昨年末のセール特価で見つけた E-M10 Mark II (M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ レンズセット)を購入して、その翌日から横浜・鎌倉散歩旅へ出かけた時に使ってみた感想を、前回までの記事で記しました。
■ 久しぶりのミラーレス機復帰 E-M10 Mark II を買った割と安易な理由
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【準備編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 前編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 前編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 2】
旅の出発前夜購入だったので、パンケーキタイプの沈胴式標準ズームレンズ一本しかない、予備バッテリーすら買わずに持って出た旅でしたが、何にも負担にならないような小型軽量さは、まさに「散歩旅カメラ&レンズ」に相応しい心地よさでした。
カメラ&レンズが非常に小型軽量なため、三脚もまた軽量なものである程度賄えるため、三脚込みで1日中歩いても全く負担にならなかったのは、本当に楽でした。
実のところ、この旅以降はなかなか E-M10 Mark II を使う機会がなく、コンパクトデジカメ PowerShot G7 X を持ち歩いていた時と同じく、ちょくちょく E-M10 Mark II をカバンに入れて出かけては結局使わずに帰宅することばかりなのですが、それを負担に感じることもない軽さです。
普段使っている一眼レフシステムは、ボディとレンズともに最軽量なものを選んでも 1.5kg 近くになってしまいますから、横浜・鎌倉散歩旅へ持って行った E-M10 Mark II + レンズ + 三脚を合わせても、それより軽いですからね。
ぶっちゃけ
だったのは、久しぶりのミラーレス機復帰で、その良さを実感しました。
また、色々と不利な点はあっても、この小型軽量なシステム加減はマイクロフォーサーズならでは、ということも改めて感じた次第です。以前、色々購入していたミラーレス機を全て売却した時に
と思っていたわけですが、その思いが正解であったことも実感しました。
(オリンパスというメーカーはあまり好きじゃないし、マイクロフォーサーズというシステムも決して好みではないけれど、好みだけで使う道具を決めるわけではないので。メインシステムの EOS もキヤノンが好きだから使ってるわけではないし、道具として信頼できればそれで良し)
何度も書いてきたように、今回の E-M10 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 購入は
でしたので、その点については大満足だったというのがファーストインプレであります。
とはいえ、やはりそれなりに「これはちょっとなあ…」と思うことも多々あったのも事実。小型軽量なボディゆえのボタンの使いづらさは別にしても、「なんでこんな?」と思える操作系もありました。
そういった疑問点、納得できない点を使い始めた日から箇条書きでメモしてきましたので、それらを列挙して E-M10 Mark II の第一印象のまとめ、〆としたいと思います。
ま、こんなところでしょうか。オリンパス機に慣れてる人からは「ナニ言ってんだ?」というところもあると思いますが、どうもこう
という印象はありますね。
もっともそれを承知で、ある意味それ狙いで買ったところもありますから、全体として大きなストレスは感じていません。とりあえず、アホかボケか、これを作った奴は馬鹿かと思うところだけは直してもらいたいもんですが、E-M10 Mark II のような廉価機に大したファームウェア・アップデートが来るわけもないですからねぇ(それが価格の差でもある)
■ 久しぶりのミラーレス機復帰 E-M10 Mark II を買った割と安易な理由
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【準備編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 前編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 前編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 2】
旅の出発前夜購入だったので、パンケーキタイプの沈胴式標準ズームレンズ一本しかない、予備バッテリーすら買わずに持って出た旅でしたが、何にも負担にならないような小型軽量さは、まさに「散歩旅カメラ&レンズ」に相応しい心地よさでした。
