10月の土休日限定ながら、新幹線/在来線特急の自由席も含めた JR西日本エリア乗り放題で、大人1人1万円!という JR 西日本にしては珍しく太っ腹な「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」が発売されました。
■ 14日前購入・発売枚数限定 JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ|JRおでかけネット
JR西日本のフリーきっぷ、周遊きっぷの類は何かと制約が厳しいことが多いのですが、今回は JR 30周年記念ということで、今年の10月の土祝日限定ながら、特急含めたJR西日本エリア全域、1日1万円ポッキリであります。
制約条件としては
といったことがありますが、それを考えても激安です。
京阪神から山陽新幹線で福岡(博多)や北九州(小倉)へ日帰り観光しに行くだけでも2倍以上の元が取れますし、下関へ旨いもん食いに行って観光して、ついでに関門海峡を船で渡って(徒歩で関門トンネル渡るのもいいけど)門司のレトロ街を満喫して帰ってくるのも良いでしょう。そもそも広島往復だけでも通常は2万円近くかかりますからね。
そんなスーパーお得なきっぷですので、9月1日から販売開始した10月1日分は数日で完売、3連休のきっぷもあっという間に完売してしまいました。(三連休初日の土曜日の分は即日だった)
三連休のきっぷが速攻完売するのは当然でしょうが、記事執筆現在ではまだ3週間分の週末のきっぷがこれから販売予定(10/14,15,21,22,28,29)ですので、昨日に続いて京阪神発で個人的にお勧めのプランを幾つか紹介しておきたいと思います。
■ 完売日続出!10月土休日限定、JR西日本30周年記念乗り放題きっぷのお勧めプランを幾つか【前編】
前回は中国地方のプランを4つほど紹介しましたが、今回はそれ以外のエリアを少々。(今回も行程先や乗車する列車の写真は HDD の中から探すのが面倒なので貼りません。ググれば幾らでもでてくると思いますので ^^;)
プランの時刻検索は NAVITIME 乗換案内アプリを使用し、10月15日(日曜日)を想定して作成しています。実行に移す場合、きっぷを購入する場合には、ご自身で予定に合わせて実行可能かどうかを必ずご確認下さい。
以上、「JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ」で個人的にオススメしてみたい日帰り旅プランでした。私が行けるかというと、航空祭やらガンバ大阪の試合やらで、ちょっとどうかなあ…という感じなのですよねえ。行けても最終週くらい?でしょうか……
■ 14日前購入・発売枚数限定 JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ|JRおでかけネット
JR西日本のフリーきっぷ、周遊きっぷの類は何かと制約が厳しいことが多いのですが、今回は JR 30周年記念ということで、今年の10月の土祝日限定ながら、特急含めたJR西日本エリア全域、1日1万円ポッキリであります。
制約条件としては
- 自由席限定(指定席に乗る場合は別途乗車券も必要)
- 14日前までに乗車日を指定して購入(1ヶ月前から発売開始)
- インターネットサイト限定販売
- 乗車日1日あたり3000人限定
といったことがありますが、それを考えても激安です。
京阪神から山陽新幹線で福岡(博多)や北九州(小倉)へ日帰り観光しに行くだけでも2倍以上の元が取れますし、下関へ旨いもん食いに行って観光して、ついでに関門海峡を船で渡って(徒歩で関門トンネル渡るのもいいけど)門司のレトロ街を満喫して帰ってくるのも良いでしょう。そもそも広島往復だけでも通常は2万円近くかかりますからね。
そんなスーパーお得なきっぷですので、9月1日から販売開始した10月1日分は数日で完売、3連休のきっぷもあっという間に完売してしまいました。(三連休初日の土曜日の分は即日だった)
三連休のきっぷが速攻完売するのは当然でしょうが、記事執筆現在ではまだ3週間分の週末のきっぷがこれから販売予定(10/14,15,21,22,28,29)ですので、昨日に続いて京阪神発で個人的にお勧めのプランを幾つか紹介しておきたいと思います。
