先日、この記事用に E-M1 Mark II のメニューやボタン周りの写真を撮っていたら…

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外部フラッシュ端子のカバーがなくなってる!


おいおい、こんなの一度も使ったことないし(将来に渡って使う予定もない)、カバーを開けたこともないのに、なんで無くなっちゃうんだよ ┐(´д`)┌

正直全く気にもしてないから、どんなカバーだったのかも覚えてないし、もちろん、どこで無くしたとかも判らない。何しろ、カメラ背面はいつも見ても

カメラ前面をマジマジと見ることなんて殆どない


から、こんなところに気をやったのは、下手すると購入して開梱したとき以来かも。カメラを拭くときも前面は主にグリップ周りだから、こちら側は気にしてなかった…_| ̄|○

「こんなにすぐ、気づきもしないうちに無くなるなんて、先人たちで被害者はいっぱいいるんだろう、きっと」と思って、とりあえずパーツ部品として取り寄せたら幾らになるのか“E-M1 Mark II 外部フラッシュ端子 カバー” で検索してみたところ、E-M1 Mark II の事例は1ページ目に出てこなかったけれど、初代 E-M1 や E-M5 Mark II などオリンパス各機種で発生してるようなので、

オリンパスのカメラは外部フラッシュ端子のカバーが無くなるもんなんだ、気にしたら負けだね(´Д` )


と諦めることにしました。幸い、オリンパスプラザへ行けば 100円少々で手に入れられるようですし。(交通費の方が遥かにかかるけど)

しかし、これだけ従来機種で事例が発生していても全然改善されないのも不思議ですが、オリンパス使うのにそんなもん気にするなよ😏ということでしょうか。防塵防滴仕様だと、これ一つでも無くなるのは困るのですけれども(>_<)

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(伊丹空港飛来2回目のBB-8ジェット。晴れ予報だったのに…😢)


さて、前回は E-M1 Mark II を1ヶ月間、動体相手に使ってきた感想と改善して欲しい点を2つ述べました。

一ヶ月の E-M1 Mark II × 動体撮影で感じたこと、改善されるべき点【前編】測距開始点を指定できない多点 AF は使えない他

測距開始点がカメラ任せの全点 AF、エリア系 AF は使えないとまでは言わないものの、使いどころは限られますし(被写体による)、動体撮影に慣れてくれば 1点+補助系の AF など測距開始点を自ら決める撮影が主になりますから、それに E-M1 Mark II も対応して欲しいことを書きました。

そして今回は、主に AF 周りなど動体撮影における操作性について、E-M1 Mark II に足りない、改善して欲しいと感じる点を幾つか記したいと思います。

操作性というのは個々人の好み、慣れが大きく左右しますから、あくまで私個人の意見です。

それは違う、という人もいるでしょう。特に、オリンパスの旧機種からのユーザーにとっては納得しがたい意見もあろうかと思いますし、動体撮影を行わない人には理解しがたい点もあるかと思います。が、敢えて従来機との操作継承性より自分が動体撮影に必要だと思えることを優先して述べています。ご了承ください。

また、操作性というのはハードウェアが強く絡む部分でもあり、E-M1 Mark II である限り直せないところも当然ありますが、それは今さらどうにもできませんから、また Mark III で頑張ってね、という意味です :D


(3)迅速な AF 測距点選択について


動体撮影でも構図を描いて被写体が飛び込んでくるのを待って撮る、ということもありますが、だいたいにおいてフォーカスエリアの迅速な移動は必須機能です。レリーズ周りの次に重要な操作性かもしれません。

E-M1 Mark II におけるフォーカスエリア移動で私の感じる問題点は
  1. 測距点選択用のスティックが実装されなかったこと
  2. 横位置と縦位置で別々に測距点(位置・種別)が記憶されないこと
  3. 測距点を端点から反対側へ循環した時に隣りの列・行へ移ってしまうこと
  4. ホームポジション移動ボタンがAF ターゲット選択画面では機能しないこと

