待薄(´Д`)

  • ニュース系では NHKニュースとスマートニュースは最適化対応済み

  • 乗り換え案内系はジョルダン、NAVITIME、ヤフー、駅すぱあとは、いずれも早い段階で対応済み。競争が激しいせいか、各社対応がきわめて早いジャンル。

  • 天気系は、そら案内とウェザーニュースの2つを常用しているけれど、両方とも対応済み。

  • 旅ドライブ関連アプリは、iHighway、渋滞ナビ、じゃらん、楽天トラベル、全国タクシー、JAF 関連いずれも未対応。対応率が低いジャンル。問題なく使えるから後回しにされがちなのは仕方ないかな。食べログは iPhone X 最適化済みでした。

  • 行動ログ系アプリでは、moves、Runtastic Road Bike ともに未対応

  • 飛行機系では、FlightRader24(新アプリ)、Flight Aware は対応済み。Lightrac、空見さんは未対応。船位置アプリの FindShip も未対応のまま。

  • 映像配信系では DAZN、ニコニコ、Youtube、Abema TV、DMM は最適化対応済み(使っていないけれど Netflix、hulu も対応済み)。私が常用している中では Amazon プライムビデオだけが未対応。

  • インターネットラジオアプリは Spotify、Mixcloud、radiko いずれも未対応で、使っているアプリでは唯一 myTunerRadio だけが iPhone X 最適化対応済み。ラジオ系は最適化されていなくても、ほとんど気にならないけど。

  • 電子書籍で iPhone X 最適化しているのは現時点で honto と紀伊国屋 (Kinoppy) くらいで、その他利用している Kindle、BOOK☆WALKER、Reader Store、BOOKLive!、eBookJapan と、その他の大手電子書籍アプリは軒並み iPhone X 未対応のまま。表示領域は少しでも広い方が良いジャンルだし、それなりに競争があると思うのに何故か対応が遅れている。

  • 写真系アプリは Lightroom CC、Pixelmator はすぐ対応していたし、Camera+、Touch Retouch や Prisma も対応済み。逆に Adobe でも Photoshop Express、Photoshop Fix は現在未対応のまま。他の細かいアプリ(個人的には Genius Scan とか Koredoko とか愛用しているけれど)、露出計アプリ(Pocket Light Meter)も未対応、

  • カメラメーカーのカメラ連携アプリはキヤノンやオリンパスに限らず軒並み低評価を突っ走って、iOS 11 に正式対応表明していない(動くけど保障なし、ソニーは今日の更新でバグ対応した)ところばかりだから、iPhone X 最適化なんて遠い先の話(たぶん)

  • ネット関連は iTeleport と Termius がすぐに最適化してくれたので言うことなし。でも QNAP のアプリはいずれもまだ未対応

  • レース系は有料アプリの SUPER GT アプリが iPhone X 最適化対応済み。最終戦もてぎ対応で一緒にアップデートしたようで、昨日開いてビックリした(そもそも評判良くないので)。SUPER FORMULA と RACE NOW は未対応。レース系は半年近く先の来季開幕までにやってもらえれば問題なし。

  • djay 2、djay PRO も iPhone X 最適化対応していた。音楽制作系アプリは手持ちのアプリではまだ未対応のものばかりですね。画面が少しでも広くなれば嬉しいのですけれども。

  • Star Walk 2 も対応済みで広い画面は星座アプリにも必須です。また、ヨドバシゴールドポイントアプリも早い iPhone X 対応でしたね。

手元のアプリではこんなものでしょうか。もちろん、もっと数多くのアプリが iPhone X に最適化する更新を行っていますが、いま手元で確認できるのはこのくらいです。

ゲームアプリはかなり作り直しになる場合も多いでしょうから、iPhone X に最適化することがなくても仕方ないですね。ちゃんとプレイできれば文句はありません :-)

iPhone X に最適化されたアプリの数は自らのインストール済みアプリでは概ね3分の1くらいでしょうか。ただ、使用時間の長いアプリの対応が進んでいるので、使っている時間では半分くらいが iPhone X に最適化されたアプリを使っている感覚です。

あとは Google Maps、Gmail、LINE あたりが対応してくれるだけで「概ね iPhone X に対応してた」感覚になると思いますので、Google と LINE には迅速な対応を期待したいですね。

もっとも、アップル自身も iMovie のように iPhone X に最適化していないアプリがあるくらいですから、サードパーティーの対応も長い目で見る必要があるのかもしれません。(iMovie の場合、Clip という別の動画アプリをリリースしたので、やる気がないのかも)

次回は、iPhone X に最適化されているはずなのに、使ってみると問題のあるアプリもあったりするので、その事例を記します。

(続き)→ iPhone X に最適化されたはずなのに問題が発生するアプリの例(実害はあまりないけれど)



(BTイヤホンはとりあえずERATO VERSE購入。車載Qi充電器も購入)