■ 完売日続出!10月土休日限定、JR西日本30周年記念乗り放題きっぷのお勧めプランを幾つか【前編】
前回は中国地方のプランを4つほど紹介しましたが、今回はそれ以外のエリアを少々。(今回も行程先や乗車する列車の写真は HDD の中から探すのが面倒なので貼りません。ググれば幾らでもでてくると思いますので ^^;)
プランの時刻検索は NAVITIME 乗換案内アプリを使用し、10月15日(日曜日)を想定して作成しています。実行に移す場合、きっぷを購入する場合には、ご自身で予定に合わせて実行可能かどうかを必ずご確認下さい。
- 【5】 (立山アルペンルートは乗り通せないけど)晩秋の室堂散策
- 北陸新幹線ができて、金沢は京阪神より首都圏からの方が遥かに「近く」なりました。大阪から始発のサンダーバードに乗っても金沢着は 9:13 ですが(平日は30分早い列車がある)、東京から始発新幹線なら 8:46 着です。すっかり東京圏になってしまった感があります。
金沢でそれですから、富山に至っては断然東京からの方が近いわけですが、それでも JR 西日本エリアですので、今回の「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」が使えます。
北陸新幹線ができたおかげで、大阪・京都から富山へは、乗り換えが必要になった、新幹線のおかげで値上がったりで、むしろ不便になった感もあるわけですが、乗り放題きっぷなら少なくとも料金のことは気にせず行けます。通常なら片道1万円弱かかるのですから、だいたい半額で行けます。
金沢なら青春18きっぷ旅でも、ちょっとした日帰り金沢観光ができますが、富山となるとそうはいきませんから、この乗り放題きっぷがかなり有用になります。特に北陸新幹線ができて在来線が第三セクター化して青春18きっぷが使えなくなった今は、尚更です。
富山周辺はあちこち観光地もありますし、鉄道の旅としても目移りするくらい色々あるのですが、とりあえず
日帰りで非日常を味わう旅
ということで、立山アルペンルートを選んでみました。
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号)→9:44富山(電鉄富山)10:20→(富山地鉄特急たてやま3号/運賃1,200円)→11:11立山11:40→(立山ケーブルカー)→11:47美女平12:00→(立山高原バス)→12:50室堂(室堂散策)15:00→(立山高原バス)→15:50美女平16:00→(立山ケーブルカー)→16:07立山16:51→(富山地鉄特急たてやま4号/運賃1,200円)→17:40電鉄富山→富山18:11→(つるぎ725号)→18:33金沢18:42→(サンダーバード44号)→21:23大阪
上記ルートのアルペンルート区間(立山駅〜室堂)料金は往復 2,430円です。(片道 2,430円ですが往復割引があります)
■ 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド
立山アルペンルートと言っても室堂までですが、大阪からの日帰りで、帰りを長野〜名古屋経由で戻ってこない場合(今回の乗り放題きっぷエリアで済ませる)には、室堂往復が無難です。
それでも、室堂といえば立山三山を始め、北アルプスの名峰が眼前に広がり、高原の雰囲気を満喫できます。10月半ば〜後半ともなれば、
室堂は晩秋の雰囲気であり
途中の美女平〜弥陀ヶ原は紅葉の頃合い
ですので、非日常を十分味わえるのは間違いありません。(天気が悪ければ何もかも真っ白で、おまけ劇寒いですけれど)
鉄道での日帰りともなると、どうしても時間的な制約があるので、室堂止まりだったとしても滞在時間は2時間少々に限られてしまいますが、展望園地から、みくりが池を回って地獄谷の入口をまわる散策は十分可能です。行程的に余裕はないですが、お弁当などで、できれば昼ご飯は室堂着くまでに済ませておくのが吉ですね。室堂での時間は貴重です。
ただ、このプランでは大きな注意点があります。まず、
行楽期のアルペンルートは激混みしますので
必ず事前にWEBきっぷ予約すべし
です。行楽シーズンの土休日は予約なしに上記行程どおりにケーブルカーやバスが乗れることは、まずないと言っても良いでしょう。アルペンルートのきっぷを事前予約できなければ、この行程は諦めるべきと言い切れるくらいです。
