【追記】本記事で取り上げた「テレBing」は無事 iOS 11 リリース前に久しぶりのアップデートがなされ、iOS 11 でも利用できています。
だらだらとネットを見てしまうことはあっても、だらだらとテレビを観る、点けっぱなしにする習慣のない私なので、スポーツのライブ中継番組と、たまのニュース以外はあまりテレビを観る機会はないのですが、その分、いざ観る時には完全にテレビ番組表頼みです。(普段見てない分だけプログラムがさっぱり判らないので)
テレビ番組表もスマホアプリで見ることが多いのですが、ある時期、データーソースの問題でサードパーティ製テレビ番組表アプリが壊滅に近い状況になった頃、颯爽と登場して長く使ってきたのが「テレBing」。
■ テレBing番組表 (iOS)
■ テレBing 番組表 (Android)
■ テレBing (Microsoft ストア)
何故、日本マイクロソフトがテレビ番組表アプリを開発するのか?それも Windows アプリストア向けだけならともかく、iOS や Android 向けに??という謎はありましたが、必要最小限の機能ながら安定して便利に使えてきました。
ただ、長らく古い実装のままで、アップルが2年前から「古くて遅い 32bit アプリはもう止めとけよ、64bit アプリとしてアップデートしろよ」と言い続けてきたのに、「テレBing」はそのまま。そして iOS 10 からは
アプリ起動時に iOS から↑こういった警告が出るようにもなりました。(起動のたびに表示されるわけではありません、念のため)
そして先日の WWDC 2017 で発表された今秋リリースの iOS 11 では、とうとう古い 32bit アプリは使えなくなります。(数年アップデートされていないアプリは全滅と思って良い)
(インストール済み32bitアプリは、設定→一般→情報→Appで判る)
「テレBing」自身、アップデートが全くされていないわけではなく、今年になってからもバグフィックスの更新を行なっているので、開発が完全にストップしているわけではないと思いますが、このままだと iOS 11 では使えなくなります。
ということで、久々に腰を上げて、
と思って、幾つかテレビ番組表アプリを試してみました。
「テレBing」が 64bit 化のアプリ更新があって iOS 11 以降使えるようになっても、テレビ番組表アプリも世代交代があって、今はもっと良いアプリがあるかもしれませんから、久しぶりに試してみるのは悪くないでしょう。
今回試している(現在進行形)iOS 向けのテレビ番組表アプリは、以下の3つ。
■ IPG Inc.「Gガイドテレビ番組表-通知でお知らせ!BS,CSも!タレント出演情報満載!-」
■ kyoko niida「超見やすいテレビ番組表 BSも映画通知も」
■ TRANCE,LTD.「テレビ番組表 タレント名で検索&自動アラーム通知」
いずれも、
といった、テレビ番組表アプリの基本機能は網羅しています。(というか、個人的にこれ以上は求めていない)
今回はまず、「Gガイドテレビ番組表」と「超見やすいテレビ番組表」の2つのアプリを、超個人的な感想とともに紹介していきます。
名前を見ても判るように「Gガイド」謹製のテレビ番組表アプリ。アナログ放送の頃は一般ユーザーも目にした文字ですが、デジタル放送の時代になって年月が経ち、今時もう「Gガイド?何ソレ?」という時代になってしまったものの、老舗のテレビプログラムサービスです。
本アプリは初回起動時に地域設定を行い、その後に利用規約同意画面があります。(順番が逆だろ?という気もするけど)
(初回起動時の最初にテレビ番組表の地域選択)
(利用規約とともに、おすすめ番組通知のチェック欄も…)
そして、本アプリの一番鬱陶しい仕様である、起動時のアプリ宣伝ポップアップ広告。無料アプリだから広告は仕方ないですけれど、1日の初回起動時もしくは地域設定を変えると出てきます。
