先日ネットニュースで、こんな記事が出ていました。
■ 突然自転車が壊れる事例が続発 サッカー選手の夢を奪われた若者も - ライブドアニュース
これは本当に怖い話で、私自身にはこういった経験はないのですが、友達は自転車ペダルが根元から折れ、転けて怪我したことを思い出しました。その友達は捻挫と擦り傷程度で済んだのですが、あると判っていてもこういう記事を目にすると
というのは、改めて感じさせられます。国内メーカー品だからと言って欠陥品がゼロではないでしょうが(国内生産でないのも多いし)、確率の問題です。


(こういうのを見ると、ボキッと逝くのではないかという不安はある ^^;)
ともあれ、購入を決断する時からそういう不安を感じつつも、昨年夏 Amazon プライムセールで1万円の激安折りたたみ自転車を購入し、夏の間に少し試しサイクリングなどを近場でしていた私ですが、
と思いたって、夏の終わりに最初のお試し輪行を千里川へ行くのにやってみたのが前回記事。
■ 1万円で買った激安折りたたみ自転車の話・その後(3)クソ重い激安折り畳み自転車で初めての輪行編
たとえ輪行できなくても自転車で戻ってこれる、駅の駐輪場へ置いて車ですぐに取りに行ける行き先として、近場を選んだわけですが、無事輪行して戻ってこれました。
わけで、
ことが判ったのは収穫でした :D
とはいえ、
というのも十分に実感したので、まだ残暑が厳しい最中では、再びクソ重い自転車を輪行しようという気にはなれず、しばらくは近場でプチサイクリングをたまにするくらいでした。(最寄駅へは駐輪場に停めてる時間を考えると徒歩で行くのと時間が変わらないので、普段は自転車を使わないので)
ただ、10月になって秋の航空祭シーズン真っ盛りになってくると、
「もう一度、輪行を試して準備しておかなきゃ」
という気持ちになって、再び最寄りの阪急電車を使って、輪行のお試し2回目を決行しました。
■ 突然自転車が壊れる事例が続発 サッカー選手の夢を奪われた若者も - ライブドアニュース
これは本当に怖い話で、私自身にはこういった経験はないのですが、友達は自転車ペダルが根元から折れ、転けて怪我したことを思い出しました。その友達は捻挫と擦り傷程度で済んだのですが、あると判っていてもこういう記事を目にすると
造りや品質管理が適当な激安自転車は怖いよなぁ
というのは、改めて感じさせられます。国内メーカー品だからと言って欠陥品がゼロではないでしょうが(国内生産でないのも多いし)、確率の問題です。


(こういうのを見ると、ボキッと逝くのではないかという不安はある ^^;)
ともあれ、購入を決断する時からそういう不安を感じつつも、昨年夏 Amazon プライムセールで1万円の激安折りたたみ自転車を購入し、夏の間に少し試しサイクリングなどを近場でしていた私ですが、
曲がりなりとも折りたたみ自転車なのだから、自宅から自宅へ戻るだけのサイクリングをしてては折りたたみ買った意味がない、やはり輪行してみないと!クソ重くてデカいけど…
と思いたって、夏の終わりに最初のお試し輪行を千里川へ行くのにやってみたのが前回記事。
■ 1万円で買った激安折りたたみ自転車の話・その後(3)クソ重い激安折り畳み自転車で初めての輪行編
たとえ輪行できなくても自転車で戻ってこれる、駅の駐輪場へ置いて車ですぐに取りに行ける行き先として、近場を選んだわけですが、無事輪行して戻ってこれました。
駅で自転車を折り畳んで収納するのに必要な余裕時間も判ったし、駅の改札の抜け方、車内での自転車の置き場がどれくらい必要かもだいたい把握した
わけで、
購入目的である航空祭へ向けて
輪行で展開することもできなくはない
輪行で展開することもできなくはない
ことが判ったのは収穫でした :D
とはいえ、
このクソ重さとデカさでは、気軽に輪行する気にはなれんわ! ホームへの昇り降りだけでもかなり疲れるし、腰にくる
というのも十分に実感したので、まだ残暑が厳しい最中では、再びクソ重い自転車を輪行しようという気にはなれず、しばらくは近場でプチサイクリングをたまにするくらいでした。(最寄駅へは駐輪場に停めてる時間を考えると徒歩で行くのと時間が変わらないので、普段は自転車を使わないので)
ただ、10月になって秋の航空祭シーズン真っ盛りになってくると、
「もう一度、輪行を試して準備しておかなきゃ」
という気持ちになって、再び最寄りの阪急電車を使って、輪行のお試し2回目を決行しました。
輪行お試し2回目は、まだ通勤客の少ない早朝の電車で京都・嵐山まで行き、嵐山から桂川〜淀川のサイクリングコースを通って、ずっと下ってくる快走ルートです。