■ WEBきっぷ |立山黒部アルペンルート
それから
JR西日本30周年記念乗り放題きっぷは自由席限定
なので、指定席しかない新幹線「かがやき」には乗れない
ので、金沢〜富山間は「はくたか」か「つるぎ」のみ乗車できます。
ですから、行きの富山までの行程は
大阪7:00→(サンダーバード3号)→9:38金沢9:46→(かがやき508号)→10:04富山
これでも富山地鉄の特急たてやま3号に十分間に合うのですが、新幹線が「かがやき」になるため、今回の乗り放題きっぷでは乗車できません。
何かと時間的な制約はありますし全行程の事前予約必須ですが、天気が良ければ室堂まででも絶景あんど絶景ですし、季節的にもちょうど良い時期ですので、日帰りの非日常旅としては、イチオシしておきたいと思います。
室堂から先、特に大観峰からの景色、黒部ダム観光もオススメではあるのですが、大観峰まで行って戻ってくると散策している時間がなくなる
- かといってアルペンルート全行程を通り抜けると、今回のきっぷでは日帰りできない
ということがあるので、散策する時間も考えれば室堂往復がベストだと思います。
ちなみに、時刻表の上では
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号)→9:44富山→電鉄富山10:20→(富山地鉄特急たてやま3号/運賃1,200円)→11:11立山11:40→(立山ケーブルカー)→11:47美女平12:00→(立山高原バス)→12:50室堂13:00→13:10大観峰13:20→(立山ロープウェイ)→13:27黒部平13:40→(黒部ケーブルカー)→13:45黒部湖→(徒歩)→黒部ダム14:05→(トロリーバス)→14:21扇沢14:30→(バス)→15:05信濃大町15:08→(大糸線/乗り放題エリア外 670円)→16:07南小谷16:23→(大糸線)→17:20糸魚川17:33→(はくたか569号)→18:24金沢18:42→(サンダーバード44号)→21:23大阪
というルートが実現可能のように見えますが、黒部や信濃大町での乗り換えはリスク100%しかありませんし、そもそも何も散策観光なしに一気通貫してもお金が勿体ないだけです。
また、帰りを松本〜名古屋経由にすると、
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号)→9:44富山→電鉄富山10:20→(富山地鉄特急たてやま3号/運賃1,200円)→11:11立山11:40→(立山ケーブルカー)→11:47美女平12:00→(立山高原バス)→12:50室堂(室堂散策)→14:15→14:25大観峰15:00→(立山ロープウェイ)→15:07黒部平15:20→(黒部ケーブルカー)→15:25黒部湖→(徒歩&見学)→黒部ダム16:35→(トロリーバス)→16:51扇沢17:00→(バス)→17:35信濃大町17:58→(大糸線)→18:56松本19:07→(ワイドビューしなの24号)→21:21名古屋21:30→(のぞみ417号)→22:20新大阪
というように、室堂や黒部ダムで散策時間を取っても日帰りすることが可能ですが、この場合
- アルペンルート全線片道 9,650円
- 乗り放題エリア外の信濃大町からの帰路 1万円〜1万数千円
がかかりますし、富山までの片道切符だけなら乗り放題きっぷを使うことは無意味になります。
というか、鉄道でアルペンルート乗り通し旅に行くなら「立山黒部アルペンきっぷ」があって、それなら期日関係なく(ゴールデンウィークとお盆期間は不可)、指定席にも座れて、しかも割安なので、それを使うべきですね。
■ アルペンルートへのおでかけに便利な「立山黒部アルペンきっぷ」を今年も発売します:JR西日本
■ 前売り券 アルペンきっぷ|おすすめきっぷ|立山黒部アルペンルート
少々話は逸れましたが、今回の「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」で日帰り非日常旅を味わうなら、立山アルペンルートで室堂というのはオススメということでした。 - 【6】観光列車で氷見散策&新湊12橋巡り
