出発前日に購入した E-M10 Mark II を持って出た旅も、2日目午後。2日目は鎌倉散歩ということで、午前中は鎌倉駅から銭洗弁天、佐助稲荷(下社のみ)と回ってから高徳院へ下ってきて、胎内めぐり含めて鎌倉大仏を堪能しました。
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 前編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 前編】
昼ご飯は、普段なら大混雑であろう門前のそば屋に入ってみると空いていたので、そこで蕎麦&釜揚げシラス丼のセットを。ぶっちゃけ言うと、そば屋なので蕎麦はまあまあでしたが、シラス丼がイマイチ。というよりはシラス丼のご飯が酷かった。ちと失敗(^_^;)
でもって、この日も E-M10 Mark II でのメシ写真はなし。以前の記事で書いたように M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ は小さく軽いだけでなく、意外と寄れるレンズなので、実はメシ写真を撮るにも最適だと気付いたのは旅から帰ってからのことでした。なにせ、何の予備知識もなく購入しましたのでね…
そして、なかったのは予備知識だけでなく、予備バッテリーもなし。ただ、E-M10 Mark II を購入すると決めた時に、Amazon の当日お急ぎ便にて USB 充電器(とレンズの自動バリアキャップ)だけは注文していたので、昼ご飯タイムに USB 充電器でバッテリー充電しました。

(iPhone 6s Plus で撮影)
充電時間は、ものの30分ほど。それも純正充電器よりは随分と充電効率の下がる USB 充電器での充電ですが、充電しないよりはマシだろうと。なにせ、予備バッテリーがないのに、丸一日使うわけですからね…
E-M10 Mark II の初期設定では知らずのうちに省電力モードになっているようでしたし、とりあえず歩いて移動する際など少しでも使わない時には電源をオフにしたので、バッテリーを無駄にしない意識はありましたが、予備バッテリーがないからと撮るのを我慢したり、スマホへの Wi-Fi 転送を控えるようなことは一切していません。
あくまで “普段どおり” に使いながらでしたが、結果的には
でした。後述するように、普通のスナップ撮影だけでなく、夕暮れ時には昨晩同様に三脚撮影も行って、この枚数まで撮れたのは私自身もビックリでした。
省電力モード利用で、途中30分の USB 充電器による充電があったとはいえ、真冬に、それも使い始めたばかりのバッテリー1個でここまで撮れれば、
と言っていいでしょう。
「ただ1個のバッテリーがなくなったら撮影は終わり、あとは iPhone で」の心づもりで1日を過ごしたのですが、結果的に E-M10 Mark II のバッテリーがなくなって iPhone だけになったのは帰りの江ノ電と晩ご飯だけでした。
というわけで、前置きが長くなりましたが、昼休みで人間のお腹もバッテリーもある程度充電できましたので、鎌倉散歩の続き、午後編です。
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 前編】
■ 買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 後編】
■ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 1 前編】
昼ご飯は、普段なら大混雑であろう門前のそば屋に入ってみると空いていたので、そこで蕎麦&釜揚げシラス丼のセットを。ぶっちゃけ言うと、そば屋なので蕎麦はまあまあでしたが、シラス丼がイマイチ。というよりはシラス丼のご飯が酷かった。ちと失敗(^_^;)
でもって、この日も E-M10 Mark II でのメシ写真はなし。以前の記事で書いたように M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ は小さく軽いだけでなく、意外と寄れるレンズなので、実はメシ写真を撮るにも最適だと気付いたのは旅から帰ってからのことでした。なにせ、何の予備知識もなく購入しましたのでね…
そして、なかったのは予備知識だけでなく、予備バッテリーもなし。ただ、E-M10 Mark II を購入すると決めた時に、Amazon の当日お急ぎ便にて USB 充電器(とレンズの自動バリアキャップ)だけは注文していたので、昼ご飯タイムに USB 充電器でバッテリー充電しました。

(iPhone 6s Plus で撮影)
充電時間は、ものの30分ほど。それも純正充電器よりは随分と充電効率の下がる USB 充電器での充電ですが、充電しないよりはマシだろうと。なにせ、予備バッテリーがないのに、丸一日使うわけですからね…