(Runtastic Road Bike Pro のログ履歴から)
嵐山の渡月橋から桂川〜淀川河川敷を通って、自宅まで約50km弱。20インチ小口径タイヤとローギア設定で速度を出すことができない激安折りたたみ自転車でも、途中の休憩込みで 3〜4時間で帰ってこれますから、適当サイクリングにはちょうど良いコースです。
真っ当にサイクリングを趣味とするサイクラーの皆様方におかれましては、大阪から嵐山まで淀川・桂川を上っていって、そして降ってくる往復コース(概ね 100km 程度)が非常にメジャーなサイクリングコースであるようですが、
であり、
と思っている私ですから、緩かな登りになる嵐山までは電車で、そして川下りの楽な方向だけ楽しもうというわけです(^-^)

というわけで、10月になって冷え込みも少しずつ深まる早朝に家を出て、最寄駅からまだ人の少ない朝6時台の阪急電車に乗って嵐山へ向かいます。前回の経験がありますので、広いスペースのあるドア横に、折り畳んでもデカくて重い自転車を置いて京都へ向かいます↑
乗り換えをして朝7時すぎに、阪急嵐山駅に到着。清々しい秋晴れで、まさにサイクリング日和。ここから自宅までは3〜4時間の行程を予定しているので昼には帰り着く予定ですが、寄り道して1日ウロチョロしたいくらいです。

駅前で輪行袋から自転車を取り出して、組み立ては1〜2分あれば完了。メインフレームの真ん中とハンドルの根元の2カ所をワンタッチで元に戻すだけですから、すぐです。むしろ、輪行袋を畳む方が手間なくらいです。
折りたたみ時には、輪行袋の中に入れるのがちょっと手間になりますから、慣れても3〜5分くらいは見ておく必要がありますが、組み立ては楽ですから良いですね。このあたりは輪行時にタイヤを外す必要のある一般の自転車とは違うメリットです。

阪急の嵐山駅前からそのまま桂川沿いのサイクリングロードへ出るのが早いのですが、やはりスタート地点は渡月橋が良いだろうということで、組み立てた自転車のチェックも兼ねながら軽く漕いで、中之島の嵐山公園へ。
出発前のトイレを済ませて、渡月橋を見ながら少しひと心地。朝が早めなのでまだ観光客もほとんどいない渡月橋。行楽シーズンには近づきたくもない場所ですが、やはり良いですね(^^)
それにしても、朝、家を出る前にパンを1個食べてきたのですが、既に若干お腹減り気味。
と少し後悔しますが、今さらコンビニへ行って朝飯買ってきて食べて…では出発がどんどん遅くなってしまいます。ので、常備食のキャラメルを1個、水分補給だけして、いざ出発。

(桂川沿いの自転車道)
桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になる三川合流地点(八幡市)までは、桂川沿いのサイクリングロードを走ります。正式には「京都八幡木津自転車道」という名称らしいです。(以下、京都八幡木津CR)
この桂川沿いのサイクリングロード、嵐山からスタート直後は右岸を走りますが、五条通りで橋を渡って桂川左岸を通るルートになり、桂川が天神川と合流する前には天神川右岸へ渡り(その後合流して再び桂川右岸に)、久我橋まで来たところで久我橋通りを少し東へ進んで、鴨川の右岸を南下する(その後合流して再び桂川右岸に)といったように、一見さんには少々分かりづらい自転車道だったりします。

