京阪神でも毎日雷雨続きな昨今ですが、週間天気予報を見るとそろそろ梅雨明けでしょうか。早く秋、いや冬になって欲しいものです。澄んだ空気が欲しいです(>_<)
さて、前回記事まで「E-M1 Mark II に移行して良かったこと」シリーズを書いてました。2回くらいの記事のつもりが、草稿メモをだらだらと書き足していたら長くなってしまいました。まぁいつものことです(^_^;)
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その1
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その2
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その3
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その4
ちなみに、このシリーズ、「E-M1 Mark II の良い点」を挙げているのではなく、「E-M1 Mark II に移行して良かった点」なので、あくまでごく個人的な部分であります。(E-M1 Mark II の良い点は公式サイトの謳い文句を見ればいいだけだしね、ホンマかどうかは知らんけど X-)
で、前回で良かったことを頑張って列挙するのも終わりだったはずですが、うっかり一つ忘れていました。大したことではありませんが、スルーしておくのも気持ち悪いので追加しておきます。
ここしばらく書いてきたように E-M1 Mark II には良い点も多々ありますし、動体撮影中心の私としてはそれ以上にストレスを感じることがありますが、
もあります。
その一つ、と言うか、おそらく一番なのが、現像時の設定を改めて真剣に見直す機会を与えてくれたこと。
EOS Digital を長く使っていた時は、機種間によって、また APS-C / APS-H / フルサイズの間でノイズ量やラチチュードなど色々な差がありましたが、そこはそれ、キヤノンは昔から色傾向が機種間で大きく違うこともなかったので、現像時のやり方にはそれなりの共通項がありました。
現像のメイン環境を今の Adobe 系(とりあえず Lightroom CC、がっつり処理する時だけ ACR 経由 Photoshop CC)に移してからも、ある程度の現像設定ベースができたと思ってからは、機種やシーンによって現像パラメーターの差はあるにせよ、ベースの考え方は同じような感じで割とサクサク適当にやってきました。
手抜きといえば手抜きなのですが、大きめプリントする時や人にあげる際には Photoshop で時間かけて処理するものの、そうでない場合は Lightroom で適当サクサク現像しないと写真整理が追いつかないため、記録として残すことを考えて現像処理を早くやる方を優先していました。
(特に EOS でJリーグを撮影していた時は毎試合 1,500枚前後撮って、現像には100枚以上の写真をピックアップしていたので、時間かけていると未整理・未現像写真が溜まる一方でしたから)
未整理・未現像写真が溜まるのはメイン機を E-M1 Mark II に移しても変わらないのですが、キヤノンの時とは画質傾向も違いますし、E-M1 Mark II では
という点がありますから、久しぶりに RAW 現像時の設定パラメーターを真剣にアレコレ工夫することになりました。
というか、今もなお、ああすれば良いかな?こうした方が良いかな?という試行錯誤中です。
特に高感度域でノイズと解像感をギリギリのバランスでどうにかしようと思う時には
で考えないといけませんから、撮ってみては現像時に考え、撮影時の設定も考え直して……という作業を購入直後からずっとやり続けています。
(センサーサイズの小さなカメラでアレコレ無駄に頑張っても、より大きなセンサー機を持ち込めばそんな工夫なんて吹き飛ぶ差があるわけですから、はっきり言って無意味です。あくまで趣味ですから自己満足でやってるだけの話です :-)
ともあれ、そうやって久しぶりに現像時の設定を色々とやることで、今まで知らなかった発見もありました。勘違いしていたパラメーターもありました。
E-M1 Mark II を購入してから画像面で悩んで現像設定を試行錯誤してきて、そう思うことは何度もありました。本当にそれについては反省が多いです。
過去 EOS Digital や大昔のニコンのデジタル一眼レフでも、いま改めて手を入れれば、もっとスッキリ綺麗な仕上げにできるだろうと思いますし、つい半年前の写真でも、適当現像とはいえ適当すぎた、ここしばらく安直すぎた、と痛感します。