(今日は表示しないをオンにすると、当日はもう表示されない)
おすすめ番組の通知やら起動時のアプリ宣伝ポップアップ広告やら、さすが老舗番組表サービスだけあって、昔ながらの押し付け商売感が否めないですが、テレビ番組表としては一般的な表示で、使いやすいです。
最下段に広告が表示されているので番組表の表示領域が狭くなるのが残念ですが、無料利用アプリですからこれくらいは仕方ないでしょう。「テレBing」は広告表示なしの太っ腹無料アプリでしたが、全体から見れば、テレBing の方が特殊です。
操作感も自然で、スクロールは iPhone 6s Plus では十分に滑らかですし、ピンチイン、ピンチアウトで縮小拡大も自由にできます。上へスクロールすると画面上部の日付バーや画面下部のタブエリアが隠れて、番組表の表示領域が増えるのも◎です。
(ピンチイン/アウトで番組表文字の拡大縮小)
日付変更や帯域切り替えは、画面上部の日付の部分をタップするとプルダウンメニューから変更可能です。
プルダウンメニューの配色が見づらいのはマイナス点ですが、地デジ、BS だけでなくスカパー!の番組表もサポートしています。
番組部分をタップすると、その番組の番組詳細情報を表示するのは一般的な機能ですが、番組紹介の文字情報だけでなく、写真があればそれも表示しますし、出演者の写真があれば写真入りの出演者情報が表示されます。
さらに番組公式サイト、番組公式 Twitter アカウント、番組用ハッシュタグがあれば、それらも表示されますし、番組予告編動画が埋め込みされている場合もあります。番組関連情報がとことん表示されるところは、さすがに老舗の公式番組表サービスであり、他の番組表アプリを圧倒しています。
番組放送15分前に通知するアラーム設定ボタン、SNS への投稿ボタンが用意されているほか、Gガイド対応の HDD/BDレコーダーへリモート録画予約が可能です。(ただし、パナソニック限定)
(設定画面にあるレコーダー機器設定)
また、老舗のテレビ番組表サービスらしく、画面下部のタブには「今日のテレビ欄」と題したオススメ番組情報画面や、音声キャッチ機能と名付けられた、
まであります。Shazam のテレビ版みたいな機能ですが、使ったことも使うこともないと思うので、どこまでの認識率なのかは判りません。
(今日のテレビ欄、音声キャッチ機能)
以上、「Gガイドテレビ番組表」アプリの、画面の雰囲気と機能を紹介しましたが、個人的な印象を列挙すると以下のとおり。
といった感じで、不要な機能は使わなければいいだけですが、アプリ起動時のポップアップ広告は(毎回ではないけれど)鬱陶しくて残念です。
とはいえ、
には、ピッタリのテレビ番組表アプリに思います。テレビ情報誌のようなアプリと思えば、そういう方向性が好きな人にはちょうど良いアプリです。
■ IPG Inc.「Gガイドテレビ番組表-通知でお知らせ!BS,CSも!タレント出演情報満載!-」
多機能で、他の番組表アプリにはない独自機能が幾つかあった「Gガイドテレビ番組表」アプリとは真逆の、シンプルに徹したテレビ番組表が、この「超見やすいテレビ番組表」。
アプリの初回起動で地域設定も何もなく、初期設定の「東京」で起動したのが上記画面。見てのとおり、
であり、アプリ名に違うことなし、であります。(画面最上部に広告がドーンとあるのは目障りだけど、無料アプリだから致し方なし)
ただし、
ですから、標準設定では一画面で見られるチャンネル数は2つのみになるので、横スクロールする量が多くなります。
それでも文字の大きさは一段階大きくできても、これ以上小さくできないという徹底ぶりで、ピンチアウトで文字を大きくすると、一画面に1チャンネルのみが表示されます↓
(ピンチイン/アウトで変えられる文字サイズは、大きくする方にもう一段階のみ)