(桂川と鴨川が合流する下鳥羽付近から京都市街方面を望む)
淀川サイクリングロード(以下、淀川CR)と違って初めて走るので、予めググってみたり、Google Maps のサテライトマップで調べておいたのですが、京都八幡木津CRは実際に走ってみないと判らない部分も多かったですね。道幅も淀川 CR と比べると狭いですし。(と言っても必要十分な幅はある)
また、淀川CR のように単純に河川敷を突っ走る道ではなく、堤防上の道であったり、河川敷の畑の中をクネクネと通ったり、堤防の外側(川と反対側)に降りて走る道だったり、良く言えば変化に富んだ飽きない道であり、普通に言えば初回はやや判りづらい道ではあります。
分岐点や河川敷へ降りたり登ったりするところ、河川から離れるところなどでは自転車道の方向が路面に矢印でペイントされているのですが、全部が全部すぐ判ったということもなく、一瞬悩んだところもありました。何度か走れば楽勝でしょうが、初見殺し的なポイントもありましたね。

京都八幡木津自転車道案内図(淀川御幸橋北側)
嵐山・渡月橋から 20km、1時間半くらいで桂川、宇治川、木津川の三川が合流する八幡市の御幸橋(淀川御幸橋、木津川御幸橋)付近までやってきました。
途中でルート確認に一瞬迷ったりしたところもあったものの、ほぼ順調に、快調に桂川サイクリングを楽しめました。一般的にサイクリングを楽しんでいる人たちのロードサイクルなら1時間もかからないでしょうが、こちとら 20インチ小口径で速度の出ないママチャリ並みの自転車なので、このくらいの所要時間です。
ここまでは水分補給の短時間休憩を一度したくらいですが、ここらが中間地点とも言える場所ですので、背割堤の入り口あたりでしばし休憩。淀川や桂川、木津川など各河川でリバーサイド・サイクリングを楽しむ人たちがいっぱい休んでいました。

(宇治川と木津川の間にある背割堤)
桜の名所として名高い背割堤ですが、↑この景色を橋の上からではなく、もっと高い場所から見下ろせて、三川合流を一望できる展望台がこの3月末に完成するようです。作ってるのは知っていましたが、そこまでする必要あるのかねえ?という感じではあるのですけど…
■ 淀川の新たなランドマーク「さくらであい館」が誕生! (PDF)
今年の背割堤の桜シーズンにはこの展望台も激混みになりそうですが、駐車場が増えることだけは良いですね。せっかくなので、今年は自転車で行ってみようと思っています(^^)。あ、もちろん、行きは大山崎あたりまで電車で :-P

さて、ここからは京都八幡木津CR を離れて、淀川サイクリングロードへ入ります。淀川CR は淀川左岸の河川敷を延々下っていくだけなので、迷うことはなく、道幅もかなり広くて快走路です。が、御幸橋を渡って淀川CR に入るところから、悪名名高いバイク止めが出てきます。それが上の写真↑
堤防の車道から河川敷の自転車道へ入るところだけでなく、河川敷の自転車道の途中にも度々出てきます。(河川敷公園の駐車場への車道と交差するところに全部ある)
この手のゲート、三川合流からしばらくはあまりないのですが、枚方市以南は河川敷公園もそのための駐車場も多いため、数キロおきにこのような車止めバイク止めのゲートがあります。しょっちゅう止められてしまうようでは、せっかくの快走路も台無しです。

(広い快走路の途中に車止めがドーン、そして凶悪なゲートが右端に)
見て分かるとおり、すり抜けられる部分は非常に狭く、ゆっくりでも走行したまま抜けるのは難しくなっています。そして、後輪の変速機やら出っ張りの部分がバイク止めの突起にぶつかることも度々です。
当方の自転車は1万円の激安自転車ですから、多少当たろうが気にしませんが、お高い自転車の人は気を使うでしょう。これが頻繁に出てくるようでは、とても快走路とは言えません。
せっかくのサイクリングロードなのに、このような凶悪な車止め、バイク止めが度々出てきて快走気分を台無しにする河川事務所のやり方は本当に疑問です。京都八幡木津CR はこんなものはなくて、淀川に入るとこうなります。ホント、アホですか?って感じです。バイクで無法に乗り入れる輩は、道なんて関係なく草地から入っていくのですから無意味なのにねぇ。

