以前、iPhone 6s Plus 購入直後の感想記事で、従来使っていた iPhone 5s のカメラでも十分と思っていたけど、6s Plus のカメラと手ぶれ補正には感心した、という記事を書きました。

スマホカメラはiPhone 5sレベルで十分!と思っていた私ですが反省しました【前編】 〜Live Photosの副次的効果は日本だと必須!
スマホカメラはiPhone 5sレベルで十分!と思っていた私ですが反省しました【後編】 〜Plusの手振れ補正は絶大

特に Plus モデルでは光学式手ぶれ補正が入っているので、静止画写真を撮る時はもちろん、手持ちの動画撮影時には絶大な威力を発揮していて、従来の iPhone ではあまり撮っていなかった動画を iPhone 6s Plus では積極的に撮るようになりました。


(何気ないことでも手持ちで動画を撮るようになりました)


ただ、いくら手ぶれ補正があってブルブル震えまくりの動画にならなくなったとはいえ、やはり三脚に置いて撮りたいときはあります。軽い iPhone とはいえ、10分くらい長回しだと疲れてきますし、iPhone を三脚に置いて動画撮りながら、自分ではカメラで撮影したい時もあります。

ですから、iPhone に三脚アダプターを付けて三脚に固定するわけですが、その際の スマートフォン用三脚アダプターで便利なのがコレ↓(何が便利なのかは後述)



Manfrotto の「スマートフォン用三脚アダプター MCLAMP」。大人気商品というか、なかなか入荷数が少ないせいか、Amazon ではずっと1〜2ヶ月の入荷待ちになっていますし、ヨドバシでも「お取り寄せ」状態が続いています。

ヨドバシ.com - マンフロット Manfrotto MCLAMP [スマートフォン用三脚アダプター]【無料配達】

私は先月ヨドバシ梅田で取り寄せ注文して1ヶ月弱くらいで購入できたので、少しずつ入荷しているようですから待てば手に入るとは思います。

また、ベルボンからも同種製品として以下の製品が発売されていて(発売はベルボンが先)、こちらは数百円お値段高めですが、Amazon でも即納なので、手早く欲しい人にはオススメです。付加機能に違いはありますが、それは後述します。



さて、このマンフロットやベルボンのスマートフォン用三脚アダプターは千円少々のお値段がしますから

「スマホ用三脚アダプターなんて百均でも売ってるし、もっと安いのが幾らでもあるじゃん」

という意見もあるでしょう。私も安価なスマホ用三脚アダプターは持っていました。

MCLAMP08
(ネジで固定するスマホ用三脚アダプターは少ないけど、個人的には好き)


ただ、マンフロットやベルボンのスマートフォン用三脚アダプターはどちらも三脚メーカーとしては有名メーカーの製品というだけでなく、

百均や激安スマホ用三脚アダプターとは決定的に違う


点があります。それが以下の点。


MCLAMP05

MCLAMP06

MCLAMP07


アダプターの背面側だけではなく、底部にも三脚穴があるのが大きな違いです。

たいていの百均その他安物スマホ用三脚アダプターは、背面側だけに三脚穴があります。

MCLAMP10

ところが背面側だけにしか三脚穴がないと、三脚据え付け時にかなり制限を受けます。

例えば、三脚穴が背面にしかないスマホ用三脚アダプターを三脚に取り付けると

MCLAMP12


こうなります。アダプターの背面にしか三脚穴がないので当然、スマートフォンは三脚の台座と同じ方向、上を向いてしまいます。これでは使い物になりません。

ですから、背面しか三脚穴のないスマホ用三脚アダプターを三脚に取り付ける場合は雲台(たいていは自由雲台)が必須になります。自由雲台があれば、

MCLAMP13


このように自由雲台を90度傾けることで、背面しか三脚穴のないスマホ用三脚アダプターでも使用することができます。雲台によっては(自由雲台ではない場合だと)うまく90度傾かなかったり、90度傾けてもスマホのカメラと雲台の取っ手が干渉したりする場合がありますが、自由雲台なら大体は使えます。

しかし、小型三脚では雲台がない場合もあります。例えば、私が愛用している超軽量簡易三脚のコレ↓



高さは全くありませんが、胸ポケットでもどこでも入る薄さの超軽量超小型三脚で、どこかに置いて撮影するだけならスマホどころかミラーレス機+標準ズームくらいは対応できる便利ものです。

見た目通り三脚としての使い時は制限されますが、持ち歩きが全く苦にならない小ささ軽さなのでmコンパクトデジカメだけしか持っていかない時も含めて常に持ち歩いています。

で、当然このような三脚だと雲台はありませんから、背面しか三脚穴のないスマホ用三脚アダプターを取り付けると、

MCLAMP11


このようにしかなりません。

ゴリラポッドのように自由に曲げられる三脚の場合でしたら、背面しか三脚穴のないスマホ用三脚アダプターでも

MCLAMP15

MCLAMP16


このようにして曲げられますが、通常状態よりはいささか不安定になるのは否めません。(今のゴリラポッドにはミニ自由雲台付きや、スマホアダプター付きがあるので、それを使えば問題ないのですが、通常製品を流用するとこうなります)

また、最初に示した自由雲台を使った例でもそうですが、

そもそも雲台を90度傾けて使うのはバランスが悪い


わけです。特に安くて軽いスマホ用ミニ三脚を使っている場合には、ミニ自由雲台を90度傾けた時に重心が前のめりになって不安定になりがちです。

ところが、今回紹介のマンフロットやベルボンのスマホ用三脚アダプターはアダプター底面に三脚穴がありますから、

MCLAMP17

MCLAMP18

MCLAMP19


通常のカメラを三脚に据える時と同様、正対した形でスマートフォンを三脚に固定できます。

一見してバランスが良い


のが判ると思います。重心的にも三脚の中央に来ますから、雲台を90度傾けて使うよりも遥かに安定します。これなら三脚が安くて軽いヘナヘナのスマホ用ミニ三脚だったとしても、だいぶマシになります。

「下手な三脚、手持ちに劣り」

というのは間々あることで、三脚使うなら載せるものに見合ったものにするのは一番ですが、常にそういうわけにはいきませんから、せめて重心バランスが少しでもマトモになるスマホ用三脚アダプターを使うのは大事だと思います。

また、マンフロットの大ヒット・ミニ三脚である「PIXI」



との組み合わせでも

MCLAMP20


このようにアダプター底面に三脚穴がついていて、自由雲台は微調整程度に留めておけば、バランスもまだマシです。PIXI は三脚としては軽量で、自由雲台部分も柔いですから、軽いスマートフォンを載せると言ってもバランスを崩すような設置はなるべく避けたほうがいいですしね。

MCLAMP04
(iPhone 6s Plus もちゃんと咥えられます)


さて、マンフロットのスマートフォン用三脚アダプター MCLAMP も、ベルボンのスマートフォンホルダー 392794 も背面と底面に三脚穴があって、上に書いてきたメリットは同じです。

ただし、マンフロット MCLAMP の方が人気で品薄なのは(輸入製品だとか少し安いとかというだけでなく)ちょっとした付加機能があるからでもあります。それがコレ↓

MCLAMP21

MCLAMP22


大したことではないのですが、三脚アダプターだけで自立できる、スタンドになるということですね。背面の三脚穴のところからスタンドが引き出せるようになっています。


MCLAMP06


こうしたワンポイント付加機能がちょっと魅力になっていることもあってマンフロット MCLAMP の方が人気になっていますが、入手に時間がかかりますので、これからの季節にスマホ用三脚アダプターをすぐ手に入れたいならベルボン製品ですね。