E-M10 Mark II の初期設定では知らずのうちに省電力モードになっているようでしたし、とりあえず歩いて移動する際など少しでも使わない時には電源をオフにしたので、バッテリーを無駄にしない意識はありましたが、予備バッテリーがないからと撮るのを我慢したり、スマホへの Wi-Fi 転送を控えるようなことは一切していません。
あくまで “普段どおり” に使いながらでしたが、結果的には
日没まで 454 ショット撮影と
40枚ほどスマホ転送してバッテリー切れ
40枚ほどスマホ転送してバッテリー切れ
でした。後述するように、普通のスナップ撮影だけでなく、夕暮れ時には昨晩同様に三脚撮影も行って、この枚数まで撮れたのは私自身もビックリでした。
省電力モード利用で、途中30分の USB 充電器による充電があったとはいえ、真冬に、それも使い始めたばかりのバッテリー1個でここまで撮れれば、
E-M10 Mark II のバッテリーのもちは十分合格点
と言っていいでしょう。
「ただ1個のバッテリーがなくなったら撮影は終わり、あとは iPhone で」の心づもりで1日を過ごしたのですが、結果的に E-M10 Mark II のバッテリーがなくなって iPhone だけになったのは帰りの江ノ電と晩ご飯だけでした。
というわけで、前置きが長くなりましたが、昼休みで人間のお腹もバッテリーもある程度充電できましたので、鎌倉散歩の続き、午後編です。
オバマ元大統領が立ち寄ったらしく、元大統領との写真が飾られたそば屋を出て、大仏通りを南へ歩いて長谷寺へ向かいます。クリスマス三連休の割には、歩道が人でごった返して歩くのも大変というほどの混み方ではなく、長谷界隈の人混みを覚悟していた割には助かりました。
大仏通りには観光客向けの小物ショップが立ち並ぶのですが、私一人や男の友人と来た際には当然スルーであるそういった店も、連れ合いは楽しそうに回ります。
「こりゃ稲村ヶ崎まで歩いて、そして夕暮れは江ノ島なんて、とても無理だなあ…」と思いますが、楽しそうに商品を眺めている姿を見ると無粋なことは言えません(^_^;)
そんな感じで大仏通りのショップも少し楽しみながら観音前の交差点を右に折れて長谷観音、長谷寺へ。
拝観料を払って境内に入って階段を登っていきます。鎌倉の寺社仏閣の多くは坂を登る、階段を登った先にあることが多いのですが、長谷寺の上へあがると、鎌倉の地形がそうなっていることがよく判ります。
まずは本殿でお参り。
そして、テラスへ。眼下の長谷地区の住宅街から鎌倉の海を挟んで逗子マリーナや、その先には葉山の方まで望むことができます。
さらに、梅雨の季節には紫陽花道となる通路を歩いて、更に上へ。
長谷寺の一番上の見学台っぽいところまで登ると、鎌倉市街と由比ヶ浜のビーチが見事な眺めです。鎌倉出身の友人も、この長谷寺からの眺めがお気に入りだと教えてくれました :D
ところで、E-M10 Mark II のキットレンズである M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ の望遠端は(35mm 換算の)画角 84mm 相当までです。
通常のスナップ撮影では 84mm まであれば特に問題ない(むしろ広角側が 28mm スタートなので、もう一声 24mm が欲しいくらい)ですが、景色を撮影したりすると
と思うのも事実。
ですが、レンズはこれ1本しか持ってません。ので、ここで画角が2倍になるデジタルテレコン機能を使ってみます。
↑このように縮小して見せている限りは意外と使えそうに見えますし、実際 SNS やブログレベルの画像サイズに縮小しているなら(長辺 1,000px 程度までなら)あまり違和感を感じずに済むでしょう。
が、等倍に拡大するとやはり “単なる引き伸ばし拡大画像” という感じになります。

(通常撮影テレ端の等倍切り出し)

(デジタルテレコン使用時の等倍切り出し)
パナソニックの超解像ズームだともう少しマシな補正効果を感じられるのですが、オリンパスのデジタルテレコンはそういったテジタルテレコン使用時の拡大処理で高度な補完処理はしていないようですね。
キヤノン PowerShot のデジタルズームも似たようなものですが、デジタルズーム比率を変えられる分、まだ「我慢できる範囲で使う」技が使えます。2倍のデジタルズームはメーカー、カメラを限らず無理があるので、
と思います。1.3〜1.5倍くらいまでなら、ちゃんとした補完処理がされれば、そこそこ目をつぶって使えるんですけどねぇ。
登ってきた道とは別の下り専用の急な階段を降りていきながら、ちょっとずつスナップ。長谷界隈では着物姿の人をチラホラ見かけましたが、イベントか何かあったのでしょうか?