これら4つです。

[A] フォーカスエリア選択用スティックがないこと

これについては購入を決断する前に、最後まで悩んだ点の一つでした。お気軽スナップ用に購入した E-M10 Mark II で、液晶画面を指で擦らせてフォーカスエリアを指定できる「AF ターゲットパッド」機能が、そこそこ使えるもんだなあ〜という印象だったので、慣れれば何とかなるかと思いましたが…

やはり、迅速な操作を必要とする状況で、AF ターゲットパッド機能は狙ったところへピタッと止めるのは無理があり過ぎでした。当たり前といえば当たり前ですけどね(^_^;)

また、指を擦らせてからターゲットパッド機能が効き始めるまでのタイムラグも動体撮影時には少々もどかしいし、E-M10 Mark II 同様、液晶のタッチが有効になっていて指を滑らせ始めても AF ターゲットパッド機能が効かないことがあり、その発生条件は未だに判りません。(やり直すとできたりもするし)

ですので、結局十字ボタンでの移動がメインになっています。決して操作しやすくも素早くエリア移動ができるわけでもないけど、確実性を取りたいゆえの判断。初期 X-T1 の十字ボタンみたいに酷くないですしね(^^)

逆に、余裕のある時、静止体相手ではターゲットパッド機能を使うこともあります。

(一世代前までの EOS 下位中級機、6D や二桁機はスティックの代わりにサブ電子ダイアルと一体化したフォーカスエリア選択用マルチコントローラーがあって、だいたい十字ボタンと同じ位置にありますが、さすがに操作性としては小さくない差があります)

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(INFO ボタンのところにスティックがあれば…)


このフォーカスエリア選択用スティックがないによる不満は自分の過失であり、別段オリンパスを責める気はないです。それに、これからどうにかなる問題でもないですからね。

ただ、次機種も動体撮影を重視するのであれば、

E-M1 Mark III にはスティックは絶対必要


だと思うので、そこは場所のやりくり、内部構造のやりくりを頑張って入れ込んで欲しいな、と思います。今回はサイズ優先、AF ターゲットパッド機能もあるし…だったのかもしれませんが、やはり本気で動体撮影に挑むには必需品だと思いますので。

動体撮影重視を標榜している割にはスティックなし&液晶パッド使用なのはソニーのα4桁機も同じですが、あちらは普及機、E-M1 シリーズはフラッグシップ機ですからね。(α9 にはちゃんと付けてきた)

ちなみに、色々な意見はあろうかと思いますが、個人的にフラッグシップ機はそれなりの大きさ・重さのレンズを使うものだから、ミラーレス機だからと言って色々削ってまで無理に小さくすることはない、と思ってます。特に本気の動体撮影を志向するなら、レンズも重いものを使うことが多いですし。

私自身、E-M1 Mark II でサンヨンを使う時にはバッテリーグリップ付けた方が重量バランス的にもグリップ的にもバランスよく感じて、安定して振り回しやすいので、縦位置使わない/バッテリーが複数個不要な時でも、バッテリーを入れたグリップを装着して使ってます。(特にサンヨンにテレコンを入れる時は)

α9 なんかフルサイズ機で、動体撮影、特にスポーツ撮影市場を狙うなら超望遠単焦点レンズを用意するでしょうから、3kg 以上当たり前の超望遠レンズに対して、あの小さなボディではむしろ使いにくいのでは…と思うくらいです。ミラーレス用であっても望遠レンズは小さくなりませんからねえ。


[B] 横位置と縦位置で別々に測距点(位置・種別)が記憶されないこと

前システムのキヤノンではもう相当昔から“あって当たり前”だったのでウッカリしていましたが、未だにこの機能がないミラーレス機もありましたね…これは辛いです。非常に辛い。

せっかく良いバッテリーグリップなのに縦位置使いたくないわ…


と思うほどに辛いです。X-T1 の時も超ストレスだったのを思い出しました。(X-T1 はバッテリーグリップも初物のせいか酷かったけど…X-T2 は縦横別に測距点記憶もするし、バッテリーグリップもマシになってます)

