ACL、Jリーグ開幕に続いて、この週末の鈴鹿サーキット・ファン感謝デーで国内モータースポーツ・シーズンも始まり、私の興味あるスポーツ、そして被写体が今年も動き始めて、撮影と写真整理に追われる季節になりました。
もっとも、鈴鹿サーキット・ファン感謝デーでは、メインスタンドにまったり座って盛り沢山のイベント観戦が主でありましたから、いつものように一眼レフを持って行って撮影するようなことはなく、E-M10 Mark II を持って行ってスナップ撮影だけでした。
こういう時は撮ったとしても、「行ってきたよ、見てきたよ、の記録だけ」の適当スナップ撮影写真、望遠スマホ写真的なモノを SNS に載せるためだけなので、整理現像の手間をかける気もなく、そのまま外付け HDD の肥やしになるだけですが…(^_^;)
さて、少し間が空きましたが、購入から2ヶ月経ったこともあり、E-M10 Mark II セカンドインプレッションと題して使ってきた感想を改めてまとめてみました。
■ 購入から2ヶ月経ったので E-M10 Mark II セカンドインプレッション 【前編】
■ 購入から2ヶ月経ったので E-M10 Mark II セカンドインプレッション 【中編というか雑記】
前編では主に好印象の点を中心に、中編はマイクロフォーサーズへ三度戻ってきて今の状況に感じることを適当に書き連ねましたが、今回は E-M10 Mark II を使ってきて「コレはちょっと慣れとかじゃなくストレス溜まるわ〜」という点を中心に記してみたいと思います。
というわけで、ストレスを感じてる点や不満点をあげていくと幾らでも出てくるところはあるのですが、
わけで、その点は十分考えながら使っています。
それにコンパクトデジカメ代わりと思って買ったから我慢もできるし、納得もしています。小型軽量の代償は色々と広範囲にありますからね。
まぁそれでもスマホアプリの問題をはじめとして、「ここはちょっとなあ」と感じるところもありますし、愛機と呼ぶには難しい信用も信頼もできないカメラではありますが、
でもあります。愛着とは言えないけれど、買って良かった、そこそこよく使っているカメラになっていますからね :)
もっとも、鈴鹿サーキット・ファン感謝デーでは、メインスタンドにまったり座って盛り沢山のイベント観戦が主でありましたから、いつものように一眼レフを持って行って撮影するようなことはなく、E-M10 Mark II を持って行ってスナップ撮影だけでした。
こういう時は撮ったとしても、「行ってきたよ、見てきたよ、の記録だけ」の適当スナップ撮影写真、望遠スマホ写真的なモノを SNS に載せるためだけなので、整理現像の手間をかける気もなく、そのまま外付け HDD の肥やしになるだけですが…(^_^;)
さて、少し間が空きましたが、購入から2ヶ月経ったこともあり、E-M10 Mark II セカンドインプレッションと題して使ってきた感想を改めてまとめてみました。
■ 購入から2ヶ月経ったので E-M10 Mark II セカンドインプレッション 【前編】
■ 購入から2ヶ月経ったので E-M10 Mark II セカンドインプレッション 【中編というか雑記】
前編では主に好印象の点を中心に、中編はマイクロフォーサーズへ三度戻ってきて今の状況に感じることを適当に書き連ねましたが、今回は E-M10 Mark II を使ってきて「コレはちょっと慣れとかじゃなくストレス溜まるわ〜」という点を中心に記してみたいと思います。
- ◆ 撮って出し JPEG の色はおかしい(時がちょくちょくある)
- E-M10 Mark II を使っていてどうしても不満に感じる3点のうちの1つが、コレ。
8割くらいは真っ当だが、どうみても色が変な時も多い
と感じています。
このあたりの感じ方は個人差はあるので、これは個人の印象です云々カンヌンと言っておかないと面倒なことになるのかもしれないけど、私的にはちょっと耐えられない時がある。
↑の写真は、ごく普通の朝焼けだったのですが、さすがにこんなアニメかエロゲーの背景に出てきそうな色合いではありません。写真映えするとかしないとかの問題以前で、これはさすがにちょっとやり過ぎかと。
かと思えば、ふと撮ったコレ↓
こういうカメラもあるぜよ、と思えなくもないが、今どきもっとバランス良く写るもんだと思う。少なくともスマホの方が自然な色合いでした。
上記の RAW を Lightroom でストレート現像すると
このように地味な写真になるけど、青絵の具をふりかけたような撮って出し JPEG よりはまだマシ。というか、後からレタッチできる余地がある。流行りの東京カメラ部的彩度MAX写真が好みならともかく、私は全く好きになれない。
そして、使っていて一番気になるのは
ちょっとカメラを動かして構図を変えた途端に
色合いが大きく変化する過敏さ
で、下の2枚の例のように1秒も変わらないシャッタータイミングで、大して構図も変えていないのに、絵作りが別のモードになったかのような変化を起こす時がしばしばある。