カメラ&レンズが非常に小型軽量なため、三脚もまた軽量なものである程度賄えるため、三脚込みで1日中歩いても全く負担にならなかったのは、本当に楽でした。
実のところ、この旅以降はなかなか E-M10 Mark II を使う機会がなく、コンパクトデジカメ PowerShot G7 X を持ち歩いていた時と同じく、ちょくちょく E-M10 Mark II をカバンに入れて出かけては結局使わずに帰宅することばかりなのですが、それを負担に感じることもない軽さです。
普段使っている一眼レフシステムは、ボディとレンズともに最軽量なものを選んでも 1.5kg 近くになってしまいますから、横浜・鎌倉散歩旅へ持って行った E-M10 Mark II + レンズ + 三脚を合わせても、それより軽いですからね。
ぶっちゃけ
普段の一眼レフシステムに慣れていると、E-M10 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ の組み合わせは、カバンに入れていても「ちゃんとカメラ入れたっけ?」と本気で感じるくらいの軽さ
だったのは、久しぶりのミラーレス機復帰で、その良さを実感しました。
また、色々と不利な点はあっても、この小型軽量なシステム加減はマイクロフォーサーズならでは、ということも改めて感じた次第です。以前、色々購入していたミラーレス機を全て売却した時に
富士フイルム Xマウントシステムは気に入っているけれど、もしミラーレスに戻ってくることがあって、一眼レフシステムと併用するなら、好みの問題は度外視してでもサイズ・重量優先でマイクロフォーサーズかなあ…
と思っていたわけですが、その思いが正解であったことも実感しました。
(オリンパスというメーカーはあまり好きじゃないし、マイクロフォーサーズというシステムも決して好みではないけれど、好みだけで使う道具を決めるわけではないので。メインシステムの EOS もキヤノンが好きだから使ってるわけではないし、道具として信頼できればそれで良し)
何度も書いてきたように、今回の E-M10 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 購入は
コンパクトデジカメ+α としてのミラーレス機
でしたので、その点については大満足だったというのがファーストインプレであります。
とはいえ、やはりそれなりに「これはちょっとなあ…」と思うことも多々あったのも事実。小型軽量なボディゆえのボタンの使いづらさは別にしても、「なんでこんな?」と思える操作系もありました。
そういった疑問点、納得できない点を使い始めた日から箇条書きでメモしてきましたので、それらを列挙して E-M10 Mark II の第一印象のまとめ、〆としたいと思います。
□ ボディデザイン・サイズ感
- 沈胴式ズームのキットレンズとの組み合わせでは EVF 付きコンパクトデジカメの延長線上の使う目論見どおりの感覚で使えた
- サイズはコンパクトデジカメ同様とはいかないが、持った感じの重さの印象は PowerShot G7 X と変わらないか軽く感じるくらい
(実際にはずっと重いけれど、サイズに比して軽いのと質感の無さがそう感じさせる) - 質感は全体的にプラッキーな感じで、廉価機らしいチープさは否めない
(そのあたりは買う前から妥協の範囲) - E-M5 Mark II の方が重い(質感も圧倒的な差がある)けれど薄いので、比べると E-M10 Mark II の野暮ったさが顕著
- 底面バッテリーボックスの横にある SDカードスロットからメモリーカードを取り出すのがやりにくい。手袋したままのメモリーカード交換は無理なレベル
□ ボタン・ダイアル・グリップ・操作感
- 廉価機でもしっかり前後ダイアルがあるのは素晴らしいし、レリーズボタンの下にダイアルがあるカメラも初めてじゃないので違和感はない
- 小さなボディなのにモードダイアルも含めてボディ上面右側にダイアルが3つも集中しているため、ダイアルの高さは十分なのにサイズは小さくて使いやすいとは言えないし、ダイアル間が狭くて窮屈な印象。なのに、ボディ上面左側に電源スイッチしかないというアンバランスさは、操作性を損なってるデザインとしか思えない。
(フィルム時代の OM-D デザインのオマージュとか糞食らえだ。そんなものを操作性より優先するのはおかしな話だ) - 小型ボディだから仕方ないけど、ボタン類はどれも小さく薄くて押しにくい。手袋はめたまま、ボタン類の操作は無理
- Fn ボタンはどれも小さくて操作しづらいが、廉価機でも数だけは多い(3個)のは有難い
- Fn ボタンだけでなく、普段使わない録画ボタンもカスタマイズできて合計4つのカスタムボタンが使えるのはとても良い!
