長らく愛したキヤノンのシステムを売却して(友達に貸しているレンズがあるので本当に全売却ではないけど)、新年度からはオリンパス E-M1 Mark II と望遠系 PRO レンズ一式などを揃えて使うことにしました。

春は別れと出逢いの季節 〜絶対後悔する、そう思っているのに…

昨晩届いて今日シェイクダウンということで、ボタンやダイアルを最低限カスタマイズしただけの標準状態で、“ホーム” 伊丹空港で2時間ほど動作確認がてらの試し撮りをしました。

自分が撮る被写体の中で一番楽な条件(日中の民間機離着陸)であり、特に工夫も何もなく、ただ撮るだけ、コンパクトデジカメでもできる撮影で確認やら設定やらをしていました。

EM1M2sample01
(たまたま急患輸送で自衛隊C-130が到着)


少し触っただけで色々なことが判りましたが、思い切りど真ん中にいるのに突然ピンボケるなど C-AF の様々な問題(癖で片付けるわけにはいかないものも)とかよりもむしろ、結構暴れる露出や最低感度から結構乗ってくるノイズとか画質面での追い込み方を悩みそうな気配ですが、それらについてはまた後日。

ともあれ、前回記事で綴ったように

今まで普通に撮れていた動体の被写体が撮れなくなったり
無駄に苦労するばかりで、絶対後悔するだろうなあ〜


と判っていながらの移行です。いや、移行というより自己納得のための勝手な人柱です。エイプリルフール・ネタではありませんでした。残念(ToT)

少なくとも動体撮影で従来と同じ程度に撮れればいいけど、最初から明らかに無理な被写体もあるので期待はしていません。(幾つかのジャンルについては可能性があると思ったから買ったのだけど)

かといって、前回最後に書いたとおり、E-M10 Mark II を使っていてオリンパスが好きになったわけでも、マイクロフォーサーズに愛着が湧いたわけでもありません。

それなのに、今まで愛着持って使ってきた機材を売ってまで E-M1 Mark II を買ってしまった理由は、ただ一つ。

E-M1 Mark II はどこまで本気の動体撮影が可能なのか?
それが判るような撮影例が3ヶ月経っても出てこない…
結局、ダメ元で自分で試すしかないか_| ̄|○


これです。純粋に、これだけです。

まぁ、ミラーレス機買う時には毎回同じことを言ってる気がしますけどね。富士フイルムの時もそうだったし…(^_^;)



EM1M2sample04
(E-M1 Mark II + 40-150mm F2.8 PRO)


本当は自分で買って確認なんかより、ネットその他の情報、作品例を見て、だいたいの当たりをつけたかったのが本音です。それで将来的に買うかどうかを判断しようと思っていたのですけれど…これがない。

(過去にミラーレス機をたくさん買って試して、金も時間も無駄遣いした中で一番印象に残ったのは、ミラーレス機はスペックに出てこない制約や使い勝手の難が隠されていることが多いけど、雑誌やライター系カメラマンはそこに言及しないし、AF についても無意味なテストのためだけのテストや得意技紹介をしてるばかりで、参考にすると痛い目に遭う、ということを実感してきたので、それらは無視です)

これだけ前評判から発売後の評判も良くて、絶賛の嵐のようなミラーレス機、特に「ミラーレス機で本当に動体が撮れるようになった」と盛んに言われているわけですから、もっと購入者が多くて、沢山の写真が出てきて

おぉ、E-M1 Mark II で、こんな写真も撮れるんだ!


というのを期待していたのですが、如何せん、他の一眼レフ機で日常的に出てくるような作品がなかなか見つからない。

E-M1 Mark II の動体相手の写真をネットで探すと「オリンパスの超望遠ユーザーは鳥しかいないの?」と思うくらいに鳥ばかり。(それが悪いわけでもないし、鳥の飛翔写真は参考になります。圧倒的に止まってる鳥が多いけど)

他では鉄道メインの方も見かけるけれど、置きピンで対応できたり、新幹線以外は速度域も低いので、鉄道写真は高速動体や不規則変化のある動体に対する指標にはなりにくい。

EM1M2sample02
(E-M1 Mark II + 40-150mm F2.8 PRO)