サッカーでも飛行機撮影でもサッと縦位置に持ち替えて(一脚使用時は三脚座回すだけ)撮りたいことは多いのですが、そのたびにフォーカスエリアを大きく移動しなきゃならないし、それでいて前項で書いたように E-M1 Mark II のフォーカスエリア移動はやりにくいから余計に厳しいです。

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(この状態で、縦にすると…)

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(縦にしてもエリアがそのままなので大きく移動させることに)


Fn1 ボタンに「フォーカスエリアのホームポジション戻し」機能を使って、縦横切り替え時には少しでも迅速にフォーカスエリアを変えられるようにしていますが、解決には遠いです。

この機能が実装されなかった理由は判りませんが、

お願いですから、次回バージョンアップで実装して下さい🙇


ホンマよろしくお願いします。フォーカスエリア移動がスティックで俊敏にできないのに加え、これはマジで辛いです。縦位置・横位置変えるたびに萎えます。カメラの縦横位置に応じて再生画面の表示向きを変えられるのですから、実現は可能なはずだと思うので、よろしくお願いします。

そういえば、EOS で測距点選択用マルチコントローラーがスティックではない機種も使っていましたが、さほど強いストレスを感じなかったのは、この縦横位置でフォーカスエリアを別々に記憶していてくれたからだと、いま改めて思ってます。


[C] 測距点を端点から反対側へ循環した時に隣りの列・行へ移ってしまうこと

いや〜、これは有りえないっしょ。普通の人間の感覚として有り得ない。

右端にあるフォーカスフレームを更に右へ移動したら左端に循環するのは今や当然ですが(昔はそうじゃなかった)、オリンパスは何故そこで1行ズレる、ズラすのでしょう?不自然極まりないし、どういう意図なのか、さっぱり判らない。

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(ここから十字ボタンの右を押すと逆側へ行くが…)

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(なぜ1行ズレるの!?)


E-M10 Mark II でもそうでした。E-M10 Mark II では途中に全点モードが入るので、直感的におかしい!と感じにくかったけど、やっぱりおかしい。ってか、こんな変な挙動がオリンパス共通仕様なのかと思うと、いささか目眩がします。

誰がこんな頭のおかしい挙動にしたのかどうか知らないけれど、

いくら旧機種との互換性が大事といっても
こんな不自然な仕様は直すべきでは?


と心底思います。最初この仕様になった時、誰もおかしいと思わなかったのですかねえ…

この仕様であるべき理由があれば聞きたいところですが、ここは過去の柵とは決別して、次回のファームウェア・アップデートで是非直してほしい点です。


[D] ホームポジション移動ボタンがAF ターゲット選択画面では機能しないこと

前述したように、測距点移動用スティックがなくてフォーカスエリアを移動するのにまどろっこしいこと、縦横位置で別々に測距点を記憶してくれないことから、ホームポジション移動機能を Fn1 ボタンに割り当てて多用しています。

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ただ、フォーカスエリア移動中(AF ターゲット選択画面)になると、何故かホームポジション移動ボタンが効かなくなります。何故なんでしょう?
  1. フォーカスエリアを移動させたいと思って十字ボタンを押す
  2. AF ターゲット選択画面が出て、先にホームポジションに移動してから移動させる方が早いからホームポジション移動ボタンを押す
  3. 十字ボタンで更にフォーカスエリアを移動させる

ということは普通にある、やってしまうことだと思うのです。

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(この画面ではホームポジション移動ボタンが効かない)

  1. フォーカスエリアを移動させたいと思ったが、ホームポジションに移動してから更に移動させる方が早いから、まずホームポジション移動ボタンを押す
  2. フォーカスエリアがホームポジション移動したら十字ボタンを押す
  3. AF ターゲット選択画面を出たら十字ボタンで更にフォーカスエリア移動

という手順で実行可能ですが、フォーカスエリアを移動したい、と思った瞬間に十字ボタンを押さなくないでしょうか?カメラに慣れたら、考えるより先にボタン操作してると思いますし、それに応えて欲しい。

私だけかもしれませんが、

フォーカスエリア移動のためのモードで、フォーカスエリア移動のためのファンクションを機能させないというのは、ちょっと不便じゃないかなあ?おかしくないかなあ?