こういうのがちょくちょくあったりするので、E-M10 Mark II の撮って出し JPEG はちょっと怖いし、神経質になる。写真仕上げモードがオート(i-Finish)だと派手派手になりまくりだけど、Natural にしていても時々「設定変えてしまってた?」と思うような色合いになることもあるしね。
特に赤がキツくなる傾向があって、今は
お散歩カメラだけど原則 RAW 現像
になってしまった。とてもじゃないけど、撮って出し JPEG だけの撮影設定は無理。(色飽和されたら後で措置なしだから)
オートホワイトバランスについてはそう大きな不満はないけど、キヤノンほど信用もできないし、癖も完全に掴んだわけでもない。まぁソニー機を使っていた時のような大外しはないので、とりあえず AWB にしていることが多いかな。
いずれにしても E-M10 Mark II では 8〜9割は真っ当な色で不満はないのだけど、時々メチャクチャ派手な色になったり、色かぶりしたりするので、今は RAW + JPEG で撮るようにしています。(次項目で触れるストレスを甘受してでも) - ◆ メモリー書き込みが遅い上に、書き込み途中にポストビューできないのは辛い
- E-M10 Mark II を使っていてどうしても気になる3つのうちの2番目が、メモリーカードへの書き込みの遅さ。不満の強さとしては一番かな。
とりあえず遅い。高速な Sandisk Extreme Pro を使っていても遅い。より画素数の多い EOS 6D よりも明らかに書き込みが終わるのが遅い。
おまけにオリンパス機はメモリーカードへの書き込みが終わるまで撮影画像の確認ができないのも辛い。書き込みが終わった画像も、全部の画像の書き込みが終わるまで再生できないシングルタスク的な仕様は、今どき勘弁してほしい。
メモリーカードへの書き込みが遅いわ、書き込みが全部終わらないと撮影画像を確認できないわ、というのは、時にかなりストレスが溜まる。連写を使うシーンではかなり辛い。
廉価機だから仕方ない、という E-M10 Mark II 購入から千回くらい自分に言い聞かして、ここにも書いてる常套句の出番だけど、それでも
E-M10 Mark II を使っていて
一番ストレスが溜まるのはカード書き込み周り
です。
キットレンズ付き6万円強だったから我慢できるけど、10万超えるカメラでこんなんだったら大爆発してます(笑) - ◆ スマホアプリの使い勝手クソすぎ
- E-M10 Mark II を使っていてどうしても気になる3つのうちの最後であり、どうしても耐えられない点がコレ。ファーストインプレッションまとめの「スマホ連携」の項目で書いたことがそのまま今も変わらずなので、敢えて再度全部書いたりはしないけれど、
写真1枚転送するたびに
電源オフにするか聞いてくるんじゃねえよ!
というのは何度でも言いたい。充電器がデカい割にはACプラグ内蔵じゃなく長ったらしいACケーブル付きのウンコ仕様なのと合わせて、オリンパスが最大に糞な点の一つとして強調しておきたい。

ってか、なんでこんな仕様にしたのか不思議でならない。メーカーの中の人はスマホ連携を使ってないジジイばかりなのか?一枚ごとに電源オフを聞かれても何とも思わないのか??
■ オリンパス OM-D E-M10 Mark II ファーストインプレッションまとめ
あと、スマホ側で写真がしっかり拡大できないにも関わらず写真に関する情報が一切表示されないので、コレだと思う写真だけ転送するのが難儀なんだよね…せめてファイル番号くらい表示してもらわないと(´・ω・`) - ◆ アイポイントが低めなので眼鏡ユーザー的には EVF 全体が見通しにくい
- はっきり言って、E-M10 Mark II の EVF は眼鏡をかけていると全体を一目で見渡すには少々辛い EVF です。廉価機だから仕方ないけど。
じっくりファインダーを覗いて眼球動かしてファインダー内を確認すれば全体を把握できますが、一目で左右いっぱいまでサクッと視認できるかというと難しい。廉価機ですからファインダー倍率も低めで、決してファインダー内のスクリーンは大きくないのですが、眼鏡をかけていると大きくないサイズなのに一目で隅まで把握しづらい印象です。
そのため、少し油断すると左右端の確認を見落としてしまうことがあり、特にデジタル水準器が被ってる右側はウッカリしてしまって、撮ってみたら右側に空白が多くて構図ミスということがちょくちょくあります。
もちろん、カメラのせいだけではなく、EVF に表示する情報を減らして見やすくするなどの改善の余地はあるのですが、上位機のようにアイポイントがもう少し高ければ、こういったミスはあまりないと思うので(EOS では殆どない)、廉価機ゆえだと思いますが、結構気になっている点ではあります。 - ◆ EVF の色や露出の感じが実際の撮影結果と結構違う
- 昔は「有機EL の EVF だから〜」と言えたのですが、富士フイルム X-T1 の素晴らしい EVF を知っているので、やはり廉価機ゆえのチューニングの甘さなのか、EVF で見た色や露出の感じが実際の撮影結果とかなり異なるのは気になります。