(ぶつかられまくって突起が折れてるゲートもある)
とまぁ、道幅が必要最小限でルートが入り組んだ桂川沿いのサイクリングロードから淀川 CR へ入って良し悪しなことはありますが、淀川左岸を南下していきます。
川下りですから基本的には緩やかに下りで楽なのですが、勾配は非常に緩く、かつ自転車道は下りばかりではなく、一部では軽く登っている区間もあるので、ママチャリ並みの自転車で 20km を超えて走ってくると疲れも出てきます。
糖分と塩分は持ってきたタブレットやキャラメルで補充しつつも、
「やっぱりちょっとお腹減ったな…」
そうも思いますが、わざわざ堤防を越えてコンビニへ行くよりは、とりあえず自転車を漕いで走っていく方を優先してしまいます。

下流部の淀川 CR は開けた河川敷を抜けていく開放的な道ですが、大阪京都府境から楠葉あたりまではちょっとした林の中を抜けていくエリアもあって、なかなか良い感じです。
もっとも、大阪府に入って楠葉の住宅地あたりが見えてくると「そろそろ近所だな」的な感覚になるのですが、楠葉から枚方大橋までが意外に距離があって、なかなか辿り着けません。少々疲れてきたところに、もう近くなってきた、と思ってしまっただけに遠い。
速度の出ない小口径激安折りたたみ自転車でも決して辛いルートどころか、むしろ楽しいくらいなのですが、お日様も南になってきて逆光気味に走ることになってきていますし、
という思いが出てきた 25〜30km 付近でした。

思えば、こういう自転車なのですから、
という反省点が出てきました。
パン1個食べて早朝に出て、お昼には自宅へ戻って昼ご飯は家で食べるつもりの 3〜4時間のサクッとサイクリングのつもりでしたが、そういうのは真っ当な自転車でサイクリングする人のペースで、この自転車では頑張りすぎだったかもしれません。

ようやく枚方市と高槻市を結ぶ枚方大橋が見えてきて、いつもの近場サイクリング圏内に入って心地がつきました。ここからさらに 10km 以上あるのですが、遠くにゴールが見えてきた感はあります。
小休憩して、さらに淀川 CR を南下し、淀川新橋を渡って淀川からオサラバします。嵐山からここまで40kmくらい、本気のサイクラーなら朝飯前の距離でしょうが、引きこもりのおいらと激安折り畳み自転車では結構頑張った感があります(^_^;)

(淀川新橋から上流を望む)
というわけで、この1万円折り畳み自転車を買った主目的である岐阜航空祭予行での輪行を前に、2度目のお試し輪行を嵐山からの半日リバーサイドサイクリングでやってみました。50km 弱を3時間半。
食糧を持って行かずにお腹が空いて途中からちょっとキツかったのは誤算でしたが、なかなかお手軽で、辛いことなく、楽しい半日サイクリングでした。もっとマッタリといけば、もっと楽しかったでしょう。
前回同様、重くてデカい自転車を輪行するのは大変で、
という思いは消えず、輪行してみようという時のハードルの高さは否めませんが(遠出になればなるほどパンクなどの補修のことも考慮する必要があるし)、
と思い直しました。
そのせいもあってか、1週間後に友達とランチ&お茶する際には、行きは電車で輪行して、帰りは宇治から木津川〜淀川沿いをサイクリングして自宅まで帰ってきたりもしました。

この日はお腹いっぱいの状態でしたので途中で「腹減った」となることはありませんでしたが、陽の短くなった秋の夕方に宇治を出たこともあって、
という感じで全く余裕がなく、途中で写真を撮ったのも、流れ橋を渡る時くらいでした。

とまぁ、お試し輪行を3回行って、いよいよ秋の航空祭シーズン。この自転車を購入した本領を発揮できるのか?ですが、その結果はまた後日に……
(続き)→ 1万円で買った激安折りたたみ自転車の話・その後(5)やっと購入目的の航空祭現地移動編

