(2016/7/19 追記)前回、飯田線〜天竜峡の青春18きっぷ旅をした時の写真を発掘しましたので、何枚か載せておきました。

まだ夏休み前ではありますが、三連休でお出かけの方々も多いでしょう。私は昨日、海上自衛隊舞鶴基地のサマーフェスタへ行って楽しんできました。

主目的は第23航空隊のヘリコプター展示飛行でしたが、潜水艦や掃海艇にも体験乗艦したり、航空祭と違って人も少なくマッタリしているので管制塔見学に消防車体験乗車までやったりして、写真の出来栄えは別として楽しい1日でありました。(人が多い航空祭は疲れるしね ^^;)

MaiduruSummerFesta1


さて今春、友達から青春18きっぷでの日帰り旅コース案を聞かれて話し込んだのをキッカケに、当ブログでも「青春18きっぷを使った日帰り旅」のプランを幾つか提示してみました。

大阪発日帰り青春18きっぷ旅プラン 2016春【前編】
大阪発日帰り青春18きっぷ旅プラン 2016春【中編】
大阪発日帰り青春18きっぷ旅プラン 2016春【後編】
大阪発青春18きっぷ旅プラン 2016春【番外編】

十代の頃からええ歳したオッサンになった今に至るまで青春18きっぷでの旅をブラブラやっていますので、色々と頭の中にはアイデアはあるつもりですが、上記記事で提示したプランは(番外編を除いて)「ずっと鈍行に乗るだけにならない旅」にしたつもりです。

今回の三連休は夏休み前ですが、来週から夏の青春18きっぷ期間が始まると言うことで、今回夏向けのプランを幾つか提示してみようと思います。

真夏ですから涼しいところへ向かうプランを提示したいのですが、

大阪から青春18きっぷ日帰りで涼しい場所へ行くのは無理!


であります。そもそも、関西で夏でも涼しいところなんて、ましてや鉄路が通ってるところはありませんしね…

これが東京だと信州でも上越でも南東北でも近いので、青春18きっぷに限らずドライブでもサクッと涼しいところへ行って日帰りで帰ってくるなんて当たり前のようにできていましたが、如何せん関西はそこらへん難あり地域なので、なかなか難しいものがあります。

とはいえ、「炎天下の中を歩くとかないわー」でありますし、「外を歩くよりは、できるだけ冷房の効いた車内にいたい」という思いがありますので、いささか乗り鉄気味になりますが、
  • 大阪発(京阪神エリア発)
  • 日帰り(朝6〜7時出発をメド)
  • 旅行気分を味わえるくらい遠く
  • 夏の青春18きっぷ期間に行くのが相応しい

コースを幾つか紹介してみたいと思います。

“旅行気分を味わえるくらい遠く” というコンセプトですので、いささか朝早め、夜遅めになりますが、安価だけど鈍行only の青春18きっぷ旅でそれなりに遠いところへ行くということですし、夏場は朝早くても既に日が昇っている&寒いわけではないので良いかな、と思って少し頑張り気味のプランになってます。そこはご容赦を。

まず今回は

川で涼を求める


をテーマに2プランを挙げてみます。

関西で川下りと言えば、すぐ近くに保津川下りがありますし、遠くは瀞峡もありますが、保津川は近すぎ、瀞峡は鉄路では無理(ドライブでも日帰りはなかなか大変な奥地)ですので、ちょっと遠出で2カ所挙げてみます。

なお、時刻は土休日ダイヤを基本として掲載しています。また、当方のチェックが甘い可能性は大いにありますので、お出かけ前には必ずご自身で確認をお願いします。



《1》大歩危峡遊覧&観光


▽モデルプラン
大阪6:00→(快速)→7:30姫路7:31→9:08岡山9:32→(マリンライナー17号)→9:54児島10:00→10:38琴平10:59→(特急南風5号 運賃660円+自由席特急券520円)→11:21阿波池田11:26→(四国交通バス 660円)→12:02大歩危峡(観光船 1,080円、観光散策、昼食など)大歩危峡14:02→(四国交通バス 720円)→14:30かずら橋(観光散策)15:10→(四国交通バス 660円)→15:32大歩危15:42→17:20琴平17:25→17:53坂出18:24→(マリンライナー54号)→19:03岡山19:17→20:41姫路20:54→(新快速) →21:58大阪