長谷寺を出てからは大仏通りの混雑を避けて長谷駅裏手の住宅街を通っていきます。裏手の小さな踏切で江ノ電を高速連写でパチリ。
と思ったら、静音連写H で撮ってしまったために電子シャッターによるローリングシャッター歪みで斜めってしまっています。スマートフォンで撮影したのと同じ現象ですね。閑静な住宅街だったので静音モードにしていたのを忘れていました…
最新の E-M1 Mark II ではセンサー読み出し速度をあげてローリングシャッター歪みがかなり軽減されているらしいですが、こういうシーンを撮っても大丈夫くらいなのでしょうかねぇ?試したい(けど、お金はない ^^;)
そんなこんなで少し撮影で遊んでから、その先にある力餅家へ。創業300年、名物「権五郎力餅」で有名なお店ですね。
1年半前も立ち寄って購入しましたが、今回も出来たての餡を餅でくるんだ「権五郎力餅」を購入。賞味期限が当日限りのため、お土産に持って帰られないのが残念なところですが、仕方ありません。
そして、購入した「権五郎力餅」一箱を手に下げながら極楽寺坂の切り通しを登っていきます。
一方の海を除く三方を山に囲まれた鎌倉へ続く切り通しの道、鎌倉七口の一つである極楽寺坂の途中には、あじさい寺で有名な成就院がありますが、前回来た時同様、まだ工事中でしたのでスルー。ちゃんと紫陽花が観られるようになったら一度見に来たいのですけど、凄い人みたいですからねぇ。
極楽寺坂を登りきった先に、江ノ電極楽寺駅。ここにはドラマ「最後から二番目の恋」のメインキャストたちのポスターとサインが飾られて…あったはずなのに、ポスターはなくなってサインだけ残ってました。前回来た時はポスターもあったんですけどねえ。
まぁ「最後から二番目の恋」は見てないので知らなくて、単にポスター見て「内田有紀はやっぱりええなあ〜」でしかなかったんですけど(笑)
鎌倉は数多くの映画、ドラマ、小説、コミックなどの舞台になっていて、極楽寺界隈も「最後から二番目の恋」だけでなく、最近だと映画「海街Diary」の舞台でもありました。
ってか、実写映画はどうでもよくて(もちろん見てない!)吉田秋生氏の原作コミックは大好きなので、最近は力餅家も極楽寺坂も、鎌倉のあちこちの場所も全て「海街Diary」のあのシーンの場所だ、とその舞台にいる気分になってしまいます(^_^;)
(おすすめコミック。あと1〜2巻で完結かな?)
とまぁ、そんな内心の浸りを連れ合いに出すことなく(笑)、ここまで結構歩いたこともあって、ここから江ノ電に乗るか?歩くか?を連れ合いに選択させると、頑張って歩く!というので、来た道を進んで稲村ヶ崎海岸へと下っていきます。
横を通る江ノ電には色々な「凄い」区間がありますが、車道と線路の間に何の仕切りもないこの場所↓は、いつも凄いな〜と思いながら歩き、そして通りがかりの江ノ電を撮ってしまいます。
逆光で盛大にフレアっぽい写真になっていますが、お散歩用パンケーキズームレンズですから無理は言えません。ちなみに、江ノ電は何カットか撮りましたが、
です。
電車なら走るところは決まっていますし、シャッター切るポイントも最初から決め打ちですから、置きピンで何の問題もないですし、下手に AF-C で電車を追って AF が迷って撮れなくて、「あー、この糞カメラは〜〜〜!」と苛つくのは、過去のミラーレス機で散々やりましたからね(^_^;)
購入理由の記事でも書きましたが、
ようにしていますから、ミラーレス機を再度使うにあたっては
というのを強く心に刻んでいます。(最新のハイエンド機はまた話は別なのかもしれないが、E-M10 Mark II は全くもって以前私があれこれ使っていたミラーレス機と大差ない AF-C レベルなので)
もっとも、動き物相手は置きピンで、と言っても
には、ぶっちゃけ閉口せざるをえないレベルなので、置きピンのポイントをシャッター一発で決めるのは難しく(まだ使い始めて2日目だし)、高速連写Hモードで枚数を垂れ流して後からピックアップしています。
先々このシャッタータイムラグの長さに慣れ、タイムラグを予測して置きピン&単写で決められるようになるかもしれませんが、あまりそこにこだわる意味もないかな、と思っています。
というのが、私の E-M10 Mark II に対する付き合い方ですからね。
ただ、
のですが、これは何なのでしょうかね?何かのバグなのか、故障なのか。使い始めた時から割と頻繁にシャッター2回切り現象が発生するのは(実害はあまりないけど)悩みどころです。
それにしても、江ノ電の運転士さんはあちこち気を使う区間が多くて大変だなーと思います。(次回記事で江ノ電の前面車窓動画を掲載予定)
私みたいな適当観光客から鉄ちゃんまで色々な人が線路際でカメラを向けたりしていますしねえ。でも、電車の迫力を間近で感じられるところが多くて大好きです :D
