大阪近郊というか京阪神の大きな花火大会といえば、7月末の天神祭に始まって、8月1日の PL花火(教祖祭PL花火芸術)、8月第1土曜日の淀川花火(なにわ淀川花火大会)&みなと神戸海上花火大会があって、8月8日の琵琶湖花火(びわ湖大花火大会)と、8月上旬に立て続けにあります。

他にも規模はやや小さいものの、芦屋サマーカーニバルや琵琶湖花火と同日開催で裏番組的な茨木辯天花火大会もありましたし、お盆を過ぎてからだと飛行機&花火狙いで有名な猪名川花火大会(2017/8/19)、京阪神ではラストになる、いたみ花火大会(2017/8/26)もあります。

そういえば、今年は夏のラスト(伊丹と同日)に、泉南で初開催される花火大会もあるようですね。

泉南・光と音の夢花火

私は猪名川花火大会はガンバ大阪の柏戦ホームとかぶっていて、いたみ花火大会や泉南の夢花火は SUPER GT 鈴鹿 1000km とかぶっていて行けないので、今年の花火鑑賞は、たまたま出くわした千歳の花火と琵琶湖花火だけになりそうです。

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特に花火に思い入れがあるわけでなく、夏の風物詩として見る、なんちゃって記録写真を撮ることもあるレベルなので、2回も見れば十分ですが、飛行機と絡む可能性を探る猪名川花火大会に行けないのだけは残念です(>_<)

それに当日夕方までは琵琶湖花火も観に行くつもりはありませんでした。なにせ琵琶湖花火は行き帰りが地獄なのは重々承知しているので(京都での学生時代や大津勤務・在住時の頃は散々行った)、行きたくない花火大会筆頭、もう十数年、下手すると20年近く観てなくて、今年も近場の辯天花火をチラ見しに行こうと思っていたのですが、諸々事情があって、遠くから琵琶湖花火を見ることになりました :-)

(PL が昔のド派手さから大人しくなって行く人も多少減り、淀川花火と神戸海上花火は同日開催にして人を分散させた現在、琵琶湖花火が京阪神で一番帰りが大変な花火大会かも?)



琵琶湖花火の遠望といえば、最近は比叡山ドライブウェイの駐車場などから見下ろす写真が流行りで、今年も Instagram や Twitter に氾濫していたので見たこともある人は多いでしょう。

実際にはかなり遠くて望遠レンズで撮っているのですが、湖面や大津市街バックの “上から目線” 花火写真は素晴らしいので、誰もが一度は撮ってみたいと思うのは判ります。

比叡山や山中越えから琵琶湖花火を見るというのは私が学生時代だった昔から定番で、浜大津からの帰りの激混みはないし、花火が上がるまでは車の中で涼みながら見る、遠いけど夜景も含めてそこそこ綺麗、というスポットでした。

まぁ当時は早朝から三脚林立なんてこともなく、写真を撮る人はいたと記憶していますが、どちらかというデートスポットであり、カップル中心、学生グループ中心でした。琵琶湖ドライブウェイも今のように「琵琶湖花火の日は駐車場を有料にして6千円取るで!」というボッタクリ商売もしていなかったです :D

(そんな阿漕に見える商売でも、ここ数年の琵琶湖花火当日は琵琶湖ドライブウェイ開門前の早朝から多くの車が待機列を作り、すぐに駐車場が満車になるらしいですから凄いですね)



で、そういった琵琶湖花火大会の素晴らしい写真は上記 Twitter とか Instagram とかで見ていただくこととして、当方は

琵琶湖花火大会だけど、湖は見えない


遠い場所から見ていました。(花火を見るのは手段であり目的ではなかったので)

花火を撮るのが目的だったわけじゃないと言いつつ、千歳基地航空祭ついでの花火の時と違って今回は三脚も持ってきていましたし、カオスな周囲の状況やらフェンスやらを気にせずに撮れたのは、大きめのしっかりした三脚に踏み台も持ってきていたからであり、面倒くさがらずに持ってくるもんだと痛感しました(^_^;)