E-M1 Mark II 自体の良い点とは全く違いますが(むしろ E-M1 Mark II のダメな点を後処理で補うためのこと)、自分自身にとっては非常に勉強になっているというか、少し努力するきっかけになりましたし、今後 E-M1 Mark II を使い続けるにしろ、そうでないにせよ、無駄になることはありませんから、これは心底良かったことと思っています :-)
E-M1 Mark II に移行して良かったこと、というよりは、前向きに思わないとやってられないこと、ではあるのですが、とりあえず
E-M1 Mark II にしてから、そういう姿勢ではいます。というか、そうでなければ動き物をまともに撮れないカメラですから仕方ありません X-)
以前の記事で書いたので具体例を含めた理由は削除しますが(単にまた書くのが面倒なだけ、長くなるから、そのうちまた書くこともある)、E-M1 Mark II の C-AF で高速に動く動体相手にしっかり使えるのは1点 AF だけだと感じてます。というより、断言しても良い。
全点 AF は明らかに AF 速度精度が落ちるし、連写コマ数すら下がる有様だし、5点 AF、9点 AF は他社を形だけ真似したかもしれないけど、測距点乗り移りがないから実質1点 AF と変わらない。そもそも多点 AF では測距開始点が良きに計らえしかないというのは、今時とても動体撮影を本気で考えたカメラではない、というのは以前書いたとおり。
ので、E-M1 Mark II の公称スペック通りに撮れて、どこで測距開始されるか判らない不安定さを避けるためには、結局 1点 AF しか使えない。たまに全点 AF を使うこともあるけど、それは AF 速度や連写コマ数が落ちても良い、見かけ上ゆっくりだけど、動きの幅が広い動体限定です。なにせ、E-M1 Mark II は横位置と縦位置別々の AF 測距点記憶もないですからね……
(人や動物なら目に、飛行機や車でもピントを合わせたい位置は決まってるはずだから、測距開始点が良きに計らえで済む場面なんて限られてるはずなんですけどねぇ。これで今までユーザーから文句が出なかったとしたら、その方が不思議)
個人的にはこの C-AF の全点 AF、グループ AF のアホさ加減だけでもストレス MAX だし、苦労するのだけれども、C-AF の挙動パラメーターが被写体追従感度しかなくて、
というのは正直ありましたが、それでも E-M1 Mark II を使い続けるにあたっては、
と、妙な割り切り方をしています。そう思わないとやってられないだけですが(笑)
(動体撮影周りの AF 機能面では大昔の EOS Digital レベルですが、測距速度精度そのものは 10年前の EOS とは比べようもなく上ですので誤解なきよう)
いずれにせよ、使えるのは1点 AF のみ。となれば、ここは逆に
と思ってます :-)
歳をとるとどうしても動体視力も反射神経も運動神経も落ちてくるので、被写体捕捉能力、追従能力が落ちてきて、そこを性能の上がったデジタル一眼レフの AF 機能に補助してもらっていましたし、それを E-M1 Mark II に変えてから痛感していますので、
と思って、前向きに捉えられています。(いつまで我慢が続くかは知りませんけどw)
何度も書いていますが、E-M1 Mark II は動体相手だと、とにかく色々な点で「余裕のないカメラ」ですので、撮る方がカメラの余裕のない範囲に収めないと結果が出ないしんどさはあります。スペックでは見えない部分です。
まぁ、ちゃんとしたグループ AF が使えるカメラに乗り換えたら、「あゝ、前時代的なカメラは無駄に疲れたわ〜、労多くして益少なしだったわ〜」と言うのは間違いないのですけど、しばらくは頑張ってみようと思っていますよ :-)
(気がついたら EOS 5D Mark IV も随分こなれた値段になってますね…)
さて、前回記事まで「E-M1 Mark II に移行して良かったこと」シリーズを書いてました。2回くらいの記事のつもりが、草稿メモをだらだらと書き足していたら長くなってしまいました。まぁいつものことです(^_^;)
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その1
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その2
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その3