で、ここからさらに坂を下っていくとキラキラ光る湘南の海が見えて、国道134号線に出ます。
先ほどの江ノ電撮影写真と同じくモロ逆光の厳しいシーンで、ちょっと溶けてる部分もあったりしますが、
ので、スナップ撮影としては全く不満がありません。前日から M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 一本で使ってきて、正直言って頑張って撮ろうという気になるレンズではないけど、気楽に撮るレンズとしては写りも含めて満足しています。少なくとも
って思いが強くて、コンパクトデジタルカメラ+αとして買った身としては大満足と言っても良いくらいです。
(今までお散歩用として使ってた EF16-35mm F4L IS USM とは色々と比較にならないけど、これはこれで全然アリという気持ち)
さて、稲村ヶ崎横の海岸に出てきて、先ほど買って、どこで食べるか?いつ食べるか?悩みどころだった力餅を、相模湾の海を見ながらいただくことに。
と言っても、ここでも写真撮ってないので、iPhone 6s Plus の写真で(^_^;)

(iPhone 6s Plus で撮影)
結局この日も(前日も翌日も)お散歩スナップを散々撮りながらも、メシ写真は一切撮らずじまい。どうもメシ写真はスマホで撮ってしまうんですよね。ってか、メシ写真のためにミラーレス機を買ったわけでもないので、メシ写真はスマホで良いと思ってるんですけど。
美味しい力餅を食べつつ、稲村ヶ崎と江ノ島を見ながらボォーッと一休み。なんだかんだで鎌倉駅からずっとここまで歩いてきましたから、爺さんと婆さんはそれなりに疲れました(^^)
一休みすると時刻は午後3時半を回っていました。日没まで1時間。当初の予定であった江ノ島まで行くのは断念して(江ノ島だけはこの春に連れ合いと来ていたし)、稲村ヶ崎で夕暮れを楽しみ、写真を撮ることにします。
朝からずっと晴れてはいたものの、前日のような真っ青なクリアスカイではなく、だいぶ霞んで空は白く、力餅を食べながら江ノ島の向こうに見える伊豆の山々を見ても、うっすら見えるくらいでした。
が、夕暮れ時になって光線状態が変われば、また状況も変わるだろうと、稲村ヶ崎の公園へ。16時ごろになって空の色に赤色が出始めると、微かにしか見えていなかった富士山も徐々に姿を現してきました。
それでもまた全体のトーンが薄かったので、オリンパスのアートフィルターでも人気の「ドラマチックトーン」で撮ってみると…
これはこれでアリだよなー、と思えてしまうのが「ドラマチックトーン」。まぁ私みたいなセンスのない撮り手にとっては「使いすぎには注意」って感じですけどね(^_^;)
前夜、横浜の夜景を撮るのに活躍したヘナチョコ三脚ですが、ここでは三脚の高さが足りず、公園の中からではエレベーターを伸ばしきらないと手すりを超えられず、それでは不安定になりすぎるので、足場の悪い崖の上へ出て三脚をセット。

(日没後に iPhone 6s Plus で撮影)
足場が悪くて三脚も軽いと安定しきらないですし、海ぎわで風も多少ありますからヘナチョコ三脚ではかなり問題あるけど、前夜同様
です。ちゃんと水平取りたいシーンですし、マイクロフォーサーズゆえ ISO 感度は上げたくないですから。
もっとも、さすがにこの日は「やっぱり GITZO 2型くらいは持ってくるべきだよなー」と後悔しましたけどね。荷物の量的に無理でしたが…
空に水蒸気が多めである分、日没に向かって刻々と空の色は濃くなっていきます。そして、色々な構図を試していると、どうしても2倍デジタルテレコンを使いたくなります。
富士山だけを抜くのにちょうど2倍デジタルテレコンがあるのは良いのですけど(換算168mm相当の画角)、やはり画質は(等倍で見ると)撮ってみたけど背面液晶でプレビューした時点で辛い、というレベル。
仕方ないですけれど、照度が落ちてきて等倍で見ると ISO 200 でもノイズ量が若干増えている分、拡大画像になるデジタルテレコンは、より厳しくなります。
ただ、撮った写真を見ると辛いけれど、撮る時に見かけ上は望遠の画角になって良い感じになるので、つい使ってしまいます。後からトリミングして拡大するのと変わらないとしても、
かもなぁ…と見直しました。今までスマホ以外ではデジタルズームなんて使ったことはないのですけどね。
伊豆の山に日が沈んで、クリスマスも暮れていきます。
フルサイズ機に比べるとどうしてもラチチュードは狭いとか、グラデーションの滑らかさにもう一息感はなくはないのですが、コントラストを高めにするため Vivid で日没シーンを撮ってる割には破綻もなく、
って感じです。