- Fn ボタンに割り当てられる機能も多いけれど、AF-S / AF-C の切り替えを一発でできない(メニューの奥深くか、項目多すぎて使いづらいクイックメニューでしか切り替えられない)のは、非常に不便で不満
- グリップはコンパクトデジカメ並みだが、背面側のサムグリップがよくできているので、前面側の、あるのかないのか判らない薄いグリップの今ひとつさを補っていて、意外とグリップできている
(オリンパスのグリップでマトモなのは E-M1 シリーズのみで、あとは五十歩百歩) - 後付けグリップは究極にダサい、握った時の印象も悪いし、スナップ専用機、小型軽量を志して買ったのに反するので不要
(グリップを付けたらバッテリー交換もできないし、ミラーレス機の後付けグリップは酷いのばかり) - 初期設定で Fn1 にあるマルチ Fn は、使わない項目多いし、カスタマイズもできないので今ひとつ使えない。HDR やブラケット設定など撮影種類だけを設定するマルチ Fn なら欲しかった
- スリープからの解除、再生ボタンを押した時の反応を始め、色々な動作で一瞬のタイムラグが発生することは多いが、廉価機だから止むなし我慢我慢。一応、コンパクトデジカメの延長と思えば、我慢できる範囲
□ EVF・背面液晶
- 背面液晶はチルト式で、バリアングル式に比べると自由度は少ないが、素早く展開できることと光軸からずれない点で、チルト式の方が好みで個人的には優位点
(チルト式だと縦位置の時に液晶開いてローアングル撮影できない欠点をよく言われるが、そんなことより液晶を横位置で素早く上下できる方が私には重要) - 背面液晶のチルト展開角度(上85度、下45度)は最低限の水準はクリアしているが、下向きはもう少し角度が欲しい
- 使い始めのせいかもしれないが、背面液晶をチルトする際の動きがかなり固い
- EVF を背面液晶と同じ表示スタイル(スタイル3)にしていると、他のスタイルと比べて操作制約があるのは今ひとつ納得できないし、情報表示の文字が大きくて邪魔っぽい
- EVF をスタイル1、2 にすると情報表示がライブビューに被らなくて見やすいが、それでなくても小さめのファインダービューがさらに小さくなって、これまた微妙
- とはいえ、昔のマイクロフォーサーズの EVF に比べると、廉価機とはいえ随分見やすくなったと感じる。サイズ的にも解像度的にもスナップ撮影ならストレスを感じるほどではない
- ただし、EVF の色は出力時と比べて全くアテにならない
- アイレベルの高さは廉価機らしく低いので、眼鏡ユーザー的には決して使いやすくはないが、ストレスが溜まって嫌になるほどではない
- 標準添付のアイカップは小さいため、斜光線などでは EVF が見難い。ただ、コンパクトさ重視のカメラなので大型アイカップを買って嵩張るよりは、多少の不便を我慢する方を選びたい
- 廉価機ゆえに色々な動作速度、レスポンスが緩慢なのは仕方ないが、背面液晶と EVF の切り替えのタイムラグだけはストレスを感じるタイムラグがある
- 背面液晶と EVF の自動切り替えアイセンサーの距離はギリギリだが、もう少し短くても良いと思う
- シャッター切った後のブラックアウト時間はそれなりに長いので、連写時にはブラックアウトが連続する一瞬の隙間で被写体を確認するような感じになる
(動体をスムースに追えるレベルからは程遠いが、廉価機だから仕方ない。というか、E-M1 Mark II 以外はどれ使っても大差ない気が)
□ フォーカス・レリーズ・露出・WB・色
- EVF 使用時にタッチパネル背面液晶を指でズラしてフォーカスエリア選択できる機能は初めて使ったが、なかなか良い。思ったフォーカスエリアに素早くピタリと止められることは意外と難しいし、誤作動もあるので決して手放しで使いやすいとは言えないが(改善されれば違ってくると思う)、E-M10 Mark II のボタンがショボすぎて、あれでフォーカスエリア選択することを思えば10倍マシ。
- 前項の機能がなくて E-M10 Mark II のショボい十字ボタンでしかフォーカスエリア選択ができなければ、ストレス溜まりまくりで E-M10 Mark II に対する評価も変わっていただろうくらいには、大きな意義がある機能。ボタンがショボい廉価機にはどこも採用すべき(動きはもっと改善してほしいが)