■ E-M1 Mark II &マイクロフォーサーズシステムをメインに据えて良かったこと・その4
ちなみに、このシリーズ、「E-M1 Mark II の良い点」を挙げているのではなく、「E-M1 Mark II に移行して良かった点」なので、あくまでごく個人的な部分であります。(E-M1 Mark II の良い点は公式サイトの謳い文句を見ればいいだけだしね、ホンマかどうかは知らんけど X-)
で、前回で良かったことを頑張って列挙するのも終わりだったはずですが、うっかり一つ忘れていました。大したことではありませんが、スルーしておくのも気持ち悪いので追加しておきます。
▼ 現像時のパラメーターを色々見直すキッカケに
ここしばらく書いてきたように E-M1 Mark II には良い点も多々ありますし、動体撮影中心の私としてはそれ以上にストレスを感じることがありますが、
E-M1 Mark II に移行してみて良かった
自分のためになっている、と本気で思うこと
自分のためになっている、と本気で思うこと
もあります。
その一つ、と言うか、おそらく一番なのが、現像時の設定を改めて真剣に見直す機会を与えてくれたこと。
EOS Digital を長く使っていた時は、機種間によって、また APS-C / APS-H / フルサイズの間でノイズ量やラチチュードなど色々な差がありましたが、そこはそれ、キヤノンは昔から色傾向が機種間で大きく違うこともなかったので、現像時のやり方にはそれなりの共通項がありました。
現像のメイン環境を今の Adobe 系(とりあえず Lightroom CC、がっつり処理する時だけ ACR 経由 Photoshop CC)に移してからも、ある程度の現像設定ベースができたと思ってからは、機種やシーンによって現像パラメーターの差はあるにせよ、ベースの考え方は同じような感じで割とサクサク適当にやってきました。
手抜きといえば手抜きなのですが、大きめプリントする時や人にあげる際には Photoshop で時間かけて処理するものの、そうでない場合は Lightroom で適当サクサク現像しないと写真整理が追いつかないため、記録として残すことを考えて現像処理を早くやる方を優先していました。
(特に EOS でJリーグを撮影していた時は毎試合 1,500枚前後撮って、現像には100枚以上の写真をピックアップしていたので、時間かけていると未整理・未現像写真が溜まる一方でしたから)
未整理・未現像写真が溜まるのはメイン機を E-M1 Mark II に移しても変わらないのですが、キヤノンの時とは画質傾向も違いますし、E-M1 Mark II では
- 色温度固定時に色かぶり補正ができない、色温度も200K単位でしか指定できないクソ仕様のおかげで、ホワイトバランスを後処理頼みにせざるを得ないことが増えた
(オリンパスの AWB は優秀な方だと思っていますが、LED ミックス光など AWB ではどうにもならない場面はある) - キヤノン機と比べると実効感度が低い、換算300mm 超で F2.8 が使えないゆえ、従来より感度の高い領域を使う場面が増えた
(にも関わらず決して高感度画質は苦手)
という点がありますから、久しぶりに RAW 現像時の設定パラメーターを真剣にアレコレ工夫することになりました。
というか、今もなお、ああすれば良いかな?こうした方が良いかな?という試行錯誤中です。
特に高感度域でノイズと解像感をギリギリのバランスでどうにかしようと思う時には
撮影時の設定と現像時の設定はセット
で考えないといけませんから、撮ってみては現像時に考え、撮影時の設定も考え直して……という作業を購入直後からずっとやり続けています。
(センサーサイズの小さなカメラでアレコレ無駄に頑張っても、より大きなセンサー機を持ち込めばそんな工夫なんて吹き飛ぶ差があるわけですから、はっきり言って無意味です。あくまで趣味ですから自己満足でやってるだけの話です :-)
ともあれ、そうやって久しぶりに現像時の設定を色々とやることで、今まで知らなかった発見もありました。勘違いしていたパラメーターもありました。
なんちゃって現像とはいえ、今まで如何に適当に現像処理してきたのか……
E-M1 Mark II を購入してから画像面で悩んで現像設定を試行錯誤してきて、そう思うことは何度もありました。本当にそれについては反省が多いです。
今までの写真も、もっとこうすれば良かった〜〜、全部やり直したい〜