- 前項で「大阪から富山は行きにくくなった」的なことを書きましたし、なかなか日帰りで行こうとは思えない富山県ですが、見るべきところは沢山ありますし、美味いもんも色々ありますので、前項のような突拍子もないプランではなく、一般的な観光ルートでも十分楽しめて、日帰り旅を満喫できます。
その一例として、氷見へ行って食も景色も楽しみつつ、帰りに新湊の内川遊覧船を楽しむルートを例示しておきます。
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号)→9:35新高岡10:01→(ベル・モンターニュ・エ・メール 1号/運賃320円+指定席520円)→10:55氷見(氷見観光&昼食)14:04→(加越能バス/310円)→14:33急患医療センター前14:38→(万葉線/350円)→15:17海王丸→(徒歩10分)→海王丸パーク(新湊観光船 内川遊覧&12橋巡り/1,500円)→海王丸17:09→(万葉線/350円)→17:54高岡18:09→(城端線)→18:13新高岡18:20→(つるぎ725号)→18:33金沢18:42→(サンダーバード44号)→21:23大阪
幾つかポイントはあって、まず一つ目は、新高岡から氷見までは観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」に乗るというもの。
氷見線は典型的なローカル線であり、北陸新幹線ができて在来線(北陸本線)が第三セクター化されてしまったので、城端線ともども「他の JR 路線と繋がっていない離れ小島的な JR ローカル線」になってしまっていますが、ラッピング列車が多く走っている路線でもあり、近年は土休日を中心に観光列車を走らせています。
■ 城端線・氷見線観光列車 ベル・モンターニュ・エ・メール〜べるもんた〜:JRおでかけネット
前回のプランに載せた SL やまぐち号と同じく全席指定席の列車ですから、自由席限定の「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」ではそのままこの列車に乗ることができませんが、運賃(と指定席料金)を別途払えば乗れますから、運賃は320円(+指定席料金)と安いですから是非乗っていきたいところです。(私もまだ乗ったことがありません)
SL やまぐち号ほどの人気はなくても、「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」購入と合わせて発売と同時に予約しておいた方が良いのは言うまでもありません。(万が一、指定席が売り切れになったら乗れないわけですから)
氷見は漁業の町であり、10月では寒ブリの季節には早すぎですが、カマスとかアオリイカ、ワタリガニとかの季節です。土曜日に行けば朝取れの魚が食べられる店も多いでしょう。(氷見漁港の魚市場2階の食堂がオススメだけど日曜は定休のはず)
寿司その他、魚を食べさせてくれる店は多数ありますし、ランチならリーズナブルに食べられるところも多いです。それに、氷見うどんも有名ですから、まぁ色々食べに氷見へ行くのはアリだと思います。
他にも氷見は、漫画家の藤子不二雄A先生の出身地ということで「まんがのみち」なんてのもできています。ラッピング列車には忍者ハットリくん列車もありますし、忍者ハットリくんカラクリ時計もあります。(まだ走ってると思うんだけど)
食と「まんがのみち」だけなら氷見駅から徒歩でも問題ないのですが、お勧めは JR 氷見駅にあるレンタサイクル。自転車があれば、氷見漁港行くのもすぐだし、道の駅の方にある海沿いの公園の展望台とか、ずーっと南の方へ走っていって有名な雨晴海岸まで行くのも便利です。
空気がクリアなら富山湾の向こうに立山連峰が望める絶景の雨晴海岸は、JR 氷見線の雨晴駅からでもすぐですが、なにせ氷見線の列車の本数が少ないので、車じゃない時はレンタサイクルで行った方が手っ取り早いですね。確か雨晴駅でもレンタサイクルを返せるという話ですから、氷見へ戻らなくて済みます。
ま、レンタサイクルを借りて雨晴海岸まで足を伸ばして丸一日氷見界隈で過ごして帰るのでも十分楽しめると思いますが、それだけでは何なので、帰りはバスに乗って高岡のローカル私鉄「万葉線」の途中駅まで行って、そこから万葉線に乗って新湊港の海洋丸パークへ。
■ 富山県射水市の人気の観光 新湊観光船へようこそ!