ここまで徹底して「文字の見やすさ」優先だと清々しくて良いですね。お年寄りスマホユーザーにはちょうど良いでしょうし、画面の小さな iPhone 5/5s/SE ユーザーでも若くない人にはこのテレビ番組表アプリの方が使いやすいかもしれません。
機能的にもシンプルで、広告下の左上メニューボタンをタップして出てくるメニューが全てです。
アプリ初回起動時に地域設定を行わないので、起動後にメニューから地域設定を行う必要があります。番組表の日付変更、BS のチャンネル設定、My番組表の修正などの項目があります。
日付変更をいちいちメニューから行わなければならない、というのは、この「超見やすいテレビ番組表」アプリの数少ない欠点の一つですが、逆に画面右下にある地デジと BS の切り替えは、テレビ番組表アプリで一番サクッと切り替えられる部類でしょう。
加えて、「テレBing」や「Gガイドテレビ番組表」といった“公式”なテレビ番組表アプリにはない、
があります。
これは、地域設定に縛られず、自由にテレビ局を選んで自分だけの番組表を作れる機能ですが、本アプリの場合、都市部の地域設定でのチャンネルに融通がなく、
ので、隣接県のテレビ局も観られる場合には是非設定が必要な機能です。
「テレBing」や「Gガイドテレビ番組表」の場合、東京を選んでも tvk、テレ玉、チバテレが入ってる、大阪を選んでもサンテレビと KBS は入ってる、というような配慮はありますが、住んでる地域によっては、そういった配慮外のテレビ局が入る場合もありますし、地方では CATV 経由で地元局以外のテレビ局が観られる場合がありますから、そう言った時には必須の機能でしょう。
ただ、この「超見やすいテレビ番組表」アプリの My番組表機能は地上波のみで、BS チャンネルとミックスして My番組表を作ることができないのはマイナス点かもしれません。また、元々番組表が対応しているのが地デジと BS のみで、スカパー!などの CS 放送の番組表は表示できません。
シンプル機能だけあって番組情報は最小限の文字情報のみですが、番組が始まる前に通知してくれるアラーム設定機能や SNS への投稿機能などは揃っています。また、番組表は使用日から1週間分だけでなく、過去1週間の番組表も見られます。
ただ、番組情報表示は、他のテレビ番組情報表アプリが番組欄タップなのに対して、本アプリではダブルタップになっています。
ということで、
こういった特徴がある本アプリは、
こういった人向けのテレビ番組表アプリでしょう。ややクセがあるので、誰にでもオススメできるとは言い難いのですが、機能はシンプルですから、上記に当てはまる人はお試しするのは悪くないかと。
■ kyoko niida「超見やすいテレビ番組表 BSも映画通知も」
次回は残り1つ、私自身が「テレBing」の後釜として使ってみようかと第一候補にしている、もう一つの「テレビ番組表」アプリを紹介してみます。
(続き)→ このままだと「テレBing」が iOS 11で使えなくなるかもなので、新しいテレビ番組表アプリを幾つか試してみた【後編】
だらだらとネットを見てしまうことはあっても、だらだらとテレビを観る、点けっぱなしにする習慣のない私なので、スポーツのライブ中継番組と、たまのニュース以外はあまりテレビを観る機会はないのですが、その分、いざ観る時には完全にテレビ番組表頼みです。(普段見てない分だけプログラムがさっぱり判らないので)
テレビ番組表もスマホアプリで見ることが多いのですが、ある時期、データーソースの問題でサードパーティ製テレビ番組表アプリが壊滅に近い状況になった頃、颯爽と登場して長く使ってきたのが「テレBing」。
■ テレBing番組表 (iOS)
■ テレBing 番組表 (Android)
■ テレBing (Microsoft ストア)
何故、日本マイクロソフトがテレビ番組表アプリを開発するのか?それも Windows アプリストア向けだけならともかく、iOS や Android 向けに??という謎はありましたが、必要最小限の機能ながら安定して便利に使えてきました。
