一記事でサクッと終わらせるはずの「横浜夜散歩編」が前後編になってしまいましたが、別段内容のあることを書いてるわけでもなく、人様に胸張ってお見せできるような写真を撮ってるわけでもありませんが、ともあれクリスマスイブの横浜赤レンガ倉庫の人混みは凄まじかったです、はい。

買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【横浜夜散歩 前編】

もっとも赤レンガ倉庫の「Christmas Market」イベントエリアは凄い人口密度でしたが、そこから抜けて海ぎわまで行けば三脚を出しても十分問題ないほどの人密度で、ゆっくりまったり連れ合いの写真撮影に付き合いながらグルッと赤レンガパークを一周。

Yokohama City Night at Christmas Eve 2016 (25)


その後、お約束のルートで象の鼻から大さん橋方面へ向かったのですが、赤レンガ倉庫で食事にありつけなかったため晩ご飯をどうしたもんかと思ったら、たまたま「象の鼻テラス」に空席があってラッキー♪

クリスマスイブの夕食がカレーとかサンドウィッチというのは少々寂しいものがありますが、どこかに並んで時間をロスするのは私も連れ合いも嫌でしたし、海ぎわにいて身体も冷えていましたから、すぐに暖まれるというのは何よりもご馳走でした :D

象の鼻テラス ZOU-NO-HANA TERRACE

テラスの前を通ったことは何度かありますが、赤レンガ倉庫から大さん橋や山下公園へ向かう途中という場所柄、高くて味もアレでしょ…という先入観があったのですが、「芳醇鎌倉ハム3種の15穀パンサンド」も「トマトキーマカレー」もなかなか美味しいものでしたし、ロイヤルミルクティーもちゃんとしたものでした。

クリスマスイブの激混み時にちゃんとしたものを出せるなら、(晩ご飯には少し寂しいですが)今度また通った時にはランチやカフェに寄るのも良いかなぁ、と思ったくらいです。ロケーションは抜群ですしね(^^)

そして、E-M10 Mark II のキットレンズである M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ は最短撮影距離が 20cm(ワイド端)、テレ端でも 25cm(最大撮影倍率は 35mm 換算で 0.46倍)と

軽くて、小さく、寄れる
メシ写真を撮るのにも最適なレンズ


のはずなのですが、当方

さすがにレンズ交換式カメラでメシを撮るのは、ちょっと抵抗あるなあ…


って感じが抜けないため撮りませんでした。いや、撮れませんでした。(連れ合いはデッカいレンズ付けたカメラで撮ってたけど ^^;)

それに、まずまず美味かったとはいえ、さすがにクリスマスイブの晩ご飯にしてはあまりにも寂しいものでしたので、iPhone で撮って Instagram に載せた写真を再掲することすら憚られますが(^_^;)、いま今回の横浜〜鎌倉旅の写真を全部見返しても、メシ写真を一度も撮らなかったのはテスト撮影として反省ですね。

以前はシャッター音を消せるという点でミラーレス機やコンパクトデジカメをメシ写真に使っていた時もありましたが、iPhone でも「使える無音カメラアプリ」が出たことで、シャッター音とかを気にしなくても済むようになったので、つい iPhone を使っちゃうんですよねぇ。(iPhone で十分綺麗だし)

すっかりiPhoneのアプリ入れ替えがなくなってきた私が2016年、新たに常用するようになったiOSアプリ【マイクロソフト編】

と、話は脱線してしまいましたが、象の鼻テラスで夕飯とティータイムで1時間ほどゆっくり過ごしてから、お散歩再開です。


休憩後まずは、チラッと象の鼻テラスの屋上へ行き、赤レンガ倉庫・みなとみらい方面と大さん橋・ベイブリッジ方面の夜景を手持ちで撮影。

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(手すりに腕を置いた手持ち 1/6 秒、焦点距離 20mm)

Yokohama City Night at Christmas Eve 2016 (28)
(手すりに腕を置いた手持ち 0.4 秒、焦点距離 20mm)


休憩する際に三脚をたたんでバッグの中に入れてしまったこともありますが、E-M10 Mark II の手振れ補正がどれほど効くのか?というのを体感しておくためにも、休憩後しばらくは手持ち夜景撮影を試しました。

昨年末から話題の E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO では最大6.5段分の手振れ補正が可能で、1秒どころか2秒3秒でも歩留まりよく止めることができる(凄い!)という画期的な補正効果があるようですが、E-M10 Mark II のボディ内手振れ補正は最大4段

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ には手振れ補正はありませんし、そもそも E-M10 Mark II はシンクロ手振れ補正には非対応です。というわけで、公式的には最大4段分の手振れ補正ということですが……

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(手すりに腕を置いた手持ち 1/8 秒、焦点距離 25mm)

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(手持ち 1/4 秒、焦点距離 23mm)


どれも一桁分の1の低速シャッターを手持ちで撮ってみましたが(直上2つの写真は山下臨港線プロムナードから撮影)、だいたいこんな感じで撮れています。うーん、どうでしょうね。個人的には