- ただ、タッチパネル背面液晶で指をスライドさせてフォーカスエリア選択する機能については、端からさらに外へ動かすとフォーカスエリア自動選択になり、さらに反対側の端へループする仕様であるが、これを禁止するオプションは欲しかった
- タッチパネルフォーカスの感度が一定せず、背面液晶で指をスライドさせてフォーカスエリア選択する機能が時々効かなくなる場面がある
- 半押しでフォーカスロックしているのに、そこから全押し時に再度 AF してからシャッター切られる現状が頻繁に起きる。これではフォーカスロックができないのも同然。
- 1回しかシャッターを切ってないのに、2度シャッターが切られることがある
(安物だからと思っていたが、やはりレリーズボタン不良なのかねぇ…?) - 暗くなってくると(真っ暗になる前でも)AF はかなり怪しくなり、切れなくなる
(10万以上するカメラなら窓から投げ捨てるレベルだけど、廉価機だし、しゃーない) - AF-C は昔ながらのミラーレス機同様で、動体相手だとフワフワとフォーカスが揺れてシャッター切るまで合焦がしてるのかどうか分からないし、前時代的なコントラスト AF の当たるも八卦当たらぬも八卦レベル。そして、一定速度以上だと、ほとんどは当たらない(笑)。当たるのはマグレ。ま、廉価機だから前時代的 AF でも仕方ないね
(動体相手でマジにならないという条件で買ったので納得済み。E-M1 Mark II 以外はどれも使い物にならないし) - 動く相手を AF する場合、照度があって高速シャッター時にはまだ合焦できる確率が上がるが、照度があっても低速シャッターではまるでダメ
(低照度時は前述の通り論外) - 流し撮りの場合、IS AUTO だと明らかに合焦率が下がる。IS モード3 にした方がまだマシ
(そもそも流し撮りするようなカメラではないが) - 手振れ補正は凄くもなく、弱くもなく。最新の EFレンズの IS で使っているのと大差ないか、ボディ&レンズが軽い分だけブレやすい感じ
- TAv モードもないし、M モードで ISO AUTO 使えない旧態依然の M モード。時代遅れ。もちろん ISO AUTO が使えないのだから、M モードでの露出補正もできない。
- バルブモードが独立してなくて、Mモードのシャッター速度の中にあるというのは慣れない
- LIVETIME モードは、ずっとシャッターリモコン押してなくていいので便利だし、確認しながらバブル終了できるというのは素晴らしい。ミラーレス機ならでは!
- アートフィルター撮影時にはセルフタイマー撮影が無効になるのは納得できない
- アートフィルターのパートカラー使用時に前後のダイアルを回したら残す色を直接選択できるのは素晴らしい操作性だが、前ダイアルも後ろダイアルもどっちもパートカラーの選択になってしまってるので、露出補正ができなくなっているアホ仕様に困惑
- 連写を繰り返していると、AF が効かなくなったことが過去に二度。電源オフ&オンで治るけど
- メモリーカードへの書き込み速度は速くない。SDXC で最高速のカードを使っても RAW + JPEG だと一瞬待ちが入るし、最高速でないカードを使っても大きな差を感じない
- でも、バッファ容量は RAW + JPEG でも20枚前後連写できるので、廉価機と思えば全く不満ない
- メモリーカードへの書き込みが終わらないとポストビューできないのは、連写時以外の普段使いでむしろ不満な時がある
- 正直なところ、撮って出し JPEG の色は派手目。Natural でも派手に感じる色はあるし、自動(iFinish)だと本当に派手に写る。また、ちょっとしたアングルや光線状態で大きく変化するので慣れない。悪いとは言わないけれど、コンパクトデジカメライクな印象。
□ メニュー・画像表示・操作体系
- 再生画面の情報付き全画面表示で肝心要の露出情報が表示されていないのは、アホ仕様の極み。絞り、シャッター速度、ISO感度の露出情報を確認するのに、撮影画像が左上に小さくしか表示されない情報メインの表示に切り替えないと判らない仕様は信じられない。オリンパスユーザーはこんな仕様でよく不満を感じないし、そもそも作り手が疑問を感じないのが不思議すぎる。
- 肝心要の露出情報を表示せずに、普段は誰も気にしない&1枚1枚で気にすることもない JPEG 圧縮率は表示する、再生画面の情報付き全画面表示。オリンパスの表示基準が判らん
- デジタルテレコン使用画像にその旨の表示がなされないのはおかしい