ただ、長らく古い実装のままで、アップルが2年前から「古くて遅い 32bit アプリはもう止めとけよ、64bit アプリとしてアップデートしろよ」と言い続けてきたのに、「テレBing」はそのまま。そして iOS 10 からは
アプリ起動時に iOS から↑こういった警告が出るようにもなりました。(起動のたびに表示されるわけではありません、念のため)
そして先日の WWDC 2017 で発表された今秋リリースの iOS 11 では、とうとう古い 32bit アプリは使えなくなります。(数年アップデートされていないアプリは全滅と思って良い)
(インストール済み32bitアプリは、設定→一般→情報→Appで判る)
「テレBing」自身、アップデートが全くされていないわけではなく、今年になってからもバグフィックスの更新を行なっているので、開発が完全にストップしているわけではないと思いますが、このままだと iOS 11 では使えなくなります。
ということで、久々に腰を上げて、
テレBing に代わるテレビ番組表アプリを探してみるか
と思って、幾つかテレビ番組表アプリを試してみました。
「テレBing」が 64bit 化のアプリ更新があって iOS 11 以降使えるようになっても、テレビ番組表アプリも世代交代があって、今はもっと良いアプリがあるかもしれませんから、久しぶりに試してみるのは悪くないでしょう。
今回試している(現在進行形)iOS 向けのテレビ番組表アプリは、以下の3つ。
■ IPG Inc.「Gガイドテレビ番組表-通知でお知らせ!BS,CSも!タレント出演情報満載!-」
■ kyoko niida「超見やすいテレビ番組表 BSも映画通知も」
■ TRANCE,LTD.「テレビ番組表 タレント名で検索&自動アラーム通知」
いずれも、
- 一週間分のテレビ番組表が閲覧可能
- 地上波のみならず BS 対応(アプリによっては CS も)
- 番組開始前に知らせてくれるアラーム機能
- キーワードによる番組検索機能
- 利用は無料(広告は表示される)
といった、テレビ番組表アプリの基本機能は網羅しています。(というか、個人的にこれ以上は求めていない)
今回はまず、「Gガイドテレビ番組表」と「超見やすいテレビ番組表」の2つのアプリを、超個人的な感想とともに紹介していきます。
▼ Gガイドテレビ番組表
名前を見ても判るように「Gガイド」謹製のテレビ番組表アプリ。アナログ放送の頃は一般ユーザーも目にした文字ですが、デジタル放送の時代になって年月が経ち、今時もう「Gガイド?何ソレ?」という時代になってしまったものの、老舗のテレビプログラムサービスです。
本アプリは初回起動時に地域設定を行い、その後に利用規約同意画面があります。(順番が逆だろ?という気もするけど)
(初回起動時の最初にテレビ番組表の地域選択)
(利用規約とともに、おすすめ番組通知のチェック欄も…)
そして、本アプリの一番鬱陶しい仕様である、起動時のアプリ宣伝ポップアップ広告。無料アプリだから広告は仕方ないですけれど、1日の初回起動時もしくは地域設定を変えると出てきます。
(今日は表示しないをオンにすると、当日はもう表示されない)
おすすめ番組の通知やら起動時のアプリ宣伝ポップアップ広告やら、さすが老舗番組表サービスだけあって、昔ながらの押し付け商売感が否めないですが、テレビ番組表としては一般的な表示で、使いやすいです。
最下段に広告が表示されているので番組表の表示領域が狭くなるのが残念ですが、無料利用アプリですからこれくらいは仕方ないでしょう。「テレBing」は広告表示なしの太っ腹無料アプリでしたが、全体から見れば、テレBing の方が特殊です。
操作感も自然で、スクロールは iPhone 6s Plus では十分に滑らかですし、ピンチイン、ピンチアウトで縮小拡大も自由にできます。上へスクロールすると画面上部の日付バーや画面下部のタブエリアが隠れて、番組表の表示領域が増えるのも◎です。