あと、E-M1 Mark II 用のレリーズケーブルも今回初使用。フリーズ問題で困っている頃に、正直どこまでオリンパスにお金をかけて良いものか迷うし、高い純正品じゃなくてサードパーティ製で良いや、と。

そう思っていたら、リモートレリーズの端子仕様はオリンパスの従来機種と違って φ2.5mm ステレオミニジャック仕様というので、むかし富士フイルム機(X-E1 / X-E2)で使っていた、エツミの電子リモートスイッチを押入れの奥から出してきて流用。(使えました)



ただ、このエツミの「電子リモートスイッチ2」は結構、安かろうスイッチがショボかろう、なので、レリーズを長めに押していると意図せずロックがかかってしまい、レリーズから指を離してもボタンが押し込まれたままになっていることがあるので、そこは注意が必要ですね。

ロワジャパンが扱ってる液晶LCD/タイマー付きレリーズケーブルの方が良さげですが、多機能なオリンパス機を使っている限り、レリーズケーブル側に色々と機能があっても無駄なんですよね……

レリーズケーブルをよく利用する人ならボタンの品質と安定最重要ですからメーカー純正品を買うべきなのは言うまでもないです。(EOS の時は私も純正でした)

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ともあれ、なんだかんだあって、遠くから琵琶湖花火を1時間眺めつつ、下手なりに写真を撮っていました。

湖は見えないけど、比叡山と絡められるかな?と思っていたのですが、浜大津の打ち上げ場所が自分が思ってたのと違って(琵琶湖花火はもう十数年以上来てなかったし、今回見た場所は初めてだったので ←言い訳)、全く思うようには行かず、とっちらかってしまいました。

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また、打ち上げ場所から遠いこともあって最初は 40-150mm F2.8 PRO にテレコンを入れていたのですが、浜大津と、におの浜の両方からの打ち上げを一緒に入れようと思ったら全く入らず、途中でテレコン外すやらなんやらで、全く準備不足、リサーチ不足でありました。

(ちなみに以前は打ち上げ場所は3箇所ありましたが、今は2箇所に減らされました……)

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テレコンを外したものの入りきらず、こうなると1台は望遠ズームレンズで浜大津の打ち上げを寄りで撮って、もう1台は標準ズームで全体を撮るべきだったかなあ…なんて思いましたが、ボディは E-M1 Mark II のみしか持ってきておらず、何より三脚にボディ2台を付ける道具も持っていません。

そして、1台で画角を変えて寄りと引きを入れ替えつつ撮っていたものだから、何度も MF でピント合わせしているうちのミスでピントの甘いショットが少なからずあって(望遠レンズなのでマイクロフォーサーズで絞っていても油断するとピン甘まくり)、そのあたりの反省もありますから、通称「鉄ちゃんバー」、買っとくべきですかねぇ。



ともあれ、1つ目のセッションはアタフタとしてしまいましたが、その後は多少落ち着きつつも、画角的にはどうしたもんかと悩みつつ撮っていました。

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あと、今回は幾つか E-M1 Mark II で試してみようと思うこともあったのですが(レリーズケーブル利用も初めてだったしね)、その一つが

花火も ISO LOW で撮った方が良いかも


ということ。

以前の記事で、同じ鈴鹿サーキットで同じ SUPER GT を撮っていて、たまたま ND フィルターを忘れて苦肉の策で使った ISO LOW での写真の方が画質的に良さげだった、ということを書いたと思います。若干白飛びがしやすくなるかもですが、ノイズ量は全然少ないし、トーンの感じがなんか好みです。

(オリンパス機の場合、画像情報的に白飛びしてなくても無理やり抑えられていて階調はほとんど残ってない絵になっていることもあるので、そこに頼ったらダメということも感じていますし ^^;)

また、花火撮影では ND フィルターを使うことも多いですが、ISO LOW にすれば標準感度の ISO 200 から 2段近く下がるので、ND4 フィルターをかましたのに近い状態になります。

