明日はガンバ大阪の3週間ぶりのホームゲーム、土日は SUPER GT 第1戦・岡山が開催されて、どちらも待ってました!なのに、今夜から日曜日まで雨予報…_| ̄|○

いくらカメラが防塵防滴だと言っても人間は防滴仕様じゃないし、ポンチョその他着るものを着たところで鬱陶しいことに変わりはありません。岡山国際サーキットはグランドスタンド以外に雨宿りできる場所がありませんからねぇ。

ともあれ、この週末から E-M1 Mark II も「実戦」で使うことになるわけですが、前回記事を一昨日夜に予約投稿で更新した頃、“ホーム” 大阪伊丹空港で E-M1 Mark II で初めての夜撮をして、暗所での AF(もちろん私の場合は C-AF のみ)や高感度画質などをチェックする試し撮りをしていました。

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前回記事では週末に試し撮りした際の印象を軽く述べましたが、両日とも日中の撮影でしたから AF は合焦して当たり前、最低感度だから画質も真っ当で当然であり、このような“好条件”なら動き物相手でも(一眼レフなら)高いボディも高いレンズも大して必要ではありません。

オリンパス OM-D E-M1 Mark II 購入直後の試し撮りインプレッション 〜すぐに感じる長所と欠点

安価なミラーレス機はともかく、一眼レフなら Kiss にキット望遠レンズでも十分なクオリティで撮れるような条件のために E-M1 Mark II や PRO レンズを買ったのではありません。一眼レフだろうが、ミラーレスだろうが、

値段の高いボディ、レンズは悪条件のため


と言っても良いわけで、これからそういったシーンで使っていって「E-M1 Mark II は本気の動体撮影に使えるのか?」「本気で使えるカメラであって欲しい」ということを確認する事になるわけで、そのためのお試しであります。

前回記事同様、まだ癖も何も掴んでない試し撮りレベルでの話ですが、夕暮れ以降の低照度における動体撮影を初めて試して、800カットほど撮ってみての印象をひとことで言えば…



暗所の画質もAFも予想どおり


であり、どうにもならないお手上げではないけれど、低照度で動いている物相手だと厳しいのは事実。マイクロフォーサーズに求めるものではないと判っていましたが、やはりマジックはなく、予想通りすぎました(´Д` )

今後、色々工夫する余地はあるでしょうが、素の状態から大きく変わるようなことはそうありませんから、マイクロフォーサーズへ買い換える時に覚悟していた通り、夜撮は我慢と妥協が大いに必要だと再認識しました。

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(真っ暗はともかく薄暮の時間のC-AFの甘さは少々期待外れ…)


千里川ですぐ頭上を轟音とともに降りてくる飛行機を捉える、というのは昼間でも AF 能力を問われるものですから、この条件で E-M1 Mark II が某 D一桁機や某 1D X みたくガッチリ合焦しまくるようなことがあったら狂喜乱舞ですけれど、まぁそんな夢みたいな話はありません(^_^;)

とはいえ、高感度画質はともかく暗所の C-AF 精度はもうちょっと頑張って欲しかった、が本音です。

どうにも合焦しない!という状況はそう多くなかったのですが、とりあえず日没時以降は、光の残ってる薄暮の時間も含めて全部ピン甘。追ってる間ずっと甘いまま。甘いまま食いついて、そのままみたいな。(7D Mark II の食いつきミス時と似てる)

現段階では先週末同様、一部のボタン・ダイアルカスタマイズのみで、撮影設定でのカスタマイズは特になし。C-AF、秒6コマに落としたメカシャッターの連写L での撮影。EVF フレームレートも標準のままなので、EVF フレームレートを高速設定にした際の低輝度 AF性能の低下は関係ないはずです。

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(夜の流し撮りでAFは問題なく、E-M10 Mark IIのように置きピンする必要もなし)


この日は暖かさと PM2.5 で日が暮れても空気状態の影響はありましたから、もう少しシャープに撮れる条件で確かめる必要はありますし、飛行機以外の被写体もこれから撮っていくので、現段階で「暗所の AF はイマイチ」とは言い切れませんが、AF を一眼レフ機と比較して自慢するくらいなら、もう少し低照度での AF 精度も頑張って欲しかった気がします。

ただ、E-M1 Mark II の仕様に AF 測距可能最低輝度が明記されていない時点で、期待しない方がええやろなあ〜とは思っていたので、特に落胆はありませんけどね(^_^;)

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(40-150mm F2.8 PRO は綺麗な玉ボケでした >_<)


あと、高感度画質ですが、自分が実戦で使った印象を言えば、

DxO の「テストのためのテスト」なベンチマークで、高感度ノイズはキヤノン APS-C 機を超えた、D500 に迫る良さ、みたいなことを騒いでるアホがいたけど、自分で同じ環境(Lightroom CC)で現像してみると、実写画像を幾つか見てきた印象と同じく、やっぱり ISO 1600 だと 7D Mark II と比べて良くて同等、概ね、ちょいノイズ多めの感じ