という気持ちは正直あったのですが、E-M10 Mark II でも悪くない。少なくとも PowerShot G7 X でなくて良かった、というのはありましたね。
残照の富士山、そして江ノ島。またデジタルテレコンを使っていますが、ここまで使ってしまうと、やっぱり望遠レンズも必要だったかな…なんて思ったりもします。崖の上で三脚にボディを据えた状態でレンズ交換はあまりしたくないですけど(^_^;)
そういや、日が暮れると AF が合わなくて苦労しました。前夜の横浜夜景でも合わない時はありましたが、横浜は明るかったので AF が迷うことも少なかったですが、こちらはかなり暗くて厳しかったですね。
冒頭で書いたように、今回の旅では E-M10 Mark II の予備バッテリーはなし。昼ごはん時に 30分の USB 充電はしましたが、バッテリーが切れたら撮影は終わり。
ここまで撮りきって、その後、連れ合いの撮影終了を待ちながら撮影写真をスマホ転送しているとバッテリーが切れました。450ショット以上。真冬で、使い始めたバッテリーですから、省電力モードになっていたとはいえ、予想以上にもってくれました。
ということで、購入直後の E-M10 Mark II を持っての散歩旅 2日目は稲村ヶ崎で終了。江ノ電で宿泊地の藤沢へ戻り、富貴堂のカレーうどんを食べて温まって、連れ合いも満足してくれた鎌倉散歩旅でした :D
→ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 2】
大仏通りには観光客向けの小物ショップが立ち並ぶのですが、私一人や男の友人と来た際には当然スルーであるそういった店も、連れ合いは楽しそうに回ります。
「こりゃ稲村ヶ崎まで歩いて、そして夕暮れは江ノ島なんて、とても無理だなあ…」と思いますが、楽しそうに商品を眺めている姿を見ると無粋なことは言えません(^_^;)
そんな感じで大仏通りのショップも少し楽しみながら観音前の交差点を右に折れて長谷観音、長谷寺へ。
拝観料を払って境内に入って階段を登っていきます。鎌倉の寺社仏閣の多くは坂を登る、階段を登った先にあることが多いのですが、長谷寺の上へあがると、鎌倉の地形がそうなっていることがよく判ります。
まずは本殿でお参り。
そして、テラスへ。眼下の長谷地区の住宅街から鎌倉の海を挟んで逗子マリーナや、その先には葉山の方まで望むことができます。
さらに、梅雨の季節には紫陽花道となる通路を歩いて、更に上へ。
長谷寺の一番上の見学台っぽいところまで登ると、鎌倉市街と由比ヶ浜のビーチが見事な眺めです。鎌倉出身の友人も、この長谷寺からの眺めがお気に入りだと教えてくれました :D
ところで、E-M10 Mark II のキットレンズである M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ の望遠端は(35mm 換算の)画角 84mm 相当までです。
通常のスナップ撮影では 84mm まであれば特に問題ない(むしろ広角側が 28mm スタートなので、もう一声 24mm が欲しいくらい)ですが、景色を撮影したりすると
84mm まででも困るわけでもないし、小さく薄型軽量なレンズと思えば不満ではないけど、やっぱりもう少し寄りたい時もあるよなー
と思うのも事実。
ですが、レンズはこれ1本しか持ってません。ので、ここで画角が2倍になるデジタルテレコン機能を使ってみます。
↑このように縮小して見せている限りは意外と使えそうに見えますし、実際 SNS やブログレベルの画像サイズに縮小しているなら(長辺 1,000px 程度までなら)あまり違和感を感じずに済むでしょう。
が、等倍に拡大するとやはり “単なる引き伸ばし拡大画像” という感じになります。

(通常撮影テレ端の等倍切り出し)

(デジタルテレコン使用時の等倍切り出し)
パナソニックの超解像ズームだともう少しマシな補正効果を感じられるのですが、オリンパスのデジタルテレコンはそういったテジタルテレコン使用時の拡大処理で高度な補完処理はしていないようですね。
キヤノン PowerShot のデジタルズームも似たようなものですが、デジタルズーム比率を変えられる分、まだ「我慢できる範囲で使う」技が使えます。2倍のデジタルズームはメーカー、カメラを限らず無理があるので、
デジタルテレコンは2倍だけでなく 1.5倍も欲しかった
と思います。1.3〜1.5倍くらいまでなら、ちゃんとした補完処理がされれば、そこそこ目をつぶって使えるんですけどねぇ。
登ってきた道とは別の下り専用の急な階段を降りていきながら、ちょっとずつスナップ。長谷界隈では着物姿の人をチラホラ見かけましたが、イベントか何かあったのでしょうか?
