先週末の千歳基地遠征は残念ながら天候に恵まれず(雨はほとんど降らなかったが雲底が低かった)、また航空祭の最後にはブルーインパルスが滑走路上で止まって離陸できないトラブルまであり、もうすぐ退役する政府専用機のジャンボジェットを間近で見られたこと以外は目的を果たせずでした。とはいえ、こればかりは仕方ありません。

航空祭へ出かける頃の予報は土日とも雨予報だったので、それに比べればマシだったのですが、航空祭前夜になって天気予報が全部晴れに一転し、内心大勝利気分だったのに、夜が明けてみると(夏の北海道太平洋岸にありがちな)ドンヨリ低い雲が広がったまま、次々と展示飛行がキャンセルになっていくのは、一度持ち上げられた分だけガックリ度は高かったです(´Д` )

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(航空祭が終わった帰り道になっての青空が恨めしかった…)


航空祭の展示飛行がキャンセルまたは変更になってガックリ、残念と言うと、訓練されたヲタクから「ノーフライトすら楽しむべき」「航空祭遠征の楽しみは航空祭だけじゃない」とか意味不明なことを言われる世知辛い昨今ですが、私は気持ちよく飛んでる飛行機を見る、撮るのが好きなだけので、止むを得ない事情は判っていても残念は残念でした。

その中で、自衛隊とフライト基準が違う米空軍 PACAF F-16 のデモフライトだけは圧巻の演技で、強く印象に残りました。毎回同じようなデモフライト内容で若干飽いてもいたのですが、「最後に頼れるのはやっぱり米軍さんや!」って感じでしたね :-)

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ともあれ、遠征疲れもあってブログ記事をまとめる気力も出ないどころか、撮影写真を取り込むことすらしてない今週ですが、とりあえず E-M1 Mark II のフリーズ再修理の結果報告だけはしておかなければなりません。

フリーズ再発の E-M1 Mark II 修理入院【前編】
フリーズ再発の E-M1 Mark II 修理入院【後編】
オリンパスから返ってきたけどフリーズ発生が全く直ってなかった E-M1 Mark II 再度修理行き【前編】

結論から言うと、

再修理では症状再現せずの見込み修理だったけど
基板交換でフリーズが直ったっぽい


です。

なにが原因だったのか判らないため、完全に直ったのかどうかは確かめようがありませんが、今回の千歳遠征ではスナップ撮影も含めて

3日間で4,100枚撮影して、フリーズ皆無


でしたから、ひとまず直ったと判断して間違いないと思います。

5月末以来、撮影に出るたび(撮影枚数に関わらず)フリーズしまくっていたので、フリーズを気にせず撮れるのは久しぶりでした。(フリーズ時の面倒さを嫌って、今回はバッテリーグリップ持って行かなかったけど杞憂だった)



過去記事といささか重複しますが、今回のフリーズに関して症状と経緯を改めてまとめると以下のようになります。

《症状》

  • 電源オン状態で全く操作を受け付けなくなる。電源レバーでオフにしても電源は落ちない。EVF の中の画像もフリーズしたまま。沈胴式ズームレンズを使っている場合はレンズが収納されない。

  • 復旧はバッテリーを一旦抜いて電源を強制断してからバッテリーの挿し直しでのみ可能。バッテリーグリップを付けてバッテリー2個体制だとバッテリーグリップも外す必要があり、かなり手間がかかってシャッターチャンスを逃すことが間々ある。

  • 復旧後の設定は、前回電源投入時の設定に戻る。前回電源投入時から設定変更していた場合は再度やり直す必要がある。

  • 連写時を含む撮影時、メモリーカード書き込み中、およびスリープ時にはフリーズせず、スリープまでの何も操作していない(撮影の合間の)アイドル状態の時にフリーズする。

  • 撮影写真撮影時、カードスロット1→2転送時などでは、放っておいてもフリーズすることはない

  • UHS-II タイプのメモリーカード 3枚どれでもフリーズは発生。(スロットI のみ書き込みの RAW + JPEG 撮影)

  • バッテリー(純正)を別の個体に変えてもフリーズは発生する。

  • レンズは 14-42EZ、40-150PRO、300PRO、パナ45-175 のいずれでもフリーズが発生。(他のレンズでは起きないわけではなく、たまたま E-M1 Mark II との組み合わせで最近使っていなかっただけ)

  • メカシャッターでも電子シャッターでも、S-AF でも C-AF でも、単写でも連写でも、モードその他撮影設定に関係なくフリーズは発生。

  • バッテリーグリップを付けていても外していても、フリーズは起きる。


《経過》

  1. 3月末購入。購入直後からたまにフリーズが発生していたが、それについては Ver.1.1 で解消、その後は問題なく使えていた。(4月中旬の Ver.1.1 適用までの撮影枚数は1万5〜6千枚、Ver.1.1 適用後〜Ver.1.2 適用までは1万枚弱)

  2. ゴールデンウィーク明けのファームウェア Ver.1.2 更新以降もフリーズ再発するまでの約20日間(撮影枚数は4〜5千枚)は問題なし。

  3. 5月末の美保基地航空祭でフリーズが再発(撮影枚数4千枚)。前日のブルーインパルス予行、境港散歩スナップ時には問題なし(撮影枚数は合わせて1千枚少々)。

  4. 美保基地航空祭では白いエプロン上で待機、撮影していて、日焼け止めを塗っていてもジリジリと肌を焦がすような暑さだったため、暑さが原因かと思われたが、その後10日の間で、痛飛行機@八尾空港(撮影枚数1千枚)、SUPER GT タイヤテスト@鈴鹿サーキット(撮影枚数4千枚)と、撮影のたびに1〜2回のフリーズが発生。