(Runtastic Road Bike Pro のログ履歴から)
嵐山の渡月橋から桂川〜淀川河川敷を通って、自宅まで約50km弱。20インチ小口径タイヤとローギア設定で速度を出すことができない激安折りたたみ自転車でも、途中の休憩込みで 3〜4時間で帰ってこれますから、適当サイクリングにはちょうど良いコースです。
真っ当にサイクリングを趣味とするサイクラーの皆様方におかれましては、大阪から嵐山まで淀川・桂川を上っていって、そして降ってくる往復コース(概ね 100km 程度)が非常にメジャーなサイクリングコースであるようですが、
苦労は払ってでもしたくない私
であり、
登りの苦労を輪行することで楽できるのが
折りたたみ自転車の醍醐味のはず
折りたたみ自転車の醍醐味のはず
と思っている私ですから、緩かな登りになる嵐山までは電車で、そして川下りの楽な方向だけ楽しもうというわけです(^-^)

というわけで、10月になって冷え込みも少しずつ深まる早朝に家を出て、最寄駅からまだ人の少ない朝6時台の阪急電車に乗って嵐山へ向かいます。前回の経験がありますので、広いスペースのあるドア横に、折り畳んでもデカくて重い自転車を置いて京都へ向かいます↑
乗り換えをして朝7時すぎに、阪急嵐山駅に到着。清々しい秋晴れで、まさにサイクリング日和。ここから自宅までは3〜4時間の行程を予定しているので昼には帰り着く予定ですが、寄り道して1日ウロチョロしたいくらいです。

駅前で輪行袋から自転車を取り出して、組み立ては1〜2分あれば完了。メインフレームの真ん中とハンドルの根元の2カ所をワンタッチで元に戻すだけですから、すぐです。むしろ、輪行袋を畳む方が手間なくらいです。
折りたたみ時には、輪行袋の中に入れるのがちょっと手間になりますから、慣れても3〜5分くらいは見ておく必要がありますが、組み立ては楽ですから良いですね。このあたりは輪行時にタイヤを外す必要のある一般の自転車とは違うメリットです。

阪急の嵐山駅前からそのまま桂川沿いのサイクリングロードへ出るのが早いのですが、やはりスタート地点は渡月橋が良いだろうということで、組み立てた自転車のチェックも兼ねながら軽く漕いで、中之島の嵐山公園へ。
出発前のトイレを済ませて、渡月橋を見ながら少しひと心地。朝が早めなのでまだ観光客もほとんどいない渡月橋。行楽シーズンには近づきたくもない場所ですが、やはり良いですね(^^)
それにしても、朝、家を出る前にパンを1個食べてきたのですが、既に若干お腹減り気味。
こんなことだったら、コンビニでパンとコーヒーでも買って、ここで景色を眺めながら朝食にしたら良かったなあ…
と少し後悔しますが、今さらコンビニへ行って朝飯買ってきて食べて…では出発がどんどん遅くなってしまいます。ので、常備食のキャラメルを1個、水分補給だけして、いざ出発。

(桂川沿いの自転車道)
桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になる三川合流地点(八幡市)までは、桂川沿いのサイクリングロードを走ります。正式には「京都八幡木津自転車道」という名称らしいです。(以下、京都八幡木津CR)
この桂川沿いのサイクリングロード、嵐山からスタート直後は右岸を走りますが、五条通りで橋を渡って桂川左岸を通るルートになり、桂川が天神川と合流する前には天神川右岸へ渡り(その後合流して再び桂川右岸に)、久我橋まで来たところで久我橋通りを少し東へ進んで、鴨川の右岸を南下する(その後合流して再び桂川右岸に)といったように、一見さんには少々分かりづらい自転車道だったりします。

(桂川と鴨川が合流する下鳥羽付近から京都市街方面を望む)
淀川サイクリングロード(以下、淀川CR)と違って初めて走るので、予めググってみたり、Google Maps のサテライトマップで調べておいたのですが、京都八幡木津CRは実際に走ってみないと判らない部分も多かったですね。道幅も淀川 CR と比べると狭いですし。(と言っても必要十分な幅はある)
また、淀川CR のように単純に河川敷を突っ走る道ではなく、堤防上の道であったり、河川敷の畑の中をクネクネと通ったり、堤防の外側(川と反対側)に降りて走る道だったり、良く言えば変化に富んだ飽きない道であり、普通に言えば初回はやや判りづらい道ではあります。
分岐点や河川敷へ降りたり登ったりするところ、河川から離れるところなどでは自転車道の方向が路面に矢印でペイントされているのですが、全部が全部すぐ判ったということもなく、一瞬悩んだところもありました。何度か走れば楽勝でしょうが、初見殺し的なポイントもありましたね。