E-M10 Mark II の手振れ補正効果は、可もなく不可もなく、驚くこともないけど、悪くもない


といった印象です。標準ズームのレンジで、一桁分の1秒を気楽に使えるというところまではいかないかな?と。(気をつけて撮れば撮れるけど)

私自身の “手振れしない能力” がそう高くないこともありましょうが、3段分くらいはあるけど、4段分の低速シャッターになると怪しく、ヒット率が落ちる印象でした。

最近のオリンパスのボディ内手振れ補正の評判を聞いて期待値が高すぎたためか、

もうちょっと止まってくれると良かったのになあ…。E-M5 Mark II だったら、もっと止まってたんだろうなぁ。


という思いがないとはいえません(^_^;)。

ま、E-M10 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ の場合、

ボディもレンズも軽すぎてブレやすい


ってのはありますね。やはり 1kg、2kg くらいないと安定感がないというか…それはまぁ本末転倒な話ですが(^_^;)

また、当たり前の話ですが、夜景の手持ち撮影では ISO はガッツリ上がりっぱなしの高感度撮影になるだけでなく、レンズが M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ だと開放 F値で使ってると画面周辺部の画質が落ちます。上記手持ち写真と、↓以下の三脚撮影写真を比べれば一目瞭然です。

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いずれにせよ、どんなカメラでも夜景撮りは三脚据えて、ある程度絞って、なおかつ低感度で撮るに越したことはありません。今回の旅では三脚を持ってくるかどうか迷ったのですが、こうやって実際に使いたい場面で使えていると、

やっぱり三脚は持ってくるもんだよなあ


という感じで持ってきて良かったです。

もっと言うと、

小型軽量なカメラシステムだから三脚も大掛かりにならずに済む


メリットはあります。(デメリットもありますが、後述)

私自身、普段なら電車移動の旅でも三脚は最低限 GITZO 2型トラベラーくらいの真っ当な三脚を持ってくるのですが、今回は昼間のサッカー撮影のために EOS 7D Mark II とサンニッパを別途持ってきて、さすがに電車&徒歩旅では荷物オーバー気味でしたので、三脚だけは↓このヘナチョコで我慢となりました。


(左が所有モデル、右が現行モデル)


小型軽量三脚としてはメジャーな、ベルボンの ULTREK シリーズの 24mm 径のものです。24mm 径と言っても 6段という多段の脚なので一番伸ばした先の脚は激細です。

そのため、できれば最後の一段を伸ばさずにおきたい三脚で、最後の一段を伸ばさなければ結構安定するのですが、最後の1段を伸ばさないとEVなし全高が 140cm しかないのに、115cm くらいの高さになってチェストレベルにも達しないため、痛し痒しです。

また、この ULTREK シリーズは構造上、エレベーターが最初からある程度伸びたままですので、その点でも不安定になりがちで、公称耐荷重 2kg といえど、実質載せられるカメラはコンパクトデジカメか小型ミラーレス機のみのため、最近はほとんど使ってこなかったのですが、

E-M10 Mark II とパンケーキレンズにはピッタリの小型三脚


と思ったので、今回の旅ではお試しも兼ねて出番となったわけです。

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(ピア象の鼻あたりから、絞って露出時間とって真っ当な夜景撮影)


前述のとおり、ベルボン Ultrek シリーズ三脚は
  • 6段ゆえの下段の脚の細さ
  • 材質・構造的な華奢さ
  • 使用時にエレベーターが伸びたままによる不安定性の増加

という問題はあり、今回の撮影でも風の強さによる微ブレの影響は否めなかったのですが、反面

縮長 30cm だとバッグに入る、入れやすい


という写真お散歩には絶対的な利点があります。

私が愛用する小型三脚 GT2542T(現行品は GT2545T)や人気の小型三脚マンフロット befree なんかは小型軽量性と剛性を確保していますが、やはり4段三脚ですから縮長は 40cm かそれ以上になります。



実際使っていると、40cm くらいの三脚をカバンに入れる、カバンに括り付けるのはカメラバックパックに縦付けでなければちょっと厳しい。ショルダーバッグだと三脚がはみ出した部分が人に当たりそうで危ないです。(周りの迷惑関係なくやってるカメラジジイもいるけど)

その点、縮長 30cm を切ってくるようなサイズだと、カメラバッグに限らず三脚をバッグ内に収めることができます(普通のトートバッグとかでも)。お散歩写真撮りをスマートにやりつつ三脚も…という時には、多くの欠点があってもこの Ultrek シリーズ三脚の縮長短さが生きます。

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(ストラップが横になびく風が吹いてた大さん橋の上から定番ショット)


今回も赤れんがパークで撮っていた時や大さん橋の上で撮っていた時は、このヘナチョコ三脚では風の影響を確実に消すことはできなかったのも事実ですが、それでもスローシャッターが欲しい場面では