長谷寺を出てからは大仏通りの混雑を避けて長谷駅裏手の住宅街を通っていきます。裏手の小さな踏切で江ノ電を高速連写でパチリ。
と思ったら、静音連写H で撮ってしまったために電子シャッターによるローリングシャッター歪みで斜めってしまっています。スマートフォンで撮影したのと同じ現象ですね。閑静な住宅街だったので静音モードにしていたのを忘れていました…
最新の E-M1 Mark II ではセンサー読み出し速度をあげてローリングシャッター歪みがかなり軽減されているらしいですが、こういうシーンを撮っても大丈夫くらいなのでしょうかねぇ?試したい(けど、お金はない ^^;)
そんなこんなで少し撮影で遊んでから、その先にある力餅家へ。創業300年、名物「権五郎力餅」で有名なお店ですね。
1年半前も立ち寄って購入しましたが、今回も出来たての餡を餅でくるんだ「権五郎力餅」を購入。賞味期限が当日限りのため、お土産に持って帰られないのが残念なところですが、仕方ありません。
そして、購入した「権五郎力餅」一箱を手に下げながら極楽寺坂の切り通しを登っていきます。
一方の海を除く三方を山に囲まれた鎌倉へ続く切り通しの道、鎌倉七口の一つである極楽寺坂の途中には、あじさい寺で有名な成就院がありますが、前回来た時同様、まだ工事中でしたのでスルー。ちゃんと紫陽花が観られるようになったら一度見に来たいのですけど、凄い人みたいですからねぇ。
極楽寺坂を登りきった先に、江ノ電極楽寺駅。ここにはドラマ「最後から二番目の恋」のメインキャストたちのポスターとサインが飾られて…あったはずなのに、ポスターはなくなってサインだけ残ってました。前回来た時はポスターもあったんですけどねえ。
まぁ「最後から二番目の恋」は見てないので知らなくて、単にポスター見て「内田有紀はやっぱりええなあ〜」でしかなかったんですけど(笑)
鎌倉は数多くの映画、ドラマ、小説、コミックなどの舞台になっていて、極楽寺界隈も「最後から二番目の恋」だけでなく、最近だと映画「海街Diary」の舞台でもありました。
ってか、実写映画はどうでもよくて(もちろん見てない!)吉田秋生氏の原作コミックは大好きなので、最近は力餅家も極楽寺坂も、鎌倉のあちこちの場所も全て「海街Diary」のあのシーンの場所だ、とその舞台にいる気分になってしまいます(^_^;)
(おすすめコミック。あと1〜2巻で完結かな?)