ですね。キヤノンセンサーとしては一世代前の 7D Mark II と比べても上回ってる印象は皆無。

ただ、E-M1 Mark II の高感度画質が 7D Mark II と比べて劣ってると言うほどでもなく、
  • キヤノンセンサーの欠点であった暗部ノイズの酷さがない
  • ISO 800 を超えると途端に画質が落ちてくるが、ISO1600 から ISO 6400 近くまでの劣化は緩やかで急激な破綻はない
  • 輝度ノイズの粒が比較的揃ってるので、等倍で見ると酷くても縮小すると、意外と綺麗(プリントにも良さげ)

なので、ガッカリするような印象はありません。ノイズの扱いは 7D Mark II より楽なところもありそうです。(フルサイズ機とは比較すること自体が無意味)

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(自分的にノイズ軽減含めた現像処理後)

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(上記写真の等倍トリミング、ISO 3200)

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(レンズが軽すぎて流し撮りに苦戦中… ^^;)

EM1M2sample20trim
(上記写真の等倍トリミング、ISO 6400)


そもそも、極小センサーのマイクロフォーサーズに高感度画質を求める方が無理なわけで、そのことは予め十分に判っていて購入しているわけですが、それでも

あと1段、高感度画質が良好ならばなあ…


とは思いますね。その点は EOS 7D Mark II と同じで、ニコン D500 が羨ましく感じるところです。(ペンタックス KP はもっと凄そうですが、私の場合は動体相手ですので)

ただ、E-M1 Mark II を暗所で使っていて悪いことばかりではなく、

強力な手振れ補正とシャッターショックの少なさ


は素晴らしく、スローシャッターで大いに威力を発揮することも実感しました。ミラーショックがないですから、メカシャッターでの撮影でも一眼レフとは比べ物にならない振動の少なさは、さすがです。

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さらに、前回記事でも賞賛しましたが、

暗所でもしっかり見えて、動体が追える EVF


これは本当に素晴らしいです。E-M1 Mark II の EVF には、さらに滑らかに表示できる高速フレームレート設定がありますが、民間機程度の速度域、動きでは必要ないくらいです。

ミラーレス機の EVF では富士フイルム X-T1 (X-T2) の EVF も素晴らしかったですし、ぱっと見の見やすさという点では X-T1 の方が上だったと感じていますが(ライブビュー表示を一回り小さくして設定情報をライブビューの外側に置ける表示が良かった)、とにかく動体相手の撮影での遅延の少なさ、滑らかさは一線を画していて、今のところ不満ないですね。

夜間撮影でも、流し撮りでも、ほとんど違和感なく機体を追えました。低輝度時の EVF 表示の露出制御も自然で、妙なブーストで嫌な感じになることもありませんでした。

D 一桁機や 1D 系の光学ファインダーと比べるのはまだ酷かもしれませんが、動き物相手で中級機となら、さほど違和感ないなぁ、と思いますね。(風景写真など静止体相手に細かいところを視認しようと思うと解像度の限界は感じて、拡大表示に頼るしかなくなる)

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(いかにもな千里川写真。ワイド端28mmのレンズしかない…)


というわけで、未だ試し撮りレベルですが、E-M1 Mark II で初めて飛行機の夜撮を試してみての雑感でした。

ミラーレス機の暗所撮影、高感度画質という点では、連れ合いの使っているフルサイズ α7 シリーズを別格とすれば、やはり富士フイルム機の高感度画質の良さが思い出されるところで、

X-T1 くらいの画質があれば、夜の飛行機撮りでも本気で使えるカメラになるのになあ


というのは思いますが、これだけ「動きを追える」ミラーレス機もないですから、そこはそれ、仕方ありません。

(センサーサイズの大きな他社ミラーレス機の AF 性能が上がっていって、オリンパス同等レベルになった時、どれだけアドバンテージが保てるのかは判りませんが…)

しかし、こうなると

明るい単焦点が欲しいのお…


となりますね。シャッター速度稼ぎたい、ISO 感度抑えたい。



特に M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 が無性に欲しくなってきました。明るい望遠レンズ。150mm 相当でいいから、あと1段稼ぎたい。もう少し広角で…パナの LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2、うーん、20万円は無理。

バッテリーグリップやら、メモリーカードやら、予備バッテリーやら、やっぱりマウント移行は出費が嵩みますから、当分新レンズはお預けです(>_<)

ともあれ、今週末から本番と言いますか、飛行機以外の被写体も撮ることになります。ワクワクと言うよりは、機材が大きく変わって撮れる絵が分からないので不安です。

今のところ E-M1 Mark II は予想どおり想像どおりの範疇で、特にガッカリもしないけれど、良い方向での驚きってのもないので、これからの実戦で「おおおっ!?」というのを見せてくれたら良いのになあ…なんて妄想しています。

まぁ、もはやデジタルカメラに夢も妄想もないですけどねw



(とりあえず、このセットでサーキットへ)