ヘナチョコ三脚でも無いよりは遥かにマシ


であり、

ヘナチョコ三脚でも載せられる
小型軽量なボディ&レンズの有り難み


は実感するところでありました。手持ちの EOS & EFレンズだと、どうやっても 1.5kg くらいになりますしね(^_^;)

何よりも今回 E-M10 Mark II を購入した第一の動機は

「PowerShot G7 X(コンパクトデジカメ)と小型三脚でお気楽撮影時の撮影自由度の制限に嫌気がさした」

というものでしたから、ヘナチョコ三脚でも気軽に持って出られる三脚を使って、横浜の夜景を曲がりなりにも撮影できたのは、購入目的の一つがクリアできる目処にもなりました。

とても本気撮影とは言えませんが、E-M10 Mark II とこの Ultrek 三脚は軽量な旅撮影のお供として良いペアになりそうです。

小型軽量体制でも最低限 28mm径 4段カーボンくらいの三脚を使いたいという気持ちには変わりありませんが、どんな時でも持って行く気になる三脚は意外と大事かもしれません。(使わないからと誰かにあげずに持っておいて良かった ^^)


(30mm径のUltrekもありますが1.6kgまで重くなると…)


話はまたまた随分脱線してしまいましたが、夜の横浜港を象の鼻から大さん橋の上へ。先ほども書いたように、そこそこ風が強かったせいもあるのか、クリスマスイブの夜なのに大さん橋は結構閑散としてました…

ま、その分、お上りさん状態で三脚使って撮影するのも全く気兼ねする必要がなかったので良かったですけれどね(^-^)

Yokohama City Night at Christmas Eve 2016 (36)
(横浜マリンタワーと氷川丸)

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(山下公園とマリンタワー)


大さん橋でひとしきり撮影して、20時半。冬の冷たい風に吹かれて身体も冷え切ってきたので、写真撮影はここらで終了。

昔と違って、横浜へ来る機会もなかなかないので、いつまでも撮影していたいけれど、今晩の宿は藤沢。まだ移動しないといけないですし、本来の旅の主目的地は明日の鎌倉ですから、初日で力を使い果たすわけにもいきません。

と言いながら、山下公園へ。もう撮影はしませんでしたが、晩ご飯が寂しかったこともあったので、近くでクリスマスケーキを買って連れ合いと海を見ながら食べて、イブの〆としました。もう若くないので、こんなもんで良いでしょう(笑)

Yokohama City Night at Christmas Eve 2016 (35)


ちなみに今回の旅は予備バッテリー無しの運用で、その点だけが心配でしたが、初日はバッテリー残量表示が赤色になることもなく、問題なく撮り終えられました。(実は初期設定で省電力モードになっていたのは後日知った ^^;)

夕方17時前から21時前までの間で概ね、3時間撮影+1時間休憩。シャッター回数は 191カット。うち三脚を使って背面液晶で撮ってるのが3分の1、1秒以上の長い露光時間のカットも30枚くらい。

真冬の夜で寒い状況で三脚撮影含めて 191カット撮って、休憩中を含めて Wi-Fi でスマホに転送した写真も20枚以上してもまだ多少の余裕があったわけですから、

ミラーレス機のバッテリーの保ちとしては悪くない


印象です。

なおかつ、カメラを買ってきて1回目の充電ですからバッテリーもまだ全部能力が出せてない条件なので、これだけ使えるなら(ミラーレス機としては)そう悪くは感じないですね。

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というわけで、購入が旅に出かける前夜で、取るものもとりあえず最小限の設定と「使いながら覚える」形で撮り始めた E-M10 Mark II でしたが、初日を終えて

撮影自由度が高く EVF 内蔵のコンパクトデジカメ+α
としては満足、十分目的が果たせるカメラと実感


しましたね。

正直なところ、「画質面ではコンパクトデジカメ+α」であり、レンズ交換式カメラとしては物足りないところもありますが、それが小さなセンサーゆえなのか、パンケーキタイプの小さなズームレンズゆえなのかは今後使っていかなければ判りません。(これから自分で探っていく話)

ですが、購入目的の一つであった、小型軽量三脚と組み合わせてのお手軽夜景撮りセットとしては及第点でしたし、

買って良かったわ


と初日から思えたので、自分でもホッとしました。

久しぶりのミラーレス機復帰 E-M10 Mark II を買った割と安易な理由
買ってきて箱からカメラ出して充電だけして、そのまま旅に持っていった E-M10 Mark II 雑感【準備編】

最悪「この旅行から帰ったら即売りや」ということもあり得る話でしたからね。オリンパスのマイクロフォーサーズ初号機を予約買いした時のことを思うと…まぁ良かったです(^_^;)

とはいえ、昼間にパシャパシャ撮って1日使ってると、色々思うところも出てきます。次回は鎌倉散歩編にて、E-M10 Mark II に感じる良し悪しをさらに書いていきたいと思います。