富山湾に面した海洋丸パークにある新湊観光船で、内川遊覧&12橋巡りを最後に楽しむのを入れ込んでみました。観光船は 1,500円ですが、上記サイトでは 10% 割引券のページがあるので(スマートフォンで割引券ページを見せればOK)、それを使えば 1,350円。
観光船は随時出航ということで時間がはっきり読めませんが、上記の行程が帰りの最終接続というわけではないので、少しくらい遅れても全く大丈夫です。(大阪帰着が1時間くらい遅くなるだけ)
また、行きですが、北陸新幹線を金沢〜新高岡の一区間乗るだけより第三セクター化した旧北陸本線のローカル区間に乗りたい!という酔狂な人は、
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:27→(IRいしかわ鉄道〜あいの風とやま鉄道)→10:06高岡10:25→(ベル・モンターニュ・エ・メール 1号/運賃320円+指定席520円)→10:55氷見
金沢から IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道経由で高岡へ来ても同じ行程になります。今回の「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」では IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道/えちごトキめき鉄道線の旧北陸本線区間も乗車できますので、追加費用なく利用できます。
ちなみに、前編記事を書いたのち、友達から「あのきっぷで白川郷へ行ける?」と聞かれましたが、確かに行けるのは行けるのですが、今回の乗り放題きっぷを利用すると金沢から北陸鉄道バスで白川郷へ行くことになり(高岡や城端から路線バスより早い)、大阪から金沢往復の運賃だけでは乗り放題きっぷの1万円と大差なく、あまりお得感がないというか、今回の乗り放題きっぷを使う意味に乏しいのでオススメはしません。
そもそも行楽シーズンの土休日の白川郷自体がオススメできる状況ではないですしねえ…… - 【7】長野・善光寺詣り(もしくは戸隠神社参拝)
- 北陸新幹線プランを、もう一つ。北陸新幹線ができて在来線が第三セクター化されたため、青春18きっぷで延々北陸本線を北上して新潟まで行くとか、さらに新潟からもう1日、日本海の景色を眺めて青春18旅をすれば北海道(函館)へ行けたというのも、今は昔になってしまいましたし、金沢で乗り換え面倒とかありますが、やっぱり新幹線は速いのも事実。
個人的に北陸新幹線ができて「新幹線はやっぱり速えなあ」と思ったのは前述のように、富山はもちろん金沢も大阪より東京からの方が朝早く着ける、ということと、大阪から長野への所要時間が、従来の名古屋まで新幹線〜特急しなの中央西線経由と、北陸新幹線経由の大回りと殆ど変わらない、ということでした。
となれば、今回の「JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ」で長野まで行くのもアリじゃね?というのが本プラン。ただし、JR西日本のエリアは北陸新幹線上越妙高まで、上越妙高〜長野間は別途料金が必要なので、その点だけは注意が必要です。
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号)→10:24上越妙高11:12→(妙高はねうまライン/500円)→11:44妙高高原11:46→(しなの鉄道)→12:28長野(昼食)→(アルピコバスびんずる号/15分/片道150円)→善光寺→(市内散策)→長野16:57→(はくたか569号/エリア外運賃970円+自由席特急券1,840円)→18:24金沢18:42→(サンダーバード44号)→21:23大阪
善光寺に行くくらいなら時間的に余裕があるので、行きは上越妙高駅で新幹線を降りてから長野まで、第三セクター化した旧信越本線のローカル線に乗ってノンビリと車窓を愉しむルートにしています。
長野観光と言っても市街地で記憶にあるのは善光寺以外では「長野県信濃美術館東山魁夷館」くらいしかないので、昼ごはんに蕎麦食ったり(新そばの季節ですな)、善光寺とかちょこっと回ってもこれくらいのルートかな、と。……と思ったら、信濃美術館東山魁夷館は長期休館ですか。善光寺以外の散策は適当にどうぞ、としか(^_^;)
秋の気候の良いシーズンですし、山の高いところでは紅葉も始まっているので、途中の妙高高原とか、新幹線を飯山で降りて野沢温泉とかも考えるのですが、正直言って車でないとなかなか大変なので、街散策が安牌かな、と思ってしまうのです。(現地レンタカーという手もあるけど、それなら最初から車で行った方が安上がりな気が)
ただ、善光寺詣りや長野市街ではなあ…と思う方には戸隠神社という手もあります。
