出張移動車中の暇つぶし的に与太記事を書きつつ、買い換え・買い増しの購入判断の材料を自分の中で整理できたらなー、という話パート2は、スマートフォン。

新しい iPhone、特に新世代の iPhone X が発表されてから「iPhone X 買うんでしょ?」と言われることが何度もあって、昨晩も言われましたけれど(^_^;)、毎年予約開始時間にヨドに並んで予約&発売日朝購入していたような熱意は、もうスマホに持てないのも事実。

ホイホイ銭が出せるわけでもない人間にとって10万円を軽く越えるスマホってのも微妙な思いがあるけれど、それ以上に長年のアップルユーザーなら経験したことがあるであろう、

ユーザーが金出してβテストやるみたいな状態


になった過去を思い出すと、iPhone X にもその可能性を感じなくもないので、なかなか悩ましいところです。それに今は高価でも、2世代もすれば X シリーズがメインストリームに降りてくるだろうことを考えると尚更。

ま、敬虔な信者はそんなこと気にしないだろうし、新しい刺激があって飛び込んでいけるモノがあるなら私も厭わないのですけれど、iPhone としては新しくてもスマホ全体として新しいモノも組み合わせも特にないですからねぇ。

と言いながら、魅力を感じる点もあるのは事実です。カメラの望遠レンズが明るくなって手ぶれ補正付きになったことも魅力ですし、また Plus モデルユーザーとしては

「Plus の大画面は手放せないけど Plus は手に余るんだよね」

という欠点を解消するモデルでもありますから、その一点だけでも魅力ではあります。(ノーマルモデルと Plus モデルの中間でありながら、画面サイズは Plus 以上ですから)

ThinkSmartphone201710A


ただ、個人的には新しい iPhone よりも、もっと切実なことがあって、「おサイフケータイ用にサブで使っている Android 機のバッテリーがかなりヤバい状態なので早急に買い換えたい」ということ。

ところが、

サブの Android 機を早急に買い換えたいが、iPhone を買い換えて Android で使っている「おサイフケータイ」機能の役割を移すかどうかで、次に買う Android 機の選択肢も変わってくる


という問題が絡んできて悩ましいのです。

これには、

Android 機はサブだから廉価端末で良いのだけど、おサイフケータイ機能のないグローバル端末は3万円くらいでも毎年どんどん進化しているのに対して、おサイフケータイ機能付きの国内専用端末は最近ほとんど進化してなくて、同じ価格帯のグローバルモデルに対して相当スペックが劣ってしまっている


このような理由もあって、
  1. おサイフケータイを Android のまま残す
    (iPhone はそのままに、おサイフケータイ機能付き Android を買い換える)

  2. iPhone を買い換えて Suica を iPhone に移す
    (Android はおサイフケータイ機能のないコスパの良い端末に買い換える)

このどちらにすべきか去年から悩んでいて、去年時点では一度前者で結論が出たのですが、Android 機を買い替えないまま一年経って、状況が変わって悩みは深くなりました(>_<)



サブの Android 機の買い換えはもうずっと「今年こそは」「もういい加減買い換えよう」と思いながらも優先順位が低く、未だに Infobar のままなのですが、さすがにバッテリーが膨らんできてヤバいです。私の使っている Infobar は当時でも珍しくなっていたバッテリー交換可能式なので、予備バッテリーを2個買っていたのですが、全て膨らんできています(>_<)

まだ裏蓋が閉まらない、スマホケースに入れられない、という状態ではないのですが、おサイフケータイのタッチ部分の接触が悪く反応しなくなってきて、時々裏蓋を外して自分で調整している次第ですから、さすがにもう早急な買い換えが必要です。

現在サブの Android 機を持っている主たる役割は、おサイフケータイ機能、特に「モバイルSuica」です(iPhone と Android 両方を常用しておきたい、docomo と au 両回線を携帯しておきたい、ということもあります)が、前述のとおり、

