少し前、来季以降の Jリーグの放映権を従来のスカパー!より7倍の金額で取得してサッカー界のみならず話題になった、スポーツ配信サービス「DAZN」。
聞きなれない名前(日本語読みは、ダズンでええんか?)なのも当然で、新しいネット配信サービスで今夏(8月)スタートということでしたが、昨晩サービスが開始されました。
■ DAZN
この DAZN、何が凄いと言って、
というくらいの配信コンテンツの量。(あくまで予定)
■ Q. 配信コンテンツについて
サッカーだけでもドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエA、フランス・リーグアンといった欧州各国のトップリーグやカップ戦に多数の南米リーグ、そして来季からは Jリーグ(J1〜J3)が加わります。
そして、一見サッカー中心でありますが、
といったものを始め、テニス(ATPワールドツアーの下位大会)、世界卓球選手権などなど、サッカー以外のジャンルも揃っていて、
というのは、かなり魅力的な値段です。
もちろん、ツッコミどころがないわけではないのも事実で、欧州各国のトップリーグが幾つか網羅されてるとはいえ、イギリス・プレミアリーグ&スペイン・リーガエスパニョーラという2大リーグがないですし(その2つのオンデマンドはソフトバンク系スポーツナビLIVEで配信)、世界最高峰のチャンピオンズリーグもない。
国内サッカーでも、Jリーグはあるけど、カップ戦(ルヴァンカップ、天皇杯)はないし、ACL もない状況なので、サッカーとて全てが DAZN で賄える、というわけではありません。
また、日本語の実況があるコンテンツも限られていて、南米サッカーや F1 など映像のみというコンテンツが多数を占めます。(まぁ日本語実況があるのも良し悪しですけどね)
もっと言えば、
です。Jリーグは来季からの契約ですし、ブンデスリーガなど欧州サッカーも新シーズンはまだ始まっていない国も多く(ブンデスリーガは来週末から)、サッカー以外のコンテンツもまだまだ試験放送レベルです。
ま、実際に課金サービスが始まるのは9月20日からですので、それまでにどこまでコンテンツが揃うかはお試しで使ってみながらみていきたいと思いますが、先に挙げた予定されている内容が全て網羅されるなら月額 1,890円は安いと言えるでしょう。
それに、オンデマンドの料金だけで話をすると
ですから、Jリーグだけでも千円以上の値下げになるわけです。
他の例で言えば、F1。F1の生中継ネット視聴方法は毎年コロコロ変わるのですが、今年はオンデマンドのみの契約ができず、スカパー!またはCATV契約+「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」という有料放送契約をすることで、スカパー!オンデマンドにてネット視聴できるという仕組みになってしまい、月額3千円以上かかるので、やはり値下げになりますし、サッカーと両方見る人にとっては割安感が半端ないです。
ただ、多種多様なコンテンツを一堂に揃えてリーズナブルな価格なのは嬉しいのですが、
です。
はっきり言って、スカパー!オンデマンドのJリーグ配信の画質は「ニコニコ動画よりマシ」という程度の前時代的低画質で、「3千円近く払ってこれかよ…」って感じでもありましたし、時々サーバーの高負荷による配信停止トラブルがあったのもユーザーなら知ってることとです。
いくら安くても配信が不安定でストレス溜まるなら金を払う気はしないわけで、みんなそこが気になるところでしょう。
DAZN は初回登録から1ヶ月は無料お試し期間ということですので、昨晩から今朝にかけて実際に4〜5時間ほど色々なコンテンツをながら見で垂れ流しつつ、チェックしてみました。
聞きなれない名前(日本語読みは、ダズンでええんか?)なのも当然で、新しいネット配信サービスで今夏(8月)スタートということでしたが、昨晩サービスが開始されました。
■ DAZN
この DAZN、何が凄いと言って、
最初からよくこれだけ契約(コンテンツ)集めたなあ
というくらいの配信コンテンツの量。(あくまで予定)
■ Q. 配信コンテンツについて
サッカーだけでもドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエA、フランス・リーグアンといった欧州各国のトップリーグやカップ戦に多数の南米リーグ、そして来季からは Jリーグ(J1〜J3)が加わります。
そして、一見サッカー中心でありますが、