京都八幡木津自転車道案内図(淀川御幸橋北側)
嵐山・渡月橋から 20km、1時間半くらいで桂川、宇治川、木津川の三川が合流する八幡市の御幸橋(淀川御幸橋、木津川御幸橋)付近までやってきました。
途中でルート確認に一瞬迷ったりしたところもあったものの、ほぼ順調に、快調に桂川サイクリングを楽しめました。一般的にサイクリングを楽しんでいる人たちのロードサイクルなら1時間もかからないでしょうが、こちとら 20インチ小口径で速度の出ないママチャリ並みの自転車なので、このくらいの所要時間です。
ここまでは水分補給の短時間休憩を一度したくらいですが、ここらが中間地点とも言える場所ですので、背割堤の入り口あたりでしばし休憩。淀川や桂川、木津川など各河川でリバーサイド・サイクリングを楽しむ人たちがいっぱい休んでいました。

(宇治川と木津川の間にある背割堤)
桜の名所として名高い背割堤ですが、↑この景色を橋の上からではなく、もっと高い場所から見下ろせて、三川合流を一望できる展望台がこの3月末に完成するようです。作ってるのは知っていましたが、そこまでする必要あるのかねえ?という感じではあるのですけど…
■ 淀川の新たなランドマーク「さくらであい館」が誕生! (PDF)
今年の背割堤の桜シーズンにはこの展望台も激混みになりそうですが、駐車場が増えることだけは良いですね。せっかくなので、今年は自転車で行ってみようと思っています(^^)。あ、もちろん、行きは大山崎あたりまで電車で :-P

さて、ここからは京都八幡木津CR を離れて、淀川サイクリングロードへ入ります。淀川CR は淀川左岸の河川敷を延々下っていくだけなので、迷うことはなく、道幅もかなり広くて快走路です。が、御幸橋を渡って淀川CR に入るところから、悪名名高いバイク止めが出てきます。それが上の写真↑
堤防の車道から河川敷の自転車道へ入るところだけでなく、河川敷の自転車道の途中にも度々出てきます。(河川敷公園の駐車場への車道と交差するところに全部ある)
この手のゲート、三川合流からしばらくはあまりないのですが、枚方市以南は河川敷公園もそのための駐車場も多いため、数キロおきにこのような車止めバイク止めのゲートがあります。しょっちゅう止められてしまうようでは、せっかくの快走路も台無しです。

(広い快走路の途中に車止めがドーン、そして凶悪なゲートが右端に)
見て分かるとおり、すり抜けられる部分は非常に狭く、ゆっくりでも走行したまま抜けるのは難しくなっています。そして、後輪の変速機やら出っ張りの部分がバイク止めの突起にぶつかることも度々です。
当方の自転車は1万円の激安自転車ですから、多少当たろうが気にしませんが、お高い自転車の人は気を使うでしょう。これが頻繁に出てくるようでは、とても快走路とは言えません。
せっかくのサイクリングロードなのに、このような凶悪な車止め、バイク止めが度々出てきて快走気分を台無しにする河川事務所のやり方は本当に疑問です。京都八幡木津CR はこんなものはなくて、淀川に入るとこうなります。ホント、アホですか?って感じです。バイクで無法に乗り入れる輩は、道なんて関係なく草地から入っていくのですから無意味なのにねぇ。