「安い SIM ロックフリー Android 機は、グローバルモデルが着実に進化し続けているのに対して、おサイフケータイ付き国内専用モデルは完全に進化が止まってる」

状況です。そもそも作っているメーカーが僅かですし、儲からないだろうから仕方ないのですけれど、数が出る中華系グローバルモデルに比べると性能スペックは2世代くらい(それ以上?)変わってしまっています。


(SIMフリーで毎年新機種出してる富士通もスペック向上は…)


メインスマホの iPhone は少々高くてもやむを得ないと思えますが、サブの Android は適当なところで手を打ちたい。回線もサブ回線は格安 SIM でいきたい。何でもかんでもお金をつぎ込める身ではないですから、削減できるところはしておきたい。

けれど、安い SIM ロックフリーな、おサイフケータイ機能付き Android 機は性能的に遅れてしまっている。

性能的に2周遅れと言っても、おサイフケータイ機能付きはこれらしかないのだから買うしかないよなあ……


と思っても、遙かに性能の良い(おサイフケータイ機能のない)グローバルモデルを横目に見るにつけ、

おサイフケータイにこだわるだけで、同じ値段出してずっと性能が低いモノを買わなきゃならないなんて、どうも買う気が起きないんだよなぁ……


となるわけです。

そこへ出てきたのが、昨年の Felica 付きの iPhone 7。おサイフケータイ機能と同等ではないけれど、似た機能を内蔵した待望の iPhone。

それによって、
  1. iPhone を買い換えて Suica を iPhone に移す
  2. Android はおサイフケータイ機能のないコスパの良い端末に買い換える

という方法が生まれました。

(ちなみに、おサイフケータイ機能付き Android 機をメインにして、iPhone をサブにするのは以前実行して1年くらいで元に戻した経験があるので、当面は再実行する予定はありません。Lightroom mobile のように両方にアプリはあっても iOS の方が明らかに使い勝手の良いアプリもありますし)


(グローバル端末は3万円程度でも十分な性能の高コスパ機が色々)


昨年の iPhone 7 / 7 Plus の時点で上記のことは考えたのですが、

iPhone で使える Suica はモバイル Suica と同じではない(東海道・山陽新幹線の EX-IC カード代わりとして使えない)


という制約があったため、新幹線のエクスプレス予約を多用する私としては「Android のおサイフケータイ機能を iPhone 7 で置き換える」には至りませんでした。

ところが先日の記事で書いたように、iPhone 上の Suica もモバイル Suica と同じようにエクスプレス予約の IC カード(EX-IC)代わりになる発表がされました。

ようやく iPhone で東海道・山陽新幹線 EX-IC(エクスプレス予約)乗車が可能に!

こうなると

「Android のおサイフケータイ機能を iPhone で置き換える」
「サブの Android 機はおサイフケータイ機能付きにこだわらずコストパフォーマンスの良い機種を選ぶ」

という選択肢が具体化してきます。(おサイフケータイでは他に JMB WAON とヨドバシのポイントカードを使っているけれど、それらは ICカードに戻しても我慢できる範疇)

あとは、

今の iPhone 6s Plus には大きな不満がないし、コストパフォーマンスが悪いとはいえ、サブの Android 機をおサイフケータイ機能付き端末で買い換える方が(現時点では)圧倒的に安上がり


なわけで、新しい iPhone に買い換える理由をどれだけ見いだせるか?です。

(iPhone 6s Plus も1年半以上使ってくるとバッテリーの減りも目立ってきましたが、バッテリー容量多めの Plus モデルなので少々バッテリーがへたっても日常使用に全く問題はない現在です)

それに、新しい iPhone を買うにあたっても、どれを選択するか?どちらの容量を選択するかは悩みどころなので……

(続き)→ もし今 iPhone を買い換えるとしたら……どれ? 〜次に買うべきモノを悩む3:次のスマホ【後編】