- アートフィルター使用時の再生画面で、アートフィルター使用の表示が ART1 から番号で表示されてるけれど、JPEG 圧縮率か表示するくらいなら、アートフィルター名の略号でも表示した方が判りやすいはず。番号表示されてもねぇ
- 再生画面で拡大表示する際に、自動的にフォーカスエリアを拡大してくれるのは良い(というか当たり前)だけど、AF-C だとそれが無効みたいなのは疑問
- 再生画面の一覧表示で OK ボタンを押すと写真ツールメニューが出てくるが、一覧表示で OK ボタン押したら選択写真の一枚表示へ移行するのが真っ当な UI じゃないですかね?いちいち後ろダイアルを回して拡大しなきゃ一枚表示にならないのは、かなりストレス
- バッテリーの残量表示が撮影画面での4段階表示しかなく、今どき残量が何%残っているか確認する項目がメニューにすらない。前時代的。
- メニューは文字が小さくて、歳をとった時に使える気がしない
- メニュー項目は山のようにあるが、最上位の5項目のうちカスタムメニューに集中しすぎて、時にかなり階層が深くなっていて見通しは良くないし、判りづらい&使いづらい
- 設定項目は、この手のことを苦にしない私でもウンザリするくらい多いけれど、そのおかげでダイアル方向や露出補正ダイアルの前後関係を慣れた形にできて有難い。
(というか、そもそも初期設定で露出補正が前、絞りが後ろという設定が有りえない) - OKボタンがクイックメニュー表示に割り当てられているが、EOS では OK ボタンをメニュー表示にしているので、ここまでカスタマイズできるなら OK ボタンもカスタマイズさせて欲しかった
- クイックメニューの項目は多すぎて、全くクイックでなくなっている。オリンパスらしいといえば、オリンパスらしいが、多くの人が普段使わない項目を入れるのは本末転倒
- 馬鹿みたいにクイックメニューの項目が多いのに、サイレントモードないし電子音の設定がない体たらく
- そもそも電子音の音量設定がなくて、電子音のオンオフしかない前時代的な糞仕様
- クイックメニューは EVF でも表示されるが、通常メニューは背面液晶しか表示されない不思議
(全部 EVF でもできない、やらせないのは何故?いちいちファインダーから目を離したくない時もあるのに)
□ キットレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)
- 電源オフした時に沈胴式レンズが収納状態になるのだが、時々電源オフしてもレンズが収納されず出っぱなしになることがある
- 自動開閉レンズキャップを使うと、あたかもコンパクトデジカメライクに使えるけれど、撮影画像の確認のためだけに電源を入れてもレンズが出てくるのはコンパクトデジカメと同じにはいかないので、レンズ交換式カメラとしては当然の仕様だけど逆に違和感を感じたりする
(コンパクトデジカメなら再生ボタン長押しなどの操作で、レンズを出して撮影状態にしないで再生画面だけの起動が可能) - 電動ズームなので素早いズーム操作は不可能だが、サイズとのバーターで納得している。が、快適ではない
- 写りは決して素晴らしいとは言えないし、四隅は開放では多少流れたりもしているが、PowerShot G7 X のレンズに比べればずっと良いので納得済み
- フォーカスリングは、おまけレベルの細さだけど、これが意外と MF できる!低照度では AF が役立たずの E-M10 Mark II だけに MF が意外とできることは大きなメリットで◎
- レンズ自体がボディキャップ+αみたいなものなので、付属の普通のフロントレンズキャップだと、ついついキャップを付け忘れてバッグにしまおうとしてしまうことが多発。自動開閉キャップは必須。
- 自動開閉キャップは3千円以上するわけで、ほぼ必須商品、ほとんどの人が買うだろうに、オリンパスお得意のオプション商法だなぁ…という印象は拭えない
- 昔マイクロフォーサーズ機で使っていた 37mm 径のフィルターは、全部誰かに譲ってしまっていたみたいで、ちょっとショック。フィルターを使うと自動開閉キャップは要らないけど、PLフィルターくらいは必要だし、絞り込めないマイクロフォーサーズだから ND フィルターも欲しいよなあ…と悩むところ。
□ スマホ連携・パソコン関連
- とりあえず何年経ってもファームウェア・アップデートにパソコンとの接続が必要なウンコ仕様を変えないオリンパスは馬鹿なの?いや、馬鹿でしょ。ユーザーは文句言わないのか?信者は何でも許すのか?