- メジャーリーグや NBA、NFL といったアメリカ4大スポーツのうち3つをカバー
- F1、GP2 などのワールド・モータースポーツ
- 総合格闘技の雄である UFC
- 国内バレーボールの Vリーグ
といったものを始め、テニス(ATPワールドツアーの下位大会)、世界卓球選手権などなど、サッカー以外のジャンルも揃っていて、
全部まとめて月額 1,890円
というのは、かなり魅力的な値段です。
もちろん、ツッコミどころがないわけではないのも事実で、欧州各国のトップリーグが幾つか網羅されてるとはいえ、イギリス・プレミアリーグ&スペイン・リーガエスパニョーラという2大リーグがないですし(その2つのオンデマンドはソフトバンク系スポーツナビLIVEで配信)、世界最高峰のチャンピオンズリーグもない。
国内サッカーでも、Jリーグはあるけど、カップ戦(ルヴァンカップ、天皇杯)はないし、ACL もない状況なので、サッカーとて全てが DAZN で賄える、というわけではありません。
また、日本語の実況があるコンテンツも限られていて、南米サッカーや F1 など映像のみというコンテンツが多数を占めます。(まぁ日本語実況があるのも良し悪しですけどね)
もっと言えば、
サービス開始時点のコンテンツはまだ全然揃ってなくて数えられるほど
です。Jリーグは来季からの契約ですし、ブンデスリーガなど欧州サッカーも新シーズンはまだ始まっていない国も多く(ブンデスリーガは来週末から)、サッカー以外のコンテンツもまだまだ試験放送レベルです。
ま、実際に課金サービスが始まるのは9月20日からですので、それまでにどこまでコンテンツが揃うかはお試しで使ってみながらみていきたいと思いますが、先に挙げた予定されている内容が全て網羅されるなら月額 1,890円は安いと言えるでしょう。
それに、オンデマンドの料金だけで話をすると
現状のスカパー!Jリーグオンデマンドは月額2,962円
ですから、Jリーグだけでも千円以上の値下げになるわけです。
他の例で言えば、F1。F1の生中継ネット視聴方法は毎年コロコロ変わるのですが、今年はオンデマンドのみの契約ができず、スカパー!またはCATV契約+「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」という有料放送契約をすることで、スカパー!オンデマンドにてネット視聴できるという仕組みになってしまい、月額3千円以上かかるので、やはり値下げになりますし、サッカーと両方見る人にとっては割安感が半端ないです。
ただ、多種多様なコンテンツを一堂に揃えてリーズナブルな価格なのは嬉しいのですが、
一番のキーポイントは画質と配信の安定性
です。
はっきり言って、スカパー!オンデマンドのJリーグ配信の画質は「ニコニコ動画よりマシ」という程度の前時代的低画質で、「3千円近く払ってこれかよ…」って感じでもありましたし、時々サーバーの高負荷による配信停止トラブルがあったのもユーザーなら知ってることとです。
いくら安くても配信が不安定でストレス溜まるなら金を払う気はしないわけで、みんなそこが気になるところでしょう。
DAZN は初回登録から1ヶ月は無料お試し期間ということですので、昨晩から今朝にかけて実際に4〜5時間ほど色々なコンテンツをながら見で垂れ流しつつ、チェックしてみました。
まず、前提条件として推奨視聴環境ですが、以下のようになっています。
■ Q. 推奨環境について
となっていて、パソコン環境や iPhone/iPad に関しては一般的な条件だと思いますが、
なので、国内メーカー製スマートフォンだと去年今年に発売された端末くらいが対象になり、少し古いと利用できない条件になっているので注意が必要です。(iPhone/iPad は4〜5年前のモデルまで最新 OS にアップデート可能なので利用可能)
■ DAZN - App Store
■ DAZN - Google Play の Android アプリ
また、端末性能以上に重要なインターネットの通信速度については、
となっていますので、結構通信負荷は大きいようで、後述するように通信環境はかなり条件を選びます。
さらに下記に示す手続きのとおり、
になっています。
(DAZNユーザー登録画面の1画面目。姓と名が逆であることに注意。
このあたりは英語版そのままの急ごしらえ感 :-)
(2画面目でクレカ登録すれば、利用開始)
(ログイン即、何か放送を始めようとするのでモバイルだとパケ代に注意)