(ピンチイン/アウトで番組表文字の拡大縮小)
日付変更や帯域切り替えは、画面上部の日付の部分をタップするとプルダウンメニューから変更可能です。
プルダウンメニューの配色が見づらいのはマイナス点ですが、地デジ、BS だけでなくスカパー!の番組表もサポートしています。
番組部分をタップすると、その番組の番組詳細情報を表示するのは一般的な機能ですが、番組紹介の文字情報だけでなく、写真があればそれも表示しますし、出演者の写真があれば写真入りの出演者情報が表示されます。
さらに番組公式サイト、番組公式 Twitter アカウント、番組用ハッシュタグがあれば、それらも表示されますし、番組予告編動画が埋め込みされている場合もあります。番組関連情報がとことん表示されるところは、さすがに老舗の公式番組表サービスであり、他の番組表アプリを圧倒しています。
番組放送15分前に通知するアラーム設定ボタン、SNS への投稿ボタンが用意されているほか、Gガイド対応の HDD/BDレコーダーへリモート録画予約が可能です。(ただし、パナソニック限定)
(設定画面にあるレコーダー機器設定)
また、老舗のテレビ番組表サービスらしく、画面下部のタブには「今日のテレビ欄」と題したオススメ番組情報画面や、音声キャッチ機能と名付けられた、
スマホをテレビに向けると音声から番組やCMを認識する機能
まであります。Shazam のテレビ版みたいな機能ですが、使ったことも使うこともないと思うので、どこまでの認識率なのかは判りません。
(今日のテレビ欄、音声キャッチ機能)
以上、「Gガイドテレビ番組表」アプリの、画面の雰囲気と機能を紹介しましたが、個人的な印象を列挙すると以下のとおり。
- 番組表自体は使いやすく、番組情報画面は他を圧倒する充実ぶり。6s 世代なら重く感じることもない。
- テレビ番組情報誌的な、おすすめ番組紹介や Shazam のテレビ版「音声キャッチ」といった独自機能も豊富
- パナソニックの対応 HDD/BD レコーダーを持っていれば本アプリからリモート録画予約が可能
- 最低1日1回はアプリ起動時にポップアップ広告が表示されるのは鬱陶しい
- シンプルにテレビ番組表だけを使いたい人には不要な機能が多い。
といった感じで、不要な機能は使わなければいいだけですが、アプリ起動時のポップアップ広告は(毎回ではないけれど)鬱陶しくて残念です。
とはいえ、
おすすめ情報を含めたテレビ番組の情報を色々得たい人
には、ピッタリのテレビ番組表アプリに思います。テレビ情報誌のようなアプリと思えば、そういう方向性が好きな人にはちょうど良いアプリです。
■ IPG Inc.「Gガイドテレビ番組表-通知でお知らせ!BS,CSも!タレント出演情報満載!-」
▼ 超見やすいテレビ番組表
多機能で、他の番組表アプリにはない独自機能が幾つかあった「Gガイドテレビ番組表」アプリとは真逆の、シンプルに徹したテレビ番組表が、この「超見やすいテレビ番組表」。
アプリの初回起動で地域設定も何もなく、初期設定の「東京」で起動したのが上記画面。見てのとおり、
最初から文字が大きめで見やすいテレビ番組表
であり、アプリ名に違うことなし、であります。(画面最上部に広告がドーンとあるのは目障りだけど、無料アプリだから致し方なし)
ただし、
文字が大きく見やすい
↓
一画面に表示できる情報量が少ない
↓
一画面に表示できる情報量が少ない
ですから、標準設定では一画面で見られるチャンネル数は2つのみになるので、横スクロールする量が多くなります。
それでも文字の大きさは一段階大きくできても、これ以上小さくできないという徹底ぶりで、ピンチアウトで文字を大きくすると、一画面に1チャンネルのみが表示されます↓
(ピンチイン/アウトで変えられる文字サイズは、大きくする方にもう一段階のみ)