- 未だに Adobe CameraRAW、Lightroom のレンズプロファイルにオリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ製品のプロファイル設定がなくてビックリ…と思ったら、強制的に内蔵プロファイルが適用されてるのね。よく見たら、その旨が表示されていた。
- けれど、内蔵プロファイルが強制適用されている割には周辺光量が完全に補正されてなくて、どこまでどう適用されているのかが判らない
- Wi-Fi 経由のスマートフォン連携の接続はカメラの QR コード表示とスマホアプリとの連携から、接続用プロファイル導入が比較的簡単にできるようになっているのは Good Job 👍
- 設定が終わったのちの、スマホとの Wi-Fi 接続も比較的に安定していて、接続速度も特に遅くないので悪くない
- リモート撮影に関しては最低限の設定はスマートフォンから可能だし、タイムラグも Wi-Fi 経由なら仕方ないと思える許容範囲。オリンパス機らしい色々な撮影機能がスマホからも可能なのは良いね
- 撮影画像の転送機能については、1枚ずつ表示させて転送するたびに「カメラをオフにしますか?」と聞いてくる超馬鹿仕様なのは耐え難い。電源オフはホーム画面(トップメニュー)の下からできるのに、よくまぁこんなアホな仕様を考えたもんだレベル。信者なら耐えられるのか?はよ直せよ、と転送するたびに思う。
- 転送前に画像の拡大ができないので、ある程度写真を確認してから転送というのができない
- 撮影画像の一覧画面でも一枚表示画面でも、スマホ側で撮影写真のファイル番号が表示されないので、カメラの背面液晶で「これを転送しよう」と思っても、スマホ画面でその写真を簡単に特定することができない。はっきり言って、選択して写真転送するのはとても不便な仕様。作った人は、本当にこのアプリ使ってるのか?という感じ。
- 一度アプリを別アプリに切り替えて戻ってくると、アプリのホーム画面に強制戻しさせられるのは、スマートフォンの利用形態からするととても不便な仕様
□ アクセサリー類・その他
- 充電器がデカい割にはACプラグ非内蔵、という最低のウンコ充電器
- 省電力モードを有効にしても無効にしても、そんなに大きくバッテリーの保ちが変化している気はしないような…
- パッケージに高級感はないけど、安っぽくはなくて印象は悪くない。
- 同梱ストラップは非常に見つけにくいところにあった(使わないけど)
ま、こんなところでしょうか。オリンパス機に慣れてる人からは「ナニ言ってんだ?」というところもあると思いますが、どうもこう
オリンパスお得意の詰め込み体質が良い面にも悪い面にも出てるなあ…
という印象はありますね。
もっともそれを承知で、ある意味それ狙いで買ったところもありますから、全体として大きなストレスは感じていません。とりあえず、アホかボケか、これを作った奴は馬鹿かと思うところだけは直してもらいたいもんですが、E-M10 Mark II のような廉価機に大したファームウェア・アップデートが来るわけもないですからねぇ(それが価格の差でもある)
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