EOS では ISO 100 から 50 の拡張感度にするメリットは何もありませんでしたが、E-M1 Mark II では画質的にも良さげなので、使えるときは積極的に使っていこうと。

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ISO LOW を使うことで(ND フィルターを使わずとも)10秒〜30秒くらいの長秒時露光が多くなったこともあり、画像合成しなくても画面が賑やかなショットが多くなって、その点も良かった気がしています。

レリーズのタイミングは難しくなりますが、ND フィルターだと露出時間をどうするかによって付け外しをしたくなりますが(マイクロフォーサーズだと ISO を少しでも上げたくないので)、ISO LOW と ISO 200(標準感度)の間で調整できるなら ND フィルターよりずっと楽チンです。

もっとも今回は全部 ISO LOW で撮ってしまいましたし、ISO LOW なら長秒時ノイズリダクションがオフでも 20秒以上露出しない限りノイズが気になることはありませんでした。(NR なしで 20秒超えるとバンディングノイズっぽいのが浮いてきますが)

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ISO LOW で長秒時露光多めだったので、後から合成は全くしていないかと言うとそんなことはないのですが、今回試してみたかったその2が E-M1 Mark II でのカメラ内合成

花火が終わって公園で涼んでいる時に何枚か試してみたのですが、

E-M1 Mark II でのカメラ内合成、なかなか良さげ


です。

機能自体はシンプルで、最大3枚まで、それぞれの写真のゲインを指定できる画像合成機能なのですが、帰宅後にファイルを取り込んでみると、

JPEG 画像の合成だけでなく、RAW ファイルも合成して新規の RAW ファイルを生成してくれてる!


というのは初めてだったので、こりゃいいわ〜、と。

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(記事最初の写真と上記2枚はカメラ内画像合成写真)


Photoshop でのレイヤー合成(比較明など)に比べればできることは限られていますが、合成後の RAW ファイルを生成してくれているというのは使い勝手があります。

私のように RAW ベースで処理している人間も今後もお試しだけでなく使ってみようと思いますし、最大3枚合成の制約も RAW ファイルがあるなら、3枚ずつ合成した RAW を2枚用意して、さらに合成させれば 6枚合成なんてことも画質劣化最小限でできます :-)

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とまぁ、それ以外にも E-M1 Mark II で試してみたいことをアレコレやりつつ(まだまだ使いこなせてはいないですから)、十数年ぶりの琵琶湖花火を一時間楽しみました。三脚&レリーズケーブルで撮っていれば、だいたいは肉眼でも楽しめますしね :-)

ライブバルブも久しぶりに使いました。LV ブーストは遅延の少ないモード1に設定して使いましたが、思うのは相変わらず

超便利な機能なのに制限とレスポンスが残念すぎる


ということ。

特に今回は ISO LOW を使って 15〜30秒の超秒時露光が多かったので、ライブバルブの最大表示更新回数が24回という制限は厳しかったですねえ。最短0.5秒おきだと12秒で終了、1秒おきでも24秒まで。その制約がなく、リフレッシュレートもレスポンスもライブビューに近ければ最強機能の一つに思えるのですが……

あと、E-M10 Mark II の時に上記の制約やレスポンスの悪さを感じたものの、「E-M10 Mark II は廉価機だから制約も強いし、レスポンスも悪いんだろ」と思っていたら E-M1 Mark II でも同じで、

処理能力は全然上のはずの E-M1 Mark II なのに、なんで制約やらレスポンスが E-M10 Mark II と変わらないの??


というのは感じましたね。ホント何故なんだろ……?

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(最後は琵琶湖大爆発的な。湖面が見えないのが残念)


ということで、湖面が見えないと琵琶湖花火の良さの7割くらいはスポイルしている、ただの(そこそこ規模の)花火大会写真になってしまっていますが、琵琶湖花火と思わなければ、それなりに盛大な、見事な花火大会で満足でした :D

ちなみに、帰りは諸々あって石山駅から帰ったので、駅に辿り着けない地獄には巻き込まれることなくサクっと新快速で大阪へ戻ることができました。