四国のど真ん中にある渓谷「大歩危・小歩危」や、祖谷のかずら橋を観光するプラン。暑いのは変わりませんが、山あいの渓谷を観光船で遊覧して、昔ながらの吊り橋を渡れば(肝が冷えるのも含めて)少しは涼を感じられるというもの。

このプランでポイントになるのは、琴平から阿波池田までワンポイントで特急を使うことと、四国交通のバスを上手く組み合わせることです。

時刻表(四国交通)

土讃線の鈍行は琴平から先は極端に本数が減りますので、素直に鈍行だけで大歩危駅まで行こうとすると到着が午後2時すぎになってしまいます。そこで特急ワンポイントを使えば2時間速く到着でき、かずら橋まで回ることも可能になりますから、千円強の追加料金を払う価値は十分にあるでしょう。

大歩危の遊覧船が出ているレストラン・ホテルのあるところは駅と駅の間になりますので、大歩危駅からだと歩くかタクシーを使うことになりますが、本数は少ないものの国道沿いに池田から大歩危を通って祖谷の温泉街までバスが通っていますので、上記プランではバスを利用しています。

ただ、田舎のバス路線というのは意外と高いですし、大歩危小歩危の見晴らしは国道沿いのバスからよりも鉄道の方が断然眺めがいいですから、複数で旅しているなら阿波池田で特急を降りてから普通に乗り継いで、

阿波池田11:57→12:27大歩危→(タクシー 5分 600〜700円 or 徒歩30分)→大歩危峡(レストラン大歩危峡まんなか)


というルートでも良いと思っています。(阿波池田→大歩危向きでは進行方向右側、阿波池田向きでは進行方向左側に大歩危の渓谷が見えます)

大歩危駅から観光船乗り場まではタクシーでも1メーターか+αの距離ですから、歩くよりタクシーを使った方が良いでしょう(歩いた経験はあって、散歩がてら歩けない距離ではないですが夏場は厳しいかと)。複数人で旅しているなら、バスに乗るより安上がりです。

なお、阿波池田で乗り換えず、特急でそのまま大歩危まで行けば鈍行に乗り換えるよりさらに1時間近く速く到着できますが、特急利用による追加料金は2千円以上になりますので、そのあたりは青春18きっぷ旅としてどこまで出す方が良いのか?それぞれの判断に依りますね。

さらにもっと言うと、3人以上で行動してるなら琴平でレンタカー借りる方がお得&自由度高い旅が可能だったりしますが、趣旨も旅の醍醐味も変わってきますので、そっと心の中にしまっておきます😓

(むかし、青春18きっぷで大歩危に来た時に「やっぱり車で来るべきところや…」と思ったのも事実ですし、実際車の方が便利ですけど、いつなくなるか判らないローカル路線バスに乗るのも悪くないと思う今日この頃です…)

最初に挙げた行程は帰りの列車のこともあって、若干急ぎ足のプランでもありますし、なんだかんだで追加料金がかかるプランですので、
  • かずら橋をやめてまったり大歩危小歩危観光に絞る
  • 大歩危小歩危は電車からの観光だけにして、かずら橋と祖谷渓だけに絞って温泉に入る
のもアリだと思います。

ちなみに、春秋にはこの大歩危小歩危付近の土讃線でトロッコ列車が走るのですが、夏場は運行していないのが残念なところ。夏場こそ吹き抜けのトロッコ列車を運行すべきだと思うんですけどね…

また、上記は土休日のプランですが、平日は行きの大阪→姫路間が

大阪5:58→(快速)→7:30姫路


になり、岡山からの帰りが

岡山19:17→20:40姫路20:41→(新快速) →21:43大阪


となって、出発到着ともに少しだけ繰り上がります。


Seishun18_2016Summer01

《2》秘境駅てんこ盛りな飯田線と天竜峡下り


▽モデルプラン
大阪6:21→(快速)→8:06米原8:25→(新快速)→10:24豊橋10:42→14:13天竜峡駅(徒歩10分)天竜峡温泉港15:20→(天竜ライン下り 2,900円)→唐笠港16:25→(無料送迎シャトルバス)→16:35天竜峡温泉港→(徒歩)→天竜峡駅17:18→17:44飯田18:34→(信南交通・名鉄バス 2,420円)→20:35名鉄バスセンター→(徒歩)→名古屋駅21:00→(新快速)→22:10米原22:14→(新快速)→大阪23:37