と思うのです。


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(4)豊富なボタンカスタマイズは良いけどマイメニューを!


E-M1 Mark II は本当にボタンが多いですよねえ。オリンパスプラザや店頭で触った時は、さほど気にならなかったけれど、購入して手にしてカスタマイズを始めると、

このカメラ、どれだけボタンがあるんや!?


という驚くくらい。ボディの、ありとあらゆるところにボタンがある印象(AF スタートボタンはないけど)。そして、多数のボタンのうちの多くがカスタマイズ可能

数えてみると(バッテリーグリップ側のボタンも合わせれば)カスタマイズ可能なボタン総数は 16個。割り当てられる機能は 32!ボタンと機能が全部直交しているわけではないけれど、それでも

ここまでボタンカスタマイズ可能なカメラもない


と言って良いように思います。これはこれで素晴らしいです。

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(ここに2個もボタンを押し込むなんて、執念というレベル!)


となれば、

メチャメチャややこしいメニュー項目の機能をボタンに割り当てまくって、素早い操作を実現してご機嫌に使うぜ〜 \(^o^)/ウェーイ


そうなるはずだったんですが、どうもしっくりこない。不満があるわけではないのだけど、色々ボタンの割り当てを考えて試しても、あまり便利になった気がしない。

なんでだろ…?と、ずっと考えていて気がついたのは、

いくらボタンカスタマイズをしても
迷宮すぎるメニューの奥底へ行く回数は減らない


ことです。それが「しっくりこない」原因。

つまり必要なのはボタンカスタマイズをどうのこうのではなく、

メニューから自分がよく使う項目を選んで作れる
「マイメニュー」機能が是非必要❗️


ということ。マイメニュー機能があれば、やたら階層の深いオリンパス機のメニューも少しは使いやすくなるはず。

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E-M1 Mark II では1画面あたり7行の項目だから、編集用の項目を除くとマイメニュー1画面あたり6項目割り当てになる。EOS みたいにマイメニューが複数画面あれば迷宮の奥へ辿ることも少なくなるだろうけど、とりあえず1画面、6項目だけでも実現して欲しい。

そして重要なのは、メニューの3階層目、4階層目を項目をマイメニューに割り当てられるようにして欲しい、ということ。マイメニューへの登録が2階層目の項目だけだと奥の方にあるメニューへ辿り着くショートカット度合いが減ってしまうだけに、そこは何とか実現して欲しい。

メニューを整理一新も必要だろうけど、まず
マイメニュー追加の方がみんな不満なく幸せになれるのでは?


と思うのですよね。(ソニーユーザーの新メニューへの反応も多数は賛成、既存機種にも適用して欲しいという人も多いけど、中には嫌だという人もいますからねえ)

というか、これだけカスタマイズ項目が充実しているオリンパス機なのに、むしろマイメニュー機能がないのは不思議なくらいです。

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(5)代用品の親指 AF


E-M1 Mark II では、動体撮影ユーザーの多くが利用する「親指 AF」操作ができるようになりました(オリンパスのマイクロフォーサーズ機で初めて?)。「AE-L/AF-L モード」の mode 3/4 です。

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このことは発売直後くらいに店頭で触った時に知って、

動体撮影に力入れたカメラだから、オリンパスも一応親指 AF を使えるようにしたんだ


と思いましたが、いざ購入にあたっては「これだときっと親指 AF は使わなくなるだろうなあ」と思ってましたし、実際 E-M1 Mark II 購入後に何度も使ってみては納得行かず、結局今では E-M1 Mark II で親指 AF を使っていません。(mode2 で使用)

と言っても、E-M1 Mark II の親指 AF がダメダメとか、全く使えないとか思っているわけではなく、前回記事で書いた AF と一緒で

悪くはないけど、なんか惜しい


そんな感じなんですよね。あくまで私の手や操作感の問題であり、大きめの手の人で、あのボタン感触が気にならないなら問題なく使えるでしょうから、そこは割り引いてください。