少し前の、EVF で覗いたモノが撮影結果のプレビューとしてはあまり役に立たない、と感じる頃の EVF の印象に近いです。と言っても、NEX-7 みたいな目に刺さるような色合いの EVF ほど酷くはないので普通に使えていますが、時折 OVF(光学ファインダー)シミュレーションモードにすると、こっちの方が自然に見えるなあ…っていう気はします。(富士フイルム機ではそんな印象はなかった)
それが不満かといえば、
廉価機の EVF だから仕方ないよね、自分で工夫していくしかないよね
と割り切っています。気になる点ではありますが、不満点としてあげつらう気はありません。(10万超えるカメラならまた違ってくるけど)
動体相手だと遅延が多かったり、フレームレートが下がることがある点についても、これは廉価機だから当然だと思っていますので、そこにストレスは感じても不満はありません。(そこを求めるなら E-M1 Mark II しかない) - ◆ E-M10 Mark II だけの話ではないけど、バッテリーのもちは…
- 購入直後の横浜・鎌倉散歩旅ではバッテリー1個だけで何とかやりくりし、その後は
こんな互換バッテリーを買ってバッテリー2個体制で普段は不満はないのですが、本気で一日中バシャバシャと撮っていると2個では足りない時もありますね。慣れてきたせいか、最近は以前ほど気をつけて小まめに電源オフをしてないせいもありますけど。
一眼レフならまだ4つあるバッテリーマークの1個分が減るか減らないかくらいの枚数、撮影時間で E-M10 Mark II はバッテリー交換ですし、一眼レフならバッテリーのことを全く気にすることもない時点でバッテリー2個とも使い切ってしまう感覚です。
また、撮影によってはセッティングしてからしばらく待機する際、一眼レフなら電源を入れたまま待機できるのですが、ミラーレス機ではバッテリーのことを思うとそうもいかず(特に冬季は)、一度電源をオフると何がリセットされるのかも把握しきれていないので難しさも感じます。
(これは大活躍。1個使い切ったら、もう1個使う間に充電)
もちろん、バッテリー問題は数多いミラーレス機の利点の代償でもありますから理解はしていますし、小型軽量を目指した機種ゆえにバッテリーのサイズも容量も小さいから不満というわけではないですが、久しぶりにミラーレス機を使ってみると、つくづく一眼レフのバッテリーにおける安心さを実感しています。
まぁいずれにしても、もう1個くらい互換バッテリーでいいから買っておかなければ…という昨今です。 - ◆ AF は晴天日中専用とまでは言わないけど、暗所どころか少し曇るとミス多し
- E-M10 Mark II の AF に関しては言い始めたらキリがないし、こういうところは値段の差がモロに効くところでもあるので、廉価機を買ったのだから仕方ないと諦めてもいますが、それでも、
AF-S で静止体相手でもよくミスる
というのはありますね。
もちろん、被写体にもよりますが、飛行機とかそんなのじゃなくても安心はできない。AF-C は最初から諦めてるけど AF-S でも信用しきれない。
晴天日中なら問題なくても、少し曇ってコントラストが落ちると途端に意気地がなくなる。ISO 800 を使うくらい照度が低いシーンでは、AF-S でも AF は迷うし、合焦していても本当にジャスピンじゃなくて甘いことが多々ある。
こればっかりは「値段の差が AF の差」だと思っているので(これは一眼レフでもそうだし、より顕著)、仕方ないと諦めてはいるけれど、
もうちょっと頑張って欲しいなあ、もうちょっと安心して撮りたいなあ、ポストビューでいちいち確認しなければ安心できないのは辛いなあ
と感じています。
初期のミラーレス機のように最初から全然ピンボケ、甘々写真ばかりというなら諦めますが、上記のように、ごくゆっくり動く飛行機の連写の1枚目がジャスピンなのに2枚目は完全ピンボケになっちゃうようなことが多くて(デカい被写体でピンボケ率を減らそうとグループAFにしてるのに)、撮れそうで撮りきれないところがもどかしいですね(^^;)
というわけで、ストレスを感じてる点や不満点をあげていくと幾らでも出てくるところはあるのですが、
廉価機だから割り切るしかない
わけで、その点は十分考えながら使っています。
それにコンパクトデジカメ代わりと思って買ったから我慢もできるし、納得もしています。小型軽量の代償は色々と広範囲にありますからね。
まぁそれでもスマホアプリの問題をはじめとして、「ここはちょっとなあ」と感じるところもありますし、愛機と呼ぶには難しい信用も信頼もできないカメラではありますが、
それなりに納得して使えているカメラ
でもあります。愛着とは言えないけれど、買って良かった、そこそこよく使っているカメラになっていますからね :)












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