一時期ブームになった秘境駅の多さで有名な飯田線ですが、とにかく時間がかかりますので、大阪から青春18きっぷ日帰り旅というのはイメージわかないと思いますが、個人的には青春18きっぷ利用で何度か訪れています(日帰りだけじゃなく1泊とかでも)。

上記プランは2〜3年前に、連れ合いと旅したときのプランです。その時とは時刻が色々違っているので、そのままではありませんが(もう少し早く戻れていた)、ほぼこのような感じで旅しました。

とにかく飯田線の豊橋から天竜峡や飯田などの伊那盆地へ抜ける列車は本数が少ない上に、3時間半〜4時間くらいかかるため、結構覚悟が必要です。

特に豊橋から飯田線は席を確保するのが絶対です。確保できなければ、豊川稲荷でも参拝して帰ってきた方がいいかもしれません。

Seishun18_2016Summer02
(秘境駅ランク第3位だったり、皇太子ご成婚時はブームになった小和田駅)


豊橋駅ではトイレも行きたいし、車中で食べる駅弁も買っておきたい。でも乗車列は確保しておきたい(特に土休日)となりますので、単独より複数で行く方が無難ですし、大阪から30分速い電車で少し早めに豊橋に着いておくのも良いでしょう。

大阪5:55→7:41米原8:04→8:36大垣8:42→(特別快速)→10:09豊橋10:42→14:13天竜峡


ただ、長い長い飯田線ですが、docomoですら圏外になるような山間部を通り(今も圏外かどうかは知らないが)、秘境駅として取り上げられる駅が幾つもあるような路線であり、景色も含めて興味深い路線ですので、乗り鉄マニアじゃなくても

大変だけど、話の種に一度は乗ってみても良いのでは?


と思える路線です。

Seishun18_2016Summer03
(前回飯田線乗車時は4月だったので桜を見ることも)


そして乗り鉄だけでは面白くないですし、夏に涼を求めるということですので、天竜川下りを組み合わせて現地で楽しんで帰ってくるのは良いと思います。天竜川下りは高いですけど、印象は悪くなかったですね。

そして、帰りもまた飯田線を延々帰ってくるのは大変なので(経験談として言いますがハッキリ言って嫌になります)、飯田へ出て高速バスで名古屋へ帰ってくるルートをオススメしておきます。速くて快適です(^^;)

なお、土休日だと帰りの高速バスは事前に予約しておいた方が良いかもしれません。

ちなみに「せっかくの青春18きっぷだから、帰りも鈍行乗りまくって帰るぜー」という人は、天竜川下りの船を降りたところからシャトルバスで元の場所へ戻らず、船を下りたところから見えている駅から直接飯田線の列車に乗って戻らないと、大阪までたどり着けません。

16:10唐笠港→(徒歩5分)→唐笠駅16:54→20:16豊橋20:34→(新快速)→22:39米原22:41→23:16野洲23:25→0:22大阪


以前はそんなこともなかったですし、帰りもこんなに遅くなった記憶はないのですが、今はこのようになっていますね。

また、休日の朝は新快速が少し遅めの時間帯からしか走らないため、快速に乗る必要があって大阪発の時間も早めになりますが、平日の場合は

大阪6:33→(新快速)→8:00米原8:03→8:37大垣8:40→(新快速)→10:09豊橋10:42→14:13天竜峡


もしくは豊橋の乗り換え時間がぎりぎりになりますが、

大阪7:03→(新快速)→8:30米原8:33→9:05大垣9:11→(新快速)→10:37豊橋10:42→14:13天竜峡


朝7時発でも間に合います。昼ご飯なしに豊橋からの飯田線に乗るとお腹減りまくりで大変になりますから、あまりギリギリ乗り換えはお勧めしません(^_^;)

ちなみに乗り鉄としてなら、大阪朝5時始発→米原→名古屋→中津川→塩尻→辰野→豊橋→米原→大阪のルートで、今でも大阪から飯田線全線乗車日帰り青春18きっぷ旅が可能です。(逆ルートは今は無理のはず)

Seishun18_2016Summer04
(天竜川下りの船)

Seishun18_2016Summer05
(小舟だからむしろ迫力もあるし、川の冷たさも感じられる)

Seishun18_2016Summer06
(両岸は切り立った崖)

Seishun18_2016Summer07
(まもなく船を降りる唐笠港)



(続き)→ 大阪発日帰り青春18きっぷ旅プラン 2016夏【中編】