いずれにせよ、私にとっては、全く使えないわけじゃないけれど、チャンスを逃したくない相手に常用するにはちょっと不安…そんな感じ。

親指 AF を使わなくても特に困るほどのことはないですが、不便なことは不便です。もうずっと慣れきっている操作性ですから、使えるものなら使いたいです。

それでも E-M1 Mark II で親指 AF を使わない(使えない)要因は、
  • AF スタートボタンを代用するボディ本体の AF-L/AE-L ボタンの感触が、常時オンオフするボタンとしては良くなくて、どうも使いづらい
  • AF-L/AE-L ボタンのせいなのか、別の原因のせいなのか判らないが、AF-L/AE-L ボタンを押してから AF がスタートする前でのタイムラグが mode 2 でのレリーズ半押しでのタイムラグより大きいことがある
    (レリーズ半押しでのフォーカシング起動までの速度も決して速くないが、それよりタイムラグが大きいと感じる時がある)
  • 私の手にとっては AF-L/AE-L ボタンの位置が微妙で、ホールディングがやや甘くなってしまう
    (逆にバッテリーグリップで縦位置利用時の B-Fn2 ボタンの位置はちょうど良い感じ。ボタンの感触はイマイチだけど)

といったところにあります。(2番目の点については気になってますが、常時起こることではなく、たまに一瞬もたつくことがある系の挙動は E-M1 Mark II の他でもあるので、ミラーレス機にありがちなこととして追求しても疲れるだけかなと思ってます ^^;)

AFスタートボタンを用意していないカメラで細かいことを言っても仕方ないのかもしれませんが、グリップ感や一瞬の操作性を考えると、私の場合は E-M1 Mark II では親指 AF を使わず、自分の手にとって迅速かつ安定したコントロールを取った方がいい、という判断です。

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親指 AF に関しては、親指 AF を使わない人、使ったことない人、そもそも名前くらいしか知らない人(某イベントで某メーカー開発者に要望した時、逆にどういう操作かを聞かれたこともある)には全く伝わらない話だと思いますし、親指 AF &常時 C-AF で動体を撮るようなスタイルじゃない人に、
  • AF と AE を完全に分けてコントロールできる
  • C-AF のまま置きピンして構図変えられる
  • AF の追従を一瞬外して撮る、待つ
  • モード切り替えなしに C-AF と MF がシームレスに使える
    (ロストした/しそうな時に MF で大まかな位置へ送ってから AF する/メーカー依存の使い方)

といった利便性(モード切り替えなどのない迅速な操作)を説いても、言葉の説明では実感として理解してもらえないので、それはそれで別にいいや、と思ってます。

従来のオリンパスユーザーからすれば特に必要のないものでしょうし、何を言ってるのか判らない/なんでこだわるのか判らない人も多いだろうと思います。

メーカーとしてもプライオリティというものがありますから、動体撮影を謳いながらも E-M1 Mark II にAF スタートボタンがなくて親指 AF に重きが置かれていないのも仕方ないと思っています。判っていて購入しましたしね。

ただ、昔から動体撮影者のためのカメラであったニコンやキヤノンの中級機以上では「あって当たり前」のこなれた機能ですから、

他社で動体撮影する人を引っ張ってきたいなら、次機種では C-AF の性能・機能の充実と同様に、AFスタートボタンの新設など親指 AF に対するサポートをきちんとした方が良いんじゃないかなあ


と思っていますが、そこはメーカーの考え次第、優先順位次第でもあります。

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「より迅速な操作性」という点で E-M1 Mark II に改善を望みたい点はもう一つありますが、長くなりましたので、次回その他の項目とともに記したいと思います。

【追記】ボタンカスタマイズに関する記述は本記事の主題に関係ないので、初期投稿時の内容から割愛して、後日の記事(半月くらい先?)に含めることにします。

一ヶ月の E-M1 Mark II × 動体撮影で感じたこと、改善されるべき点【後編】撮影画像の再生と削除の使い勝手など