とまぁ、そんな内心の浸りを連れ合いに出すことなく(笑)、ここまで結構歩いたこともあって、ここから江ノ電に乗るか?歩くか?を連れ合いに選択させると、頑張って歩く!というので、来た道を進んで稲村ヶ崎海岸へと下っていきます。
横を通る江ノ電には色々な「凄い」区間がありますが、車道と線路の間に何の仕切りもないこの場所↓は、いつも凄いな〜と思いながら歩き、そして通りがかりの江ノ電を撮ってしまいます。
逆光で盛大にフレアっぽい写真になっていますが、お散歩用パンケーキズームレンズですから無理は言えません。ちなみに、江ノ電は何カットか撮りましたが、
動く被写体への AF-C は信用できないので全部置きピン
です。
電車なら走るところは決まっていますし、シャッター切るポイントも最初から決め打ちですから、置きピンで何の問題もないですし、下手に AF-C で電車を追って AF が迷って撮れなくて、「あー、この糞カメラは〜〜〜!」と苛つくのは、過去のミラーレス機で散々やりましたからね(^_^;)
購入理由の記事でも書きましたが、
コンパクトデジカメ同様、今回のミラーレス機はスナップ用、動体を本気で撮るとか絶対に考えない
ようにしていますから、ミラーレス機を再度使うにあたっては
動き物は置きピンで撮れる範囲で、それ以外の AF-C を使わなきゃならない被写体は撮れたらラッキー程度で
というのを強く心に刻んでいます。(最新のハイエンド機はまた話は別なのかもしれないが、E-M10 Mark II は全くもって以前私があれこれ使っていたミラーレス機と大差ない AF-C レベルなので)
もっとも、動き物相手は置きピンで、と言っても
廉価機らしいシャッタータイムラグの長さ
には、ぶっちゃけ閉口せざるをえないレベルなので、置きピンのポイントをシャッター一発で決めるのは難しく(まだ使い始めて2日目だし)、高速連写Hモードで枚数を垂れ流して後からピックアップしています。
先々このシャッタータイムラグの長さに慣れ、タイムラグを予測して置きピン&単写で決められるようになるかもしれませんが、あまりそこにこだわる意味もないかな、と思っています。
気合い入れて使うようなカメラでもないし、頑張ると求めるモノも高くなってカメラに不満が出るから、最初から求めないでおく
というのが、私の E-M10 Mark II に対する付き合い方ですからね。
ただ、
AF-S &単写モードなのに、シャッターボタン一発で
シャッターが2回連続で切れることが多々ある
シャッターが2回連続で切れることが多々ある
のですが、これは何なのでしょうかね?何かのバグなのか、故障なのか。使い始めた時から割と頻繁にシャッター2回切り現象が発生するのは(実害はあまりないけど)悩みどころです。
それにしても、江ノ電の運転士さんはあちこち気を使う区間が多くて大変だなーと思います。(次回記事で江ノ電の前面車窓動画を掲載予定)
私みたいな適当観光客から鉄ちゃんまで色々な人が線路際でカメラを向けたりしていますしねえ。でも、電車の迫力を間近で感じられるところが多くて大好きです :D
で、ここからさらに坂を下っていくとキラキラ光る湘南の海が見えて、国道134号線に出ます。
先ほどの江ノ電撮影写真と同じくモロ逆光の厳しいシーンで、ちょっと溶けてる部分もあったりしますが、
小型軽量のキットレンズでも補正がうまく効いていて
色収差、パープルフリンジなどが目立たない
色収差、パープルフリンジなどが目立たない
ので、スナップ撮影としては全く不満がありません。前日から M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 一本で使ってきて、正直言って頑張って撮ろうという気になるレンズではないけど、気楽に撮るレンズとしては写りも含めて満足しています。少なくとも
PowerShot G7 X のセンサー能力を全く活かせないレンズより全然良いわ〜
って思いが強くて、コンパクトデジタルカメラ+αとして買った身としては大満足と言っても良いくらいです。
(今までお散歩用として使ってた EF16-35mm F4L IS USM とは色々と比較にならないけど、これはこれで全然アリという気持ち)
さて、稲村ヶ崎横の海岸に出てきて、先ほど買って、どこで食べるか?いつ食べるか?悩みどころだった力餅を、相模湾の海を見ながらいただくことに。
と言っても、ここでも写真撮ってないので、iPhone 6s Plus の写真で(^_^;)

(iPhone 6s Plus で撮影)
結局この日も(前日も翌日も)お散歩スナップを散々撮りながらも、メシ写真は一切撮らずじまい。どうもメシ写真はスマホで撮ってしまうんですよね。ってか、メシ写真のためにミラーレス機を買ったわけでもないので、メシ写真はスマホで良いと思ってるんですけど。
美味しい力餅を食べつつ、稲村ヶ崎と江ノ島を見ながらボォーッと一休み。なんだかんだで鎌倉駅からずっとここまで歩いてきましたから、爺さんと婆さんはそれなりに疲れました(^^)