そして肝心要の、画質と安定性ですが、光回線下(常時 40〜50Mbps の速度は安定して出る)にあるパソコンでの視聴を中心に幾つか試してみた結果でいうと、
って感じの画質と挙動ですかね。
また、サブのパソコンや iPhone/iPad を含めて他の環境も試しての、あくまでサービスインから半日程度の感想ですが、
といったところでしょうか。
十分高速な光回線+有線LAN接続なら5年前のパソコンでも問題なく見られる画質と安定性ではありますし、モバイル回線での iPhone / iPad でも(いささか通信帯域を食うサービスではあるものの)まずまず大きな不満なく見られています。いまのところは。
フルHD 放送から比べると不満を感じる点がないとは言いませんが、
レベルにありますし、予定コンテンツの多さと値段を考えればリーナブルだろう、というのが、半日試しての初期感想ですね。
今後、予定されているコンテンツがしっかり充実していくのかは最低要件ですし、コンテンツによっては見逃し配信がハイライトのみというものがあるので、それらが9月以降どこまで改善されるのかは興味あるところです。(F1 のように権利関係が厳しくて自由にオンデマンド配信できないコンテンツもあるでしょうけど)
月額 1,890円とリーズナブルですが、だからと言って使いやすいサービスでなければ、むしろ高く感じますからね。
値段の話で言えば、当初 DAZN や村井 Jリーグチェアマンの話では、月額料金はブランチ程度の値段になる、と言ってましたから、それを思うと「少々高め」と感じた人もいるかもしれませんし、実際この価格は
のは事実なので(一般層のオンデマンド価格は980円がターゲットプライスになってしまっている)、正直言って
「この値段で、Jリーグ視聴者がどこまで伸びるのかなあ?」
という気はしますが、Jリーグやブンデスとともに F1 や NFL も含めてこの価格で見られるのは、個人的には大歓迎ですし、しばらくはお試しで楽しみつつ、様子見たいと思います :-)
■WEB
・Windows8.1、Windows10、MacOSX以上のデバイス
Chrome(バージョン21以降)、Internet Explorer(バージョン11)
Firefox(バージョン30以降)、Safari(バージョン6以降)
■MOB(アプリ)
・iOS : 8.0以上のデバイス
・Android : 5.0以上のデバイス
■AmazonFireTV / AmazonFire TV Stick
■TV
・AndroidTV(Sony)(Coming Soon)
・LG Smart TV(Coming Soon)
・Panasonic TV(Coming Later)
■ゲーム機
・Play Station3(Coming Soon)
・Play Station4(Coming Soon)
■ Q. 推奨環境について
となっていて、パソコン環境や iPhone/iPad に関しては一般的な条件だと思いますが、
Android 端末は OS 5.0 以上
なので、国内メーカー製スマートフォンだと去年今年に発売された端末くらいが対象になり、少し古いと利用できない条件になっているので注意が必要です。(iPhone/iPad は4〜5年前のモデルまで最新 OS にアップデート可能なので利用可能)
■ DAZN - App Store
■ DAZN - Google Play の Android アプリ
また、端末性能以上に重要なインターネットの通信速度については、
標準画質での動画のご利用時に推奨されるブロードバンド接続スピードは、5.0Mbpsです。
HD画質でのライブストリーミングとキャッチアップ動画のご利用時に推奨されるスピードは、9.0Mbpsです。
となっていますので、結構通信負荷は大きいようで、後述するように通信環境はかなり条件を選びます。
さらに下記に示す手続きのとおり、
なお、1ヶ月の無料お試し利用にもクレジットカード登録が必須
になっています。
(DAZNユーザー登録画面の1画面目。姓と名が逆であることに注意。
このあたりは英語版そのままの急ごしらえ感 :-)
(2画面目でクレカ登録すれば、利用開始)
(ログイン即、何か放送を始めようとするのでモバイルだとパケ代に注意)
そして肝心要の、画質と安定性ですが、光回線下(常時 40〜50Mbps の速度は安定して出る)にあるパソコンでの視聴を中心に幾つか試してみた結果でいうと、
特別綺麗な画質でもないし、動きの滑らかさに欠けるシーンもあるが
27インチ画面フルスクリーンで見ても問題なく見られる