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号/エリア外運賃970円+自由席特急券1,840円)→10:48長野11:30→(アルピコバス/1,250円)→12:34戸隠中社(昼食・戸隠神社中社参拝・周辺散策)→(徒歩20分)→戸隠神社宝光社参拝→戸隠宝光社15:28→(アルピコバス/1,150円)→16:28長野16:57→(はくたか569号/エリア外運賃970円+自由席特急券1,840円)→18:24金沢18:42→(サンダーバード44号)→21:23大阪
飯綱山の麓、霊験の戸隠神社の中社周辺は戸隠そばのお店が沢山ありますし、歴史保存地区にもなっています。そこから山の中の参道を20分ほど下っていけば宝光社に着くので、しばし森林浴しながらの散歩を楽しんで帰って来れば、同じ長野まで足を伸ばしても善光寺詣りとは少し雰囲気の違う旅が味わえると思います。
ただ、戸隠神社まで行こうと思うと行き帰りとも上越妙高〜長野間の運賃+新幹線自由席券を別途購入する必要がありますから、往復で6千円近く、バス代も含めると8千円以上の追加出費になるので、正直コストパフォーマンスは悪くなって、いまひとつオススメはしかねるところはあります。(個人的には善光寺詣りより戸隠の雰囲気を味わいに行く方が好きだけど)
また、戸隠神社でも奥社へはバス停や駐車場からちょっとしたハイキングになるので、奥社まで行くとなると、ちょっと強行日程気味になってしまいます。
大阪6:30→(サンダーバード1号)→9:13金沢9:21→(はくたか508号/エリア外運賃970円+自由席特急券1,840円)→10:48長野11:30→(アルピコバス/1,250円)→12:34戸隠中社(昼食・戸隠神社中社参拝)14:39→(アルピコバス/250円)→14:43戸隠奥社入口→(徒歩40分)→戸隠神社奥社→(徒歩35分)→戸隠奥社入口16:17→(アルピコバス/1,350円)→17:28長野18:12→(はくたか571号/エリア外運賃970円+自由席特急券1,840円)→19:38金沢19:47→(サンダーバード46号)→22:31大阪
こうやって考えると最初の善光寺詣りプランあたりが一番コストパフォーマンス的には良いというか、一番気楽に楽しめるコースであるように思います。 - 【8】潮岬〜橋杭岩〜那智の滝を巡る旅
- ここまでは前編記事と合わせて全て山陽新幹線もしくは北陸新幹線を絡めてのプランでしたが、それ以外のプランを一つ。
最初は、特急「くろしお」で行きは紀伊田辺からバスで熊野へ入り、そのまま紀伊半島東側の新宮へ抜けて帰ってくる形で、熊野三社詣りとか瀞峡とかを考えたのですが、行きの大阪→紀伊田辺と帰りの新宮→大阪の電車代が1万円くらいで済んでしまうので、
紀伊半島は乗り放題きっぷだとあまりコスパ良くないなあ
という感じでした。やっぱり新幹線で距離と時間を稼ぐ方が今回の「JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ」の使いでがありそうです。
ということはありますが、一つくらいはということで、JR 西日本の紀伊半島方面の一番奥の方になる串本・新宮あたりを巡る旅を。
新大阪7:33→(くろしお1号)→11:02串本11:45→(串本コミュニティバス/200円)→12:02潮岬観光タワー(潮岬散策)13:03→(串本コミュニティバス/200円)→13:20串本13:30→(串本コミュニティバス/200円)→13:33橋杭岩(散策〜徒歩25分 or タクシー)→串本14:31→(くろしお9号)→15:03紀伊勝浦15:10→(熊野交通バス/620円)→16:10那智山(那智大社参拝・那智の滝散策)那智山17:10→(熊野交通バス/620円)→17:35紀伊勝浦18:10→(くろしお34号)→22:06新大阪
潮岬、橋杭岩、那智大社(那智の滝)と、あのあたりの名所をまとめて巡る旅です。橋杭岩から串本駅へ戻るタイミングでバスも何もないですが、歩ける距離なので大丈夫だと思いますし、タクシーでも千円かからない近さなのでタクシーを利用するのもアリでしょう。
大阪から北陸方面のサンダーバードもそうですが、紀伊半島方面のくろしおも一番列車が遅いので、朝はゆっくり目に出られるものの、割とギリギリというか、最後の那智大社で時間的余裕がなくなってしまうのが残念です。
なお、那智大社からの終バスは、那智山17:40→18:05紀伊勝浦、というのがあって、これだと観光に30分の余裕ができるのですが、紀伊勝浦駅での乗り換え時間が5分になり、最終のくろしおに乗らなければ一泊せざるを得なくなる(そして翌日は乗り放題きっぷが使えなくなる)というリスクを考えると、1本前のバスで移動するのが良いと思います。
以上、「JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ」で個人的にオススメしてみたい日帰り旅プランでした。私が行けるかというと、航空祭やらガンバ大阪の試合やらで、ちょっとどうかなあ…という感じなのですよねえ。行けても最終週くらい?でしょうか……
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