過去 EOS Digital や大昔のニコンのデジタル一眼レフでも、いま改めて手を入れれば、もっとスッキリ綺麗な仕上げにできるだろうと思いますし、つい半年前の写真でも、適当現像とはいえ適当すぎた、ここしばらく安直すぎた、と痛感します。
E-M1 Mark II 自体の良い点とは全く違いますが(むしろ E-M1 Mark II のダメな点を後処理で補うためのこと)、自分自身にとっては非常に勉強になっているというか、少し努力するきっかけになりましたし、今後 E-M1 Mark II を使い続けるにしろ、そうでないにせよ、無駄になることはありませんから、これは心底良かったことと思っています :-)
▼ 被写体を一点でしっかり追わないとどうにもならないカメラだから基本に返る
E-M1 Mark II に移行して良かったこと、というよりは、前向きに思わないとやってられないこと、ではあるのですが、とりあえず
動く被写体をしっかり1点で捉える、という基本に立ち返る
E-M1 Mark II にしてから、そういう姿勢ではいます。というか、そうでなければ動き物をまともに撮れないカメラですから仕方ありません X-)
以前の記事で書いたので具体例を含めた理由は削除しますが(単にまた書くのが面倒なだけ、長くなるから、そのうちまた書くこともある)、E-M1 Mark II の C-AF で高速に動く動体相手にしっかり使えるのは1点 AF だけだと感じてます。というより、断言しても良い。
全点 AF は明らかに AF 速度精度が落ちるし、連写コマ数すら下がる有様だし、5点 AF、9点 AF は他社を形だけ真似したかもしれないけど、測距点乗り移りがないから実質1点 AF と変わらない。そもそも多点 AF では測距開始点が良きに計らえしかないというのは、今時とても動体撮影を本気で考えたカメラではない、というのは以前書いたとおり。
ので、E-M1 Mark II の公称スペック通りに撮れて、どこで測距開始されるか判らない不安定さを避けるためには、結局 1点 AF しか使えない。たまに全点 AF を使うこともあるけど、それは AF 速度や連写コマ数が落ちても良い、見かけ上ゆっくりだけど、動きの幅が広い動体限定です。なにせ、E-M1 Mark II は横位置と縦位置別々の AF 測距点記憶もないですからね……
(人や動物なら目に、飛行機や車でもピントを合わせたい位置は決まってるはずだから、測距開始点が良きに計らえで済む場面なんて限られてるはずなんですけどねぇ。これで今までユーザーから文句が出なかったとしたら、その方が不思議)
個人的にはこの C-AF の全点 AF、グループ AF のアホさ加減だけでもストレス MAX だし、苦労するのだけれども、C-AF の挙動パラメーターが被写体追従感度しかなくて、
動体撮影能力を謳う割には、10年前の EOS Digital でももっとマシな機能やったで
というのは正直ありましたが、それでも E-M1 Mark II を使い続けるにあたっては、
初代 EOS 6D も(暗所では)AF 測距点は中央1点しか使いもんにならんし、初代 EOS 5D とかの頃はこんなの普通だったし、その頃を思い出せば良いか
と、妙な割り切り方をしています。そう思わないとやってられないだけですが(笑)
(動体撮影周りの AF 機能面では大昔の EOS Digital レベルですが、測距速度精度そのものは 10年前の EOS とは比べようもなく上ですので誤解なきよう)
いずれにせよ、使えるのは1点 AF のみ。となれば、ここは逆に
しっかり被写体を1点で捉えるトレーニングと思えば良いか
と思ってます :-)
歳をとるとどうしても動体視力も反射神経も運動神経も落ちてくるので、被写体捕捉能力、追従能力が落ちてきて、そこを性能の上がったデジタル一眼レフの AF 機能に補助してもらっていましたし、それを E-M1 Mark II に変えてから痛感していますので、
基礎からのやり直し
と思って、前向きに捉えられています。(いつまで我慢が続くかは知りませんけどw)
何度も書いていますが、E-M1 Mark II は動体相手だと、とにかく色々な点で「余裕のないカメラ」ですので、撮る方がカメラの余裕のない範囲に収めないと結果が出ないしんどさはあります。スペックでは見えない部分です。
まぁ、ちゃんとしたグループ AF が使えるカメラに乗り換えたら、「あゝ、前時代的なカメラは無駄に疲れたわ〜、労多くして益少なしだったわ〜」と言うのは間違いないのですけど、しばらくは頑張ってみようと思っていますよ :-)
(気がついたら EOS 5D Mark IV も随分こなれた値段になってますね…)