(ぶつかられまくって突起が折れてるゲートもある)
とまぁ、道幅が必要最小限でルートが入り組んだ桂川沿いのサイクリングロードから淀川 CR へ入って良し悪しなことはありますが、淀川左岸を南下していきます。
川下りですから基本的には緩やかに下りで楽なのですが、勾配は非常に緩く、かつ自転車道は下りばかりではなく、一部では軽く登っている区間もあるので、ママチャリ並みの自転車で 20km を超えて走ってくると疲れも出てきます。
糖分と塩分は持ってきたタブレットやキャラメルで補充しつつも、
「やっぱりちょっとお腹減ったな…」
そうも思いますが、わざわざ堤防を越えてコンビニへ行くよりは、とりあえず自転車を漕いで走っていく方を優先してしまいます。

下流部の淀川 CR は開けた河川敷を抜けていく開放的な道ですが、大阪京都府境から楠葉あたりまではちょっとした林の中を抜けていくエリアもあって、なかなか良い感じです。
もっとも、大阪府に入って楠葉の住宅地あたりが見えてくると「そろそろ近所だな」的な感覚になるのですが、楠葉から枚方大橋までが意外に距離があって、なかなか辿り着けません。少々疲れてきたところに、もう近くなってきた、と思ってしまっただけに遠い。
速度の出ない小口径激安折りたたみ自転車でも決して辛いルートどころか、むしろ楽しいくらいなのですが、お日様も南になってきて逆光気味に走ることになってきていますし、
楽に走れるわけでもない自転車では、走るのに飽きてきた
という思いが出てきた 25〜30km 付近でした。

思えば、こういう自転車なのですから、
輪行しても頑張ってサイクリングするというより、もっとマッタリとポタリング気分で休憩したり、どこか回って1日かけて自宅へ戻るようなつもりの方が良かったかなあ…
という反省点が出てきました。
パン1個食べて早朝に出て、お昼には自宅へ戻って昼ご飯は家で食べるつもりの 3〜4時間のサクッとサイクリングのつもりでしたが、そういうのは真っ当な自転車でサイクリングする人のペースで、この自転車では頑張りすぎだったかもしれません。

ようやく枚方市と高槻市を結ぶ枚方大橋が見えてきて、いつもの近場サイクリング圏内に入って心地がつきました。ここからさらに 10km 以上あるのですが、遠くにゴールが見えてきた感はあります。
小休憩して、さらに淀川 CR を南下し、淀川新橋を渡って淀川からオサラバします。嵐山からここまで40kmくらい、本気のサイクラーなら朝飯前の距離でしょうが、引きこもりのおいらと激安折り畳み自転車では結構頑張った感があります(^_^;)

(淀川新橋から上流を望む)
というわけで、この1万円折り畳み自転車を買った主目的である岐阜航空祭予行での輪行を前に、2度目のお試し輪行を嵐山からの半日リバーサイドサイクリングでやってみました。50km 弱を3時間半。
食糧を持って行かずにお腹が空いて途中からちょっとキツかったのは誤算でしたが、なかなかお手軽で、辛いことなく、楽しい半日サイクリングでした。もっとマッタリといけば、もっと楽しかったでしょう。
前回同様、重くてデカい自転車を輪行するのは大変で、
やっぱり、この自転車を輪行するのは気合いが要るよなあ
という思いは消えず、輪行してみようという時のハードルの高さは否めませんが(遠出になればなるほどパンクなどの補修のことも考慮する必要があるし)、
半日から軽く1日弱くらいのノンビリとしたサイクリングなら、またやってもええかなあ
と思い直しました。
そのせいもあってか、1週間後に友達とランチ&お茶する際には、行きは電車で輪行して、帰りは宇治から木津川〜淀川沿いをサイクリングして自宅まで帰ってきたりもしました。

この日はお腹いっぱいの状態でしたので途中で「腹減った」となることはありませんでしたが、陽の短くなった秋の夕方に宇治を出たこともあって、
真っ暗になる前に帰りたい、真っ暗になる前に都市部の道に入りたい、でも西風が強くて進まない、西日で逆光が眩しい
という感じで全く余裕がなく、途中で写真を撮ったのも、流れ橋を渡る時くらいでした。

とまぁ、お試し輪行を3回行って、いよいよ秋の航空祭シーズン。この自転車を購入した本領を発揮できるのか?ですが、その結果はまた後日に……
(続き)→ 1万円で買った激安折りたたみ自転車の話・その後(5)やっと購入目的の航空祭現地移動編
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