一休みすると時刻は午後3時半を回っていました。日没まで1時間。当初の予定であった江ノ島まで行くのは断念して(江ノ島だけはこの春に連れ合いと来ていたし)、稲村ヶ崎で夕暮れを楽しみ、写真を撮ることにします。
朝からずっと晴れてはいたものの、前日のような真っ青なクリアスカイではなく、だいぶ霞んで空は白く、力餅を食べながら江ノ島の向こうに見える伊豆の山々を見ても、うっすら見えるくらいでした。
が、夕暮れ時になって光線状態が変われば、また状況も変わるだろうと、稲村ヶ崎の公園へ。16時ごろになって空の色に赤色が出始めると、微かにしか見えていなかった富士山も徐々に姿を現してきました。
それでもまた全体のトーンが薄かったので、オリンパスのアートフィルターでも人気の「ドラマチックトーン」で撮ってみると…
これはこれでアリだよなー、と思えてしまうのが「ドラマチックトーン」。まぁ私みたいなセンスのない撮り手にとっては「使いすぎには注意」って感じですけどね(^_^;)
前夜、横浜の夜景を撮るのに活躍したヘナチョコ三脚ですが、ここでは三脚の高さが足りず、公園の中からではエレベーターを伸ばしきらないと手すりを超えられず、それでは不安定になりすぎるので、足場の悪い崖の上へ出て三脚をセット。

(日没後に iPhone 6s Plus で撮影)
足場が悪くて三脚も軽いと安定しきらないですし、海ぎわで風も多少ありますからヘナチョコ三脚ではかなり問題あるけど、前夜同様
三脚がないよりはマシ
です。ちゃんと水平取りたいシーンですし、マイクロフォーサーズゆえ ISO 感度は上げたくないですから。
もっとも、さすがにこの日は「やっぱり GITZO 2型くらいは持ってくるべきだよなー」と後悔しましたけどね。荷物の量的に無理でしたが…
空に水蒸気が多めである分、日没に向かって刻々と空の色は濃くなっていきます。そして、色々な構図を試していると、どうしても2倍デジタルテレコンを使いたくなります。
富士山だけを抜くのにちょうど2倍デジタルテレコンがあるのは良いのですけど(換算168mm相当の画角)、やはり画質は(等倍で見ると)撮ってみたけど背面液晶でプレビューした時点で辛い、というレベル。
仕方ないですけれど、照度が落ちてきて等倍で見ると ISO 200 でもノイズ量が若干増えている分、拡大画像になるデジタルテレコンは、より厳しくなります。
ただ、撮った写真を見ると辛いけれど、撮る時に見かけ上は望遠の画角になって良い感じになるので、つい使ってしまいます。後からトリミングして拡大するのと変わらないとしても、
撮ってる時の気持ち良さでデジタルテレコンは有り
かもなぁ…と見直しました。今までスマホ以外ではデジタルズームなんて使ったことはないのですけどね。
伊豆の山に日が沈んで、クリスマスも暮れていきます。
フルサイズ機に比べるとどうしてもラチチュードは狭いとか、グラデーションの滑らかさにもう一息感はなくはないのですが、コントラストを高めにするため Vivid で日没シーンを撮ってる割には破綻もなく、
コンパクトデジタルカメラ+αで買ったつもりだけど
思った以上に撮れるなあ…買って良かった
思った以上に撮れるなあ…買って良かった
って感じです。
こういうシーンを撮るならフルサイズ機を持ってきてちゃんと撮りたかったかもなあ…
という気持ちは正直あったのですが、E-M10 Mark II でも悪くない。少なくとも PowerShot G7 X でなくて良かった、というのはありましたね。
残照の富士山、そして江ノ島。またデジタルテレコンを使っていますが、ここまで使ってしまうと、やっぱり望遠レンズも必要だったかな…なんて思ったりもします。崖の上で三脚にボディを据えた状態でレンズ交換はあまりしたくないですけど(^_^;)
そういや、日が暮れると AF が合わなくて苦労しました。前夜の横浜夜景でも合わない時はありましたが、横浜は明るかったので AF が迷うことも少なかったですが、こちらはかなり暗くて厳しかったですね。
冒頭で書いたように、今回の旅では E-M10 Mark II の予備バッテリーはなし。昼ごはん時に 30分の USB 充電はしましたが、バッテリーが切れたら撮影は終わり。
ここまで撮りきって、その後、連れ合いの撮影終了を待ちながら撮影写真をスマホ転送しているとバッテリーが切れました。450ショット以上。真冬で、使い始めたバッテリーですから、省電力モードになっていたとはいえ、予想以上にもってくれました。
ということで、購入直後の E-M10 Mark II を持っての散歩旅 2日目は稲村ヶ崎で終了。江ノ電で宿泊地の藤沢へ戻り、富貴堂のカレーうどんを食べて温まって、連れ合いも満足してくれた鎌倉散歩旅でした :D
→ 購入直後の E-M10 Mark II を鎌倉散歩のお供に撮り歩いてみた雑感【DAY 2】
コメント