27インチ画面フルスクリーンで見ても問題なく見られる
って感じの画質と挙動ですかね。
また、サブのパソコンや iPhone/iPad を含めて他の環境も試しての、あくまでサービスインから半日程度の感想ですが、
- CATV やスカパー!をフルHDのテレビ画面で見るよりはクオリティは落ちるのは一目瞭然で 720p くらいだと感じるが、スカパー!Jリーグオンデマンドの糞画質を思えば全然良画質
- 動きも、たまにカクッとしたりブロックノイズが出ることはありますし、放送映像に比べると滑らかさに欠けるところはありますが、ずっと見ていてストレスを感じるほどではない
- モータースポーツなどで利用しているJスポーツ・オンデマンドは画質もまずまず、配信もほぼ安定していて、いくら安くてもこれくらいが最低ラインだよなあ…と思っているのですが、だいたい似たような画質
- ただし、視聴し始めまでのタイムラグは長めで、映像が始まるまで結構待たされることもある(光回線下でも10秒以上はザラ)
(この状態で結構待たされることがある) - 再生時の安定性ではパソコンや端末の性能に依存する部分も大いにある(非力なパソコン、古めのスマホだとカクカクすることも)
- けれど、端末性能より回線速度の方がずっと重要、モバイル回線や無線LAN で速度が遅めの時は映像が出るまでかなり待たされたり、超低画質再生になるだけでなく、エラーメッセージで再生不可の時もある。(やり直すと再生できたりもするけど)
- ログイン直後から生中継のライブ映像を自動的に再生しようとしたり、カテゴリー別のメニューがページスクロールした下の方で判りづらかったり、好きなカテゴリーを登録して優先する機能もなかったり、UI、使い勝手はまだ開発途中レベル(しかし GOAL.com と同運営の会社だと思うと、改善は期待薄)
- 非フルスクリーン時の映像オーバーレイテキストがなかなか消えなかったり、映像再生中の画面を下へスクロールすると音声までフェードアウトされる(映像はスクロールで見えなくなっても音声はそのままが良いでしょ!?)という妙な仕様は散見される
- 映像スタート時のバッファリング以外は待たされてストレスフルということはないけれど、テキストだけのヘルプページも決してレスポンスが良いとは言えないので、先行きサーバーの強化をちゃんとやってくれないと…という不安はある
- DAZN を開いた時に、前回途中まで視聴していたコンテンツを優先して表示する機能もなければ、途中まで見ていた映像の続きから再生する機能もない。現状の使い勝手は前時代的な映像サービス(始まったばかりなので将来は改善されると思うが)
といったところでしょうか。
十分高速な光回線+有線LAN接続なら5年前のパソコンでも問題なく見られる画質と安定性ではありますし、モバイル回線での iPhone / iPad でも(いささか通信帯域を食うサービスではあるものの)まずまず大きな不満なく見られています。いまのところは。
フルHD 放送から比べると不満を感じる点がないとは言いませんが、
オンデマンドのライブ映像と思えば納得できる
レベルにありますし、予定コンテンツの多さと値段を考えればリーナブルだろう、というのが、半日試しての初期感想ですね。
今後、予定されているコンテンツがしっかり充実していくのかは最低要件ですし、コンテンツによっては見逃し配信がハイライトのみというものがあるので、それらが9月以降どこまで改善されるのかは興味あるところです。(F1 のように権利関係が厳しくて自由にオンデマンド配信できないコンテンツもあるでしょうけど)
月額 1,890円とリーズナブルですが、だからと言って使いやすいサービスでなければ、むしろ高く感じますからね。
値段の話で言えば、当初 DAZN や村井 Jリーグチェアマンの話では、月額料金はブランチ程度の値段になる、と言ってましたから、それを思うと「少々高め」と感じた人もいるかもしれませんし、実際この価格は
既存ファンには安いけど、新規層を大量に呼び込める値段とは言えない
のは事実なので(一般層のオンデマンド価格は980円がターゲットプライスになってしまっている)、正直言って
「この値段で、Jリーグ視聴者がどこまで伸びるのかなあ?」
という気はしますが、Jリーグやブンデスとともに F1 や NFL も含めてこの価格で見られるのは、個人的には大歓迎ですし、しばらくはお試しで楽しみつつ、様子見たいと思います :-)
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