ここまで徹底して「文字の見やすさ」優先だと清々しくて良いですね。お年寄りスマホユーザーにはちょうど良いでしょうし、画面の小さな iPhone 5/5s/SE ユーザーでも若くない人にはこのテレビ番組表アプリの方が使いやすいかもしれません。
機能的にもシンプルで、広告下の左上メニューボタンをタップして出てくるメニューが全てです。
アプリ初回起動時に地域設定を行わないので、起動後にメニューから地域設定を行う必要があります。番組表の日付変更、BS のチャンネル設定、My番組表の修正などの項目があります。
日付変更をいちいちメニューから行わなければならない、というのは、この「超見やすいテレビ番組表」アプリの数少ない欠点の一つですが、逆に画面右下にある地デジと BS の切り替えは、テレビ番組表アプリで一番サクッと切り替えられる部類でしょう。
加えて、「テレBing」や「Gガイドテレビ番組表」といった“公式”なテレビ番組表アプリにはない、
テレビ局を自由に選択編集できる「My番組表」機能
があります。
これは、地域設定に縛られず、自由にテレビ局を選んで自分だけの番組表を作れる機能ですが、本アプリの場合、都市部の地域設定でのチャンネルに融通がなく、
- 「東京」を選ぶとテレビ神奈川もテレビ埼玉もテレビ千葉も番組表にない
- 「神奈川」を選ぶとテレビ神奈川やテレビ東京はあるけど、TOKYO MX はない
- 「大阪」を選ぶとサンテレビやKBS京都がない
ので、隣接県のテレビ局も観られる場合には是非設定が必要な機能です。
「テレBing」や「Gガイドテレビ番組表」の場合、東京を選んでも tvk、テレ玉、チバテレが入ってる、大阪を選んでもサンテレビと KBS は入ってる、というような配慮はありますが、住んでる地域によっては、そういった配慮外のテレビ局が入る場合もありますし、地方では CATV 経由で地元局以外のテレビ局が観られる場合がありますから、そう言った時には必須の機能でしょう。
ただ、この「超見やすいテレビ番組表」アプリの My番組表機能は地上波のみで、BS チャンネルとミックスして My番組表を作ることができないのはマイナス点かもしれません。また、元々番組表が対応しているのが地デジと BS のみで、スカパー!などの CS 放送の番組表は表示できません。
シンプル機能だけあって番組情報は最小限の文字情報のみですが、番組が始まる前に通知してくれるアラーム設定機能や SNS への投稿機能などは揃っています。また、番組表は使用日から1週間分だけでなく、過去1週間の番組表も見られます。
ただ、番組情報表示は、他のテレビ番組情報表アプリが番組欄タップなのに対して、本アプリではダブルタップになっています。
ということで、
- とにかく文字が大きく見やすいことを徹底
- 機能がシンプルで、テレビ番組表を見るだけに徹しているので判りやすい
- 自由にチャンネル登録できるMy番組表機能がある
- 文字が大きい(小さくできない)ため、横スクロールはどうしても多くなる
- 日付変更は他アプリより一手間かかる
- 都市部では隣接県のテレビ局も同じ番組表で見ようと思うとMy番組表の設定が必須になる
こういった特徴がある本アプリは、
機能は最小限でいい、小さな文字が見づらい、画面が小さい
こういった人向けのテレビ番組表アプリでしょう。ややクセがあるので、誰にでもオススメできるとは言い難いのですが、機能はシンプルですから、上記に当てはまる人はお試しするのは悪くないかと。
■ kyoko niida「超見やすいテレビ番組表 BSも映画通知も」
☆
次回は残り1つ、私自身が「テレBing」の後釜として使ってみようかと第一候補にしている、もう一つの「テレビ番組表」アプリを紹介してみます。
(続き)→ このままだと「テレBing」が iOS 11で使えなくなるかもなので、新しいテレビ番組表アプリを幾つか試してみた【後編】
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