某巨大掲示板のスレを丹念にチェックしていけばありそうだけど、どうせm4/3に対する煽り合いが続いてるだろうから、その中で探すのは面倒すぎるし、仕方なくオリンパスが運営している写真サイト「Fotopus」へ入ってみました。

その Fotopus ですが、「見るだけでは悪いし、試しに一枚くらい写真を上げておくか」と思って写真を載せようとしたところ、ジャンルがこの9個(と、その他)。

MountMove201703B


これがオリンパスの推すジャンルですかね。かなり偏ってるというか、でも確かにサイト内の写真を見ていると、このジャンルが多いし、ネットで探した時も同じ。

MountMove201703C


そもそも

イベントでオリンパスの宣伝に来る写真家のジャンルも
だいたいこのようなジャンルだよなあ…


そう思えば納得でもあります。しかし、動体撮影できる、AF 性能が素晴らしいっつーなら、やはり飛行機くらいは押さえとくべきでしょう。(オリンパス機の絵作りは鳥よりも金属物相手に相性が良いと思うんだけどなぁ)

オリンパス宣伝カメラマンの一人でもある中野耕志氏は、元々飛行機も主力被写体なのに E-M1 Mark II ではいつも鳥。公式サイトのギャラリーだけでなく CP+ のセミナーでも飛行機の作例出さなかったようですし…うーむ。



それでも Fotopus で探すと飛行機を撮っている人もいたようで、目安にはなりました。ありがとうございます。

ただ、ユーザーも作品数も本当にごく少数で、飛行機写真の場合は空気状態との兼ね合いがあるので、参考例が少ないと判断の材料にしにくいので、結局「買って自分で使わないと判らないか…」となった次第です。

OkayamaIntl20170318D
(これは E-M10 Mark II にて)


ただ、そのオリンパス運営の写真サイト「Fotopus」ですが、加入してすぐ↑のモータースポーツの写真をあげたら、翌日に「肖像権侵害してないか確認してください」的なメールが運営から来る。メーカー系サイトだから、そのあたりは神経質なのだろうが、モータースポーツの写真をあげるたびに来るのでやってられない ┐(´д`)┌

モータースポーツは AF 性能に多少難があっても撮り方次第では撮れるので、もっと見かけてもいいと思ったのですけど、こういうことなら見つからなくても納得。

このように Fotopus は色々神経質だから、結局アップされる写真も(人の写ってない)風景、虫、花、鳥、(これまた人の写ってない)鉄道といった “当たり障りのでないもの” になり、先の写真ジャンルが8つ(+その他)しかないのも頷ける話です。

EM1M2_13
(デカそうに見えて小さい…テンションは上がりませんw)


とまぁ、長々と書いてきましたが、いずれにせよ、「E-M1 Mark II はどこまで本気で撮れるのか?」に対して、探してみたかぎり自分が満足できるような回答を見つけられなかったから、自分で試すしかないと思ったのが、今回 E-M1 Mark II を買った理由。
  • 飛行機
    (簡単な民間機の離着陸から、AF難易度の高い航空祭の戦闘機機動飛行やアクロバット飛行まで)
  • モータースポーツ
    (明るい望遠レンズの開放ぼかしによるフェンスクリアは厳しくなりそうだが、それ以外のシーンで)
  • スタンドからのJリーグサッカー
    (ナイトゲームでまともな画質を得るのは無理なのは自明だし、AF も難しそうなので、せめてデーゲームだけでも)

これらの被写体について、動体撮影に対して大口叩いている E-M1 Mark II がどうなのか?自分なりの結論を出すためだけに、こんな馬鹿な移行をしてしまったのです。

もっとも、「E-M1 Mark II での動き物相手の写真で参考になるようなものをオレが撮ってやる!」というような意気込みは当然なくて、自分なりの納得を得たいだけなので、そんなものを求められても困ります。俺も買ったんだから、君も自分で買って試して♪ です(^-^)

ただ、

どんな機材を使っても上手く撮れるプロではなく
下手なド素人が使っても撮れるカメラなのか?


という点は大事です。

プロカメラマンなら、(作例でなければ)AF 使えなきゃ MF を使ってでも結果を出すのがプロですからね。ウンコレベルの素人を、それと一緒にされては困るわけで :D

(泣く泣く既存システムを売却した理由は…↓)
E-M1 Mark II を買うために愛用のシステムを一式売ってしまった、たった一つの残念で本気の理由