  5. 暑くなってきた中で連写多用、撮影枚数が多いため、もしくはバッテリーグリップ装着が原因でフリーズするのかと疑ったが、ミクニワールドスタジアム北九州ではバッテリグリップなし、S-AF でスナップ撮影時に、まだ撮影開始から十数枚でフリーズ。同日にもう1回起きる。

  6. さらに、ちょっとしたスナップ撮影程度でフリーズが何度も発生し(最大1日3回)、発生条件を確かめようと色々試しても判らず、1ユーザーとしては回避措置などの手を打てないので、修理に出すことを決定。

  7. 6月15日、オリンパス大阪サービスセンターへ修理持ち込み。この手のランダムな症状発生の場合には症状再現せずと言われて返されることがあるので、フリーズを発生させた状態でサービスセンターへ持ち込み。(オリンパスプラザの前で2枚撮影したらフリーズ ^^;)

  8. 6月17日、オリンパスより電話。フリーズした状態でサービスへ持ち込んで散々発生状態を説明したのに、「症状再現せず、つきましては基板交換で返しましょうか」と言われる。不信感が出て、「どういう検証してるの?空調の効いた部屋で適当に見るのではなく、説明したように外で持ち歩いていたりして検証したの?使いたいギリギリまで待つから、ちゃんと検証して原因追求してみて下さいよ」と答える。

  9. 6月26日、久しぶりにオリンパスより電話。「外へ持ち出して使ってみたところ、症状が再現しました。原因は手振れ補正ユニットで、それを交換して直りました」とのこと。一安心 :-)

  10. 6月28日、郵送で受け取った修理済み E-M1 Mark II を持ち出して、所要の合間に久安寺の紫陽花を撮影して試し撮り。原因を突き止めて修理、その後検証して直ったのを確認した、という報告だったが、小一時間、100枚程度の撮影で5回フリーズ。怒りを通り越して呆れる。

  11. 同日、オリンパスサービスセンターへ問い合わせして、「全く直ってないけれど、どうなってんの?また修理に出して直せるの?たびたび修理に出して使えない期間が長くなるばかりだけど、代替機とか出せるの?」と聞く。返事はまた後日とのこと。

  12. 7月3日、オリンパスより電話。「また修理に出してもらうしかない。代替機は出せない」という返事。予想通りではあったけれど、なんだかなーである。

  13. 7月6日、オリンパスへ再修理持ち込み。同じ症状なので、前回修理後にも発生したフリーズ状況の写真を示すなど再度説明はするものの、フリーズを発生させて持ち込むことはせず。(不信感と諦め気分で面倒になっていた ^^;)

  14. 7月11日、オリンパスより電話。「症状再現せず、見込み修理として基板交換して返します」とのこと。また症状再現せずかよ、というのが本音だったが、もうオリンパスとしてもどうしようもないのだろうし、了解。

  15. 7月14日、再修理品を宅急便にて受け取る。

  16. 7月15日、阪神基地サマーフェスタにて100枚ほど試し撮り。前回修理直後は、100枚程度の試し撮りでフリーズ連発していたが今回はなし。撮影設定もほぼ初期のまま(基板交換のため全部リセットされた状態で戻ってきた)、撮影枚数も少ないので断定できなかったが、前回修理時とは明らかに違った。
    (前回と同じく修理後即フリーズ連発の場合、1週間後の千歳基地航空祭までに機材売却&買い直しを考えていたがペンディング :-)

  17. 7月21〜23日、千歳基地航空祭遠征にて、展示飛行や予行のみならず地上展示や機窓スナップなど合わせて3日間で4,100枚撮影するも問題なし。修理完了と判断。

今回のフリーズ連発における症状、経緯は以上のとおりでした。同じような現象が今後発生する方がおられて参考になれば幸いです。

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(異機種編隊飛行を観に行ったけど、雲底低く単機航過飛行に…)


結果的には、見込み修理の基板交換で治ったということなので、最初の修理時に基盤交換で返してもらえれば直っていたかもしれないわけですが(手振れ補正ユニットも交換していますから基板だけの問題だったとは断言できないけど)、フリーズしたカメラを持ち込みながら「症状再現せず原因不明」では納得できなかったので、最終的に時間がかかったのは止むをえないと思っています。

というか、その後オリンパスの修理部門でも改めて検証して症状が再現し、手振れ補正ユニットが原因と判断しているわけで、そのあたり結局どういうことだったのか真相をユーザーが知る術はないですし、どこが原因だったのかは判らないままでモヤモヤが残るのは止むを得ないですね。

修理結果については改めてオリンパスに謝意とともに報告する予定ですので、基板の何が悪かったのか、原因を突き止めて今後の製品や修理に生かされることを期待しています。(初期不良ではなく、ある程度使い込んでからの発生ですし)

ランダム発生トラブルは特定が難しいのは理解していますし、オリンパス側としても適当にやっているわけではないのでしょうが、とにかく「症状再現せず」なのかと言うことと、半年間に買ったオリンパスのカメラ2台が2台とも速攻修理行きということを思うと、ひとまず直ったっぽいとはいえ、今回のことは割と微妙な気分でもあります。

正直言って、使っていくにあたっての不安が皆無になったわけではありませんが、

とりあえずは普通に使えるようになった


と思われるので、長期的に使えるかどうかの判断はともかく、しばらくは使っていけることになりそうです。たぶん(祈)



(本日はニコン100周年だそうで。D850が気合入ったものになりますように)